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永遠の0
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永遠の0の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2076件 821~840 42/104ページ
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映画にもなりレビュー評価も高く読んでみました。 戦時中の背景や描写が事細かにあるのは歴史が苦手な 私には不向きでした。 先が気になり夢中になって読める小説ですが、 純愛を貫き通してほしかったのと、 最後が残念でなりませんでした。 後味は私としては今一つです。 | ||||
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話題の書という事で読んでみたが、正直微妙な内容。 この本の骨格は主人公の宮部をめぐるヒューマンドラマ。そこが全体の3割ほど。 あとの7割は坂井戦記などからの流用による肉付けなので、どこかで読んだことのある内容ばかり。 その上、著者があまり戦史に詳しくないせいか、「仏印で戦った(明号作戦のことかもしれないが)」なんて書かれると、 ガクッと来てしまう。 なのでこの作品はオリジナルの3割のところの出来次第なのだが、全体としてそんなに悪くはないと思う(★×4)。 ポイントは主人公の孫を登場させ、現代的な視点や価値観から戦争や特攻について語らせていること。 そのため今の若者の共感を得やすくなっている。 戦史の部分では、やたら主人公を美化し、海軍の上層部を完全悪者扱い(例外は美濃部のみ)したのはどうかと(−★)。 実際、特攻については上層部でも意見が割れていたし、かの源田実ですら消極的であった。 特攻をエンターテイメントとして描くならどうしてもこうなってしまうのも理解できないではないが、 もう少し正確で突っ込んだ描写ができなかったものかと思う。 それから最後の52型から21型に乗り換えるところは何度読んでも唐突な気がするので、 もっと主人公の心の葛藤などに切り込んで欲しかった。ここが凄く惜しまれる(−★)。 ただ若者に戦史や特攻に興味を持たせるという意味で、現代的な価値観から戦史を語った意味合いは大きいだろう。 本書の啓蒙的な価値は認める(+★)。 ということで★×3。 | ||||
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小説と割り切って読めばまあまあ面白かった。登場人物の書き分けがあっさりしているので途中で間違えることもある。また長々と続く海戦シーンはもう少し減らしていたらここで挫折する読者を防げたかも。参考文献をまねて書いているところも多いようで、作者自身が消化しきれてないのかと思う箇所もある。後半涙を誘う場面がしばしばだが金髪だった孫が話を聞いて急に更生するのは唐突でありがちな展開。戦争に行ったものにしかわからない苦悩や悲しみをもっと掘り下げて欲しかった。高齢者がすらすらと昨日のことのように戦争時の話をするのには違和感があった。一番謎は主人公がなぜ死ななければならなかったのか主人公はどういう人物だったのかを探しに出たはずなのに最後まで明白な答えが出ていないのにむりやりお涙頂戴場面に移ったこと。 | ||||
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GOODです、素早い納品流石です此れからもよろしくお願いします | ||||
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百田さんの作品はとても読みやすいですね。素晴らしいです(目良彰久)。 | ||||
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若い世代にとっては、戦争がどんなものだったかを学ぶためにはちょうどよい。 戦争は遥か昔のことで、ピンとこない若者は多いのではないでしょうか? かといって、ぶ厚い歴史書など読む気になれない方にとっては興味深く読み進められる本。 (若干無理矢理な部分も感じましたが) 先人の方々が切り開いてくれた現在を精一杯生きなければいけないと改めて思った一作。 | ||||
