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猫鳴り
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猫鳴りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全64件 41~60 3/4ページ
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まわりの猫好きに、少しばかりの違和感を覚えてきた私ですが、この物語に登場する猫と人間とのかかわりには、涙が止まりませんでした。まほかる本のなかで、私的にはナンバーワンの本です。 | ||||
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大切なことは猫が教えてくれる。 本作は三部構成で、一部はようやく授かった子を亡くし内部に虚無を抱えた女が仔猫に出会うところから始まる。 何度捨てても戻ってくる猫。信枝はついに、執拗にまで生きようとするその命を迎え入れる決心をすると共に、我が子を失った悲しみをこれからも抱えて生きていくことを決意する。 二部は親子関係が希薄で、衝動的かつ攻撃的な行き場のない絶望を内包する少年の話。 小さな他者への破壊願望を募らせ、ブラックホールと名付けた絶望を抱える行雄は、一匹のか弱い命と向き合うことによって静かに確かな変貌を遂げる。 ペンギンの死と直面した彼は思う。 こんなに小さいまま死ぬくらいならなんでわざわざ生まれたのか。と。 その答えはきっと見つかったことだろうと私は思う。 三部は、一部で信枝の夫に救われた猫が晩年になり最期の時を迎える話。 信枝はとうに亡くなり、残された夫が一人で猫と暮らしていた。 死を恐れる藤冶はモンの死をもまた恐れるが、懸命に死に向かって生きていくモンを見て、全てを受け入れる覚悟を固める。 この死へ向かっていくモンの描写とそれを見届ける藤冶の葛藤、心の揺れが繊細かつくっきりとした輪郭をもって書かれていて素晴らしいです。 「モンのヤツが行けたんだから俺だってちゃんと行けるだろう」 「ダイジョウブ、スベテ、ダイジョウブ」 「見事な別れを果たしきった猫をやんやと褒めそやしてやりたい」 心に残る言葉がたくさんあります。 人を救うのは哲学書でも宗教でもない。 ただの一匹の猫である。(猫や動物を飼っている人なら、彼らに学ぶことがどれほどたくさんあるかご存知のことでしょう) 動物であればすべてのものがごく自然に成し遂げていることなのに、人間には到底受け入れがたい苦悩がつきまとう死(生) 死というものに人は特別な感情を持つ。おそらくそれは生物の中で人間だけが持つものだろう。 それに反し、死ぬことをいとも軽やかに見事にやってのけるのは言葉を持たないただの小さな猫。 死が決して特別なことじゃないことを猫は知っているのだ。 その猫の死にざま(生き様)を見て人は教えられる。 ただ生きてただ死んでいくことがどれほど素晴らしいことなのかと。 (ただそれだけのことに意味を見出そうとする人間はやはり滑稽かもしれない) 治療を施され自然とは言えない死に方をした妻の死に際して藤冶が気付きえなかったことを、猫のモンは教えてくれたのだ。 これは希望という光を失った人々が再生する物語だ。 | ||||
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タイトルも猫、あらすじを書いたとしても猫、内容も猫の描写ではあるが、これは猫の話ではない。 ある程度の年齢(それは老人期まで迎えていなくても、多分大人びた子であれば高校生くらいか)からは時々考えることがあると思う人生の終焉の時期を、これほど書ききっているのは本当にすごい。さみしいとか怖いとか、そういうものを超越した、静かな、静かな人生。 動物を飼ったことがあればよりこの手法で書かれると胸に迫るものがあるとおもうが、それだけではない。 他人にこの本を薦めるとき、なんの本と言えばいいだろうか。青年期特有の狂気?女性の怖さ?違うとおもう。この本の全てはこの第3章にあると思う。人生の様々なできごとは、スパイスでしかないと、いつか歌で聞いた歌詞が思い出された。 人生の先輩が、人生のある年齢でいたるであろう境地を、若輩者にわかるように伝えてくれたように思う。私の両親は、沼田氏より年上であるが、でも多分このように人生をとらえているのだろうな、と考えさせられた。怖い、怖い本。年上の方の心の深層を覗いたような読後感。 | ||||
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電子書籍での購入。猫が好きなのでタイトルに惹かれました。モンというオレンジの猫を通して人間模様が書かれています。命の意味など考えました。我が家には16歳になる老犬がいます。重ねてしまい涙が出ました。電車の中など公共の場では注意が必要です。この作家さんを恥ずかしながらこの作品で初めて知ったのですが、他の作品も拝読したいと思っています。 | ||||
