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倒錯の帰結
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倒錯の帰結の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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特に問題なく、商品も美品でした。帯付きであれば星5つでした。 | ||||
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どちらから読んでも、メビウスの帯のように繋がる小説。筆者らしい構想だ。久しぶりに筆者の密室トリックを読んだ。見事成功している。ただ、残念に思ったのは、登場人物の月代の性格が、一方では大人しくかかれれおり、もう一方では威圧的な女のように書かれている。どっちが本当の性格なのか。自分の女房を思えば、自然とわかる、と筆者は言いたいのか。 | ||||
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「倒錯」シリーズの完結編。「首吊り島」と「監禁者」という二つの作品の間に解決編が挟まれ、読者はどちらの作品から読んでも構わないという相変わらずの凝った趣向。東京のアパートを舞台にする「監禁者」と孤島が舞台の「首吊り島」を繋ぐのは、「倒錯のロンド」を思わせるミステリ作家志望の奇矯な青年。この青年と隣室の女の存在及び全体の構成で、作品を"メビウスの環"的構造に仕立てあげている。 「首吊り島」はその名前、見立て殺人、3人の美人姉妹等、明らかに「獄門島」のパロディであるが、読者が「獄門島」を読んでいるという前提で、遊び心のある事件を楽しませてくれる。トリックは全般的にやや弱い気がするが、「***」が犯人という意欲的な密室トリックにも挑んでいる。 青年の選ぶ密室ミステリ・ベストテンという形で、作品が列記されているが、これは作者の好みをそのまま反映したものだろう。この部分だけでも興味深い。読む者の頭の中も迷宮の環に落とし込む叙述ミステリの傑作。 | ||||
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三部とも見事にはまり だまされました読み終えたあとの”なんだ~”と心地よいだまされ方が」たまらないんですよね~だけど この帰結のラストには少し拍子抜けして 星4つにしました三部の最後の最後が少しかけてしまったかな~と感じでしたでも どれも内容はすごくおもしろく 読む手がとまらず ホントに一気に読んでしまいました”帰結”はとくに本の構成に凝ってて こういうの 私は好きです!表からも裏からも読んで楽しめる!!今まで 東野圭吾さんにはまってたのですが この方が どうやら 私の中で一位になりそうです・・・ | ||||
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推理小説は以前と比べてほとんど読まなくなったが、この著者の作品だけは必ず読んでいる。この著者の十八番の著述ミステリーにはいつも脱帽です。だまされないぞ、と思っていたが、まただまされました。現代を代表する推理作家の1人に挙げたいと思います。ただ、最後のオチがどうなのかなあ~、という感じだったのが少し残念な気がする。 | ||||
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遊び的な要素が強い推理小説と聞くと、まず始めに清涼院流水が思い浮かぶのだが、これもそんな具合。<B表から読めば『首吊り島』。裏から読めば『監禁者』という風になっており、その中央に『倒錯の帰結』という風に、二つの作品を繋げる話があります。物語としては、片や密室殺人。片や叙述トリック、という風に、別に融合された訳でもなく、別々に存在しています。両方とも主人公は同じで推理小説化、という設定です。<そんな主人公が謎を解く傍ら、小説を書いており、それがもう一方の作品を書いている(つまり『首吊り島』では『監禁者』の小説を書いている)と言う風になっています。少々、しつこいところもありますが、推理よりも構成云々に関してみれば、一級でしょうか。実は『倒錯の帰結』自体が『盗作』と掛けられているのではなかろうか、と邪推してみたり。 | ||||
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