■スポンサードリンク


(短編集)

盗聴



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
盗聴
盗聴 (講談社文庫)

盗聴の評価: 3.57/5点 レビュー 7件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.57pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(4pt)

一気に読める

短編ながらも凝った内容の物が多く、勢いとちょっとした捻りのある展開のおかげで
僅かな時間で一気に読めた
ただページがあまりに少ない物もあったので、その辺はもう少し厚みがあっても良かった
安心して楽しめる一冊だろう
盗聴Amazon書評・レビュー:盗聴より
4062069512
No.3:
(5pt)

バラエティに富んだミステリー集

江戸川乱歩賞作家ながらあまり純粋なミステリー作品がない真保氏ですが、本作は初期の純粋なミステリーサスペンス系の短編が収録されている。どちらかというと東野圭吾とかが書きそうなオチの効いたミステリーもので、こういうのも書いていたのかと少々驚きもある。短編にプロット詰め込み過ぎの感もあるが、読み応えとしては充実しているので良いのではないでしょうか。
盗聴Amazon書評・レビュー:盗聴より
4062069512
No.2:
(4pt)

中途半端ではあるが作家の技量は認める

 全体的に中途半端だったと思う。作家初の短編集だけあってそのせいかもしれないが雑誌掲載の際に削られたか。色々あっても本になり読んでみると思えば中途半端な感じは惜しい。 表題作が一番長い。短いのは「私に向かない職業」という従来の真保裕一の別面を思わせられる。しかしながら後に出した短編集「防壁」や「トライアル」を見ると秀作だっただけにこれは最初だったのかと言うイメージはある。どっちにしろこれを書くまでは分厚い作で勝負してきただけに、か。「連鎖」も字数制限があったために中途半端であった。最後駆け足になる感じはどうしても惜しい。最後のセリフだけはしっかり言わせたかったんだろうが。 続く「再会」はどんな話だろうと思いつつ読んだらこれはかなりいかせる作だ。いかせるというよりじーんとくる。気持ちの葛藤。過去の彼女は何を考えていたか。今何を考えているのか。最後の二行が、じーんと残る。まあ、これもやや終わりかあ、と言う物足りなさはないわけじゃなかったがこれ以上書きたくなかったか。 「漏水」のミステリ性と完成度では一番高いと思われる。一番いい、って思ったのは「私に向かない職業」であり、話的によかったのがどうしても「再会」になってしまうんだが。この「漏水」は桐野夏生がタッチは違えど書きたいようなものかとも思った。 「タンデム」もパッとしない作である。だが、内容と違い読後感は爽快。「私に向かない職業」はなかなかにしてユニークな作である。こういう真保裕一もいいなあ、と思うな。 全体的にどうしても中途半端なのだが一気に読んでしまったしその技量はあるのだから素直に認めようじゃないか。
盗聴Amazon書評・レビュー:盗聴より
4062069512
No.1:
(4pt)

短編向きのプロットではないかも・・・

1990年代後半から2000年代前半を代表するミステリーテラー最初の短編集。やはり、作者は長編が向いているのかもしれない。50ページ前後の短編のプロットとしては、内容が濃い。表題作の「盗聴」は当初短編であった物を、出版にあわせて中編に書き直したそうだが、それでも内容が濃い、この3倍くらいのページ数でじっくり読んでみたい内容である。よくいえば、内容の濃い短編集といえるかもしれないが、私にはかえって「ごちゃごちゃした」印象を受けた。
盗聴Amazon書評・レビュー:盗聴より
4062069512

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!