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永遠の0
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永遠の0の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2076件 501~520 26/104ページ
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今年は阪神大震災から19年、そして私が生まれた19年前太平洋戦争は終わりました。 戦争の影がみじんも感じられなかった高度成長期に生まれ、同じ「19年」の世界観の違いに 愕然としています。別世界であった太平洋戦争がはっきりと線で自分とつながり、同じ人間として 生まれたのに、かたや特攻隊として、かたや大本営として、この世にかかわっている。 百田尚樹さんの作品は人間というものの愚かさとすばらしさ、繋がっていく命の永遠さと 世の中に抗えない命のはかなさをいつも教えてくれます。 来年は戦後70年。日本史にかつてないほどの長さで平和が保たれています。 これも先人たちの多くの犠牲に成り立ち、そして戦後の復興を懸命に支えてこられた先人のおかげと 今更ながら気づかされました。少しでも良い世の中になればいいな、と思います。 | ||||
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主人公が特攻に志願した理由ははっきとは書かれてはいないが、想像はできると思います。 読者に考えさせる部分もあり、よい小説だと思います。 | ||||
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なんというか… 物語が描けない、人物が描けない、思想だけは一人前な気分でいる成績と品行が良い作文好きの中学生の夏休みの「創作小説」を見せられた気分。 何ですか、これは。 偶々、司馬遼太郎の『坂の上の雲』読了直後に読んだせいもあると思いますが、 よくもまあ、これを商業ベースに乗せようと思いましたね。 同じようなコンセプトなら、浅田次郎の『壬生義士伝』のほうが、よっぽどよく出来ていました。 文章や構成のあまりの稚拙さ故に、思想までもが薄っぺらく映る。思想を前面に出しているこの作者にとって、この一冊は最早、ある種の汚点ではないでしょうか。 | ||||
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それまで臆病と言われながらも生に固執した零戦乗りが、最後の最後でなぜ特攻をかけたのか、その理由が分かった時に号泣する。 と言われて読んでみる気になりました。 最後の号泣ポイントだけ電車で読まないように気をつければいいか、と思いながら読み進め、結局最後まで電車で読んでしまいました。 なんというか… 主人公の心境がきっちり描ききれてないように思います。 証言記録の体裁では主人公本人の気持ちを描くのには適していないのかもしれない、とさえ思えました。 しばらくぶりに顔を合わせた主人公が別人のようだった、という表現が人の口を変えて度々出てくるのでそこに何がしかのストーリーのキーになるものがあるのでは、と思いつつ読み進めてしまったものの、最後までその部分に触れる記述がありませんでした。従って、なぜ最後そういうことになったのか何がなんだか分かりませんでした。 予備知識なしに読み始めれば、穿った見方をしないで素直に物語を追えたのかもしれませんが。 正直期待はずれでした。 | ||||
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放送作家の経歴故でしょうか、生粋の娯楽小説でした。 この作品から、酷評されているような反戦だ偏右だと言ったメッセージ性は見出せませんでした。戦争ものの書籍には疎いのですが、散々酷評されている通り他の作品を下地にした描写が多いのであれば、なおさら著者個人の思想が表れているとは考えにくいです。 しかし、お涙頂戴を前提としたエンターテインメントなのに登場人物の内面描写が弱いためか、小説というより安っぽいドキュメンタリーのようで、どうも鼻についてしまいました。著者の「小説家としての」今後に期待です。 | ||||
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10年前に亡くなった主人の祖父が亡くなる直前まで話してくれた、ゼロ戦の体験談がまさにこの本に書かれてありました。 読みながら、生きているうちにもっとおじいちゃんの話を聞いておけばよかった、と思いました。 私は、おじいちゃんが戦争体験を目を輝かせて話すのが少し不快だったのですが、おじいちゃんの人生の中で濃度の高い時間だったから、つらいことも生死を分けたことも少年のような目で話していたんだ、と理解できました。 戦争から生きて帰って、人生が止まってしまったような感じだったことも、理解できました。 おじいちゃんの手記も少し残っているので、これから見直そうと思っています。 | ||||
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まあ、放送作家さんですから。 題材はいいです。その分の、ほしひとつです。 それがなければ、タイトルの通りになってしまうでしょうね。 | ||||
