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死刑基準
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死刑基準の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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ラストの怒涛の大どんでん返しにハラハラドキドキが止まらなかった。中盤過ぎまではどちらかというと淡々と物語が進んでいっただけに、終盤の息も着かせぬクライマックスはただただ感心させられ、ヤられた❗と思わせた。 物語の中で死刑制度への考え方が幾度も問われた。世界の皺勢はやはり、死刑廃止なんだろうが、単純な問題ではないことに改めて考えさせられる一冊。一般庶民からすれば、死刑存置に心は傾いてしまう。犯罪抑止もそうだが、命には命を持って償うことでしか、被害者は救われないのではないかと思うからだ。 ともかく、久しぶりの星五つの作品に出会えて満足出来た。 | ||||
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とても、おもしろいミステリーで、一気に読んだ。私は、ある県の民間の被害者支援団体で、支援員をしている。10年以上前、私が支援員の研修を最初に受けたとき、犯罪被害に遭った被害者の現状に本当に驚いた。テレビで報道される犯罪のニュース、好きで観ていたサスペンスドラマでは、全く触れられない被害者の実情にショックを受けた。この小説では、殺人被害者遺族の心情がとても丁寧に描かれている。犯罪に遭うと、今まで信じていた安全・安心が根底から崩れてしまう。足下の地面が抜けてしまったように、社会が、人間が信じられなくなってしまう。しかし、被害者のこのような大変さはあまり報道もされない。 私達支援員は、犯罪被害者の側に立って、その大変さに寄り添い、警察、医療関係者、弁護士などの専門家と被害者を繋ぎ、市役所などにも一緒に出向いて被害者や遺族の抱える問題の解決のために努力している。犯罪被害者の現状も、犯罪被害者を支援する団体のことも広く知られていないが、この小説を読んでいただいて、犯罪被害者の事を理解していただきたいと思う。 | ||||
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読みはじめから引き込まれてしまいました。 冒頭の法廷シーン、その後の遺体発見場面まで、読み手の緊張を少しも緩めさせません。それとは対照的に、海外の風景描写が美しく細やかで、デビュタントのドレスの衣擦れの音、音楽、コーヒーの香りまで、この場に漂ってくるようでした。作品全体に、こういった対比が散りばめられていました。 登場人物は、それぞれに、ちょっとしたずるさや深い愛情を持っており、守りたいもののために悩みあがく姿が、人間らしくリアルです。人が人を裁くことについて、さらに死刑の存続、廃止について考え揺れている様子は、法律家も人間であり、また法律家だからこその熱い思いが感じられて、感動する場面でした。胸にすっと風が吹き抜けるようなラスト。主人公水戸裕介の今後を応援したくなるような、明るいラストシーンでした。私自身も小説の世界から現実に戻って来たことにやっと気がついたくらい、スピード感があり、小説として非常に面白い作品であったと思います。 読み終えるまでに2日とかかりませんでした。著者は弁護士ということですが、専門書や新書ではなく、小説としての面白さの中に、「死刑基準」という大きなテーマを持ち込んで、一般人にも考えるきっかけを与えてくれたと思います。 DVD化もされているということですので、そちらも見てみたいと思います。 | ||||
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私はこの春、法学部に入学する高校3年生です。 元々法律が大好きだったので、タイトルに惹かれて読み始めました。 タイトルだけを見るとなんとも読みにくそうな本ですが内容はそこまで硬くなく、 1つのサスペンス物語を通して死刑のあり方に追求するようなかたちとなっています。 なので私のような法学部生・法律関係に興味のある方は、 死刑のあり方を念頭におきながら読むとより一層楽しめるのではないでしょうか。 また、それ以外の方でも、内容がハラハラさせるようなスピード感のあるサスペンスなので 純粋に内容を楽しんで頂けると思います。 ともあれ、深い考えさせられる話だと思います。 | ||||
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私はこの春、法学部に入学する高校3年生です。 元々法律が大好きだったので、タイトルに惹かれて読み始めました。 タイトルだけを見るとなんとも読みにくそうな本ですが内容はそこまで硬くなく、 1つのサスペンス物語を通して死刑のあり方に追求するようなかたちとなっています。 なので私のような法学部生・法律関係に興味のある方は、 死刑のあり方を念頭におきながら読むとより一層楽しめるのではないでしょうか。 また、それ以外の方でも、内容がハラハラさせるようなスピード感のあるサスペンスなので 純粋に内容を楽しんで頂けると思います。 ともあれ、深い考えさせられる話だと思います。 | ||||
