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クローズド・ノート
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クローズド・ノートの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全82件 21~40 2/5ページ
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普段、こうした小説はあまり読まない性質。『火の粉』を読んだから作者で手にしたようなものだ。先が見える展開で、ふつうに考えたら退屈なのだろうが、この本は一気に読んでしまった。涙した。そして万年筆が欲しくなって、文具屋に行ってみた。忘れたころに読み返したいと思える一作だった。 | ||||
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本当に温かい涙をたくさん流しました。 皆さんの言うとおり、すぐに物語の結末は予想できます。 でも伊吹先生がいいんです! 子供たちとの愛情溢れるやりとり。 教育に向ける真摯な目。 それだけで、私も先生になりたかった〜と、心底思ってしまいました。 あとがきを読んで納得です。 最後の個展でのメッセージだけがちょっと腑に落ちないのでひとつ☆減らしました。 あまりにもラブが強すぎて、もう少し抽象的だけど、太陽の子風なメッセージにならなかったのかな? | ||||
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正直言って、ちょっと書き方が臭い。 始まり方から何から、ちょっとわざとらしい気がする。 公募に素人がこれを書いたら、批評家先生たちに酷評されそうだ。 香恵の天然ボケであるとか、伊吹の恋の悩みとか、いかにも男の人が想像で書いたという感じ。 嘘っぽくてわざとらしい。 でも何故だか伊吹の子供への愛情についてはじんとくるんだよなあと思っていたら、 あとがきまで読んで理解できた。 初めに意味ありげにノートから始まり、自分の部屋を見上げる男。 そしてクローゼットにあるノート。 もうこれだけで、お話の骨組みが見えてしまう。 伊吹についても冒頭の予想が裏切られることはない。 筆者が鹿島をどういう男として描こうとしていたのかぴんとこなかった。 が、先生としての伊吹にはじんときたし、生徒の言葉にもじんときた。 万年筆の話は印象的。 自分も万年筆には思いいれがあるので、多少なりとも感情移入して読んだ。 子供は大人が思うより大人だし、大人は子供が思うより子供だ。 大人のたった一言で子供が救われたりする。 大人が同意してくれるだけで気持ちが変わる。 そんなことを思い出した。 | ||||
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初めて雫井さんの作品を読みました。カケラとカケラの「繋がり」が非常に上手く書けていらっしゃると思いました。お勧めです | ||||
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この本は私にとって大切な一冊となりました。 単純に恋愛小説でもない、ミステリーでもない、形容しがたい小説です。 しかもとても面白いのです。 何度も読み返したくなります。 | ||||
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雫井脩介作品なので、本格ミステリーだと思って読み始めました。途中でこれはミステリーではないと気づきましたが、既に私は作品の中に閉じこめられていて逃げ出せませんでした。 ちょっとしたどんでん返しはあります。でもそれはミステリーではなく、人生でした。 読み終わった時には涙の跡が頬に残っていました。ちょっと冗長に感じた部分がありましたが、それは読者を作品に誘うために必要なものだったと思います。著者の亡き実姉がモデルということを最後に知って、余計に切なくなりました。 | ||||
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文具店でのアルバイトとマンドリンサークル活動。 友達と楽しい大学生活を送っている。 でも、なんとなく物足りない思いを抱えている。 そんな教育学部の大学生「堀井香恵」が ある日自室のクローゼットで見つけた1冊のノート。 興味本位で開いてみると、 そこに綴られていたのは、 以前その部屋に住んでいた女性「真野伊吹」の想い。 小学校の教員をしている彼女は、 あたたかくおおらかに児童たちと接しながら、 一人ひとりの特徴を活かした教育指導に懸命に取り組み、 プライベート面では、 大学で同窓であった隆との進展の遅い恋愛に一喜一憂。 ノートを読み進め、 会ったことも話したこともない伊吹の心に触れていく中で、 伊吹の想いはやがて香恵の心に変化をもたらします。 綴られた言葉が人の心の琴線に触れ、 そしてその人の人生観をも変えていく*** そういうことって、ありますね。 切なくて淡い、心あたたまる物語でした(*^^*) | ||||
