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おそらくは夢を(夢を見るかもしれない)



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おそらくは夢を(夢を見るかもしれない)の評価: 4.10/5点 レビュー 10件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.10pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全10件 1~10 1/1ページ
No.10:
(4pt)

雰囲気は出てる

悪くはないと思う。
おそらくは夢を (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:おそらくは夢を (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.9:
(5pt)

素晴らしい。

受注、発送、梱包、全てが丁寧で、対応も迅速にいただけました。大変素晴らしい出品者だと思います。商品もとても綺麗でした。
おそらくは夢を (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:おそらくは夢を (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150756902
No.8:
(2pt)

続編とは言い難い

主要登場人物であるマーロウとヴィヴィアンのキャラクターが変わっている。前作でのヴィヴィアンの数々の言動の理由は、前作を最後まで読んだ読者には分かっていると思うが、この作者はそうではなかったらしい。ハメットとチャンドラーをテーマに博士論文まで書いている作家なのに。前作は最後まで読んでから再読するとヴィヴィアンの人となりについてより理解できる作りになっている。その会話を主にした心理描写が上手く、だからミステリーとしてはプロットにやや難があっても名作と言われている。ボガート版の映画化でも脚本はそれを踏まえて書かれている。
続編としては星1としたいところだが、作者のチャンドラー愛を鑑み+1とした。
おそらくは夢を (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:おそらくは夢を (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150756902
No.7:
(4pt)

スペンサー?

レイモンド・チャンドラーの「大いなる眠り」を、卒業論文にチャンドラー研究を選んだロバート・B・パーカーが書きました。
残念ながら翻訳は菊池光さんではないのですが、それでもなお、スペンサーっぽさが濃いです。
っていうか、前作の「プードルスプリングス物語」はほぼスペンサーでした。なんちゅうか、軽口が多すぎるのです。
まあ、これはこれでハードボイルドの一つでしょう。
おそらくは夢を (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:おそらくは夢を (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150756902
No.6:
(4pt)

"To sleep: perchance to dream:" from HAMLET, Act3 Scene1

Chandlerの遺稿(1-4章)を元に書き上げた”Poodle Springs"に続き、彼の長編デビュー作"The Big Sleep (Vintage Crime/Black Lizard)"の後日譚として書かれた本作は、永らく入手困難だったが、ようやく納得できる価格の中古本を手に入れることができた(幸いにも若干の黄ばみがある以外は状態も良かった)。はやる気持ちを抑えて"The Big Sleep (Vintage Crime/Black Lizard)"を再読後にページをめくると、Prologueには同作最終章の抜粋が、さらにMarloweが当時を回想するかたちでいくつかの名シーンが収録されており、再読は不要だったかもしれない。

事件から数年が経過し、General Sternwoodは既に大いなる眠りについている。Marloweは、Sternwood家の執事Norrisから精神疾患者向け高級リハビリ施設に収容されているCarmenが失踪したことを聞き、彼に調査を依頼される。相変わらず鬱状態の姉のVivianやMarloweの警告を無視して彼女にちょっかいを出すEddie Mars(肩書きは書ききれない)そしてBernie Ohlsを筆頭に数人の警察関係者、といったおなじみのキャラクターももちろん登場する。

まさか著作権絡みではないだろうから、単純に売れなかったために入手困難なのだろうがその理由として、プロフェッショナル・ライターによる二次創作があまり好意的に受け止められないことに加えて、MarloweとEddie Marsの関係があげられるのではないか。Vivianを巡る二人の共闘は確かに熱い展開なのだけれど、"The Big Sleep (Vintage Crime/Black Lizard)"における二人の描写を考えると、ちょっと無理があるように感じられた。

ストーリーとは直接関係ない部分で、ふだんは私立探偵としてあまり良いイメージを持たれていないMarloweが、Neville ValleyにあるTHE RIVER RUN INNのバーでギムレット(!)を飲みながら、笑顔が素敵な赤毛のWendyから情報を入手するシーンが気に入っている。

邦訳版のタイトルが、文庫化の際に「夢を見るかもしれない (Hayakawa Novels)」から「おそらくは夢を (ハヤカワ・ミステリ文庫)」になったのだけれどこれは、タイトルがShakespeareの引用であることに気付いたからだろうか。
夢を見るかもしれない (Hayakawa Novels)Amazon書評・レビュー:夢を見るかもしれない (Hayakawa Novels)より
4152077565
No.5:
(3pt)

チャンドラーに詳しくなければ面白みも半減か??

