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朽ちた樹々の枝の下で



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【この小説が収録されている参考書籍】
朽ちた樹々の枝の下で
朽ちた樹々の枝の下で (講談社文庫)

朽ちた樹々の枝の下での評価: 3.25/5点 レビュー 12件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(4pt)

ラストは尻すぼみですねー

かなり盛り上がりながら突き進んでいくけど、解決あたりはアッサリしてる。主役の尾高さん頑張ってきたのに、そんな淡白じゃ救われないでしょうー!!
森で出会って失踪した謎の女に、自分の元妻を重ね合わせて真相をさぐっていく主役の姿に惚れ惚れしました!!。しかし、これは小役人シリーズとは違うけど、なんか主役の人物像が、他の小役人シリーズの主役と変わり映えしない。なんか過去の傷をおい、他人のために尽くし、堅気のくせに正義感と勇気は人一倍、、などのキャラクターがまいかい一緒なのがどうにもいけない!。やっぱ「奪取」みたいな悪を内包するやつを主役にしないと、なにせ一人称で語る主役が一緒みたくチャラでは、いけないっ!。
あと「抗う」のルビが「あがらう」となっていたのは、大御所の講談社にあるまじき誤植でありましょう!
朽ちた樹々の枝の下でAmazon書評・レビュー:朽ちた樹々の枝の下でより
4048729330
No.3:
(4pt)

ラスト40ページで失速したもう一歩の秀作!

出だしから3分の2位までは、最高にボルテージが上った作品だけに最後のアンチョコなどたばた解決が少し残念でした。ストーリーとしては、すごくリヤリティーがある国家機密も包括したテーマを扱っているので、ぐいぐい引き込まれていく内容でしたが、事件の真相ではもうひとひねり欲しかったです。しかし、主人公の妻との関係についての展開は、大変共感する心情が多く、ここは良かったと思います。誰もが、大人の男や女になるということは、難しいことなのだと痛感しました。
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4048729330
No.2:
(5pt)

嘘を信じて生きる

 たとえ一時期でも愛して別れた誰かと自分との思い出と,折り合いをつけて生きていくために,その人にまつわる目を背けたくなるような事実を暴くことよりも,嘘を信じて,嘘を支えに生きる,そんな悲しい人びとが登場する。 他方で,愛した人が思い通りの人でなかったこと,あるいは日々の経過ともに変わっていってしまうことに気づき,そんな事実をもあたたかく包むように受けとめたいと願う人が描かれる。 作者はどちらの生き方をも選ばず,否定しない。 事柄の事実よりも,人の心の事実を大切にする,作者の深い人間愛が伺われるとてもいい物語で,細かい情景描写も味わい深く,真保作品のなかでも,読後感のよさが印象深かった。 
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4048729330
No.1:
(4pt)

やっぱり真保裕一はうまいです

真保裕一らしい、作品。心に傷を負っているが、どこかとてつもない信念を持っている主人公が森で出くわした謎の女性を探していくと、そこには驚愕の真実が待っていた。気を入れて読んでいかないと何がなんだかわからなくなってしまう。ぼくらにはなじみのない自衛隊内部の事件を扱っていて、とても興味をそそられた。読み応えたっぷりの作品です。
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4048729330

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