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永遠の0
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永遠の0の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2076件 641~660 33/104ページ
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戦争のお話。僕は神風特攻隊というこの物語を通して一番訴えかけてくる永遠の課題について考えさせられました。 命の尊さという概念さえなかったであろうと思わせる、卑劣で冷酷な日本軍。いや本当は国民全員が心の底では怯え、死ぬことを恐れていたはずだ。戦争という引くに引けない争いの中でそういった感覚が完全に麻痺していたように思える。「お国のためなら死ねる。日本軍、万歳。」と。まるで一種の洗脳や巨大な宗教である。現代の恵まれた日本に生きる僕は、未だに戦争で多くの人の命が捨てられてしまった事が信じられない。あえて、捨てられてたと表現する。まるで日記のようなのだ。空母、撃沈。何百人、死亡。あたりまえのように書かれている。 そんな異常な日本軍の中で、何故か臆病者扱いされている勇敢な宮部という男がいた。 その男は「お前には大切な人がいるか。」と仲間に問う。 「私は生きて帰りたい。」 「生きるための努力をしろ。」 とぶれない信念と、命の尊さを訴えかけ続ける。いつ死ぬか分からない恐怖の中で、ひとり戦争に勝つというより、命を守り続けるために闘い続けたのだ。 そんな彼が最後の最後で神風特攻隊として、戦地に出向く事になります。その理由とは、、、 。 戦争の歴史に疎い人には難しい記述が多いが、最後まで読んでほしい。少しずつ、少しずつ、宮部という男の真実の姿がみえてきます。読後、生きる事になにかしらの感慨を与えてくれる事は間違いありません。 | ||||
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妻が借りた本を、私が先に読ませてもらいました。 太平洋戦争の史実や作戦の評価なども書かれているので そのあたりについては、専門書には及ばないかもしれません。 また、小説としての体裁もあまりよろしくないのかもしれません。 しかしながら、人間として、どのように生きるべきか、 その一つの形を示してくれるものがあり、 心を揺り動かされる部分が何ページもありました。 予科練だった父が読んだら、こんなもんじゃないと、笑うかもしれませんが、 それぞれの置かれた立場で読めば、それでいいのだと思います。 私は、信念を持って生きることの大事さを感じました。 そして、もっと、ゼロ戦のことや戦争のことを学びたいと思いました。 | ||||
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第二次世界大戦の敗色の濃い、暗いこの時代を、今の若者を始め、 多くの人に読ませて事に、百田尚樹氏の凄さを感じる。 ゼロ戦の特攻は、アメリカのテロに例えられて、外国で報道された 事があったが、決して違うという事を熱く書いている。 家族のために、あらゆる事を飲み込んで、祖国のために、散り去った命。 その事を、現代の日本に生きている我々は、よく理解し、噛みしめて生き ねばならないと思えてくる。 | ||||
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劇場版を観て、原作を読みたくなり購入しました。こちらを読むことでより感情移入できるようになりました。 | ||||
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対応がとても迅速で、商品は思った通りの物でした。文句ありません。 | ||||
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何度読んでも泣けます。素晴らしい本です。 初めは特攻隊の話で苦手に思いなかなか読めませんでしたが、もっと早く読めば良かったと思いました。 私が意外だったのは特攻隊員が皆、本当に志願したのか(私はテロリストのように教育されてそうなったと思ってました。) 本当は死にたくなかったが手紙の検閲もありそう書かないといけない当時の重圧。 自分の無知さが、想像力の無さが情けなくなりました。 特攻隊員が私の子供の年齢です。わが子はとても幼いですが特攻隊員の皆さんはどんな思いだったか考えるだけでもいたたまれません。 全ての日本人に読んでもらいたいです。 百田さんの作品『影法師』もオススメです。 | ||||
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久しぶりに長編小説を読んだが 感動しました。 最後は本当にのめり込んだ感じです。 買って良かった一冊です。 | ||||
