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いちばん初めにあった海
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いちばん初めにあった海の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 1~20 1/2ページ
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加納朋子さんを知った作品で1番好きな作品です。確か記憶では昔の表紙は「青」だったはずで、そちらの方が好みです。内容は二人の女性の悲しくも前向きな、加納さんらしく、ミステリーなのか、ファンタジーなのか、境界線が曖昧ですけど、良い作品です。 | ||||
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高校生の時、この本にすごく力をもらいました。そのころ私はいじめの経験から誰とでも仲良くしながら、その実誰とも仲良くならないようにしていました。この本を読んだ時、すごく自分の視野を広げることができました。千波の心の動き、麻子と麻子の母を優しく描写した文章。柔らかい文体にほっとさせられるものを感じました。 加納朋子さんのななつのこシリーズや、掌の中の小鳥も好きですが、ダントツで好きな作品です。私の本棚の中で一番好きな本かも。 文庫版と合わせて二冊持ってますが、海辺のカフェや緑の深い公園で読みたい本です。 | ||||
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昔から大切に取っておいた本ですが、ただいま本棚の縮小→電子化を行っておりまして、電子版を購入しました。 心が暖まる大好きな本です。 | ||||
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解説には「日常のささやかな謎が、魔法のごとく一遍の質の高いミステリー」と評されている。 確かに、犯罪や犯人を解き明かしていくというよりは、心の揺れや機微の理由を探っていくといった感じ。北村薫の作風に似ていなくもない。 が、ミステリーというよりは、話の筋がしっかりしているファンタジーと評価した方がすっきりするかもしれない。 | ||||
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著者の作品の中で、切ない雰囲気が漂っているのが珍しい作品です。 『いちばん初めにあった海』、『化石の樹』のそれぞれいい作品ですが、ある登場人物で繋がった変わった連作となっているので、両方揃ってこその作品となってます。 『化石の樹』の終わりかたに爽やかさがあって全体的に救われる感があるのがよかったです。 | ||||
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著者の作品の中で、切ない雰囲気が漂っているのが珍しい作品です。 『いちばん初めにあった海』、『化石の樹』のそれぞれいい作品ですが、ある登場人物で繋がった変わった連作となっているので、両方揃ってこその作品となってます。 『化石の樹』の終わりかたに爽やかさがあって全体的に救われる感があるのがよかったです。 | ||||
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加納朋子さんの小説は、推理小説というジャンルに位置しているのが実に不思議です。心癒される唯一と言っていいほど美しい作品ばかりだと思います。この小説も期待通りでした。 | ||||
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加納朋子さんの小説は、推理小説というジャンルに位置しているのが実に不思議です。心癒される唯一と言っていいほど美しい作品ばかりだと思います。この小説も期待通りでした。 | ||||
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“いちばん初めにあった海”と“化石の樹”の二つの話から成る作品。 “いちばん初めにあった海”は、ある出来事から声が出なくなった女性の再生の話。 一冊の小説と、その中にはさんであった手紙をきっかけに、徐々に謎が解かれていく “化石の樹”は、ある女性への救いの話。 どちらの話も優しくて切ないミステリーです。 加納朋子さんらしい文書の書き方や言葉の使い方、例え方が情景に溶け込みやすい。 “掌の小鳥”と同じくらい大好きな作品です。 | ||||
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“いちばん初めにあった海”と“化石の樹”の二つの話から成る作品。 “いちばん初めにあった海”は、ある出来事から声が出なくなった女性の再生の話。 一冊の小説と、その中にはさんであった手紙をきっかけに、徐々に謎が解かれていく “化石の樹”は、ある女性への救いの話。 どちらの話も優しくて切ないミステリーです。 加納朋子さんらしい文書の書き方や言葉の使い方、例え方が情景に溶け込みやすい。 “掌の小鳥”と同じくらい大好きな作品です。 | ||||
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少しずつ明らかになっていく謎と 心に傷を負っていると思われる 少しセンシティブな女性に惹き付けられ 一気に読むことができます。 ラスト、すべてが明らかになったとき 今までの伏線の巧みさに圧倒されます。 切なくてあたたかい結末が涙を誘います。 | ||||
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少しずつ明らかになっていく謎と 心に傷を負っていると思われる 少しセンシティブな女性に惹き付けられ 一気に読むことができます。 ラスト、すべてが明らかになったとき 今までの伏線の巧みさに圧倒されます。 切なくてあたたかい結末が涙を誘います。 | ||||
