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グッドバイ 叔父殺人事件



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グッドバイ 叔父殺人事件の評価: 3.08/5点 レビュー 12件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.08pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(4pt)

“語りの魔術師”折原一の真骨頂

本書は、“叙述ミステリーの第1人者”“語りの魔術師”折原一の41作目に当たる小説の文庫化である。

本書は「ネット集団自殺」という、ワゴン車で練炭を使って決行当日まで見知らぬ他人同士が複数で自殺するという、まさに今日的なテーマを扱って、さらにひとひねりもふたひねりもした趣向になっている。

叔父が巻き込まれた集団自殺事件を捜査する「僕」の“現在”の視点と、自殺志願者を取材するルポライター「私」の“過去”の視点が、そしてふたつの異なったフォント書体で綴られる物語が、短い章立てで、激しく交錯する。

物語の終盤では、ネットで知り合った他人同士が集合し、1台の車に同乗して、淡々と死の場所へ向かう姿が、分刻みで描かれ、そのスピード感・緊迫感に圧倒される。

最後は驚愕の結末に向かって一気に収束する。そして読者は、この物語には、まず表紙からはじまって、はじめから巧妙な伏線が、いたるところに読者の間隙を突いて張り巡らされていたことをあらためて知るのである。

まさに“折原マジック”ともいわれる著者独特の凝った仕掛けが全編にわたってほどこされた、折原ファンには応えられない逸品である。

叔父殺人事件 グッドバイ (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:叔父殺人事件 グッドバイ (講談社文庫)より
4062761971
No.4:
(4pt)

“語りの魔術師”折原一の真骨頂

本書は、“叙述ミステリーの第1人者”“語りの魔術師”折原一の41作目に当たる小説の文庫化である。

本書は「ネット集団自殺」という、ワゴン車で練炭を使って決行当日まで見知らぬ他人同士が複数で自殺するという、まさに今日的なテーマを扱って、さらにひとひねりもふたひねりもした趣向になっている。

叔父が巻き込まれた集団自殺事件を捜査する「僕」の“現在”の視点と、自殺志願者を取材するルポライター「私」の“過去”の視点が、そしてふたつの異なったフォント書体で綴られる物語が、短い章立てで、激しく交錯する。

物語の終盤では、ネットで知り合った他人同士が集合し、1台の車に同乗して、淡々と死の場所へ向かう姿が、分刻みで描かれ、そのスピード感・緊迫感に圧倒される。

最後は驚愕の結末に向かって一気に収束する。そして読者は、この物語には、まず表紙からはじまって、はじめから巧妙な伏線が、いたるところに読者の間隙を突いて張り巡らされていたことをあらためて知るのである。

まさに“折原マジック”ともいわれる著者独特の凝った仕掛けが全編にわたってほどこされた、折原ファンには応えられない逸品である。
グッドバイ―叔父殺人事件 (ミステリー・リーグ)Amazon書評・レビュー:グッドバイ―叔父殺人事件 (ミステリー・リーグ)より
4562039663
No.3:
(4pt)

すっかりだまされました

著者特有の凝った仕掛けですっかり騙されました。
まず、本を手に取った段階で1つ騙されます。
そしてもう一つ。
折原マジック健在です。
今流行のネットの自殺サイトの掲示板をつかった集団自殺を扱っいます。
ワゴン車で睡眠薬を飲み、練炭を焚き一酸化炭素中毒自殺。
しかも、自殺を装った殺人事件だとしたら・・・発想も奇抜です。
現在と過去の時間が交差して進行するストリー展開は理解しにくい点もありますが
それが著者の読者に対するトリックの網なのでは仕方がないかも。
読み人の予想を裏切る結末を楽しむことが出来ます。




グッドバイ―叔父殺人事件 (ミステリー・リーグ)Amazon書評・レビュー:グッドバイ―叔父殺人事件 (ミステリー・リーグ)より
4562039663
No.2:
(4pt)

「語りの魔術師」折原一の真骨頂

本書は折原一の41作目に当たる、現時点で彼の最新作である。一年に1、2作のペースでしか発表しないこの寡作作家の新作を見逃すことはできず、早速読んだ。

本書は「ネット集団自殺」という、ワゴン車で練炭を使って決行当日まで見知らぬ他人同士が複数で自殺する、まさに今日的テーマを扱って、さらにひとひねりもふたひねりもした趣向になっている。

叔父が巻き込まれた集団自殺事件を捜査する「僕」の“現在”の視点と、自殺志願者を取材するルポライター「私」の“過去”の視点が、そしてブロック体と楷書体の二つの異なったフォント書体で綴られる物語が、短い章立てで、激しく交錯する。

物語の終盤では、ネットで知り合った他人同士が集合し、1台の車に同乗して、淡々と死の場所へ向かう姿が、分刻みで描かれ、そのスピード感・緊迫感に圧倒される。

最後は驚愕の結末に向かって一気に収束する。そして読者は、この物語にははじめから巧妙な伏線が、いたるところに読者の間隙を突いて張り巡らされていたことをあらためて知るのである。

まさに「折原マジック」ともいわれる著者独特の凝った仕掛けが全編にわたってほどこされた、折原ファンには応えられない逸品である。
グッドバイ―叔父殺人事件 (ミステリー・リーグ)Amazon書評・レビュー:グッドバイ―叔父殺人事件 (ミステリー・リーグ)より
4562039663
No.1:
(4pt)

表紙がいい!

待ってました!
今回もあの独特な書き方に あっという間に引き込まれて
しまいました
今回は読み手の頭を整理させながら読ませるような感じに
丁寧にかかれてあったような気がしますが 最後は やっ
ぱり ”あ〜 そうだったのか!”とだまされました
このかたの書き方は ホントに読み手に ゾクゾクさせる
ような書き方で楽しませてくれるので私は大好きです

集団自殺がテーマでしたが 読むと実際こんな感じに
行われてるんだろうな〜

グッドバイ―叔父殺人事件 (ミステリー・リーグ)Amazon書評・レビュー:グッドバイ―叔父殺人事件 (ミステリー・リーグ)より
4562039663

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