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一緒にいるのが当たり前すぎて見えていなことがある。居なくなると分かってこそ存在の意味に気付く。誰にでもある心の闇と言ってしまえば薄っぺらいが、誰もが抱えている(それを表に出すか出さないかの違いだけで)不安や恐怖や衝動を何とも見事に描いていると思う。ただ、それを認めたくない人(認めてしまえば自分が崩れてしまいそうな状況の人)には受け入れられないかもしれない。読み進めるのが辛くなるかもしれない。たぶん夫と息子を得る前の私ならそうだったろう。以前の私ならその辛さが何なのかすら分からなかったかも知れないと思った。私にとって夫は隣に並ぶ伴侶、息子は先を照らす希望。言葉にするとやはり薄っぺらいが。ただ、息子の毎日はキラキラしている。それは事実だなと感じられた1冊。 | ||||
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「兄一家が涙した」という前触れで私のところへやってきた、 小さな捨て猫が訳あり夫婦に拾われて成長し亡くなるまでを 猫に関わった人たちの視点で書かれた本。 人間のダークサイドを描きつつ、 「野生の」(?)いや、「本能の」と言うべきかな。 いのちの力を描いた傑作です。 読んだ後、自分もちょっぴり逞しくなっているような、 疲れた心を不思議に癒してくれる本です。 | ||||
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人に ”飼われる” 所謂ペットには色々あるけど、猫は高貴でクールな印象。 もちろん、猫それぞれだとは思いますが。 この物語には「モン」という、強い雄猫が登場します。 彼が生まれてすぐから物語がはじまり、その晩年で物語は終わり。 主人公はモンに関わる人間たちです。 彼らの抱える問題が主なテーマとなっています。 もちろん、モンが喋り出すようなシュールな展開はなし。 だけど人間は、動物とただ対峙するだけで、 言葉なきコミュニケーションを成立させられるんですね。 それをこの物語は教えてくれます。 動物とは言葉による会話は難しいけど、 彼らの立ち居振る舞いや、鳴き声によって意思疎通は出来ます。 当然、回りくどさや不明確さが伴うけど、 答えのない問題について思考を深めたい時っていうのは、 時間的制限や明確で論理的な考えに囚われると、なかなか考えは収束しません。 そんな時、寄り添い付き合ってくれるベストパートナーが彼らなんでしょうね。 ペットを飼ったこと、正直ないんですが、、、 ただ可愛いだけじゃないんですね。偉大な隣人といった所でしょうか。 少し、猫飼ってみたくなりました。 | ||||
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最近スマホで電車の中が終わってしまい読書をサボっていましたが、 本屋に「読まなきゃ損!」とPOPされていたので、沼田まほかるさんの「猫鳴り」買ってみました。 3部校正で、1部は生まれたての野良猫の泣き声がうるさく遠くへ捨てられるけれどもカラスにつつかれ怪我しながらまた戻ってくる生命力。 2部は心に闇を持った少年を成人(?)した猫を通して描写され・・・(正直2部はよく分からず、しばらく読みませんでした) 3部は死期へ向かっていく老猫を、飼い主(老人)が介護していく様子が細かに描写され、なにを出来るわけでもなく、ただ見守るだけの歯がゆさなどが、なんともすっきりしないけれど、人間の最後もこうあるべきなのかな?と、最後は猫の一生を通して人間の人生を考えさせられる本でした。 「読まなきゃ損」というのは分かりませんが、最近なんでも小説や漫画が映画になってしまいますが、この作品は映画にはならないな。と思える本でした。 みなさんも良かったら読んでみてください。 | ||||
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生きるとは何か? 死とは何か? 命を扱うとはどういうことか? 虚無感、絶望、心の闇にどう向き合うか? 小さなモンと大きなモン、儚いペンギンが教えてくれました 本書に巡り会えたことは一つの宝です | ||||
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朝の通勤電車で最後の章を読んでしまいました… 落ちそうな涙をこらえるのが精一杯です。 「9月が永遠に〜」が面白く、こちらも購入。 あちらはミステリーですが、こちらはがらっと変わります。 けっして読者に媚びず、わざとらしくない。 私は猫を飼っていますが、最初の章は腹立たしささえ覚えます。 しかし最後の章では、もう涙があふれます。 とにかく、電車や喫茶店で読むのはやめましょう。 | ||||