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過去のできごとの描写と現在のできごとの描写のはざまの中、千波という一人の 女性の姿が、一枚一枚ベールをはぐように見えてくる。心に深い傷がある。その ことにさえも気づいていない千波。そんな千波を救おうとしたのは、やはり心に 深い傷を持つ麻子だった。友情がいつしか千波の心を癒していく。そして麻子の 心も・・・。悲しみの底に突き落とされた時、人は自分で自分の心を壊してしまう ことがある。そんな時、やさしく手を差し伸べてくれる人がいたならどんなに 救われることか!千波が再生していく様子を泣きたくなるような気持ちで読んだ。 「いちばん初めにあった海」「化石の樹」の二つで一つの物語は、心温まるもの だった。 | ||||
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過去のできごとの描写と現在のできごとの描写のはざまの中、千波という一人の 女性の姿が、一枚一枚ベールをはぐように見えてくる。心に深い傷がある。その ことにさえも気づいていない千波。そんな千波を救おうとしたのは、やはり心に 深い傷を持つ麻子だった。友情がいつしか千波の心を癒していく。そして麻子の 心も・・・。悲しみの底に突き落とされた時、人は自分で自分の心を壊してしまう ことがある。そんな時、やさしく手を差し伸べてくれる人がいたならどんなに 救われることか!千波が再生していく様子を泣きたくなるような気持ちで読んだ。 「いちばん初めにあった海」「化石の樹」の二つで一つの物語は、心温まるもの だった。 | ||||
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表題作と、その続編の「化石の樹」の二による、文体も構成もそれまでのカラー と違う異色作です。 甘いテイストは消え、より一層文学的で、それが最初は少し残念で「化石の樹」 は読まないで閉じようか…などと思いつつ読み始めると、とんでもない。その完結に こそ、前編の謎を解く鍵が隠されていました。 前編の主人公・千波が唯一心を許した少女、麻子はクールで孤立し、いつも校内の 大樹の下で木漏れ日を浴びていた…そんな彼女の胸に長年秘められいた過去の事件。 少女の生い立ちへと遡り、幼い罪の全貌が明らかにされます。そのとき、罪は裁か れるのではなく、少女を「救った」のでした。 「…あんたは海が還してよこした命だ。勝手に死ぬ権利は、もうないんだよ」 著者の事件に翻弄される主人公たちは、心優しい異性の存在に助けられることが多い。 失ってしまった自らの半身を探しながら生きる少女たち。前編で脇役だった麻子が、 よりいっそう印象的に浮かびあがる後編は、何とも鮮やかです。 | ||||
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表題作と、その続編の「化石の樹」の二による、文体も構成もそれまでのカラー と違う異色作です。 甘いテイストは消え、より一層文学的で、それが最初は少し残念で「化石の樹」 は読まないで閉じようか…などと思いつつ読み始めると、とんでもない。その完結に こそ、前編の謎を解く鍵が隠されていました。 前編の主人公・千波が唯一心を許した少女、麻子はクールで孤立し、いつも校内の 大樹の下で木漏れ日を浴びていた…そんな彼女の胸に長年秘められいた過去の事件。 少女の生い立ちへと遡り、幼い罪の全貌が明らかにされます。そのとき、罪は裁か れるのではなく、少女を「救った」のでした。 「…あんたは海が還してよこした命だ。勝手に死ぬ権利は、もうないんだよ」 著者の事件に翻弄される主人公たちは、心優しい異性の存在に助けられることが多い。 失ってしまった自らの半身を探しながら生きる少女たち。前編で脇役だった麻子が、 よりいっそう印象的に浮かびあがる後編は、何とも鮮やかです。 | ||||
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『ななつのこ』『ささらさや』を読んで以来、しばらく読んでいなかった加納朋子さんの作品。青い背表紙がなぜか「読んで」と呼ぶので、図書館で手に取りました。 アパートで一人暮らしする堀井千波が、引っ越しの最中に見つけた見覚えのない一冊の本。その本の間に挟まれた未開封の手紙。手紙には「あなたのことが好きです」「私も人を殺したことがある」など書かれている…… 心に傷を負った千波が手紙の謎を追いながら、自分を再生していく物語。 『ななつのこ』のような日常の謎といった話ではありませんが、本当に味わい深い作品です。加納朋子さんの作品のどれにも言えるのですが、舞台設定や登場人物、ストーリーが押しつけがましくなくゆったりとした波のように心に染みてきます。心に刺さったトゲを無理矢理引き抜くことなく、気がつくと溶けているようなそういう優しい物語は実に魅力的です。 | ||||
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『ななつのこ』『ささらさや』を読んで以来、しばらく読んでいなかった加納朋子さんの作品。青い背表紙がなぜか「読んで」と呼ぶので、図書館で手に取りました。 アパートで一人暮らしする堀井千波が、引っ越しの最中に見つけた見覚えのない一冊の本。その本の間に挟まれた未開封の手紙。手紙には「あなたのことが好きです」「私も人を殺したことがある」など書かれている…… 心に傷を負った千波が手紙の謎を追いながら、自分を再生していく物語。 『ななつのこ』のような日常の謎といった話ではありませんが、本当に味わい深い作品です。加納朋子さんの作品のどれにも言えるのですが、舞台設定や登場人物、ストーリーが押しつけがましくなくゆったりとした波のように心に染みてきます。心に刺さったトゲを無理矢理引き抜くことなく、気がつくと溶けているようなそういう優しい物語は実に魅力的です。 | ||||
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「ミステリー」ってあったので、探偵物や推理物をだと思って読みはじめました。でも、違いました。確かに「謎」は徐々に明かされていくけれど、違うんです。ふたりの女性の友情に、ほろりと感動しました。初めて、本を読んで涙が出てきました。 | ||||
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「ミステリー」ってあったので、探偵物や推理物をだと思って読みはじめました。でも、違いました。確かに「謎」は徐々に明かされていくけれど、違うんです。 ふたりの女性の友情に、ほろりと感動しました。初めて、本を読んで涙が出てきました。 | ||||
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