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タイトルが死刑基準ということで、永山判決を云々、ありきたりな机上の空論を云々、被害者の憎悪云々、といった安い人権論が展開されるのかと私は思っていた。死刑存置か廃止かという答えのない論争を延々と続けるのかと思えばそうではなかった。フィクション化された事件から真実を炙り出し、そこに絡む難解・複雑な社会構造と人間の情念を実にうまく描いていると思う。事件に関わる主人公も、学者としての自分がいかに無力であるかを痛感し、無価値なしがらみから飛び出し、正義や信念のもとに荒波を渡り歩く弁護士へと変わっていき、大きく成長していく様が描かれており、非常に共感でき感情移入できる存在だった。理想と幻想に支配された自分の考え、廃止論から、現実的な被害者救済と紛争の解決を目指す考え方へと変わっていく。久々に面白い作品に出会えた。あっという間に読み終えてしまった。仰天する結末にあなたは感動するでしょう!お勧めです! | ||||
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ミステリー小説にいかにも犯人らしい人物が登場したら,大半の読者は「十中八九,これは犯人じゃないな」と考える筈です。(もっとも逆手をとって,一番犯人らしい人が実は犯人,という展開もありですが。)一方,これが現実で,例えば自分が裁判員の立場だったら。いかにも犯人らしい人は,「間違いなく犯人だ」と思うでしょう。ミステリーと現実は違うから?でも,本作を読むと考えさせられてしまいます。本作には「間違いなく犯人らしい」人物が出てきます。読書である私は,きっと真犯人は別にいるだろうと思う。でも,もし私が作中の登場人物だったら,彼が犯人であることを疑っただろうか。ミステリーという独自の枠組みの中で『死刑基準』を語るからこそ,本作はより深くこの問題に切り込めているのだと感じるのです。昨今,裁判員裁判ではじめての死刑判決が出たばかりです。偶には読者視点ではなく,物語世界の住人になりきって読んでみるのも面白いのではないでしょうか。もしあなたがこのこの小説世界の裁判員だったら,被告人に死刑判決を下しますか。 | ||||
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現役の弁護士さんによる書き下ろし法廷ミステリー。 さすが現役だけあって、法廷部分については基礎が座っていて安心して読めました。それに法曹家らしからぬ簡潔明瞭な文章がリーダビリティを上げています。ともすると法廷モノは法律言葉が多用されて難読なことが多いのですが、本作はそのようなことはなく、平易で読みやすい文章でした。 ミステリー的には、ちょっと狡いなと思うところもありましたが、なかなか良く出来ていたと思います。デビュー作とは思えない仕上がりです。本業の傍らではあるでしょうが、次回作を期待します。 死刑の存廃に関しては意見の分かれるところでしょうが、どちらの立場に立ってもすっきりとした後読感を味わえるところが印象深いです。著者がこの問題に対して真摯に向き合ってきたことが感じられ好感が持てました。扱われる事件が残虐であるので映像化はどうかなと思はなくはないのですが、映像化されるのであれば、主人公の弁護士は竹野内豊氏がいいんじゃないかと思いました。 | ||||
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現役の弁護士さんによる書き下ろし法廷ミステリー。 さすが現役だけあって、法廷部分については基礎が座っていて安心して読めました。それに法曹家らしからぬ簡潔明瞭な文章がリーダビリティを上げています。ともすると法廷モノは法律言葉が多用されて難読なことが多いのですが、本作はそのようなことはなく、平易で読みやすい文章でした。 ミステリー的には、ちょっと狡いなと思うところもありましたが、なかなか良く出来ていたと思います。デビュー作とは思えない仕上がりです。本業の傍らではあるでしょうが、次回作を期待します。 死刑の存廃に関しては意見の分かれるところでしょうが、どちらの立場に立ってもすっきりとした後読感を味わえるところが印象深いです。著者がこの問題に対して真摯に向き合ってきたことが感じられ好感が持てました。 扱われる事件が残虐であるので映像化はどうかなと思はなくはないのですが、映像化されるのであれば、主人公の弁護士は竹野内豊氏がいいんじゃないかと思いました。 | ||||
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アマゾンや新聞など多くの書評を拝見すると(新聞の書評は著者のホームページで読める)、もうすぐ始まる裁判員制度と絡めて語られることが多いようだ。 これはネタバレではないと願いつつ、あくまで参考として記しておくと、この書はこんなタイトルでありながら、死刑に対して「賛成」「いや反対」という筆者の立場を鮮明にはしない。むしろ話の重点はサスペンスに置かれていて(死刑論10%、サスペンス90%)、全部読んでから「ああ、俺死刑●派だわ」と強制的に振り返らされるという、おそろしくも「勝手に考えやがれ」と突き放すタイプの書である。ここのレビューだけ見ても、評価が天と地でまるっきり分かれているのは、タイトルを見てこの本を手に取った時の期待の度合いの差なのではないか。 死刑は必要かという、重くそしておそらく永久に結論が出ない問題に対し、何らかの結論を求める人にとっては、ちょっとした肩透かしかもしれない。だけれど、著者本人も指摘するように、エンターテイメント性は非常に高く、気がついたら読み終わっているという塩梅だ(ぼくはこの本に休みをまるまる1日奪われた)。 こういうやり方もあるのか。してやられた感は残りつつ、思わずニヤリとせざるを得ない良書である。 | ||||