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一気に読むことはできませんでした。何度も前にさかのぼりやっと読み終えました。 70年前とはいえ、自分の父母が生きた青春時代に涙が止まりません。 先人たちの生死をかけた壮絶な人生の上に私たちが生まれ、又子どもたち も生きていきます。平成を生きる私たちの日常のなかでは、その時代を語り 思う事もありません。父母の同年代の方たちは、米寿も過ぎ当時の事を聞く 事も出来なくなる事でしょう。私自身も子供のころ父から聞かされた大東亜戦争 の話しを子供に話した事はありません。それは私だけでしょうか? 人生の晩年に向かう私には良いタイミングで巡り会えた一冊です。 今一度 “人の尊厳” を考えてみたいと思います。 | ||||
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思い描いた小説の中の場面と映像化された場面をついつい比べてしまう・・・ 映画があまりにもきれい過ぎると感じたのが残念でした。 軍隊という巨大な組織の中での「宮部久蔵」という一人の軍人のあり方、考え方に共感したが、 あの当時の日本の帝国海軍という巨大な流れには、逆らえなかった・・悲しい歴史秘話。 | ||||
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司法試験に連続で落ち、やる気もなくだらだらと日々を過ごす健太郎の元へ、フリーライターの姉の慶子から一本の電話が入る。曰く、「私達の実の祖父について調べないか」 その祖父とは、祖母の前の夫であり、健太郎と慶子の母の実の父親である宮部久蔵。彼は先の戦争における戦闘機パイロットであり、特攻に参加して死んだという。 最初は面倒がる健太郎だが、小金稼ぎと仕方なしに久蔵を知る老人達を尋ねる。 しかし、彼らの十人十色、しかし共通して苛烈な体験を聞くにつれ、徐々に変化を感じていく。 宮部久蔵という謎めいたパイロットを通じ、戦争とその渦中の人々、そして特攻へと物語は飛び立ってゆく。 まず、これは有名なゼロ戦こと三菱零式戦闘機のお話ではない。 もちろん登場人物はみんな零戦に関わり、その名前は最後まで出てくるが、それは物語を語る土台としてに過ぎない。いわば役者が立つ舞台。 このタイトルの「永遠のゼロ」は零戦の事ではない。「宮部久蔵」という不思議なパイロットその人であり、(この本の中核をなす語り部である)久蔵と巡り合った数々の兵士達でもあり、特攻によって散っていった人々でもあり、彼ら一人ひとりと繋がっていたすべての人々の事でもある。 つまるところ、この本は零戦を紹介したり称える話などではない。 戦争の肯定や再評価だなどという批判は聞くだに愚かしい。1/3でも読めばそんな感想が生まれるはずがない。 これは戦争とその時代を生き、死んでいった人々、そして何よりも、人が触れたがらない「特攻」について描かれる物語であり、ただそれだけ。 それらのピースを宮部久蔵と零戦という一つの舞台が繋ぎ紡いでゆく。 そして、そこにこそ、この本の価値がある。太平洋戦争のあらまし、その頃の人々や文化、そして特攻隊員達。ネット等でこれら一つ一つの話に触れる事はあっても、それらを一繋がりに考える事はこのご時世、まず無い。 この本は、それらの(おそらく自分達が知らない、教えられなかった)ピースを、宮部久蔵の描いた軌跡という形で繋ぎ合わせ、そして話を聞く側として身に迫る勢いで没頭させてくれる。 そして、その行き着く先の特攻。戦争を数字でしか知らない自分達に、その「数字」一つ一つに限りない人生があったのだという、当たり前なのに実感できない事実を実感させるのに、これ以上の手段はない。 そこに何かの思想や主張などない。それを知り、思想や主張を思うのは読者自身。 だからこそ、どんなきっかけでもいいからこの本を手に取ってほしい。 戦争や特攻への興味からでもいい。鹿児島の特攻記念館への旅費に比べたら、900円のなんと安いことやら。 零戦と名パイロットへの興味でもいい。彼(ら)の生き様に胸を躍らせ、死に様に涙しない者はいないだろう。 ただベストセラーだからという理由でもいい。売上は350万部を超え、どこの書店に行っても面出ししてあるはずだ。 映画化した、その役者が好きだからという理由でもいい。自分も映画も見るつもりだ。それに、「硫黄島からの手紙」をもう一度見たくなった。名優にして名匠のイーストウッドと本物の日本人俳優が組み、思想や主張なしにただ戦争と人々を描いた良い作品だ。 今ブームのゲーム「艦これ」繋がりでもいい。赤城、加賀、瑞鶴、翔鶴、慢心と言ったお馴染みのフレーズがたくさん出てくる。 思想も何もない。ただ一つ、自分達が知らない人々の物語に触れてほしい。 それは今、彼らの生死の上に生きる我々が知らなくてはいけないことだから。 | ||||