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はじめに「火の粉」を読んだので、次はどんな殺人モノなんだろうと 思いながら読んでみたら、恋愛小説でした。 最初から結構オチが最後まで見えてる話なのに、涙を流してしまいました。 さわやかで心が温まる、少し切ない話。 それにしても、この雫井さんはどうしてこんなに人物描写がうまいのでしょう。 男の人なのに、女性のことを本当にうまく書いていらっしゃって驚きます。 癒し系じゃなくて、少し変わってる女の子、香恵に共感をもてる部分がたくさん あるんです。びっくりしました。 | ||||
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主人公が自分と同じ大学生だったということもあり、手にとりました。 読んだ後、とても暖かい気持ちになりました。本の感想って上手く言葉にできないんだけど(だから読書感想文って苦手なんだけど(笑))これは手元に置いておきたい。また読み返したいって思いました。つい感情移入しちゃってドキドキしたり、思わず笑ってしまったり‥星美さん(嫌な感じの登場人物)に怒りを覚えたりしました(笑)本のレビューってあんまり書かないけど、この本は他の人にも読んでほしいなって思ってレビュー書きました。 | ||||
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なんていうか、文房具屋でバイトする女子大学生というのが凄くいい味だしてます。 万年筆なんか使ったこともない私だけど、万年筆を買ってみるのもいいかなぁなんて思ってしまいます。 私自身今年初めて小学校で担任をしているので、伊吹先生の奮闘ぶりに共感したり、涙したり。私はとてもこんないい先生でいれてないなと日々の仕事を反省したりでした。 とてもすてきな作品だと思います。映画も見てみようかなと思いました。 | ||||
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大好きな話です。 もう、予想通りのベッタベタな展開で何一つ驚きや新しさはないのですが、 最後には涙が出てしまいました。暖かい感動に包まれます。 個人的には万年筆のくだりが一番楽しかったです。 主人公はよく「ちょっと変わってるよね」と言われることに内心ムッとしているけど、何も言えないところが逆に「普通の女の子」を極めているようで共感してしまいました。 本を沢山読んでいる人には平凡すぎてつまらないかもしれません。 初心者にオススメ。 ついでに、これは映画にするには如何せん地味すぎます。 沢尻エリカが「別に…」と言ったのも何だか分からなくもない気が… 是非小説でどうぞ。 | ||||
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賛否のある作品ですが、ウチは素敵な言葉が残された作品だなと好印象です。 タイトルからも、クローゼットに残された日記からもラストは見えているんですが、それでも「良いかな」と思わせる雰囲気があります。 万年筆のアルバイトのシーンは余計とか、あんな女子大生はいないとか、マンドリンのコンサートのシーンはいつの時代だとか、他のレビュアーも含め突っ込みどころは色々とあるのでしょうが、そういう些末なことではなく、あとがきに書かれている「筆者の手によるものではない文章」に、著者が接した時の気持ちが、ほんの少しでも読んでいる人に伝わればいいなぁと感じました。 なんとなく、万年筆を買いたくなりました。……毒されているかなぁ。 | ||||
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『虚貌』、『火の粉』、『犯人に告ぐ』など、ハードなミステリーを書い てきた雫井脩介氏の作品だが、これらの作品とは若干趣きが変 わっている。どちらかと言えば主人公の雰囲気などデビュー作の 『栄光一途』に近いだろう。 作品の内容は、少し読んだだけで先の展開が読めてしまう。ただ、 小学校の教員である伊吹先生のノートは非常にリアリティーがあり、 主人公の香恵だけでなく、一緒に読んでいる自分も四年二組の 一員になったような気がしてくる。作者の姉の日記がベースになっ ているとの事だが、上手く物語りの中にまとめられているのは作者 の力量だろう。 ラストは確かに感動的なのだが、予測の範囲内に収まってしまっ たという感がある。無神経で優柔不断な印象を受けるイラストレー ターの彼に、もっとキツイ一発を喰らわせてやりたかった、と言うの が個人的な感想である。伊吹ノートがあればネタには困らないと 思うのだが。 タイトル通り、本当の物語はノートを閉じた時から始まるのだろう。 そして、ノートを閉じる時、主人公の香恵だけでなく、読者にも、 伊吹先生ありがとう、という思いが残るのではないだろうか。 | ||||
