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四季 冬
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四季 冬の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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安くよい商品でよかったです | ||||
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読後、よくわからないが、次のシリーズも読まなきゃいけないという事はわかった。描写が過去を映しどれが現実なのかわからなくなる | ||||
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初読時は正直、意味不明、ついていけない感が強かったのですが 百年シリーズ、Wシリーズを全部読んだ後にこれを読みかえすとパズルのピースがピタッとハマったような快感があります。 あまりに壮大なスケールで物語を紡ぐ森先生に脱帽。 このぶんだと、S&M、V、Gも全部読み返さにゃならんと途方にくれてます。 | ||||
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これは、詩だと思っています。 詩にして、森ミステリィの「極点」。 「頂点」ではないのです。 すべての森博嗣ミステリィ作品が、ここに繋がる。 底辺から頂点に繋がるのではないのです。 どの作品からでも、おそらく全ての、 これまでの、 そしてこれからの森博嗣作品の全ては、ここに繋がる。 等しい距離で、繋がる。 極点なんて言葉の意味は、よく知りませんけどね…。 森博嗣がこれまでに何を書いていようが、 これから何を書こうが、 すべては、この、「四季」 「四季 冬」に至ると私は思います。 だから、 森博嗣ミステリィを愛する私は、 生きている間に、この作品に出逢えて、幸せです。 わかる人にはわかるだろうし、 わからない人にはわからないだろうと思います。 そこに優劣はない。 私は森博嗣ミステリィに、 森博嗣先生に出逢えて、幸せでした。 | ||||
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もはや四季は人間を超えた存在になったようです。死にこだわっていたように思えた四季ですが、どんな形でも生きる姿が面白かった。100年シリーズの幕開けです。 | ||||
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偶然書店で見つけたものを購入。森博嗣さんの作品はすべてがfになるが結構面白かったのでこちら読んでみたが、わけがわからなかった。すべてがfになる以外全く森博嗣さんの作品を読んでいないからか、混沌とした構成も含めて意味不明だった。本書の説明を読むと、四季四部作の最終作とある。なるほど、そっちを読まなければ意味がわからなくて当然だ。しかし買う金がない。というわけで、意味がわからないまま読了した。全編示唆的なセリフやいかにも物語を展開させそうな場面の寄せ集めだが、重厚感はある。映画のcmみたいだ。変な満足感があり、なんだかこれでいい気がしたのでウィキペディアやネタバレも見ないことにした。 新種の虫を観察しているようで結構面白かったが、最後のページのファンからのお手紙は絶対いらない。なので星4つ。 | ||||
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神は神を定義することができない。 だから、神を殺してくれる者を造る。 全ての学問、芸術作品はこの過酷な事実をどう分かりやすく魅力的に伝えるかだろう。 自分を知るためには、自分から出なくてはいけない。 完全なる内側から完全なる外側へ。 この再帰関数の矛盾を「綺麗」と表現するところに森博嗣の優しさがある。 たとえ、自分の現実を作るためにこの表現を使ったとしても、そこには本質が感じられる。 この本の内容を可愛いと感じる人はどのくらいいるだろうか。 その数と高さが今の人類の位置かもしれない。 それは、孤独で愚かな人たちの数でもある。 この本が嫌いな人はきっと優しい天才だろう。 そしてその可能性は追求しなければいけない。 人に伝える時は優しい言葉でなくてはならない。 これは、そのことを教えてくれる人類のための本である。 地球が壊れるのが先か、優しい言葉で賢明な人類はそれに気づくのか。 物質から精神へ移行は優しい言葉によって少しずつ進む。 | ||||
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自分が存在する理由、一度はぶつかる疑問。自分は何のために生き、存在し、どこに向かうのか?生とは、死とはなにか?常識とは?なぜ人を殺してはいけないのか?ヒトという生き物を客観視すること、また自我というものの存在を確認すること、自分自身が生きてきたこの短い期間でさえ、周りを取り巻く環境は劇的に変化しています.ヒトはどこまで行き着くのでしょうか?ヒトはヒトを作り出せるだろうが、ヒト以上のものを作り出すことはできない.たぶん私の生きている間には、到達できないでしょう。四季のような人類そのものの未来をかえてしまうような、怪物が出現したとしても、限界はある。器としての限界。科学者として、創作者として、表現者として、森サンが示したビジョンに共感した太団円でした。 | ||||
