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ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。
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ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.79pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全86件 21~40 2/5ページ
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| 幼なじみとの微妙な、原因にもならない様な関係から始まり、ずっと それらを大人になっても、引きずってしまっている幼なじみの二人。 重層的に、親子(母親と娘)関係、更に、女「友達」との関係。 女の「子」物語。 みずほが、何故、物語の多くの時間、そんなにも調べ廻っているのか訳が解らず、 今回も、終わり間際まで話が大きく進捗しない。 ソレで、ページが進まなかった、 楽しみの読書作品としては、とうとう「今回ばかりは、外した」かと 一旦は思ったが・・・・ 最後に来て、急転直下、チエミの無事がわかった(涙・・)。 最後で救われた感じがし、緊張が緩んだ。 これも、とても良くできた作品だ。 また、この作者にヤラレタ感!この作者、巧いな~!。 後で気づく、張り措いた伏線の数々、作者の構築、お見事! でも、後に残る「澱」の読後感。 しかし、他の作品も、読みたくさせてくれます。 | ||||
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| 辻村さんの作品が好きでたくさん読んでいますが、いつもすごくかっこいいタイトルをつける作家さんだなぁと思っていました。今回も、かっこいいタイトルだなぁ、と思っていたのですが、最後まで読んでびっくり仰天。このタイトルにそんな切ない意味があったなんて! ミステリーの要素としては、最後の最後でタイトルの謎が解ける、というアイディア勝負、一点突破の作品なのですが、これ以上ないというくらい効果的な仕掛けになっていて、すごい作家さんだなと改めて思いました。 素人探偵が失踪した友人の行方を追うというよくある構成になっているのですが、警察官と仲良くなって危ない目にあったり、という非現実的なエピソードはほとんどなく、ただただ身近な知り合いを訪ね歩いて、人間の嫌な部分をほじくり返していくだけ、という物語の展開も作者のセンスを感じました。 辻村さんの作品では珍しく「山梨県」という具体的な場所が舞台になっている作品、ということも興味深いです。作者さんの出身地ですよね。 初期の辻村作品がテーマにしていたミステリーのなかでもナンバーワンに挙げてもいいのではないでしょか? とにかくおすすめです。 | ||||
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| 中年男性としては、冒頭からの「ギャル」友との対話はイライラさせられた。女性の友達や母との人間関係がテーマなのは間違いない。だが、地方出身者としては、ギャルというより、知的好奇心を否定する卑俗なヤンキー文化が男女問わずはびこり、人々を不幸にしている、という事実を改めて示された気がする。 地縁関係の少ない東京や大都市では、学歴や職業で早い段階からコミュニティが分かれ、異なる階層の人々から直接ねたみ・そねみを受ける機会は多くない。もちろん、この小説にも、東京から赴任してくるいけ好かない人物も登場するように、どの階層にも「いい人、悪い人」は存在する。それとは別に、善良であっても、無知であることが一層の不幸を招く例は、さまざまな小説で描かれただけでなく、生きていれば少なからず実例を見聞きする。特に、さまざまな隣人、同級生との付き合いが濃い地方では、切なく、または情けなく感じる機会は少なくない。 「上」の階層にいる主人公は、彼らを唾棄することなく、どういう思いで改めて向き合ったのか。幼ななじみを救い上げるまではいかずとも、それぞれの主人公が自分の在り方を確かめるに至ったと考えれば、それほど不幸な結果ではないのではないか。 | ||||
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| 親と子、離れられない関係について考えさせられました。 辻村先生のどんでん返しが、相変わらず冴えています。 内容を読めばタイトルの深さも考えさせられます。 面白かったですね。 | ||||
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| 最後まで読んだら最初が読みたくなりました。最初から最後まで話が展開してって楽しめました。他の本も読んでみたくて金欠になりそうです。 | ||||
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| みずほとチエミ。彼女らの友人である同学年の女性たち、元同僚の後輩女性、母二人、元担任教師、一回り近く下の数ヶ月間の同居人。 現代に生きる女性であれば、この本のなかの登場人物の女性達の誰かに、もしくは数人に、もしくは全員に、必ず共感できる部分のある小説だと思えた。 私は東京の都心で育ったし東京を一度も出ていないが、もし、地方に生まれ育ったらチエミのような半生を送っていたかもしれない。読み終えて、そうも考えた。恐ろしいような羨ましいような。 母娘であれ友人関係であれ同僚であれ、女同士の絆や女性同士の日頃の接し方というのはいかに難しいか?前々からわかってはいたけど、深く深く、改めて思い知らされた作品でした。 わたし的には、チエミにとっては翠ちゃんに出逢えたことが、翠ちゃんがチエミの救いの女神だったように思えた。 みずほとチエミも、この先の人生はお互いに嘘のない友情を築いていってほしい、心からそう思った。 二人とも幸せになってほしい。 | ||||