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朝10時ごろから読み始め、昼ごはんを食べるのも忘れ、一気に読みました。 お腹がすいて、ふと時計をみたら午後三時(滝汗)。 小さな食パンを2枚トーストし、さらに読んで午後四時半。 読後感は一言では言い表せませんけれど、個人的には久々に構成に唸る本でした。 それは、著者と私が同世代だからかも知れません。 最近はすごく薄味の本が多いと感じていて、あまり小説を読むことはなかったのですが、 きっとそれはジェネレーションギャップのせいだろうと思います。 面白いと思うと、だいたい後ろ5年ぐらいの歳の差の著者であったりするわけなので。 (私より前に生まれている方々の本は、千差万別。好みの問題もあるし。) 今回は、映画を観る前に原作を、と思いたち、読んでみました。 しかし、すでに原作を読み終わった今、他人が作った映像としての情報は、 もっと後になってからでいいかな、と思っているところです。 本当の敵はどこにあったのか、とか。 日本企業の体質や政治の在り方も、あの大戦から脈々と同じところにあるんじゃないか、とか。 そんな中で真に自分の考えを持つとは、あるいは倫理的に生きるとはどういうことなのか、とか。 そんなことを思った一冊でした。 大変重苦しい話しを愛でくるんで、私のような無知のオバサンにも分かりやすく書いてくれていると思います。 我々が知ったふりをして、あれこれ後日談としていい加減なことを言ってはいけないな、というのが この本を読んでの最大の教訓でした。 本当に辛かったことというのは、人はたやすく口にできるものではないと、この歳になって思うようになりました。 大戦の悲惨さとか、現地で戦った方々の体験は、やはり同じレベルでシェアできるような簡単なものではないな、と実感しました。 同じようなことを繰り返さないためには、やはり責任の所在を明確にするのが非常に重要なことと思うのですが、 これは我々心を持つ動物である人間の、永遠の課題なのかも知れません。 企業も、ひいては国家も人の集まりで成り立っていて、その人をおろそかにしては、どんな場合もいい結果は得られないでしょうね。 | ||||
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映画を見た後に原作も読んでみたくなる、そんな物語でした。 ラスト4ページで泣きました。評価は分かれるかもしれませんが、宮部らしい最期だったと思います。(この部分は映画では描かれていません) このような作品が話題になり、ベストセラーになることは良い社会現象だと思います。 決して英雄物語ではありません、ましてや戦争美化でもありません。 現代の日本の礎となってくれた私たち誰もの父母、祖父母、そして曽祖父母の物語です。 特に次世代の日本を背負って立つ若者や、子供たちに読んでもらいたい作品です。 巻末の故児玉清さんの解説にも感慨深いものがありました。 | ||||
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時代をまたいだ心のつながりを戦争や特攻を背景として描いています. 本書は特攻に関わった人々の体験談を軸に進められます. 著者の百田さんは取材熱心,調査熱心な方として知られてますが, 調べた内容を全部詰め込もうとしたあまり,肝心の体験談が説明的 で時には第三者的な口調で語られ,興ざめしました. 時々体験者がいう「これは戦後知ったことですが....」という言い訳 がましい書き出しには思わず失笑. 戦記として読んでも中途半端,小説として読むともっと中途半端の 印象です.内容は星ひとつですが,テーマ,コンセプトは好きなので 星2つにしました. | ||||
