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グッドバイ 叔父殺人事件
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グッドバイ 叔父殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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原書房のミステリーリーグとして出された作品の文庫版。 ネットで募集した集団自殺という実際のニュースを取り入れた作品で、いつもの複数の文体と時制と登場人物が交差する折原ワールドが展開する。 初めて折原作品を読む人はどうか知らないが、折原作品を多く読んでいる人が読むと、本書はだいたいこうじゃないかな?と思った真相とほぼ同じ落ちになっているのは否めない。 過去の倒錯シリーズとかのパターンに集団自殺を当てはめてとりあえず仕上げてみました感が濃厚だ。 折原作品としては出来は決して良いとは言えないが、まあそこそこ楽しめる出来にはなっている。 | ||||
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推理小説はもう全然と言ってもいいくらい読まなくなっていたが、折原一だけは読んでいる。今回は騙されないぞ、と思いながら読むようにしているが、やっぱり騙されました(笑)。 本編は一時期社会問題になっていた”自殺サイト”がモチーフになってます。 自殺志願者の中に双子が出てくるので、「ん?すり替えのトリックがあるのか?」とか思ってしまいます。 しかし、全部読んでから思ったことは、全てが中途半端という感じがしただけでした。正直、「え?それで終り?」でした。 登場人物達もいるかいないか分からなくなってきます。 全体的につまらない内容だから、無理やり登場人物を多くしてごまかしているみたいです。いくらでも面白くできそうな内容だからもったいないです。 料理に例えたら、麺のまずいラーメンに、唐辛子とかにんにくとかスパイスをどばどば入れて麺のまずさをごまかしているみたいな感じです。 | ||||
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推理小説はもう全然と言ってもいいくらい読まなくなっていたが、折原一だけは読んでいる。今回は騙されないぞ、と思いながら読むようにしているが、やっぱり騙されました(笑)。 本編は一時期社会問題になっていた”自殺サイト”がモチーフになってます。 自殺志願者の中に双子が出てくるので、「ん?すり替えのトリックがあるのか?」とか思ってしまいます。 しかし、全部読んでから思ったことは、全てが中途半端という感じがしただけでした。正直、「え?それで終り?」でした。 登場人物達もいるかいないか分からなくなってきます。 全体的につまらない内容だから、無理やり登場人物を多くしてごまかしているみたいです。いくらでも面白くできそうな内容だからもったいないです。 料理に例えたら、麺のまずいラーメンに、唐辛子とかにんにくとかスパイスをどばどば入れて麺のまずさをごまかしているみたいな感じです。 | ||||
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R.ハルの名作「伯母殺人事件」に挑んだ「叔母殺人事件」(不出来)に続いての「叔父殺人事件」。テーマはネット集団自殺。単に世相を取り入れただけなのか、斬新なアイデアがあるのかが興味の焦点。 集団自殺現場で発見された男の甥とネット集団自殺をルポする作家の両者の視点を中心に物語は進行する。折原氏のいつものパターンである。甥の手記は事件後、ルポライターの手記は事件前を語っており、時間差がある。集団自殺の首謀者はミホと言う女性らしく、新聞記事によれば自殺の試みは2度起こっており、上述の集団自殺は2回目である。1回目は失敗、2回目はミホだけが生き残った。甥と叔父とは会社の共同経営者だが、甥は祖父の遺産相続で叔父に遺産を取られた恨みと、互いに掛けている生命保険があり、叔父殺しの動機はタップリ。しかし、自殺に見せかけた単独殺人では芸が無さ過ぎるし...。事件当日、ルポライターはメンバーを追尾すると言う常軌を逸した行動を取るが、作者が隠しているルポライターの正体が事件にどう影響するかは分からない。これと言った謎がないまま物語は結末に向かうが...。 呆然とする程の凡庸な結末。甥もルポライターも想定通りの人物で、作者が考えるミステリ的アイデアが奈辺にあるのか不明。叙述トリックの名手の技は何処へ行ってしまったのか。ネット集団自殺に参加する人物の心理が描けている訳でもなく、ミステリ的にもお粗末。題名は皮肉なのか ? 最近の不調ぶりを露骨に反映した作品で、心機一転した今後の作品に期待したい。 | ||||