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弁護士である大伴の妻が強姦・殺害される事件が発生した。容疑者はすぐに逮捕され、強姦の容疑は認めるものの殺人については否認し続け、死刑を要求する検察側と刑期を軽くすることを要求する弁護側で大きく意見が分かれる。 裁判での検察側と弁護側の討論は読み応えがあり、逮捕された被告人が嘘の証言をしているのか別の真犯人がいるのか、事件の真相が少しずつ明らかになっていく様子が最後まで楽しめた。 また、死刑廃止論を支持していた大伴弁護士が、妻が殺害されたことにより、はじめて被害者の気持ちを理解し死刑在置論に転向する様子が実にリアルだった。物語の中で紹介されていた中国での公開処刑の様子や、死刑判決を受けた被告人が実は冤罪だった例などの話も死刑制度の要否を考えるうえで参考になった。ただ、タイトルの死刑基準というほど死刑の基準に焦点があてられている話ではなかったと思う。 | ||||
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本書を単に法廷小説や推理小説として捉えずに、死刑論議、冤罪や誤審の危険、被害者遺族の苦悩等を描いた良い作品と思う。裁判員制度も絡めて、裁判の審議や、量刑について読者に考えるきっかけを与えてくれる。まず本書内で死刑廃止論か存置論かの意見が展開される。私は被害者(遺族)の救済を重視し厳罰主義を貫き、当然に死刑を存置すべきと考える。遺族の感情、救済については、従来は被害者遺族の苦しみには配慮が足らず、死刑選択基準に拘束される裁判官は死刑選択に慎重だった。だからこそ国民感情と乖離した判決も出された。裁判員制度では恐らく、裁判官は従来の量刑基準を引きずり無期懲役とし、裁判員は常識的な国民感情を反映して死刑を選ぶ場面が増えてくるだろう。そもそも2003年度の未決囚・受刑者にかかるコストは259億円強、それに対し犯罪被害者(遺族)への給付金はたったの4億7千万円強である(本書)。これは交通事故の場合より少ないものだ。量刑基準にしても被害者数が3〜4人なら死刑、それ以下なら死刑回避というのも疑問だ。死刑とは別に、意味のない無期懲役は終身刑に改正すべきだろう。死刑か外に出さないかいずれかの選択だ。凶悪犯を無期懲役にしても刑務所で更生出来ない。再犯率が非常に高い凶悪な性犯罪常習者を短期で塀の外に出していいのか。また今後更に増大する外国人凶悪犯罪も懸念される。金の為なら平気で強殺する彼らは、自国の刑法に比べ日本のそれを甘く見ているものだ。一方で本書では誤審の危険、冤罪の可能性が出てくる。確かにこれは怖い。しかし私は冤罪の可能性を回避する為に死刑を廃止する論には与しない。本書では凄惨な犯罪現場、犯人の思考回路、被告人の弁護人、捜査と誤審、量刑、被害者遺族の感情、その他考えさせられるテーマが多くあった。 | ||||
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交通事故裁判ではおそらく今、日本の弁護士先生の中では5本の指に入る加茂先生がついに小説を書かれた。これをリーガルサスペンス小説という範疇に入れていいのかは他の方々の評価にゆだねたいが、作品全体はまずまずの出来であろう。少なくとも今、テレビの2時間ドラマの原作を書かれている作家先生の不正確な法廷描写に対するストレスのようなものはさすがに感じさせない。和久俊三さんや今は亡き佐賀潜さんの後を継ぐ弁護士作家が誕生したと言えるかもしれない。できれば水戸弁護士のシリーズ化を望みたい。この作品で生み出されたキャラクターを大事にしていただきたいと思う。この作品では死刑廃止論者だった弁護士が妻女を強姦殺人で失う〜加害者は自分が弁護した被告人に息子を殺された被害者であった。主人公は被害者弁護士の後輩でありながら何の因果か加害者の弁護を引きうけることになる。弁護士・検察官は死刑廃止か存置か、葛藤を感じながら捜査・公判をすすめていく。展開は最後の犯人の動機など少し唐突な感じがしないでもないが、死刑廃止論で有名な弁護士先生が家族を殺害されて死刑存置論にかわったという現実もあり、「死刑基準」という表題には加茂先生〜いや刑事弁護にかかわるすべての人の悩みが現れているといえよう。 | ||||
