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キマイラの新しい城
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キマイラの新しい城の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
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十字軍に参戦した騎士の亡霊が、現代のテーマパーク社長にとりついた!?自らの死の謎を解き明かしてほしい というストーリーに魅せられました。 しかし、 『正統派ミステリー』 でありつつも 『アンチ名探偵モノ』 でもあるんだよね・・・ | ||||
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探偵に刑事、騎士の亡霊と視点をザッピングしながら事件を負っていく様が単純に楽しい。750年前の事件を、被害者の証言を元に負う姿はなんともユーモラス。 設定こそありえないが、骨格はきちんと本格ミステリ。ある程度のブラックユーモアが許せる方や、変わったものが好きな方は是非。 おそらく、この作者ならファンタジー世界を舞台にしても、本格ミステリが書けるだろう。そう思わせる作品。 | ||||
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『鏡の中は日曜日』と『黒い仏』の中間くらいのブラックさ。中世の騎士の幽霊が自分が住んでいた城を移築したテーマーパークの社長とりついた。そして「自分が殺された原因を解明して石動に推理を依頼する。小説は幽霊の主観パートと三人称パートが交互に語られる。主観パートでは中世の十字軍の話などが語れるが、果たして必要だったのかどうか…。ブラックというのは、いくつかのツイスト(偽の真相)を経た後に語られる真相のこと。カタルシスとは正反対の真相--というのは、この作者、確信犯的にやっているからなぁ…。金を払ってまだ騙されたいのはミステリ中毒者の性癖だが、この作者の場合、金を払ってバカにされてる、という感じがする。 | ||||
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この話は殊能将之しか書けない!のキャッチコピーどおり。他の誰にも似てない話を読みたい人にはおすすめしたい。ただし、心の広い人に限るかも(笑)。文章も巧くて、すいすい読めるので物語を楽しみたい人にはぴったりではないでしょうか。最後の最後でちゃんとミステリーになっているので手前で怒って投げるのはなしで! | ||||
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この作家の作品は、本格でありながらどこか斜に構えている風に見える。それでいて例えば法月氏の作品に見られる、皮肉というか自虐的な暗さは見受けられず極めて自然に、あるがままに受け入れているように感じられる。他の部分でもだが、シリウスな部分を剥き出しにする事なく、オブラートに包んで軽く見せる手腕も、時に強引だけれども上手いと思う。本作でも、亡霊の「自分を殺した犯人を見つける」といった何とも依頼な依頼を軸に話は展開していく。750年前の外国人から見た「東京」の描写というのも面白く、また比較するように書かれている千葉県在住の刑事から見た東京の描写も興味深い。前知識が無い上で語られる十字軍の話が、正直ツライかとも思うが、非常に楽しめる作品。本格といっていい作品だが、「狭義の本格」しか楽しめない人には、「黒い仏」同様キツイのかな。 | ||||
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