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最近、やたらと評判を耳にする沼田まほかる。ずっと気にはなっていたんだけど、なかなか、読む機会がなかったが、たまたま友人から勧められて読んだのがこの本。私が猫好きということで勧めたんだと思うけど。 確かにかなりの猫好きなんだけど、実は、猫が死ぬ話はキライ。なので、勧められても、しばらくは読まなかったんだけど、読んでみるとこれが面白い。生まれたての子猫だったときから、20年の生涯を全うするまでを三部構成で描いているんだけど、よくある動物モノとは違って、全く甘いところはない。解説で豊崎由美も書いているように、第一部でいたいけな子猫を何度も捨てるところなんて、ネコ好きとしては許せないところだったけど、その出だしから、第二部の生き物を傷つけることに快感を覚える少年の話や第三部の大往生のシーンなんて、普通の作家では描けないところだ。 ただ動物を可愛がるなんて、生やさしい話ではなく、生命とはなにか、ともに生きるとはどういうことなのかを考えさせられる。たしかに、すごい作家かもしれない。 | ||||
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今作に登場する「モン」は、ただのペット然とした猫ではない。 飼うことになった経緯から言って、ペットというスタンスではない のだが、「モン」は、ある時は子供であり、ある時は親友であり、 ある時は人生の先輩である。 心に傷を持った孤独感あふれる登場人物たちに、一筋の僅かな 光を間接的に注ぐ、象徴のような存在とでもいえようか。 そして、なんといっても、各場面での、言葉を発せぬ猫の 行動・しぐさの描き方がとにかく凄い。うまい。 作家としての力量をはかる尺度の一端として、表現力の 素晴らしさに感銘を受けた。 著者は、非社会的で壊れた人物像・心情を描くのが得意であるが、 それは、人間なので、科白という道具によって、補助しやすいので あるが、今作においては、科白で補助できない猫である。 「モン」は自由気ままに、ただ生きているように見えてはいるが、 今作では、ある意味、一番まともな人間らしい、人生の師としての 立ち位置を持つ。 その役割を猫にさせることによって、傷つき、絶望感を持った 登場人物たちは救われる。 最後に至っては、自らの命の散り際をも人間に捧げ、人生や死と いうものを「自然」の中にあることを説諭する。 崇高な猫というと、言いすぎかもしれないが、こういうプロット にした著者の慧眼と、物語を重厚深遠なるものへと昇華させた、 類まれなる筆力に脱帽した。 哲学書とまでは言い過ぎかもしれないが、一読の価値がある作品である。 出来ることなら、死ぬ間際の最後だけでもいいので、科白を聞いてみたかった・・・。 そして、ペットを飼っている方にこそ、今作を読んでもらいたいと 心から思う。 孤独の癒し、情操教育、ファッション、喰いぶち、家族の一部等、 いろいろなスタンスで飼っている諸兄に、ペットへの愛情を 再認識してもらいたいからである。 | ||||
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子猫を手のひらに乗せた時の、あの感触。 子猫が病気やけがで衰弱し、その命が少しずつ確実に尽きていく様子。 人間のすべてを見通した老猫が、自らの運命をすべて受け止めて、静かにその天命を全うしていく姿。 猫を飼ったことがある人なら、この本に出てくる「モン」こそは我が家の猫に違いないと確信するでしょう。それほどまでに猫に関する描写は秀逸です。 そんな風に猫好きのツボを強烈に突いてくる一方で、本書はまた「いのち」について深く考えさせる本でもあります。 よく子供たちによるいじめ事件や犯罪があると、学校では全校集会が開かれ、校長が「いのちの大切さについて語った」などと報道されることがありますが、そんな通り一遍で何のインパクトも残さないような校長の話を聞かせるよりは、すべての子供たちに『猫鳴り』を読ませるべきです。 特に第3部。ここではモンが天寿を全うするまでの様子が淡々と、しかし非常に力強く描かれます。 20歳のモンは老衰(と年老いた猫ならたいていはかかってしまう腎不全)のため、徐々に衰弱していきます。固形物を食べることが出来なくなり、水をなめるようにして飲むだけの生活になり、そしてその生活が20日ほど続いた後、ついに水すら口にすることができなくなります。モンはベッドの下に横たわり、フサフサだった黄金色の毛もぼろぼろの状態。それでも飼い主が心配のあまりその様子を見に行くと、「不安も、不満も、悲観の色もない」「謎めいて底知れない」「磨き上げた琥珀のような」眼で飼い主を見つめ、<ダイジョウブ、スベテ、ダイジョウブ>という信号を送ってくるのです。 『猫鳴り』ーーここには、まごうかたなき「生」と「死」があります。「いのち」とは何か、「生きる」とは、そして「死ぬ」とはどういうことなのか。この本はそんなことを考えるきっかけを、読む者に与えてくれます。 | ||||
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沼田まほかるには良い印象がない。処女作「九月が永遠に続けば」を読んで、その絶望的な暗さと読後感の悪さに辟易したからだ。才能は認めるが、私の範疇ではない。 しかし今年(23年)になって「ユリゴゴコロ」や、文庫になった本書が評判になっているというので重い腰を上げた。 先ず「猫鳴り」というタイトルに惹かれた。意味は身体をさすったりした時、猫が安心しきって心地よく喉をゴロゴロゴロと鳴らす事だと本書の登場人物に言わせているが、寡聞にして知らなかった。 個人的に猫が好きなので、冒頭から子猫を捨てるシーンがあり、いやはやどうなるものかと思ったものだ。 本書は3部構成から成っているがプロットが弱いように思う。少ない登場人物なのに、それが巧く活かされてなく、いつの間にか舞台から消えてしまうのだ。3部は結局、殆ど藤治とモンの世界になる。 と、ここまで文句を付けてきたが静かに読んで行くと、藤治がモンの寿命が尽きるまで、甲斐甲斐しく世話をする様は深とした感動を呼ぶ。 安楽死とか、逆に延命措置とか色々考えるのだが、若い獣医の「自然に」という言葉で、藤治は有るがままのモンと対峙しようとする。「猫鳴り」とは余韻のあるタイトルである。 | ||||