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主人公である女子大生の香菜が、 自分の部屋の押し入れから、誰かのノート、日記を見つけて、 自分も日常を過ごしていきながら、 そのノートの持ち主の記憶をたどるように、読み進めていって・・・という話。 まず読ませる話です。香菜の日常も一人称で、 ノートの伊吹も、日記なのでさくさく読み進んでいけます。 香菜はある意味、普通の日常を過ごしている一方、 伊吹は小学校の先生をしながらも、切ない片思いが進行中です。 まずこの片思いがあまりにじれったく、かつ一途なので、 (ドキドキしながら弁当の差し入れが行われたりします!!) 思わずニヤニヤしてしまいつつ、失敗するとちょっとヘコんだりします。 きっと作中で読んでいる香菜もニヤニヤしたり、一緒にヘコんだりしつつ、 読み進めていたんだろうなと。 そしてその香菜の日常も、やっぱり一緒に喜んだり、悲しんだりしながら進んでいきます。 終盤の展開は伏せますが、、 予想はついても予想を超える展開と、 言葉のあたたかさについつい泣いてしまった話でした。 よかった。 | ||||
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映画化にもなった本作が気になり、通勤電車で読むために購入しました。話しの展開は直ぐに想像できる感じがしました。しかし作者の本意は話しの展開うんぬんよりも心に残る姉の姿と、伊吹の想いをどう表現するのかだと感じました。そして後書きを読んでみて、作者がいかに姉を慕って、世の中に姉の存在を残したかったのだという気持ちを感じました。激しい展開を期待する作品ではなく、人の内面を感じほんわかしながら楽しむ作品だと思います。 | ||||
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私にしては珍しく、映画→原作の順番で読んだのですが、映画よりも原作の方が面白かった。 まぁ、普通と言っちゃ普通なんだが、普段万年筆を使っている私としては1点プラスしなければなるまい。尤も私が使っているのは安いやつだけどね。 | ||||
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あの「犯人に告ぐ」の作者が書いた青春恋愛小説。 別に殺人事件があったりとか、相手が不治の病にかかっていたりとかの設定ではないので、淡々と進んでいくので、何かいまいち退屈だなぁ…と思いつつ読み進めたが、最後で「あっ」と思わせて、一気に感動のフィナーレへ…という感じでした。 先生を目指し教育大のマンドリン部に属する女性。アルバイトで文具屋に勤め、万年筆を担当している主人公と、その親友で海外に留学している女の子と彼氏、万年筆を買いに来たイラストレーターの男、その男に寄り添う少しセレブな編集者などの登場人物が織り成す日常の生活がベースに進んでいくのだが、一番のテーマを握っているのは、その主人公の部屋に置き忘れられていた前の住人の日記。 その日記の持ち主は、小学校の新任先生で、毎日の出来事を細かく日記に書き綴っている。登校拒否の女の子との対応とか、学校生活の面白かった事、悲しかった事。最初は学校生活でいっぱいだった日記が、ある日、学生時代の彼氏と出会ってから、彼氏との駆け引きの内容が増えてくる。 その主人公のマンドリンの女の子も現実に恋愛で悩んでいて、その日記を見ながら励まされたり勉強したり…と実際に泣いたり笑ったりしながら生活している。 その日記をその先生に返しに行こう…と学校に行ってからが急転直下。ああ、前半はこの事のための布石だったのか…どうして自分は気づかなかったのか…と作者にしてやられた気持ちでいっぱい。 さすが推理小説である程度の地位を築いた作者である。 最後の方のシーンでは、この私が少ししんみりしてしまう場面もあり、最後の最後では笑顔と爆笑、これからの展開がいい方向に行く事をにおわせつつ、少し波乱を予想させる終わり方。 ふと昔に返ってみたいときに読むにはもってこいの本だ。 | ||||
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人は言葉を発することで、人を傷つけたり喜ばせたりしています。 主人公、香恵の部屋にあった1冊のノート。 部屋の前の住人“伊吹”が置き忘れていったノート。 ノートをめくるうちに、伊吹の生き方に共鳴していきます。 伊吹の行動に一喜一憂したり、恋愛の指南書にしたりと、香恵を大きく変えていきます。 ノートを読み終えた時、香恵は、どう感じるのか、どのような行動に出るのか。 そこからが、本当の意味での香枝の人生のスタートラインなのだと思います。 | ||||
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友人が教員を目指し頑張っている中で、担任をもったときの喜びなどを 聞いていただけにこの中ででてくる手紙に心を打たれました。 世の中にもこんな風に頑張っている先生もいると思います。 案外小学校の時の先生って記憶に残っていると思います。 とてもさわやかな気分になる本でした。 | ||||
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映画を見ないままで原作読みました。個人的に大変気に入りました。 前半は退屈に感じますが、 中盤からあっと言う間に読み切りました。ドキドキ感もありつつ、 ほのぼの感もあって、何より主人公が自分と同世代ということもあり、共感できるし憧れに近い感情も抱きました。とても純粋で素敵な作品だと思います。私はこの作品をずっと大切にしていきたいと感じています。 | ||||
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