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最初から最後までダラけた感じがなく、一気に読むことができました! この作品は「トリッキーな推理モノ」といった感じではなく、推理小説仕立てにはなっているものの、タイトルからしても本書の本来の目的はもっと違うところあるといったかんじです。 読み進めていくうちに、私たち「人間」という生き物が持つ「凶暴性」や「残虐性」、「正義感」や「愛情」といった複雑な心理について考えさせられるとともに、人間が起こす事件、そして裁きについて、自分自身が被害者の家族として、もしくは加害者の家族として、裁判員として関わることがあるかもしれないと思いながら、様々なことを想像してしまいました。 また、風景描写や人物描写、さらにその時々の状況描写がとても繊細だったのですが、詳細に描かれているにも関わらず、しつこさを感じさせない著者のテクニックが素晴らしかったです。 とにかく、最初から最後まで飽きさせないテンポのよい構成が、この作品と死刑基準という大きな題材をうまく自分の中に落としてくれたような気がします。 おもしろかったです。 | ||||
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1. まずタイトルがいいです。ある象徴的な場面にスポットを当てて「死刑基準」にしたところにセン スが光っていると感じました。 2. 主人公が正義派の弁護士であるだけでなく、繊細さを併せ持っているところも、好感が持てまし た。 3. ウィーンの舞踏会の華麗なシーンは、同じ晩に死刑存廃論という重い議論をするところや法廷 での白熱したシーンとのコントラストを際立たせる意味で、とても効果的でした。 4. 「驚きのページターナーぶり!」との広告文にひかれて買いましたが、これはウソではありません でした。 年末の忙しい時に・・大掃除もせずに・・・読みふけってしまいましたので。(笑) 5. 全体として、裁判の進行や心証の変化が手に取るようにわかり、しかもミステリーとして面白いので、「裁判ってなんだか難しそう・・」と思っている方には特に、オススメです。 | ||||
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大変面白く、どんどん読み進んでしまいました。 「素晴しい」の一言です。久しぶりに面白い小説に出会えた思いです。 死刑廃止論と存続論のそれぞれの主張が作品内に出てきますが、読んでいて考えさせられました。 作者の本業は弁護士業ということですが、この作品は読者を惹きつけるウマイ構成に仕上げられており、作家としての能力にも感嘆すら覚えます。 | ||||
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死刑基準、一気に読み終えてしまいました。個人的に推理小説を読む時は、犯人を想像したり、考えながら冷静に読む質なのですが、今回はそうではなく、ストーリーに引き込まれてしまい、最後までいってしまった感じです。あまり登場人物が複雑だと、記憶力が悪いのでいちいち人物紹介に戻るのですが、それだけで入り込みにくいです。複雑なものが好きな方はそういいのも気にならないでしょうが。この作品は私にはちょうどよかったです(笑)。海外シーンでは風景、情景がとても美しくて、大衆離れした気品があるので、綺麗過ぎるなあ、とも一瞬感じたりもしましたが、法廷でのやりとり、殺害現場の悲惨な描写などは、まさに手に汗握るという感じで、かえって、先の美しさとのギャップでメリハリがあり、現実的な方が強調されているように感じられました。描かれる三希子や秘書の万葉子、など描かれる女性達ですが、正統派といった印象ですが、品格の問われているこの頃だけに、好感がもてました。我が身を省みたりも、、。クラシック音楽が多くの場面で登場するのですが、せっかくなら曲そのものも浮かんでくるくらい、教養がほしいところでした。どんな曲かわかれば、さらに情景に引き込まれたと思うと、自分のレベルが足りないのが残念です。また、現在の法制度の有り様もわかりやすく、とっつきやすい印象を受けました。高官達の人間臭さなんかも、ラストに近付くにつれて、切なくなってしまいました。最後の水戸の壮絶な尋問シーンは読んでいて一緒に熱くなってしまいました。それを静めるかのような、最後のエピローグですが、さわやかに締め括られてるのは、個人的には大好きなラストです。 長々と書いてしまいましたが、おすすめです。 | ||||
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大変面白く、どんどん読み進んでしまいました。 「素晴しい」の一言です。久しぶりに面白い小説に出会えた思いです。 死刑廃止論と存続論のそれぞれの主張が作品内に出てきますが、読んでいて考えさせられました。 作者の本業は弁護士業ということですが、この作品は読者を惹きつけるウマイ構成に仕上げられており、作家としての能力にも感嘆すら覚えます。 | ||||
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面白かった! 硬い題名からして難しいのかと思ったけど、次が気になって、気になって、結局2日であっという間に読み終えた。 特に法廷シーンが臨場感あふれて、スピード感あり。さすが著者は弁護士。 もし、こんなふうに裁判が進んだら・・・自分が裁判員だったら・・・と想像しながら読むとなかなかコワイ。 映画化希望。 | ||||
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