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R.ハルの名作「伯母殺人事件」に挑んだ「叔母殺人事件」(不出来)に続いての「叔父殺人事件」。テーマはネット集団自殺。単に世相を取り入れただけなのか、斬新なアイデアがあるのかが興味の焦点。 集団自殺現場で発見された男の甥とネット集団自殺をルポする作家の両者の視点を中心に物語は進行する。折原氏のいつものパターンである。甥の手記は事件後、ルポライターの手記は事件前を語っており、時間差がある。集団自殺の首謀者はミホと言う女性らしく、新聞記事によれば自殺の試みは2度起こっており、上述の集団自殺は2回目である。1回目は失敗、2回目はミホだけが生き残った。甥と叔父とは会社の共同経営者だが、甥は祖父の遺産相続で叔父に遺産を取られた恨みと、互いに掛けている生命保険があり、叔父殺しの動機はタップリ。しかし、自殺に見せかけた単独殺人では芸が無さ過ぎるし...。事件当日、ルポライターはメンバーを追尾すると言う常軌を逸した行動を取るが、作者が隠しているルポライターの正体が事件にどう影響するかは分からない。これと言った謎がないまま物語は結末に向かうが...。 呆然とする程の凡庸な結末。甥もルポライターも想定通りの人物で、作者が考えるミステリ的アイデアが奈辺にあるのか不明。叙述トリックの名手の技は何処へ行ってしまったのか。ネット集団自殺に参加する人物の心理が描けている訳でもなく、ミステリ的にもお粗末。題名は皮肉なのか ? 最近の不調ぶりを露骨に反映した作品で、心機一転した今後の作品に期待したい。 | ||||
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本書は、“叙述ミステリーの第1人者”“語りの魔術師”折原一の41作目に当たる小説の文庫化である。 本書は「ネット集団自殺」という、ワゴン車で練炭を使って決行当日まで見知らぬ他人同士が複数で自殺するという、まさに今日的なテーマを扱って、さらにひとひねりもふたひねりもした趣向になっている。 叔父が巻き込まれた集団自殺事件を捜査する「僕」の“現在”の視点と、自殺志願者を取材するルポライター「私」の“過去”の視点が、そしてふたつの異なったフォント書体で綴られる物語が、短い章立てで、激しく交錯する。 物語の終盤では、ネットで知り合った他人同士が集合し、1台の車に同乗して、淡々と死の場所へ向かう姿が、分刻みで描かれ、そのスピード感・緊迫感に圧倒される。 最後は驚愕の結末に向かって一気に収束する。そして読者は、この物語には、まず表紙からはじまって、はじめから巧妙な伏線が、いたるところに読者の間隙を突いて張り巡らされていたことをあらためて知るのである。 まさに“折原マジック”ともいわれる著者独特の凝った仕掛けが全編にわたってほどこされた、折原ファンには応えられない逸品である。 | ||||
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本書は、“叙述ミステリーの第1人者”“語りの魔術師”折原一の41作目に当たる小説の文庫化である。 本書は「ネット集団自殺」という、ワゴン車で練炭を使って決行当日まで見知らぬ他人同士が複数で自殺するという、まさに今日的なテーマを扱って、さらにひとひねりもふたひねりもした趣向になっている。 叔父が巻き込まれた集団自殺事件を捜査する「僕」の“現在”の視点と、自殺志願者を取材するルポライター「私」の“過去”の視点が、そしてふたつの異なったフォント書体で綴られる物語が、短い章立てで、激しく交錯する。 物語の終盤では、ネットで知り合った他人同士が集合し、1台の車に同乗して、淡々と死の場所へ向かう姿が、分刻みで描かれ、そのスピード感・緊迫感に圧倒される。 最後は驚愕の結末に向かって一気に収束する。そして読者は、この物語には、まず表紙からはじまって、はじめから巧妙な伏線が、いたるところに読者の間隙を突いて張り巡らされていたことをあらためて知るのである。 まさに“折原マジック”ともいわれる著者独特の凝った仕掛けが全編にわたってほどこされた、折原ファンには応えられない逸品である。 | ||||
