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(短編集)
空飛ぶ馬
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空飛ぶ馬の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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| 一部で(?)評価が高い,この連作,大分以前(30年くらい前)に購入(ハードカバー時代)していて,ちょっとだけ読んで,そのままになっていたが,最近本を整理していて見つけたので,改めて読んでみた。 一般的なミステリー好きからすれば,どうでもいい部分が長いので,評価は難しいが,ある種の良さはあると思う。 しかし,出版当初,著者が覆面時代に女性作家かもと言われていたのは,ちょっと読めばあり得ないことがわかる(これがわからなければ,ミステリファンとしては失格だろう)。この主人公の描写は,どう見ても男性(それも中年以上)であることは明らかである。また,一部の読者から,この主人公を理想の女子大生像という意見もみられたが,私からみれば理屈っぽいが,教養には欠けるという印象が強く,あまり魅力的には感じない(これは個人的な好みの問題であるが)。それから,今では著者の正体は割れているが,日本文学を専門としている割には,日本語に正確さが欠ける点があるのは残念である。以上のような点から,コアなミステリ・ファンには推薦できないが,ミステリ風味の利いた軽めの読み物としてはまあまあのできということで,総合的には「平均点」という評価である。 | ||||
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| 非常に評価の高い本で、以前から読もうと思ってた本。 ようやく読むことができたのだが、期待値が高かったのかなあ…。 正直、僕には合わなかった。 おそらく「日常の謎」というジャンルがあまり合わないんだと思う。 米澤穂信の人気シリーズの「古典部」もあまり面白いと思わなかったし。 シリーズの続きを読みたいとは思わなかった。 ただ、落語好きの僕にとっては古典落語に関する解釈とか蘊蓄はとても面白かった。 他にも文学に関する難しい蘊蓄なども出てくるので、ミステリーとしての楽しみ以外にもそういった蘊蓄とか解釈を楽しむという読み方もできる。 そして、一点だけとても気になった事がある。 僕が読んだのは43版なのだが、その339ページに 「今はもう押しも押されぬ大女優です。」という文章がある。 「押しも押されぬ」というのは日本語として誤った表現で、正しくは「押しも押されもせぬ」である。 もっとも、今では誤った表現の方が広まっていて、誤った「押しも押されぬ」の方を使用する人の方が多いという逆転現象が起きているというデータもある。 まあ言葉なんて伝達手段に過ぎないのだから、双方で意味が通じ合えば別になんだってかまわないのだが、僕は気になった。 本書では文学に関する蘊蓄を多く語っているのだから、「正しい日本語を使えよ」と思った。 作者の北村薫は、高校で国語教師をやっていたそうだが、国語教師が「押しも押されぬ」を使用しているのはかなり恥ずかしい。 入試の国語問題でも「押しも押されぬ」と「押しも押されもせぬ」の正誤問題とか出そうなものだが・・・。 本書は1989年に発売されて以降、版を重ね読み継がれているのだが、なぜこの「押しも押されぬ」が30年近く訂正もされず放置されてきたのか理解に苦しむ。 僕は「押しも押されぬ」って表現を見て、読んでて一気に白けたよ。 もし、増刷するなら出版社は作者にことわって訂正した方がいいと思う。 国語教師がこんな表現使ってたら恥ずかしいぞ。 | ||||
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| 「私たちの日常にひそむささいだけれど不可思議な謎のなかに、貴重な人生の輝きや生きてゆくことの哀しみが隠されていることを教えてくれる」と宮部みゆきが絶賛する通り、これは本格推理の面白さと小説の醍醐味とがきわめて幸福な結婚をして生まれ出た作品である。 | ||||
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| 主人公の人間性に、好感がもてます。 19歳の大人と子供のはざまに感じる女性の潔癖感がすごくリアル。 この作品を中年のおじさんが書いたとは驚きである。 そして、名探偵役の円紫師匠もとてもよい。 落語好きの私にとって、ところどころになじみの噺が物語にからんでくるところも面白い。 2008年に「このミステリーがすごい!」の20周年企画でおこなわれた国内編の中では、なんと7位にランクインしている。東野圭吾の「白夜行」が10位。宮部みゆきの「模倣犯」が19位なのだから、どれだけミステリーファンにとって評価の高い作品かよくわかる。 が・・・。 そこまで?そこまで評価されるほど面白いかというとちょっとどうだろうと。 現代の米沢穂信のスイーツセレクションなんかとテイストが近いように感じる。肩の力を抜いて読めるミステリーは素敵だなとは思うけれど、この作品が過去20年間のベスト7位に入るというのはちょっと違うような気がする。 文学部専攻の人間・落語に詳しい人間がこの作品にさりげなく書かれていることを自分は理解できるんだぞという優越感がこの作品の順位を押し上げたような気がしてしまう。けれど、たとえば2013年現在、ミステリ好きの高校生が読んだとしたら、「退屈な作品」と言い捨てるかもしれないなと感じる作品。だから★3つ。 | ||||
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