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(短編集)
盗聴
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盗聴の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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5作の短編集犯罪の巧妙さを集めた作品と言っても良い。 でも犯行動機、トリックなどの仕掛けはちょっと無理があると言わざるを得なかった。 一般文学通算2405作品目の感想。2020/06/13 17:05 | ||||
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色々と文献を調べて題材にしたのだろうが、如何せん勉強不足。 盗聴もそうだがひどいのはタンデム。 まず4ストのバイクにあえて改造チャンバーなんて付ける奴なんか居ないぞ。 昔の所属していたグループでの写真が雑誌に載ったからって、疎遠になる同業者の気持ちや理由も描かれていない上にいったい何をしたかったのかが何も描かれていない。 読み終わっても何も残らない小説でした。 最初にこれを読んだからかもしれませんが、この作者の小説はあえて選ぶ事は今後無いかと思います。 | ||||
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短編ながらも凝った内容の物が多く、勢いとちょっとした捻りのある展開のおかげで 僅かな時間で一気に読めた ただページがあまりに少ない物もあったので、その辺はもう少し厚みがあっても良かった 安心して楽しめる一冊だろう | ||||
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江戸川乱歩賞作家ながらあまり純粋なミステリー作品がない真保氏ですが、本作は初期の純粋なミステリーサスペンス系の短編が収録されている。どちらかというと東野圭吾とかが書きそうなオチの効いたミステリーもので、こういうのも書いていたのかと少々驚きもある。短編にプロット詰め込み過ぎの感もあるが、読み応えとしては充実しているので良いのではないでしょうか。 | ||||
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人の心に何が潜んでいるのか・・。知られたくない過去を隠すため、日ごろの恨みを晴らすため、人は罪を犯す。人の心というのは、とても怖い一面を持っている。作者は、犯罪に至るまでの過程や、その後の様子をとてもよく描いている。どの作品も、充分に練られているといった印象だった。長編にはない作者の魅力が、よく出ているのではないだろうか。 | ||||
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全体的に中途半端だったと思う。作家初の短編集だけあってそのせいかもしれないが雑誌掲載の際に削られたか。色々あっても本になり読んでみると思えば中途半端な感じは惜しい。 表題作が一番長い。短いのは「私に向かない職業」という従来の真保裕一の別面を思わせられる。しかしながら後に出した短編集「防壁」や「トライアル」を見ると秀作だっただけにこれは最初だったのかと言うイメージはある。どっちにしろこれを書くまでは分厚い作で勝負してきただけに、か。「連鎖」も字数制限があったために中途半端であった。最後駆け足になる感じはどうしても惜しい。最後のセリフだけはしっかり言わせたかったんだろうが。 続く「再会」はどんな話だろうと思いつつ読んだらこれはかなりいかせる作だ。いかせるというよりじーんとくる。気持ちの葛藤。過去の彼女は何を考えていたか。今何を考えているのか。最後の二行が、じーんと残る。まあ、これもやや終わりかあ、と言う物足りなさはないわけじゃなかったがこれ以上書きたくなかったか。 「漏水」のミステリ性と完成度では一番高いと思われる。一番いい、って思ったのは「私に向かない職業」であり、話的によかったのがどうしても「再会」になってしまうんだが。この「漏水」は桐野夏生がタッチは違えど書きたいようなものかとも思った。 「タンデム」もパッとしない作である。だが、内容と違い読後感は爽快。「私に向かない職業」はなかなかにしてユニークな作である。こういう真保裕一もいいなあ、と思うな。 全体的にどうしても中途半端なのだが一気に読んでしまったしその技量はあるのだから素直に認めようじゃないか。 | ||||
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1990年代後半から2000年代前半を代表するミステリーテラー最初の短編集。やはり、作者は長編が向いているのかもしれない。50ページ前後の短編のプロットとしては、内容が濃い。表題作の「盗聴」は当初短編であった物を、出版にあわせて中編に書き直したそうだが、それでも内容が濃い、この3倍くらいのページ数でじっくり読んでみたい内容である。よくいえば、内容の濃い短編集といえるかもしれないが、私にはかえって「ごちゃごちゃした」印象を受けた。 | ||||
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