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倒錯の帰結
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倒錯の帰結の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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特に問題なく、商品も美品でした。帯付きであれば星5つでした。 | ||||
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2作品収録されているがどちらもストーリーがいまいちで、倒錯シリーズっぽさが薄く トリックも微妙すぎると思った。 | ||||
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好きな作家さんの一人であることに変わりはないけれど・・。たまに頭を傾げたくなる作品が。タイトルもプロットも悪くないし、物語の展開も楽しめる。だけど・・ラストのオチが意味不明。何度も何度も読み返してもどうしても理解出来ない。ミステリー小説でラストがよく分からないというのはどうしても納得がいかない。だけど好きな作家さんであることは変わらない。 | ||||
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叙述や試みの斬新さはともかく,トリックはひどいもので,読めたものではない | ||||
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どちらから読んでも、メビウスの帯のように繋がる小説。筆者らしい構想だ。久しぶりに筆者の密室トリックを読んだ。見事成功している。ただ、残念に思ったのは、登場人物の月代の性格が、一方では大人しくかかれれおり、もう一方では威圧的な女のように書かれている。どっちが本当の性格なのか。自分の女房を思えば、自然とわかる、と筆者は言いたいのか。 | ||||
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折原氏の倒錯シリーズの最終作で二編のストーリーが互いに無関係のようでいて絡み、最後の袋とじ部分で衝撃のネタ明かしと非常に装丁からして凝った作品だが、ギミックに凝りすぎて小説自体の面白さは多少犠牲にしてしまった感がある。倒錯3部作の中では一番劣る作品だと思う。 2編とも中央の数ページの袋とじ部分の落ちにための長い長いネタ振りであるので、あまり小説単体としては面白くない2編を我慢して読むと、最後の最後の楽屋落ちとも言える落ちは、そういえば最初からそういうネタ振りが記載されていたなあと納得できる。好き嫌いのはっきり分かれる作品だと思うが、ネタ系ミステリーとしてはよく出来ていると思う。 | ||||
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密室殺人は起きるけど、それらの殺人がどう行われたかわからないまま、犯人もわからないまま終わる。 ミステリアスで不可解な時間軸をループするだけなので、トリックの解明を期待していたこっちは消化不良。 「それでも良いよ!雰囲気を楽しみたいから」という人は良いんだろうけど、そうじゃない人には向かないので 「推理もの」を期待する人はご注意を。 | ||||
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これだけの仕組みを考えて実行したその労力には恐れ入ります。 前から読んでも後ろから読んでもよい構造、というのはなるほどとは思うのだが、 結局読者はどちらかから(大半は前から)読むことしかできない。 前から読み終わって、じゃ後ろから読んでみよう、と思っても、そのときはすでに前から既読なのであるから、 したがって、われわれはこの摩訶不思議な構造に対する「純粋な」驚きを感じることが永遠に不可能なのだ、 という悲しい事実に帰結する。 もちろんそんなことは百も承知でこんなトリックに没頭する著者には敬意を表したい。 (ただ、真ん中の解決編の最後は、ちょっと楽屋オチに過ぎるのではないか、とか思ったりした) | ||||
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「倒錯」シリーズの完結編。「首吊り島」と「監禁者」という二つの作品の間に解決編が挟まれ、読者はどちらの作品から読んでも構わないという相変わらずの凝った趣向。東京のアパートを舞台にする「監禁者」と孤島が舞台の「首吊り島」を繋ぐのは、「倒錯のロンド」を思わせるミステリ作家志望の奇矯な青年。この青年と隣室の女の存在及び全体の構成で、作品を"メビウスの環"的構造に仕立てあげている。 「首吊り島」はその名前、見立て殺人、3人の美人姉妹等、明らかに「獄門島」のパロディであるが、読者が「獄門島」を読んでいるという前提で、遊び心のある事件を楽しませてくれる。トリックは全般的にやや弱い気がするが、「***」が犯人という意欲的な密室トリックにも挑んでいる。 青年の選ぶ密室ミステリ・ベストテンという形で、作品が列記されているが、これは作者の好みをそのまま反映したものだろう。この部分だけでも興味深い。読む者の頭の中も迷宮の環に落とし込む叙述ミステリの傑作。 | ||||
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三部とも見事にはまり だまされました読み終えたあとの”なんだ~”と心地よいだまされ方が」たまらないんですよね~だけど この帰結のラストには少し拍子抜けして 星4つにしました三部の最後の最後が少しかけてしまったかな~と感じでしたでも どれも内容はすごくおもしろく 読む手がとまらず ホントに一気に読んでしまいました”帰結”はとくに本の構成に凝ってて こういうの 私は好きです!表からも裏からも読んで楽しめる!!今まで 東野圭吾さんにはまってたのですが この方が どうやら 私の中で一位になりそうです・・・ | ||||
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どこかでみたことのあるような話、無理のある展開、好感のもてない登場人物たちのが時折おこす不自然な行動、稚拙な表現。考えてみれば2つの物語が絡み合うという小説もいままで全くなかったというわけではないしアイディアという面でもそこまで評価できるのかどうか・・。なんだか作者の自己満足しかつたわってきませんでした。申し訳ありませんが、私にはあわなかったようです。(以下ネタバレ)とくにありえないと思ったのが「監禁されている助けてくれ」というメールを送ってきた相手に突然「密室の資料を送ってくれ」などと返信する場面。大多数の人は密室の資料なんて持っていないだろうと想定されるうえ、監禁されていると自分に訴えてくる不審な人物(しかも本当に拘束されている可能性もある)にその助言を求めることは、きわめて考えにくいのでは。そして清水真弓の「私も大人の女。あの女の背中をちょっと押しておでんをおとしてやろうかなって、そんな他愛のないいたずら」という場面。大人の女がそんなことするか?正直、腹が立ちます。 | ||||
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推理小説は以前と比べてほとんど読まなくなったが、この著者の作品だけは必ず読んでいる。この著者の十八番の著述ミステリーにはいつも脱帽です。だまされないぞ、と思っていたが、まただまされました。現代を代表する推理作家の1人に挙げたいと思います。ただ、最後のオチがどうなのかなあ~、という感じだったのが少し残念な気がする。 | ||||
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遊び的な要素が強い推理小説と聞くと、まず始めに清涼院流水が思い浮かぶのだが、これもそんな具合。<B表から読めば『首吊り島』。裏から読めば『監禁者』という風になっており、その中央に『倒錯の帰結』という風に、二つの作品を繋げる話があります。物語としては、片や密室殺人。片や叙述トリック、という風に、別に融合された訳でもなく、別々に存在しています。両方とも主人公は同じで推理小説化、という設定です。<そんな主人公が謎を解く傍ら、小説を書いており、それがもう一方の作品を書いている(つまり『首吊り島』では『監禁者』の小説を書いている)と言う風になっています。少々、しつこいところもありますが、推理よりも構成云々に関してみれば、一級でしょうか。実は『倒錯の帰結』自体が『盗作』と掛けられているのではなかろうか、と邪推してみたり。 | ||||
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