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今のようにベストセラーになる前に一気に読んで感動!しかし、読んでいない人が涙・涙と言いますが涙は出ませんね。ただ、どうしてこんなに感動作品が書けるのかすごいです。 | ||||
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普段は戦記物とかに全く興味を示さない妻がえらく熱心に同名タイトルの映画を見たいというので、まずは原作となるこの作品を読んでみました。 自分は「大空のサムライ」から入ったニワカ戦記物ファンですが、なるほど、既知のエピソードを登場人物が語る戦争体験という形に落とし込んで上手く物語を構成しているな、と感心しました。 確かにあの時代の志願兵であっても、愛する人やその人達が住む国土を守るために「生きて帰りたい」とひたむきに生きる(戦う)兵士が居てもおかしくは無いかなと。 | ||||
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体験を共有することは、難しい。とりわけ価値観が多様化し、共通の体験から共通の価値を見出すことが難しい現代、こうした書に基づいて、世代を超えた体験をすることは大切なことだと思う。しかし、この書についても、様々な評価がなされることだろう。 | ||||
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終戦から70年が経とうとしている。昨今は、過去の過ちを忘れたかのような出来事も散見されるようになった。筆者の百田氏が戦争をテーマとした小説を(若者が祖父の生い立ちを探るという形式で)書いたのは、若い世代に戦争の事を伝えたいという動機があったのではないか。さて、物語についてだが、とにかく感動した。具体的な言及は避けるが、主人公・宮部の生き方に感銘を受けるのはもちろんの事、宮部から恩義を受けた人たちが、後に取る行動にも非常に、より感動した。(時代の差こそあれ)現代に、部下からそこまで尊敬される上司は、どのくらいいるのだろうか。 | ||||
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読了後、「小説」として言わば“感想0”の稀有な書です。 だいいち本書は、「小説」としての体は成していません。 なかんずく本書の展開において、「現在」の書き方は軽薄そのもので、 全体を通した筆力は言わずもがな、唖然とするほどトホホなプロットは 稚拙にも程があり、評価以前です。 「過去」の戦時中のくだりは、首尾一貫ほぼ史実・資料で固められていますが、 そこに百田氏の創作した世界は、限りなく皆無に等しい希薄さと言えます。 史実・資料に基づく文章は、それとして粛然と読み進めることになりますが、 本来「作品の本筋に対して効果的な付加価値を与える」という参考資料の役割は 完全に転倒しているため、徹頭徹尾、集めるだけ集めたであろう史実・資料自体が 本書の核となってしまっており、延々とその披歴に終始する構造です。 よしんば「資料集」として見ようにも、首尾一貫ビンビンに既視的、副次的で、 寄せ集めた資料群を皮層加工のまま大量に切り貼ることで、一遍の「小説」を 創作した気になっていよう様は、幼稚を通り越してただただ気の毒で、 イタいとしか言いようがありません。 本書が「小説」である以上、評価・論評の対象は、言わば作者の技術であることは 免れないものです。 作中の歴史的な事象・資料自体を論ずることが「小説」としての本書の出来を 評価・論評することになる、と勘違いし混同してはいけません。 たとえば、「本書の題材をきっかけに平和を考え、読み進めるに従って知り得た 史実・知識で、より平和について意識を深めた」旨と評します。 あいにく、典型的に的を射ておらず、本書自体の一義的な評価としては成立しません。 広義では評価たりえますが、あくまで二義的以降の感想にとどまります。 将来にわたって普遍的に共有されるべき本書の題材における史実・資料の内容 そのものを多角的に論じ、評価することは、“本書の書評とは別枠で”極めて 重要と考えます。 しかし、くり返しですが、そのことと本書の「小説」としての出来を評価することは 別次元の作業です。 史実・資料・文献を参考にし、引用することは、ごく当たり前のことです。 問題の焦点は、それらが文脈の中でどのように機能しているかにあります。 