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| 辻村深月といえば、女性達の心の中をリアルに書き上げる達人!ですが、この作品では初期の作品で多かったミステリー色も復活(?)して最高のエンターテイメントでした。 ミステリーとういうと良くも悪くも現実離れしがちなのに、辻村深月にかかればこんなにもリアルに感じられるのか!と驚かされました。 文量でいうと大体4、5時間で読み終わる本ですが、終始ピンと張り詰めた緊張感が漂っているような雰囲気があります。 女同士の友情、また親子関係に焦点をおいた今作品。タイトルの意味だとか、ラストの衝撃だとか十分に楽しめる作品になっていると思います。 | ||||
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| 辻村さんの作品はいくつか読みましたが、物語のディテールが分かるまでは何故か読みにくさがあります。今回も、ある事件をきっかけに主人公が昔の女友達や知り合いに次々と会っていきますが、過去と現在が錯綜して出て来るので、何の話をしているのか、この話題が出て来る目的は何なのかが読んでいる時点では分からず、混乱することが多かったです。 しかし、ある程度内容が把握できた後からラストにかけては一気に読まされます。その疾走感は爽快と言っても良いくらいで、特にこの「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ」はそれが著しかったと感じました。 また、女性が“女友達”を語る時のある種の辛辣さの描き方が素晴らしいと思いました。こと女性は人生の転機(結婚、出産、上京など)において友人に“優劣”を付けなければいけないこと、その時の駆け引き(直接言った、メールで伝えた、言わない等、何故か女性は変に拘りを持ち、その後の関係まで影響を及ぼすものなので)など、身につまされる思いで読んだ箇所もあります。みずほと政美、みずほと亜理沙の会話はこちらまで緊迫した雰囲気が伝わって来ました。 また、事件の全容が分かった時の何とも言えない切なさ。タイトルの持つ意味。その結末に、呆然としてしまいました。 “女友達”、そして“母と娘”の歪な関係性を見事に描いた作品だと思います。 | ||||
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| 母親を刺殺した女性と、彼女の行方を幼馴染であるフリーライターを描いた作品。 二部構成となっており、一部ではフリーライターが、関係者にインタビューを重ねて、疎遠となってしまった幼馴染の人生の足跡を辿る。女性たちの見栄、嫌悪、羨望、ヒエラルキーが語られていくのだが、救いのある表現のなせる技かそれほど厭な感じはしない。母娘の避けられない問題を活写しており、ミステリというよりも人間ドラマと受けとめた。 二部は、幼馴染の視点に移行するのだが、一部の盛り上がりに比較すると失速気味になってしまった印象である。 全体としては良く練り込まれた作品と思うのだが。 | ||||
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| 女性の目から見た、女性たちの独特の世界観。男の登場人物がほとんどいないまま、走馬灯のように場面場面が切り替わるように展開する。突如、非日常の世界へと人生が反転し、そこから、時間の進行が変化する。わかっている結末へ向けて、早く読み進もうと思いつつも、ページをめくるスピードにブレーキがかかる。不必要に細かい描写にまで丁寧に読むようになっている自分に気がつく。ブラックホールへ落ちて行く時って、こんな感じなのかなぁって思った。結末に向けて、じれったくなるくらい時計の進行が遅くなって行く。ページが進まない。それがとても楽しい。活字媒体だからできたテクニックか?映像化は難しいかも。 | ||||
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| 女性同士の「友情」と簡単にくくれない、複雑な心情を作者は丁寧に紐解いていきます。根底にはエゴ、ねたみ、値踏み、嫉妬、自己顕示欲、自己愛・・いくつかの断片が第二章になると、みずほとチエミに一気に集約されていきます。親離れできず、恋愛下手なチエミ、そこそこ成功したような(ふりをしている?)みずほ。親子の視点、母子の葛藤、友情のもろさと同時に温かさ・・男の自分には追体験できないが、第二章の後半は目が離せなくなりました。 | ||||
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| 辻村さんの作品はほとんど読んでいますが、なかでも一番切ない物語と思います。 | ||||
