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奇偶
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奇偶の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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のオビに騙された。作者が色々と勉強したのは伝わった。ボリュームのわりに面白さは無し。 | ||||
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アンチミステリーということだが,3大奇書の中では黒死館殺人事件に近い.つまり,黒死館殺人事件では衒学的薀蓄だった要素が,本作品では確率論とか運命論に置き換えられているだけで,ミステリーの中で薀蓄を語るという構造には大差ない.最後までミステリーらしい合理的な解決を放棄している点が違うくらいか. あくまで既存のアンチミステリーの文法上にある作品であって,新しい形を作り出すにはいたっていないだろう. ま,それでも面白ければ文句はないのだが,薀蓄部分は読み応えがあるものの,それ以外の部分はただ長いだけで,意味ありげで無意味な偶然が脈絡もなく羅列される退屈な小説である. もっとも,3大奇書もドグラ・マグラ以外の2つはまったく楽しめなかったので,こういう類の作品が性に合わないだけかもしれないが. | ||||
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単行本(2002年)→ノベルス版(2005年)の文庫化。 下巻には「『猿神の家』火渡雅」「太極」「奇偶領域」が収められている。 壮大なアンチ・ミステリ。「偶然」という要素がどこまで許容されるのか、突っ走ってしまったような一冊。実験的な作品であり、普通の読者、あるいは山口雅也ファンであっても、手を出さない方が無難かも知れない。 上巻508頁、下巻341頁を読んで、これが結末かよと怒りがこみ上げてくる。なんだか徒労感。 アンチ・ミステリとしては評価するが、こんなに頁数を費やす必要はないだろう。 | ||||
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単行本(2002年)→ノベルス版(2005年)の文庫化。 下巻には「『猿神の家』火渡雅」「太極」「奇偶領域」が収められている。 壮大なアンチ・ミステリ。「偶然」という要素がどこまで許容されるのか、突っ走ってしまったような一冊。実験的な作品であり、普通の読者、あるいは山口雅也ファンであっても、手を出さない方が無難かも知れない。 上巻508頁、下巻341頁を読んで、これが結末かよと怒りがこみ上げてくる。なんだか徒労感。 アンチ・ミステリとしては評価するが、こんなに頁数を費やす必要はないだろう。 | ||||
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次々に起こる不可解な死、事故のようにも見える現場にはゾロ目のサイコロが3つずつ。 そして過剰なまでの因縁が次々に明るみに出る。 これは偶然なのか、何者かが仕掛けたことなのか。 主人公の作家(一応探偵役?)は、次第にその積み重なる因果の糸に絡め取られ自分を見失っていく。 ですが、これはミステリーではありません。 主人公は犯人を捜すつもりでいるのですが、その理論は偶然の中に紛れ込み、全く説得力を持たないばかりか、 精神科の主治医との間では、不確定性原理やらユングのシンクロニシティやら、衒学的な会話に突っ走り、 結局、ミステリーとしての結論は噴飯ものの荒唐無稽の中、混沌の中に沈み込みます。 不確定性原理の示すとおり、この世が確率論的であるならば、どんなことだって起こりうる・・・ 800ページ以上を読んできて、それが答か?! やれやれ、です。 | ||||
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あの大傑作「生ける屍の死」に続いての長編ということで期待して読んだが、がっかり。偶然という事象の薀蓄が延々とつづられていて、それはそれで興味ぶかかったが、この終わり方は無いでしょう。著者ならではの、従来の推理小説に対するアンチテーゼの思いはさすがだと思うけど、それだけで600ページは相当辛い。この作品を面白かったと評価する人を尊敬します。 | ||||
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あの大傑作「生ける屍の死」に続いての長編ということで期待して読んだが、がっかり。偶然という事象の薀蓄が延々とつづられていて、それはそれで興味ぶかかったが、この終わり方は無いでしょう。著者ならではの、従来の推理小説に対するアンチテーゼの思いはさすがだと思うけど、それだけで600ページは相当辛い。この作品を面白かったと評価する人を尊敬します。 | ||||
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