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永遠の0
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永遠の0の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2076件 721~740 37/104ページ
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フィクションの要素もあると思いますが、学校で習う日本史で近代史はいつも飛ばされています。 ミッドウェー海戦、ガダルカナル島での戦いなど、きちんと知らなかったことに愕然としました。 日本史の先生はきちんと先の戦争の残酷さを教えないと、憲法改正とかが進もうとする中、 戦争賛美にならないでほしい。ただ、昨今の原作者の発言を思うと「えっ!」と思いますが・・・。 絶対に戦争を繰り返してはならないことを誓う小説だと思っていたのでこれは残念です。 | ||||
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戦争どころか、本を読む事にすら興味のない友達に読ませてみました。 読まないかなと思ったら「すごく感動して、後半泣きまくった」と、意外な感想が返ってきました。 そう、本書の良さは零戦や戦争に抵抗がある人にも、読みやすく、また、物語自体が感動できるところです。 現代人代表のような孫たちの心象も描かれているので、自分の考えや視点を見直すきっかけを作ってくれます。 坂井三郎さんをはじめ、戦記ものをかなり読んでいる自分は、他の著書との既視感を感じたものの、程よい臨場感もあり次の展開が気になって、あっという間に読み終わりました。 冷静に考えると、ちょっと無理があるかなと思う部分もありますが、それを言い出したら小説は読めません。 自分が「現代人に戦争について考えさせれる?」と言われて、何人にそれが出来るでしょうか? 若者が無関心な話題"戦争"について、とっかかりを作ってくれる作品はそう多くないはずです。 賛否両論はあるものの、レビュー数にも表れているように、多くの人がこの作品で太平洋戦争やマスコミのあり方について、もう一度考えてみたのではないでしょうか? そう考えると、百田氏の功績は大きいと認めざるを得ません。 今後の著書にも期待したいです。 | ||||
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映画を見た後で読んだのですが、作者がこの時代背景をよく取材されているなと感じさせられました。他の歴史書の中にあまり出てこないのですが、当時の軍上層部の無責任さ、特権意識をよく表しているなと感じさせられます。もっと早く映画化になっても余暇多様に思います。 | ||||
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とにかく、のっけから軽いノリ!泣くどころか情けなくなる ベストセラーに踊らされた私がいけないと反省しました。 読み終わった後、日本の文豪作品が読みたくなる相乗効果が 私にはありました。 | ||||
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迅速かつ安価な提供をしていただき大変ありがたく思っております。 | ||||
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元軍人から話を聞き、宮部と言う架空の人物に迫る形式で 物語は進んで行きます。 戦争に詳しい方には、物足りないだとか、有名なエピソードばかり…と、なるようですが 特攻は、テロとは違うというくだりや、使われた機体がゼロ戦だけではないなど 自分にように、全くの戦争無知には、大変参考になりました。 確かに、参考文献を見ると、有名な本ばかりですが アレ全部読んで、要約したんだ…と、思えば、戦争入門書として いいと思うのですが。 戦争を知らない世代が読む物として、ちょっと物足りないのは 特定の固有名詞や、作戦の名前にルビがない事。 詳しい方には、戦艦の名前なんざ常識でしょうが、素人向けに長たらしい漢字の固有名詞は ちょっと読む手が、止まってしまう。 本のつくりで、仕方ないとは思いますが、 全部とは言いませんが、一定の間隔でつけて頂けると、 すんなり読めるのではないでしょうか。 老人たちの語りの中に、さりげなく、当時の戦況などがちりばめられているのは 分かりやすくて良かったです。 評価は分かれると思いますが 最後の方で、おじいさんとおばあさんのエピソードが描かれます。 自分は、この作者のこういう“王道なノンフィクション”部分が大好きです。 年上の女性に憧れを抱くとか、結婚に思い悩む女性とか、あのオッサン(失礼)が 作ったお話だと思うと…。 