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倒錯の帰結
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倒錯の帰結の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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折原氏の倒錯シリーズの最終作で二編のストーリーが互いに無関係のようでいて絡み、最後の袋とじ部分で衝撃のネタ明かしと非常に装丁からして凝った作品だが、ギミックに凝りすぎて小説自体の面白さは多少犠牲にしてしまった感がある。倒錯3部作の中では一番劣る作品だと思う。 2編とも中央の数ページの袋とじ部分の落ちにための長い長いネタ振りであるので、あまり小説単体としては面白くない2編を我慢して読むと、最後の最後の楽屋落ちとも言える落ちは、そういえば最初からそういうネタ振りが記載されていたなあと納得できる。好き嫌いのはっきり分かれる作品だと思うが、ネタ系ミステリーとしてはよく出来ていると思う。 | ||||
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これだけの仕組みを考えて実行したその労力には恐れ入ります。 前から読んでも後ろから読んでもよい構造、というのはなるほどとは思うのだが、 結局読者はどちらかから(大半は前から)読むことしかできない。 前から読み終わって、じゃ後ろから読んでみよう、と思っても、そのときはすでに前から既読なのであるから、 したがって、われわれはこの摩訶不思議な構造に対する「純粋な」驚きを感じることが永遠に不可能なのだ、 という悲しい事実に帰結する。 もちろんそんなことは百も承知でこんなトリックに没頭する著者には敬意を表したい。 (ただ、真ん中の解決編の最後は、ちょっと楽屋オチに過ぎるのではないか、とか思ったりした) | ||||
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