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優れて面白い作品だと感じる一方で、これは有害だなとも思わされた。 表現は非常に視覚的で、映画的な描写が続く。また、作品の大半の紙数がインタビューのまとめのようになっている。これは作者が放送作家であったことの名残かも知れない。登場人物の内面を描写する文芸的な楽しみは無かった反面、映像的な表現の中で登場人物たちの心理を想像する自由が読者に与えられていて、案外読みやすかった。 読みやすさ、分かり易さが優れていて、本書を読めばだいたい太平洋戦争の航空戦の概要がわかるような気持ちになる。そして、よくできた戦争映画のようにリアルで迫力があり、興奮する戦争シーンが随所に散りばめられているし、男と女の複雑で不思議な愛の有様や、意外などんでん返しの結末など、娯楽性にも富んでいて非常に面白かった。 主人公の宮部久蔵少尉を始め、彼との思い出を語る当時の兵士の生き残りの人々の語りを聞く中で、自分自身の生き様を問い直され、居住まいを正される面もある。自分はここまでして決死の覚悟で人を守ることができるだろうか。愛する人を本当に愛しているのか、愛する人のために命を捨てるほどの愛が己にはあるのか、と思わず自問自答してしまう。ああ、自分はここまで自分を投げ打って人を愛したことがあるだろうか、と背筋が伸びる思いがする。そういう力をこの小説は持っていると感じた。 しかし、「この小説は決して戦争や特攻を美化しているわけではない」と言われると、微妙に違和感を感じる。 確かに死ぬことしか許されていない極限状況で、それでも特攻隊員たちが自らの死の意味を必死に見つけ、自分の死が愛する家族や国を守ることになるならばと散ってゆく、その愛は美しい。自らの生き残りは無いという決定的状況だからこそ、その愛は完全に無私の愛であり、当然美しい。特攻隊員の方々は本当に立派な死に様を遂げた。彼らの家族や祖国を愛する心は真実に純粋であり、美しい。私たちも居住まいを正される。 ただ、問題なのは、戦争や特攻を語る時、いつもこういう一人一人の兵士がいかに清い心をもって死んでいったかという美しさを語ることで終わってしまうことである。こういう物事の処理の仕方は、はっきり言ってこの手の話題では月並みな手法だ。 追い込まれて行き場を失った者が絶望の中で取る愛に美を感じる感性を私たちは持っている。しかし、だからと言って、人間をこの絶体絶命の状況に追い込んで何らの責任も取ろうとしない(そもそも人の命を奪った責任など取り切れるはずもないが)命令者たちの罪が帳消しにされるだろうか。 確かにこの作品の中でも、命令を下した長官たちや大本営のエリートたちがどんなに非人間的であったかを責める言葉はある。しかし、その罪は最終的に突き詰められることもなく、いつの間にかストーリーの中で立ち消えになり、物語は結局個々の兵士の美談で終わってしまう。非常にありがちなパターンである。 そして、こういう美談で命をかけた愛国心や家族愛に憧れを掻き立てられた若者たちは、結局、こういう若者たち一人一人の命など消耗品のようにしか思っていない政治家に利用されてしまうのである。 郷土愛や家族愛、仲間意識などを強化された人間は、「国や家族を守るため」という美名で下された命令に逆らえない。「自分は祖国より家族より仲間より、自分一人のことが大事なのか?」という自責の念に人間を陥れる。国家権力は、そんな人の良心を利用して、戦争に参加させる。このあたりの政治家たちのしたたかな悪意を見抜くためには、この作品は全く役に立たないばかりか、むしろ政治家にうまく利用されるお人好しを生み出す。そういう意味でたいへん有害な作品である。 奇しくも、この作品の中でも、「戦後の民主主義と繁栄は、日本人から『道徳』を奪った」(p.357-358)という元日本兵の嘆きが描かれている。この言葉には安倍首相も我が意を得たりと喜んだだろう。著者とも親しい安倍晋三が推進しようとしている道徳教育は、民主主義と繁栄に罪悪感を抱かせ、国家の命令に反することに愛国心や家族愛から湧き上る良心の呵責を抱かせる、危険な思想教育なのだ。 「あの人たちが命を捨ててくれたから今の私たちがある」などと言う人がいる。騙されてはいけない。 彼らは命を捨てさせられたのである。彼らは全く死ぬ必要はなかった。絶対安全地帯にいた権力者たちの政策による犠牲者である。彼らは敵に殺されたと同時に自国の政府によっても捨て駒にされ、あるいは全く間違った作戦の失敗によって無駄死にさせられた。自分は死ぬと決められてしまった人間が、自らの死をどのように意味付けたか、その心がいかに美しかったかということと、彼らを死に追いやった者たちの犯罪の重さとは全く別の問題である。戦争命令者が、あの戦争で亡くなった約300万人の人々のぶん300万回死んで償っても、亡くなった人は戻ってこない。 その愚かさと罪深さを徹底的に冷徹に描く作品こそが本当に平和を願う芸術の名に相応しい。 「永遠の0」は娯楽作品としては面白い。しかし、殺された兵士の死に様を美談として語り、祖国愛や家族愛の美しい道徳の物語に仕立て上げ、これに感化された若者が国家権力の甘言に踊らされてしまう手助けをするとすれば、非常に有害な図書であると言わざるを得ない。 こういう作品がベストセラーとなって、「国民的文学」ともてはやされる社会もまた危ういと言うべきだろう。 | ||||
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映画を見た後に読みました。 百田さんの世界が余すところなく表現されていました。 すっかりファンになりました。 | ||||