何より、宮部のキャラクターにも好感が持てました。 語りの中で、ちょこちょこっとしか出てこないので、どんな人だったのか 知りたくなり、どんどん読み進めてしまう。 あと、、レビューで気になったのですが 「そんなはずないです」の趣旨をかいてある方は、戦争に行ったんですかね。 もう、戦後70年をむかえようとしている現在、我々の多くは 実際の話を読んだり、聞いたりして、類推するしかないんですよね。 それを、風化させないために、この本はいいとっかかりになっていると思います。 物語としては、成功しているんじゃないかと。 他にも、壬生義士伝の名前があがっていましたが、 強いのに好戦的でないのは、キャラクターとして結構な王道なのでは。 宮部の人物像を探りながら、戦争とはこういう物だったんだ 自分のじいさんは、どうだったんだろう。今度調べてみようかな …と、思うだけではだめですかね。 期待を裏切らないラストで、 読んで良かったと思える作品でした。 | ||||
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無謀な戦争における優秀な特攻隊員の数奇な運命を語る。 計算尽くされたストーリーのもとで、運命、愛情、正義がバランスよく語られている。 最後にサプライズでしめて、涙を誘う。 | ||||
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気に入ったのは気に入った。再読よりは量を読みたい自分だが、出来る限り早い時期に読み返したいと思う。 しかしこれは小説なのだろうか? 物語は雑誌のライターをしている姉に依頼され、死んだ祖父の事を知っている太平洋戦争に兵隊として参加した人々を訪ね歩き、祖父の事を聞くと言う内容。 しかし575頁に及ぶほとんどは、尋ねた兵士から語られる戦争秘話。元兵隊の口から語られるその内容は非常に詳しく、小説と言うよりは、百田史観とでも言うべき主義が見え隠れする内容。それ故か、非常に良い話しのオンパレードなのに、読中・読後に一切涙腺がゆるまなかった。 レビューを書くに当たって、涙腺が緩まなかった理由を考えたが、その一番の理由は、プロットが月並みと言う点。出てくる人物のプロフィールが類型的過ぎて、余りにも酷い。ライターをやっている姉貴と目標を失った弟。祖父の事を毛嫌いする人を最初に出して衝撃を与えたかと思えば、段々と中間的な見方をする人を登場させ、最後には命の恩人とまで言う人を登場させる。 つまり、一つの小説として考えると星一つの評価で十分。しかし読み物として捉えると、概ね自分の太平洋戦争に対する認識に近く、太平洋戦争に対する百田史観にも概ね賛同出来るので、星四つ。 ところでレビューと言うのはあくまでも自分が読んだ感想だけで良いと思うが、本書はさすがに人気作でレビュー数も多く、自分の評価とは逆の星一つの評価を幾つか見たが、珍しく星一つの理由に納得出来るものが多かった。 どうも、自分が星四つとした大部分は、他の方の著書からの焼き直しによるものらしい。 しかしそれでも、戦地での実際の状況などを入門書の更にまとめとして読むには良いと感じる。ベストセラーとして手にとって、太平洋戦争の教科書では習わない部分を知るには良いと思う。余りにも日本人は太平洋戦争に無関心過ぎる。多少なりとも感心を持つ為の作品として、良書と思う。 | ||||
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分かりやすく描こうという著者の意図があるのかも知れないが、それが裏目にでて軽薄に感じてしまう。評者は戦争経験者ではないので軽率なことは言えないが、他の戦争を扱った書物を鑑みても出征した人間、生き残った人間の思いはもっと複雑で重厚なものではないか。こういう作品に注目が集まるのもやはり時代の空気感か。正直読み疲れして、他人に勧める気にはならない。史実を知るには多少の助けにはなると思う。 | ||||
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つまらない。それでも映画化や書評の高評価を信じて、我慢して最後まで読みましたが… 時間の無駄でした。犠牲者がこれ以上増えてほしくないです。 | ||||
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映画化による話題と前大戦をテーマにしているにも関わらず評判が良いようなので購入しました。 娯楽作品のようでありながら、百田氏の考える必要な前大戦の知識と反省点、そして問いかけがちりばめられています。大戦で亡くなった祖父を追う過程がまるで推理小説ようであり、全く苦にすることなく一気に読破できます。作品の構成はかなり秀逸なのではないでしょうか。百田氏の主張に関しても、一部で囁かれるような特攻や軍部の賞賛などは決してなく、むしろかなり否定的に描かれていますが、当時の兵士を貶めることもなく現代日本人が共感できる等身大の祖父たちが描かれています。 まあどこかで聞いたことがあるような話が多いですが、現代日本人に問いかけができ、なおかつ非常に読みやすく書かれたこのような作品は必要だと感じ、☆5つです。全国民必読だと思います | ||||