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著者特有の凝った仕掛けですっかり騙されました。 まず、本を手に取った段階で1つ騙されます。 そしてもう一つ。 折原マジック健在です。 今流行のネットの自殺サイトの掲示板をつかった集団自殺を扱っいます。 ワゴン車で睡眠薬を飲み、練炭を焚き一酸化炭素中毒自殺。 しかも、自殺を装った殺人事件だとしたら・・・発想も奇抜です。 現在と過去の時間が交差して進行するストリー展開は理解しにくい点もありますが それが著者の読者に対するトリックの網なのでは仕方がないかも。 読み人の予想を裏切る結末を楽しむことが出来ます。 | ||||
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ネットで人を集い集団自殺。それがこの小説の根底。 折原作品は現実の事件をもとに小説を書いているのが増えてきました。 今回の作品は楽しめます。 今回は、私は作者が仕掛けた謎を初期から解明できた。 謎というニュアンスは違ってるかもしれないが、今回は、引っかからなかった。 そのまま読んでたら気付かないようなことがポイントになります。 | ||||
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本書は折原一の41作目に当たる、現時点で彼の最新作である。一年に1、2作のペースでしか発表しないこの寡作作家の新作を見逃すことはできず、早速読んだ。 本書は「ネット集団自殺」という、ワゴン車で練炭を使って決行当日まで見知らぬ他人同士が複数で自殺する、まさに今日的テーマを扱って、さらにひとひねりもふたひねりもした趣向になっている。 叔父が巻き込まれた集団自殺事件を捜査する「僕」の“現在”の視点と、自殺志願者を取材するルポライター「私」の“過去”の視点が、そしてブロック体と楷書体の二つの異なったフォント書体で綴られる物語が、短い章立てで、激しく交錯する。 物語の終盤では、ネットで知り合った他人同士が集合し、1台の車に同乗して、淡々と死の場所へ向かう姿が、分刻みで描かれ、そのスピード感・緊迫感に圧倒される。 最後は驚愕の結末に向かって一気に収束する。そして読者は、この物語にははじめから巧妙な伏線が、いたるところに読者の間隙を突いて張り巡らされていたことをあらためて知るのである。 まさに「折原マジック」ともいわれる著者独特の凝った仕掛けが全編にわたってほどこされた、折原ファンには応えられない逸品である。 | ||||
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待ってました! 今回もあの独特な書き方に あっという間に引き込まれて しまいました 今回は読み手の頭を整理させながら読ませるような感じに 丁寧にかかれてあったような気がしますが 最後は やっ ぱり ”あ〜 そうだったのか!”とだまされました このかたの書き方は ホントに読み手に ゾクゾクさせる ような書き方で楽しませてくれるので私は大好きです 集団自殺がテーマでしたが 読むと実際こんな感じに 行われてるんだろうな〜 | ||||
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著者特有の凝った仕掛けですっかり騙されました。 まず、本を手に取った段階で1つ騙されます。 そしてもう一つ。 折原マジック健在です。 今流行のネットの自殺サイトの掲示板をつかった集団自殺を扱っいます。 ワゴン車で睡眠薬を飲み、練炭を焚き一酸化炭素中毒自殺。 しかも、それが自殺を装った殺人事件だとしたら・・・発想も奇抜です。 現在と過去の時間が交差して進行するストリー展開は理解しにくい点もありますがそれが著者の読者に対するトリックの網なのでは仕方がないかも。 読み人の予想を裏切る結末を楽しむことが出来ます。 | ||||
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