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低評価が意外にも多くて驚いたのですが、「ほかの本のパクリが多すぎる」という意見が多いんですね。 戦争に関する本をほとんど読んだことがないのでそうとは知らず読み終えましたが、オリジナルを読んできた方にしてみれば、確かに高評価はつけにくいのかもしれません。 しかし。普段から小説は読むが戦争に関する本は読まぬ、戦争を経験していない私のような若造にとって、この本の威力は偉大。どこまで本当にあったかはわかりませんが、私はこの話の内容はすべて、戦争で戦った兵士にとって、断片的に現実としてあったものだと受け止める。そして重い気持ちになる。戦争などしたくないという思いを心に刻みこもう。 戦争を知らない人々にとって大切なことは「戦争を知ること」。その真の恐怖は、経験した人にしかわからないとしても、知らない者たちは想像し、恐ろしさに震え、こんな破滅への道だけは進んではならないと決めなければいけない。ところが、戦争の恐ろしさを知らない人が戦争に関する本や資料を進んで読む機会は少ない。私のように。ただ、小説というジャンルなら読む人が一気に増える。特に「話題になってる」「ベストセラー」「感動」「泣ける」「愛の物語」とか・・・そんなうたい文句の小説なら読む人が増える。これは戦争の話をビジネスに利用してるともとれる、だが一番重要なことは「伝えること、忘れないこと」ではないか。だから、これほど話題になって、多くの人に読まれるかたちで戦争の話を人々に送り出したことはとても意義があると思うのです。これをきっかけで戦争について考える人も増えるかもしれないし、ほかのレビューであったけれどこれを入門書として他の本を読みだす人もいるかもしれない。そういう役割を果たせる本はやっぱりすごいし、これからも多くの人に読まれてほしい。賛否両論あっていいから、とにかくみんな読んでください・・・という気持ちになりました。 最後にちょっとだけ本の感想を。 宮部さんは「生きろ」というメッセージを伝え続けた。死が美化され、生に執着することを否定され続けてなお、生きることに執着した。だから、やっぱり生き延びてほしかった。蜘蛛の糸をつかんで。教え子が次々と死んでいった宮部にとって、もう生き延びることは長く続く苦しみでしかなかったのだろうか。それでも、ハムレットじゃないが、しばし死の至福から遠ざかり、この世の苦しみにも耐え、せめてあなたとあなたと共に生きた人たちの話を伝えてほしかった。・・・生きてほしかったな―。 | ||||
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本で泣けたのは久しぶりでした コピペだの特攻隊を美化しているなんて言っている方も多くいますが、で何が悪いのかしら? 当たり前ですが生きている人間は歴史を語り新しく歴史も作れる 亡くなった方はそこで歴史が途絶えてしまう。 いろーんないみで深いです。 | ||||
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文庫化された当初に購入し読んだ本だ。 映画化されて、話題になったことだし、再読。レビューも書く。 まずもって、歴史とくに、現代日本史に興味が湧いたばかりという人に、腰をすえて読んで欲しい本。 戦前・戦中の日本マンセーなウヨには、ちょっと耐え難いかもしれない。それだけ、「プロフェッショナルなファイターパイロットから見たら、旧軍の戦争指導はとても耐えられたもんじゃねえ」的視点で描かれた本だからね。しっかりと戦争というものを理解し、戦う意味を持って戦った人にとっても、あの戦争指導は、やっぱり批判するに値するのだ、ということをしっかりと受け止めて欲しい。 だからと言って、サヨクにもウケるとは思わない。頭の悪いサヨクなら、こいつは特攻賛美だと、はなはだしく誤解・誤読をしてくれること間違いない。 でもって、視点的に政治的価値中立を保てるという人も、これノンフィクションではなく、小説だから、その辺は要注意。歴史書ではないというところにね。まだ決着のついていない議論、定説とはなりえていなものも、含んで書かれているということ。さらに、小説とはいっても、文章量の大要は当時を生きた登場人物のモノローグ的記述だから。会話のキャッチボールで読みやすいという部分がほとんどない。ただまあ、そこのところを前もってわかっていれば、キチンと読み解いていけるとはおもうのだけどね。そんでもって、歴史的な展開を良く知る人間でも、「まあその登場人物の解釈や感情の反映がある」と思えば、こういう言が出てもしゃあないかと納得はいくよね。例えば、真珠湾攻撃の第2次攻撃隊を送らず、港湾施設を破壊いしなかった件とか、栗田ターンの件とか。 こういった部分の意識さえしっかり持てば、各登場人物の視点を借りた、真珠湾→ミッドウェー→ソロモン→フィリピン→沖縄航空特攻の太平洋戦史の通史と思って読んで、得るところも少なくないはずだ。逆に、分量それなりのモノローグの断続であるという文体になじめない人、歴史が苦手という人、政治的に色の付いている人の場合、決定的に、この本は読めないな、と思う。 日本人の従来型の太平洋モノの戦記文学では、あまり類型的に当てはまらない、宮部という「生き残ること」にこそ至上の価値を見出す、プロフェッショナル・パイロットが、なぜ最後は特攻に赴き、最後の最後の“生き残りのクジ”さえ他人に差し出したのか……。そこんとこの心理葛藤を、他人の目線の中から読みとって欲しいなあと……。 同時に、戦後のエピソードまで含めて、宮部という人物にかかわった人々の群像劇として、面白味のある小説。で、最後に用意されている、実にささやかだけど、ほろ苦いヒューマンなどんでん返しとエピソード……。伏線の張り方が非常に上手いなあと。 文章が苦手だっていう向きは、コミックや映画からまず入って……うん、まあ、それでがんばれそうなら、ぜひ、この小説もチャレンジして欲しいところ。最終的には、心情的なもの、つまらない政治的なモノの見方、そして、通り一遍の戦争批判を乗り越えて、「負ける戦争はやっちゃいけねえ…」と思ってくれれば、いいのだけどね。 | ||||