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この本を読んだら…どうぞ皆さんも猫を飼ってみてください。 最初にどういう動機で飼おうとも…人生にとって大きな出来事となることでしょう。 200ページくらいなので一気に読めます。 私はもともと猫嫌いだったので一生、猫など飼わないものと思っていましたが、 ひょんな切っ掛けから、瀕死の子猫を拾いました。 片手に乗るほどの小さな体で、必死に生きようとしていました…。 その子は私以外、多くの他人へと強い影響を与えて亡くなっていきました…。 最後の方のページは、ページをめくることさえ辛かったです。 自分の思い出を追体験してしまうから…涙なしには読めません。 本作は"猫と人間の温かい触れ合い!"とかいう動物物にありがちなホンワカした内容ではありません。 登場人物たちのダークさに"えっ?これってホラーかサスペンスなのか?"と思ってしまいますが、 読んでいる内に見事に裏切られます。 これは猫と暮らすことで浄化されていく人間の魂の物語です。 本書の主人公は猫のもん(ペンギンも出てきます)です。もんやペンギンは人間に対して何もしません。 何のイベントも繰り広げません。 ただ猫として生きていくだけです。 ただ生きているだけで何という立派な生き様なのでしょうか。 猫好きな方にも、(特に)猫嫌いな方にもお薦めできる傑作です。 | ||||
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生と死の際を描いた素晴らしい傑作文学作品―解説で絶賛されるとおりの素晴らしい作品です。 3部構成で、どの話も徹底的にリアルな苦悩、辛さをつきつけてきますが、そこには確固たる強さ、優しさが根底にあります。 猫という存在の魅力も圧倒的な描写力で描かれており、猫好きにも納得の一冊です。 ただ第2部だけは救いがありません。そんな現実にしてはいけないという作者のメッセージがこもっている気もしますが、猫好きにはこの話は辛いです。 猫好きの方は心して読んでください:; | ||||
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じっとりとした心情や、べとつくような感情などの描写がすごい。 面白いには変わりなく、衝撃を受けたがあまり人に薦める気はない作品。 「こういう展開かなー」と想像していたのにもかかわらず 結局号泣してしまった。 くやしいが心を揺さぶられた本。 薄いからーと気楽に買って読もうとするとびっくりするかもしれない。 | ||||
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「彼女がその名を知らない鳥たち」を読んで以来、 かなり気になる作家、沼田まほかるさん。 一冊は予約購入したので手元にあるものの、 この度(2011年3月末)友人に勧めようともう一冊購入することを決意。 ところが新品はamazonにも在庫がなく、 書店に問い合わせたところ、版元に在庫がもうないそうで、 再版しない限りは書店に並んでいる物のみとの説明を受けました。 書店をいくつか探し回ってようやく新宿で発見。 迷わず購入しました。 それぐらい、私にとって非常に印象深い作品でした。 | ||||
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猫という文字が目に留まって手にしたところ、表紙の絵が気に入って買いました。 猫との感動話のイメージだったのですが、内容はかなりハードです。 悲しみを持った主婦と心に闇を抱えた少年と、そして最後の時を迎える3部構成になっています。 読み始めは、猫好きなら途中で読むのを止めてしまうかもしれません。 ただし、人生の中で犬や猫に悲しみや挫折を救ってもらった経験がある人にとっては、共感できる1冊だと思います。 | ||||
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猫という文字が目に留まって手にしたところ、表紙の絵が気に入って買いました。 猫との感動話のイメージだったのですが、内容はかなりハードです。 悲しみを持った主婦と心に闇を抱えた少年と、そして最後の時を迎える3部構成になっています。 読み始めは、猫好きなら途中で読むのを止めてしまうかもしれません。 ただし、人生の中で犬や猫に悲しみや挫折を救ってもらった経験がある人にとっては、共感できる1冊だと思います。 | ||||
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