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少し流行りから遅れたけど、『永遠のゼロ』を読んだ。 まず言うなら、『永遠のゼロ』は愚劣な反戦小説だ。 反戦小説ではある。ただ、愚劣である。百田尚樹は、戦時中の「凛とした」日本人を描こうとしている。それ自体はかまわない。(僕は好きじゃないが) 愚劣なのは、主人公の生き方が一貫して戦後教育に沿った生き方をしているということだ。つまり、戦中において徹底して「生きよう」とする。それを見て、回りの部下や友人は変化していくが、本人自身は一切変化しない。ただ、自分の凛として「生きようとする」生き方を選ぶのだ。 重要なのは、そこには葛藤が描かれていないこと。平成の価値観を持った人間をポンと軍隊のなかにおいてみて、それで「やっぱ俺たち(戦後的な)の生き方がいいよねー」みたいなことを平気で言っている。 百田は主人公を周りの人物に語らせることで、「内面」まで踏み込むことはなかった。つまり、すべての言説「あの人はこんな人だった」であり、戦争にいる主人公が何を考え、思い、悩んでいたか、書かないような構造になっている。 これは個人の内面を描くことで、戦争を描き抵抗しようとした戦争文学の歴史に対する侮辱だ。葛藤の末に、戦後的な価値観に行き着くならまだしも、その価値観を最初から抱えた人間を無批判にポンと置く。なにも描いていない。ただ「俺たちの生き方すげー」っていい続けるだけだ。 バカのバカによるバカのための小説である。 しかも、その主人公の凛とした像を追っていくことを通して、「ゼロファイターはよく戦った」と旧日本軍人や退役米兵に口々に言わせている。もちろん、ゼロファイターとは、戦時中の日本人のシンボルである。 そのシンボルを褒め称えることで、「日本人はすごいから、お前ら若者も頑張れ!」って訴えている。 百田は、安易な民族礼讃に陥っている。 きっと映画版も同じようなものだろう。 そんな映画と同時期にやっていた『ハンナ・アーレント』にはこんな一節がある 。「愛しているのはユダヤ民族ではなく友人」讃えるのも民族ではなく友人だと僕は思う。 小峰輝久 | ||||
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今回映画を見まして買いました 戦争について 勉強になりました もし私が同じ立場だったらなど 考えるところがいっぱいです | ||||
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今更ながら読んでみました。 結局のところ、著者が参考にした元ネタを知ってるかどうかが、そのまま評価になってるようですね。 私は、戦闘機や大戦のエピソードは知らないことばかりでしたので、そのあたりの本書の描写はそれなりに面白かったです。 一方で、『壬生義士伝』は大好きでしたので、それに倣った本書の物語展開は本当に面白くなかったです。 すべてを台無しにしたラストエピソードに関しては私も全く納得いかないですしね。 そんな私からの評価は、ちょっと甘いかもですが☆3つってところでしょうか。 元ネタのほとんどを読んでいるっていう方が、☆1つ、2つの評価をするのは十分に頷ける内容です。 付け加えれば、日本の右傾化だとか、戦争や特攻の美化だとか、将来が心配とか、そんなに大騒ぎする必要があるレベルの本ではない気がするんですけどね。 良くも悪くも。 | ||||
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特攻隊のことを知るための、おすすめの一冊です。 戦争の暗い時代の中、愛する者のために必死に生きようとする姿は大変輝いて見えます。 消えつつある戦争の記憶を掘り起こし、戦争とは何か?をもっと知りたいと思いました。 | ||||
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ことばにできん。ただただ絶句。 ただし、あまりにも現代の人たちの描写がぬるすぎていただけなさすぎて、星はよっつ。 | ||||
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なんなんだろう?と思った。登場人物もなんじゃこりゃ!?って感じです。 物語的には後半の100ページだけで良かったような。 読んでいて「どうしてこの本が流行ったんだろう?」と思った。雰囲気かな? セカチューが流行ったときも思ったけど・・・。 感動したかどうか、 私は感動もしなかった。 こどもに読ませたいか? 読ませたくない。 戦争についての本なら違うものをおすすめすると思う。 終始 「作者はいったい何がいいたいんだろう・・・」って感じでした。 | ||||
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息子が最初に読み、お母さんも読んだらいいよと進められました。確かに読みはじめからすぐに内容にひかれます。お勧めです。 | ||||
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まだ読んでいる途中ですが・・・ おすすめの一冊です 歴史に興味がある方はぜひ 読んでほしいと思います | ||||
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ぶっちゃけ、宮部久蔵にもその孫にも全く感情移入できなかった。 ここまで現代人にしないと当時の感覚は理解できないものなのだろうかね。戦争が不可避であれば、命をかけて国を守るのは当たり前でしょ。 確かに武器を捨て戦いを放棄すれば命を失うことなく平和は手に入るかも知れない。但し、自由も権利も奪われた奴隷扱いだろうけど。 それが嫌なら戦うしかなんだよね。 それは永遠不変の法則でいつの時代においても変わらない筈なんです。 | ||||