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集中して1日で読んでしまいました 感動して、涙腺がゆるみます そして、日々の自分って、真剣に生きてないなぁと反省することしばし・・ 失敗したなと思ったのは、小説を読んでから映画を観にいった事 映画では、原作をかなり端折ってるので先に小説を読むと感動が薄れます 映画なりDVDなりを観てから、小説を読む事をお勧めします | ||||
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1冊目は新書で購入。 読み終えたあと、感動を共有したくて後輩にプレゼントしました。 母親が読みたがったので、中古を購入し送付しました。 | ||||
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映画を見る前に読みたかった作品ですが、やっと・・・読み上げました。 やはり、ベストセラーだけあって、読み応えがありました。 | ||||
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百田直樹さんの作品は、「海賊とよばれた男」が最初で、次にこの作品を読みました。それから、はまっています。 | ||||
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エンターテイメントして、非常に優れている。 「右傾エンタメ」とレッテルを貼る前に読んでみてほしいです。 読み手によって、印象に残るシーンは違うはずだと思います。 世代を超えて。 | ||||
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映画を見る前に読むことをお勧めします。文章の与える衝撃と映像から受け取るそれにはかなりの隔たりがありました。しかし素晴らしいという点においてはどちらもお勧めします。 | ||||
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この作家は文章が上手いよね。 反戦にもとれるようにも、愛国心を掻き立てられるようにも読める、上手い書き方だと思う。 でも、中身はない。 お涙ちょうだいのエンターテーメントと言うのがこの作品の評価だと思う。 | ||||
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この本は最後まで読む事にのみ意味がある本だと思いました。 読み始めから中盤にかけて、難しすぎて途中で投げ出しそうになりましたが、 周りの評判が良かったし、せっかく海外まで取り寄せたので頑張って最後まで読みました。 是非とも途中でしんどくなっても、最後まで読むことをお勧めします。 本の6割ぐらいまでずっと星は2か3がいいところと思っていました。 登場人物の高山っていう人物がいけ好かないとか、 いろんな不満を思いながら読みましたが、最後、「ああ、そういうことだったのか。」と 私には納得のいくもので、胸に熱い思いと切なさがこみ上げました。 小説の中の細かい不満はどうでも良くなりました。 ただ1つ言える事は俳優岡田准一の存在。 私は本を購入後長い事読まずにいましたが、 その間に映画になり、主演が岡田准一である事を知りました。 本を読む醍醐味は登場人物を自分の好きなように 想像しながら読む事ができる点ですが、読み始める前から 宮部=岡田准一という頭が出来上がってしまっていたので、なんかやられた感ありました。 だってあまりにもはまり役、岡田准一は好きな俳優なので物語の切なさがぐっと増したと思います。 その知識がなく読んだら自分は誰を想像しながら読んだのだろう、 そして感想はどうだったのだろう、と考えてしまいます。 「たとえ死んでも、それでもぼくは戻ってくる。 生まれ変わってでも、必ず君の元に戻ってくる。」 一生涯の中で、こんな風に、誰かに愛されたいものですね。 それと、これは余談ですが、私は軽いパニック障害の薬をのんでいます。 狭い小さな戦闘機に7時間乗り続けたり、 飛行機が落とされたりする描写が途中結構しんどかった。 まぁ、それ以上の感動を味わえたので良かったですが・・・ それにしても、戦争の描写や途中に出てくる飛行機乗りの名手達のエピソードを もう少しスマートに分かりやすくかけなかったものか、こんなにページ数は必要だったのか、 宮部を知る人に会う順番が都合良過ぎる等がひっかかったので、星は4つにします。 好き嫌いが真っ二つに分かれそうな本でした。 | ||||
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