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さまよえる未亡人たち



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【この小説が収録されている参考書籍】
さまよえる未亡人たち (創元推理文庫)

さまよえる未亡人たちの評価: 4.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

陳腐なフーダニットものではない

トビー&ジョージが登場しない非シリーズもの。

<未亡人>たちとは一人を除いて名目上の呼称で実際には夫がいる。
それぞれの夫が妻をさしおいて遊びほうけているので
なかば皮肉でそう表現するわけである。

ロビンはマル島(スコットランド)へ旅に出るが投宿先のホテルで
<未亡人>たちの一人の毒死に出くわす。
自殺か他殺か、他殺だとすればだれが殺したのかもわからない。

果たして彼女を狙ったのか、別人を狙ったのかもわからない。
このあたりがただのフーダニットものではなく、異なる興趣を添え、
+αの要素となって陳腐に堕しない。

壮大ともいえるレッドへリングで読み手を混乱させる。
そして解決に至り、伏線がときに大胆に前面におしだされ、
ときに巧妙にかくされていたことに気づく。
さまよえる未亡人たち (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:さまよえる未亡人たち (創元推理文庫)より
4488159192

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