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| 女の子の気持ちが知りたいならば、この小説読むといいと思う。 って言っても、男の私はその感覚が正しいかどうかは知るよしもない。 分かってても、対処のしようもないのが現実だと思う。 結婚式によばなければ、絶交だと言われ、 悩み事を一番に相談されたかどうかで、その人との今後の人間 関係が大きく変わる。 作り笑いの裏には全く違う感情がそこにあるのも、なんとも 難しく、そんな女子同士の格差によるドロドロが見事に描写されています。 後半は、事件がそこに至った経緯を、上手に表現しています。 あっと言う間に引き込まれ、母子の絆を感じずに入られませんでした。 読み終わって後から知ったことですが、藤子先生にインスパイアされた作品みたいです。 気がつかなかった。 ナリ。 | ||||
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| どこにでもあるありふれた友情関係、女友達の本音、内心のどろどろした感情を笑顔の下に隠して友達を続ける描写がドキッとするほど「あるある!」で、女の面倒臭い部分がさくっと読める一冊です。 親離れ、子離れができず、惚れた男には都合の良い存在にされ、良い歳して現実を甘く見すぎなチエミの姿に終始イライラしましたが、最後の最後、タイトルの意味が分かった段階ではもう涙腺が崩壊で涙止まらず。 思った以上に考えさせられた本でした。 | ||||
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| 母娘関係の独特さ。 これは男には一生わからないものなのかもしれない。 亜里沙とみずほの会話の緊張感がゾクゾクした。 島本理生さんの解説もおもしろい。 「女は露骨な悪女より,無自覚な同性を疎む傾向がある」。 たしかにそうなのかもしれない。 いくつものそんな光景を無意識にスルーしてきたような気もする。 ただ,チエミも本当の意味で母を殺せたわけではなく,彼女の物語は完結しないまま終わったように感じた。 すべての娘は等しく母に傷つけられる。 「母殺し」のテーマを一層深め,男たちに生々しいテーマを投げかけ続けて欲しいと思った。 | ||||
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| 嫉妬、優越感、劣等感、現実にあってもおかしくない女性同士の 生々しい関係が巧みに描かれてるのはさすが作者の筆力、読み 手を引きこむスリリングな展開、そして最後におわかる表題の謎、 長編ながら一気に読める作品である。 | ||||
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| 救いのない話かと思ったけど。 こういう女同士の気持ちが重なる話は僕には書けないな。 | ||||
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| 最初は健気でいじらしく思えたチエミがどんどん「痛い女」になっていき、苦しいほどだった。 少し前に角田光代著『八日目の蝉』を読んだが、あのヒロイン希和子より救いがないと感じた。 過剰とは言え両親から愛情を注がれて育ったチエミ、母親からの愛情を感じられずに育ったみずほ。 そんな彼女たちの人生が明暗分かれてしまったことに不自然さを感じず、ひたすらやり切れなくなるのは、著者の上手さだろう。 ただ、テーマがいくつもあるために、焦点がぼやけてしまったのではないか。 女同士の格差については、チエミ、みずほ、亜梨紗を描くことで十分伝わる。 政美や果歩らをもっとあっさり扱っていた方がすんなり読み進められたかと。 クライマックスの母の行動について、感動した、温かみを感じたという意見もあるが、そういう感想は全く抱けなかった。 ひたすら愚かさが痛々しく、悲しかった。 作品そのものはとてもおもしろく、引き込まれた。 | ||||
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| 辻村先生の本をつい最近読み始めた者です。 ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。では、誰もが心で感じるが言葉では表現しがたい女性のセンシティブな部分を、田舎町で起きる非日常的な事件とともに、自然に、けれど痛烈に、読者に伝えていると思います。 こちらの作品の舞台となった地域ならでは(当方の出身地でもあります)の、他県から見ると少し閉鎖的だと感じられるかもしれない町内区の自治、隣保組や無尽などで形成される近隣同士のつながり、同世代の子を持つ親同士の密な情報交換などがストーリーの根底にある中で、そこで育つ女の子の純粋さ、成人した女性のさまざまな葛藤、母親の愛の表現の仕方を、一つひとつじっくり考えながら読み進めることができました。 田舎から上京し仕事をしている私にとっても共感できる部分が多く、長編ながら一気に読めましたし、また、今後自分が結婚し出産を考えるようになったら、再読したいとも考えています。仕事もプライベートも両立して頑張りたいと思う女性に、特におすすめの一冊です。 | ||||
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| 先日、この作品のNHKのドラマ化について、作者の権利を無視するNHKの主張は認められず、辻村さんが勝訴しました。 私は裁判を知ってから読んだのですが、NHKの脚本より、断然、原作を支持します! | ||||
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