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(短編集)

激しく、速やかな死



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【この小説が収録されている参考書籍】
激しく、速やかな死

激しく、速やかな死の評価: 4.00/5点 レビュー 4件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

歴史をもとにしたストーリー

実は、佐藤亜紀の本初めて読みました。
文学界で「メッテルニヒ氏の仕事」を読んで興味を持ちました。
短編です。世界史には疎い私でも面白く読めました。
表現やストーリーの進め方は海外文学に近いです。
激しく、速やかな死Amazon書評・レビュー:激しく、速やかな死より
4163272305
No.1:
(5pt)

ニヤッとしながら読むのは邪道か?

懲りないヤツだと自分でも思うが、つい書きたくなる。
久々の佐藤亜紀の作品はすばらしい短編集であった。
表題作は、フランス革命の後、断頭台にかけられる寸前の囚人の会話を書いたもの。これをどう読むかが、ファンの間でも意見の分かれるところだ。
「荒地」はアメリカへ亡命していた頃のタレイランの手紙。衆議院解散の後に読むと、可笑しくて情けないセリフに満ちていて、まさかタイミングをはかっての出版ではなかろうが、実にタイムリー。
「金の象嵌〜」は、メッテルニヒの奥方が旦那に当てた手紙だが、これは楽しい。著者自身が破棄されたと言っている彼の回想録、読みたかった。
とにかく、どの作品も笑いどころ(大笑いではなくニヤっと)に満ちているような気がするのだが、某所では真面目にメメント・モリしちゃったり、勉強不足で半分もわからんという嘆きの声が聞こえたりする。やっぱりそういうふうに真面目に読むのが本当なんだろうか。
まあ作品は読者の手に渡ったら読者のものだと思うので、邪道な読み方をするヤツが一人ぐらいいてもいいよね。
激しく、速やかな死Amazon書評・レビュー:激しく、速やかな死より
4163272305

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