本作の解説部分に詳しいが、パーカーがこの作品を書くに至った経緯というものがあるらしい。解説と同じことは他のレヴューに書いてあるようなので、そちらを参考にしていただきたい。私はチャンドラーは知っているが、それほど詳しいわけでもなく、パーカーの他の作品を読んでいくうちにこの作品に出会ったので、チャンドラーを絡めた感想を持つことはできなかった。しかしながら、本作品の「前作」といえるチャンドラーの文章は、つながりを示すためか本文中では字体が変わっている。こういう点を加味すると、「前作」を読んでおいた方が良いのかもしれない。とはいえ、私は、チャンドラーの続きとしてのパーカー作品よりも、彼独自の作品の方が好みであり、面白いと思う。
おそらくは夢を (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:おそらくは夢を (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150756902
No.4:
(4pt)

素直に楽しみたい“パーカーのマーロウ”

原題は「PERCHANCE TO DREAM」。パーカーが、敬愛するチャンドラーの処女長編「大いなる眠り」の続編として1991年に書き上げた、“パーカーによるフィリップ・マーロウ物語”である。その二年前にチャンドラーの遺稿を引き継ぐ形で「プードル・スプリングス物語」(1989)を完成させた著者であったが、世間の評価は思わしくなく、本人にとっても満足のいく作品とならず忸怩たる思いがあったのかも知れない。
今回はプロローグに「大いなる眠り」のラストシーンを配するなど、随所に前作の名場面を挿入しながら、今度こそとばかりに“パーカーのマーロウ”をいきいきと活躍させている。こうした作品はえてしてオリジナルの熱心な“信者”からは非難と批判を以て迎えられがちだが、些細なあら探しに与せず素直に受け容れれば、少なくとも私はチャンドラーのマーロウと比べて特段違和感なく楽しむことができた。
おそらくは夢を (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:おそらくは夢を (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150756902
No.3:
(5pt)

パーカー版マーロウが本家マーロウと食い違いなく楽しめる

マーロウ・シリーズの第一作「大いなる眠り」の続編.ロバート・パーカーが「プードル・スプリングス物語」に続いてチャンドラー作品に取り組んだ作品.「大いなる眠り」の主要プロットはそのままにしつつ,話の流れも継ぎ目なくスムースで,各所に楽しめるヒネリが散りばめられている.例えばスターンウッド家の執事ノリスの役どころなどは面白い.マーロウとギャングのエディ・マースの関係や,捜査課長オウルズとの関係などは,スペンサーシリーズにも似ている部分があり,スペンサーシリーズをはじめパーカーの作品はマーロウシリーズに大きな影響を受けていることがよく分かる.逆にそれが,パーカー版マーロウが本家マーロウと食い違いなく楽しめる理由かもしれない.
おそらくは夢を (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:おそらくは夢を (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150756902
No.2:
(5pt)

パーカー版マーロウが本家マーロウと食い違いなく楽しめる

マーロウ・シリーズの第一作「大いなる眠り」の続編.ロバート・パーカーが「プードル・スプリングス物語」に続いてチャンドラー作品に取り組んだ作品.「大いなる眠り」の主要プロットはそのままにしつつ,話の流れも継ぎ目なくスムースで,各所に楽しめるヒネリが散りばめられている.例えばスターンウッド家の執事ノリスの役どころなどは面白い.マーロウとギャングのエディ・マースの関係や,捜査課長オウルズとの関係などは,スペンサーシリーズにも似ている部分があり,スペンサーシリーズをはじめパーカーの作品はマーロウシリーズに大きな影響を受けていることがよく分かる.逆にそれが,パーカー版マーロウが本家マーロウと食い違いなく楽しめる理由かもしれない.
夢を見るかもしれない (Hayakawa Novels)Amazon書評・レビュー:夢を見るかもしれない (Hayakawa Novels)より
4152077565
No.1:
(5pt)

パーカー版マーロウが本家マーロウと食い違いなく楽しめる

マーロウ・シリーズの第一作「大いなる眠り」の続編.ロバート・パーカーが「プードル・スプリングス物語」に続いてチャンドラー作品に取り組んだ作品.「大いなる眠り」の主要プロットはそのままにしつつ,話の流れも継ぎ目なくスムースで,各所に楽しめるヒネリが散りばめられている.例えばスターンウッド家の執事ノリスの役どころなどは面白い.マーロウとギャングのエディ・マースの関係や,捜査課長オウルズとの関係などは,スペンサーシリーズにも似ている部分があり,スペンサーシリーズをはじめパーカーの作品はマーロウシリーズに大きな影響を受けていることがよく分かる.逆にそれが,パーカー版マーロウが本家マーロウと食い違いなく楽しめる理由かもしれない.
夢を見るかもしれない (Hayakawa Novels)Amazon書評・レビュー:夢を見るかもしれない (Hayakawa Novels)より
4152077565

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