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ゼロ戦の戦地をライブで辿ることで第二次大戦を描いた労力に敬意を持ちました。ただ登場人物たちが何となく、あの本を参考にしているのかなとか、あのエピソードを参考にしているのかな、と思い出さされ、魅力が拡散した感がありました。敗戦の上に我々の今の生活がある。心して生きたいと思わされました。 | ||||
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複数の登場人物が出てきますが、文章は各人の一人称ですので、非常に読みやすいです。 戦争、なかんずく特攻を扱った本は、そのテーマの故に肩肘張った内容のものがほとんどで、戦争や特攻に興味を持ち始めた若い人などに薦めるべき本が少ない事が悩みの種でした。 「永遠の0」はその点で読みやすさ、また特攻のみではなく太平洋戦争全般の戦局や問題にも触れており、入門書として薦めるのに十分な内容を持っていると思います。 本作の戦闘描写などに対して、幾人かのレビュアーが先人の書いた戦記の焼き直しという評を述べておられますが、完全なフィクションならばともかく、現実にあった戦争と兵器を主軸に描いた作品では、それは致し方の無いことだと思います。 兵器の扱い方や戦局など、実際にあったことに作者のオリジナリティーを持ち込まれては現実の歴史と乖離してしまいますし、第一それを言ったら戦国時代や幕末など、当時を知る人が皆無の時代を扱った作品など成立しなくなってしまいますから。 不満な点をあげるとしたら、物語が王道すぎてひねりが無いこと。それと、その物語が完全に現代の人間の視点のみで書かれていることの2点が気になりました。 特に後者は際立っていて、主人公や若い世代だけならばともかく、青春を戦争に費やした世代の独白においても、日本観や天皇観、軍隊に対する見方が戦後のそれであり、中にはそういう人物もいて良いとは思いますが、全てが同じような考えで固められていて、多少鼻白んでしまいました。 おそらく作者の物の見方の表れなのでしょうが、これは小説であり論文やドキュメントではないのですから、キャラクターにはストーリーの中で生きている一個の人間として、それぞれの意志を持った血の通った人間として描いてもらいたかったなぁと残念に思った次第です。 それでも、上記のような欠点を補ってあまりある魅力がこの作品にはあります。読んでみて損は無いと言えます。 当時の日本がいかに困難な局面にあったか、祖国の危機に若者達が、どれ程懸命に立ち向かい大切な人を守ろうとしたか。 考えるきっかけを与えてくれる書だと、私は思います。 | ||||
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以前読んで、くだらんとしか思わなかったが、あまりに世間で高評価されているみたいなので、レヴューすることにした。主人公は零戦のパ イロットな訳だが、架空の人物で、要は作者の理想の人物像な訳です。つまりだ、俺がこの時代に生まれてたらこう生きたかった、もしくはこう生きたかもという話を読者は延々と読まされる訳ですな。まあ要は他人の妄想を聞かされる訳ですが、これがエンターテイメントとしてはよくできていて、私も結構飽きずに最後まで読めた気がします。でもだよ、そうやって自分を投影した人物が、当時の花形の零戦のパイロットで、しかもそのなかで一番優秀で、しかも現代人の感覚にあったヒューマニズムの持ち主で人を殺すのに当時としては物凄く抵抗感をもち、それでいながら最後は華々しく特攻を決めて散っていくって、友人との酒飲みつつの話だったらよ、まあそう生きれたら最高かもなで笑って聞けるけど、要は精神的なマスターベーションだろっていう話ですよ。あとつけくわえるならば、時代設定を過去にしてるから特異な信条を貫いたみたいになってるけど、現代人としてみて世間一般の感性そのまま。思想的に凡庸。凡庸な感性で後出しじゃんけんで当時の人を自分より間違ってると言っている。当時の人の感性に対する理解や同情が足りない。っていうか、現代的にみて凡庸な感性の作者は本当に当時に生まれてたら当時の価値観に染まってた可能性大。(あの鈴木大拙でさえ皇道禅を唱えてた時代だぜ)自分に都合のいい妄想を世間に大々的に発表して、俺ってどうよって、頭の中まんまガキ。まあ寛大な評価をくれてやるならこんだけ売れたって事はエンターテイメントの作家としては才能があるのかもな。いずれにせよ、この作者にはたいがいにせえよと言っておくべきだろう。 | ||||