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先に2冊百田氏の本を読みました. 正直,氏の知名度らして内容的には少々不満が残りました. 今回,「代表作の一つ」と思い本書を手にしました. 読了後,少し理由がわかった気がします. よく言えば,安心して読める,取っつきやすいと言うのが理由と感じました. 悪く言えば,少し読者を意識しすぎた感じがしました. 主人公の清冽な生き方に感情移入しかけた時に, 少々御都合主義的な展開で水を差される気がしました. 文章としては,非常に読みやすく,各登場人物の役割も明確です. 奥付の参考文献の多さから察するに,「読み物」として 仕上げる事に始終したということもできると思います. 新聞社に否定的な人物が登場した時には,少し暗示的なものを感じてしまったりしました. この本の初版を考えると興味深いですね. 少し間をおいて,もう一冊くらい百田氏の本を読んでみようと思いました. | ||||
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私は同小説は既に会社の同僚から貸してもらい、読み終えていまして、同映画も見ました。 私の伯父にご家族と死に別れたりして、現在、大阪茨木市で一人住まいの人がおられまして、その伯父は広島県尾道市出身で、戦争当時、学徒動員により広島の呉で、戦艦や人間魚雷「回天」の製造に携わっていたことを、本人から聞きました。その伯父の4歳上の兄様は実際に中国の戦地に行き、戦後1年以上経ったある日、実家の近くの川のほとりに乞食以上にひどいボロボロの軍服を着た人が座っていて、それが兄様に似ているという事を聞いて、伯父が迎えに行ったという事でした。兄様は1年以上かけて、ほとんど満足な飲食もとらず中国から戻ってきたのでした。 私が先日、87歳の伯父と食事をしている時に、そのような話を聞きまして、私も「永遠のゼロ」の話をしました。 伯父が人間魚雷を製造している傍らでは、零式戦闘機を作る材料が不足していたためか戦闘機に乗れず、換りに「回天」に乗ることを 命令された予科練出の兵隊が自分らが乗る予定の回天が完成するのを待っていて、伯父が製造に携わりながらその人達を見ていると「空しさ、可哀そうやった」と言ってました。 「同じ特攻でも、これはゼロ戦の特攻兵を題材にした小説ですが、伯父さん読みますか?」と尋ねたところ、「読みたい。」とい返事でしたので 今回新たに購入してプレゼントしたのですが、「当時学徒動員として戦争を体験した当事者ですから、読むのが辛くなったらやめていただいて結構ですよ。」と言ってます。 その後「読みましたか?」と聞いたら、「ぼちぼち読んでいるよ。」という返事でした。たぶん当時の事を思いだしながら読んでいるのでしょう。 伯父さんは勉強が好きで、「戦争の所為で満足に勉強できなかったのが残念や。」と当時の特攻兵が聞いたらおこるんじゃないかと思えることを、今でも口に出しております。 先日偶然にも「人間魚雷 回天」を題材にした映画をテレビで見ましたが、ほんと、戦争は「誰のために、何のためにやったのか!!」とその当時の人々の辛さははかりしれません。 しかし、今でも、世界のどこかで戦争は続いています。たぶん、人間は地球が破裂するまで戦争を続けるのでしょう。 | ||||
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僕は特攻が好きではなかった。 いや、正確に言うと、僕は特攻のすべてを理解し、そして憎んですらいた。 だれよりも大空を高く舞うことだってできたし、だれよりも速いスピードで機体を回転させることだってできた。それは僕自身に与えられた、おそらく唯一の(これは能力といってさしつかえないと思う)、誇れるほどの才能だった。しかしそれを「特攻」という形で表現してしまうことに、僕はいささかの躊躇を覚えた。死が怖かったからではない。少なくとも僕自身にとっては「死」というものは、色彩のぼやけた抽象画にすぎなかった。僕がなにより恐れていたのは、死ではなく、妻だった。妻のことを僕は愛していた。少なくとも一般的な意味においては、愛していたと思う。妻を残し、特攻に行くという事実を受け入れるのは、容易なことではなかった。だが死んでいく仲間たちを見ながら、生きながらえることは、火口に落ちたギャオスのように、心のある部分を焼き焦がし、引き裂いた。ある日の朝、僕は特攻を決意した。死の直前。ビーチボーイズが聴きたくなるかもしれない、と思った。あるいは何も聞きたくないかもれない。そんなことは僕にもわからなかった。 | ||||
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そこそこまとまっていますが、大空のサムライ、壬生義士伝などの有名な著作の良いとこ取り、どこかで読んだような話の継ぎはぎ感丸出し、パッチワークというのはその通りです。 登場するキャラクターの設定もなんか薄っぺらい感じで軽薄。 まぁ、それでも、これだけ大ヒットしたんだから、人の著作でこれだけ金儲けができるというアイディアの勝利ですね。 | ||||
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