作品の中で、そこに引用した作者の意図、効果、整合性を読み解き、創作された作者の 世界観と有機的に融和しているか…。 一部の引用や参考どころか、ほぼそれで出来上がっている史実・資料・文献の皮層 だけをいじって、あたかも自らの言葉で一遍の「小説」を著しましたと言われても、 「小説」としての要素を満たしている代物ではないと言う他ありません。 そもそも、繊細かつ大胆なこれらの題材をモチーフに背負って、「小説」で自らの 世界観を著すことは、この力量の氏では不可能だと伺えます。 それは自動的に、氏を取り巻く編集者のセンスを質すものでもあり、マクロ的には 看過している出版界も同じです。 氏には、小説家を標榜するのでなく、適性として放送作家に戻ることを強く勧告します。 大人として普通に本を読む習慣があり、ごく常識的な読解力があれば、 本書は「小説」として高い評価になるべくもありません。 | ||||
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小説、物語としてはとても面白いが戦争体験者の話が客観的過ぎる。一般的あるいは上辺だけの知識としてしてしか戦争が表現されていない。 体験談ならば自分中心の話になるはず。一般論とは違ったり、聞いたことのない島の基地とかでてきたりとか・・・ 浅知識ではなくもっと本物っぽく書いてもらいたかった。 それが出来なかったのは百田氏が戦争の真実に深く入り込もうとしてないからではないか? 戦争もの小説を個人的にお薦めるなら佐々木譲氏の作品です。 | ||||
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戦記物が好きで沢山読まれた方には、すでに既知のエピソード集のように思われるかもしれません。 膨大な数の絶賛の中、少なからず酷評が多いのも頷けます。 しかし、今の若い人たちは古いタイプの戦記物や戦争映画にはなかなか興味を示しません。 私も実際にいくつかの有名な戦記物を読もうとして、用語が難解すぎて挫折したことがあります。 親も戦争を知らない私のような世代には背景知識が無さ過ぎて、興味をもってもなかなか読み切れないジャンルでした。 「永遠の0」は全く違います。 簡易な文章は格調高さは無いかもしれませんが、まるで映像を見ているかのようにすんなりと読み進めていけるのです。 当時の方たちの考え方や感情を理解するのは難しいのですが、それも不思議と登場人物たち感情移入させられていました。 百田さんの作品はどれもそうですが、テーマに関する知識が0だったとしても1冊読み終える頃には色々な知識が自然に自分の中に蓄積されていることに驚きます。 究極のReaders Friendlyです。 他の戦記物は基本的に「直掩機」などの用語がわかっている事前提で書かれていますが、普通の一般人は知りません。 この作品のおかげで、私は他に「大空のサムライ」や今まで読もうとして挫折した本を読み切ることができました。 そして、酷評されている方たちが「引用」と騒いでいる意味もわかりました。 でも私は引用の何が悪いのかなと思いますね。 歴史のエピソードを盛り込んだ小説なんて沢山あります。 百田さんの狙いが「戦争を知らない世代の人に読んで欲しい」であるなら、まさに狙い通りでしょう。 「永遠の0」がこれほど売れているのは、やはりこの本の持つ魅力ゆえですね。 | ||||
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レビューの殆ど感動した人ばかりで、感動しなかった自分が異端者に感じる。 読めばわかるが、リアルさがない。 主人公が祖父を知る人々から話を聞くのだが、どう見積もっても話し相手は80才超えの人たちばかり。 あれほど明瞭に65年以上も前の事を覚えているとは思えない。 小説は小説で割り切って読むしかないのだろう。 しかも映画化され、それも感動した方が大勢いるのに驚いた。 きっと日本がアメリカと戦争をしていた事も知らないのだろう… 自分の叔父が特攻隊員だった。 特攻出撃のまえに終戦になった。 戦争は特攻だけでない事実も知って欲しい。 その意味では知らないより知る事が重要なのだろう。 結果的に日本の教育現場の情けなさと嘆かわしい部分を上手に突いた小説だと思った。 | ||||
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