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影法師に次ぎよんだほんでした。 これが人間の持つ本質、主人公と国をつかさどる人たちの、「マキャベリとソロモン」の対比した思いをもちました。 残された人生を「誠意を尽くして生きていく」と思いを強くさせられる今日この頃です。 | ||||
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感動したというレビューが多いので、あえてこの一文を。 この作品は特攻隊員らの戦中・戦後を描く。現代の青年が、生き残って人生の終末を迎えつつある元零戦搭乗員たちを訪ね、話を聞きながら真相・深層をとらえていくという筋は、読者の共感を誘う。多くの情報を調べて構成しており、現代人の戦争への思いを深めてくれる、読むべき一冊だと思う。 しかし、特攻を通じて日本軍将兵の死を理解することには、針小棒大の危うさがある。藤原彰の研究『餓死した英霊たち』によれば、第二次世界大戦での戦死者230万人のうち、実に140万人(60%)もが餓死・戦病死であった。対して、爆装した零戦その他の特攻兵器による戦死者は4400人(0.2%)にとどまる。500人に1人なのだ。この作品が描いている、操縦技術を尽くして戦闘機を駆る主人公の姿は、ごく少数のエリートのものであった。戦死者の半ば以上が、残酷な表現だが、飢え病気にかかって死ぬという、野垂れ死にとしかいいようのない死を迎えていたのだ。 かつては大岡昇平や山本七平、近くは古処誠二らによって、飢餓の戦場での悲劇が語られていた。しかし最近は、特攻や硫黄島など「名誉の戦場」が思い入れを込めて語られることが多いように思う。 この作品の欠点としてあげつらう気持ちはまったくない。もちろん、数が少ないから特攻隊員の思いには価値がないと考えているわけでもない。言いたいのは、あの戦争を、特攻を視点にして理解してしまいがちな私たちの意識だ。中世の『平家物語』のような、戦士たちの愛と滅びの美学として鑑賞するには、第二次世界大戦は新しすぎる。死者たちの物語は、無数の、無名の死を含めたかたちで記憶されなければならないだろう。そのような作品との出会いを求めている自分に気づくきっかけになったという意味で、この作品と作者に感謝している。 | ||||
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先日同僚に紹介されて読みました。 元々、戦史には興味が有り、それなりに理解しているつもりです。 なので、この作品の戦史についてどうのこうの言うつもりは有りません。 ですが、 序盤で「特攻はテロリスト」と言った表現の所で、 極めて冒涜的表現だと思いこの本を投げ捨てようと思いましが 何故その様な表現が用いられたのかが知りたく読み進めました。 結局、テロリズムに関して確信的な事は語られていませんでした。 このストーリーにテロリズムを用いる必要な無かったと思います。 コノ本で感じた事は、ある出来事(宮部 久蔵の行動)に対し、 考え方や捉え方は様々である。 物事はもっと深く多面的に見なければ成らない。 そう感じました。 この所、心のない人達(サイコパシー)の本ばかり読んでいたので サイコパシーと真逆にある、「良心の究極系」と感じました。 戦争を題材にした物は往々にしてヒューマンドラマで有りますが 「人の心の所在」「誠実さ」を再認識出来る良い内容だと思います。 | ||||
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面白いし、才能ありますが、作者が右翼なので、とても怖いです。 もうこの方の小説は読みません。洗脳されるのが怖いからです。 | ||||
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メッチャ泣いて鼻が詰まって息が出来なくなって死ぬトコだった。 | ||||
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ゼロ戦は、その卓越した戦闘能力と飛行性が他国の戦闘機の追随を許さない半面、その機をを操縦するパイロットの人命尊重には大いなる疑問符を残す戦闘機であった事実を、著者は、その設計者から製造過程までの当時の日本人の持つ職人としての類まれなる技術力に敬意を表しながらも、人知の手に負えない「代物」であった側面に警鐘を鳴らしている。現代社会に換言すれば、「原発」問題に共通する部分がある。飛躍的な技術の進歩に伴う、人道的な大きな代償。いつの時代もその責任を先送りする。特攻で散った名もなき尊い命。今この時点でも、命を賭して不休で福島の現場で働く方々。真に責任を問われるべき者たちは、いつの時代も高みの見物である。この作品に流れる根底のテーマがそこにあると思う。もし、今後機会があったとしても、私自身、決して、安易な気持で靖国参拝はできない。 | ||||
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