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自分が存在する理由、一度はぶつかる疑問。自分は何のために生き、存在し、どこに向かうのか?生とは、死とはなにか?常識とは?なぜ人を殺してはいけないのか?ヒトという生き物を客観視すること、また自我というものの存在を確認すること、自分自身が生きてきたこの短い期間でさえ、周りを取り巻く環境は劇的に変化しています.ヒトはどこまで行き着くのでしょうか?ヒトはヒトを作り出せるだろうが、ヒト以上のものを作り出すことはできない.たぶん私の生きている間には、到達できないでしょう。四季のような人類そのものの未来をかえてしまうような、怪物が出現したとしても、限界はある。器としての限界。科学者として、創作者として、表現者として、森サンが示したビジョンに共感した太団円でした。 | ||||
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四季シリーズの完結編『冬』。人の思考の矛盾こそが美しいと、常人には理解されない四季は言う。たとえすべてを理解できても、予想できない未来はある。 詩のような物語の進め方は気に入っています。 犯人、トリック云々より人物の心情風景に描写をいれているあたり、他人には理解されないことと思いますが、こんな物語も在って良いと思います。 物語はまだまだ続きます。 | ||||
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もはや人間ではない(笑)真賀田四季。「冬」ではこれまで以上にぶっとんだ内容が展開される。時代はいつかわからない。どこが舞台かわからない。一部の登場人物にいたっては、イニシャルである。 推理小説ではない。SF的な作品である。もっと言えば、詩として読んだほうが納まりが良いかも。読んでいると次々に謎が出てくるが、答えは明かされないし、こちらからは明かしようもない。作者は、作品の中で謎をすべて明かすことを好まないらしいが、この本ではそれが徹底されている。狙って書かれているのだろう。 ただし、台詞は秀逸なものが多い。たっぷりと含蓄を含んだ言葉が連発される。でも、そこから意味を汲み取るかは自分次第だろう。おそらく作者はそういったことを望んでいない。「こういうもの」として受け入れればいいのだ。意味なんか求めなくても楽しめるはずだ。 というわけで、ファン以外には薦められない一冊である。春夏秋よりさらにお薦めできない。ある種のマニア本か(笑)。自分は十分楽しめたけど。 | ||||
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「四季」四部作で、真賀田四季の再登場に歓喜しました。正直、うれしいです。「四季・春」に始まり、ファン周知の事実の詳細なエピソードがあったり、あッと驚く新事実が出てきたりとサービスいっぱいでした。 四部作最終巻「四季・冬」は真賀田四季の人生の冬、すなわち、終わりを暗示するもののような気がします。人は物事に心を動かされなくなったとき、すでに死んでいるのではないかと思うからです。彼女はまだ生きているのでしょうか?よくわかりません。答えは書かれていませんから。 森博嗣のキーワードが「詩」であるとすれば、まさに詩的な一冊ではないかと思います。真賀田四季へのレクイエムと読みました。まだ、読みが浅いかなあ…? | ||||
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私の好きな森博嗣がつまっている作品。 S&Mシリーズ、Vシリーズ、そして某二冊の本を読んでいれば、すごく楽しめる。 最低でもS&MとVシリーズは読んでないと…やっぱり「?」で終わってしまうと思う。 凡人の私にはよく分からない点も多々残していかれた、真賀田四季。 これがこの四季関連シリーズの最終にならなければいいなあと思った。それだけ、シリーズでは分からなかった四季の色々な部分が描かれていると思う。 読み終ってからの何とも釈然としない感覚、それでいて感動が残るという今までの森作品の読後感はあんまり変わらなかった。 もう一度、今回の作品で鮮明になった関連シリーズ?二冊を改めて読み返したくなった(特に二冊目) | ||||
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ほとんどの読者はおそらくあの麗しの天才女史(何だこの表現は?)の どこかに人間味を探しているだろう。私も彼女のセリフ1つ1つのどこかに自分との共通点、人類との共通部分を探している。狂人や無機質なロボットではなくあの天才もやはり人間だったと思いたいのだ。この完結編でおそらく読者の一部はその願望をかなえるだろう。しかししかし天才の弱い部分あるいは欠陥を覗き見て何になろうか。天才がすっ転んで頭を打ったのを見て笑っていいものか。我々読者は腰を据えてただ見届けようではないか。新たな春を迎える前の彼女の姿を。 | ||||
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森博嗣の著作である「すべてがFになる」から始まるS&Mシリーズ。そしてVシリーズ。それらを収束させる「四季」四部作の最終巻。「天才の内側」を語る本文は今までの作品とは雰囲気が違って 詩的な文章が全面的に出ているように感じた。時間軸の曖昧な構成が、一層孤高の天才の時間の流れというものを 特殊なものと感じさせる。今までのような具体的な解答はない。 理解するのではなく感じて読むべき本かもしれない。 | ||||
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「すべてがFになる」から始まり、飛ばしまくりの天才、真賀田博士。 「四季 春」からはじまる彼女の側からのストーリイではこの「冬」 が圧巻。 特に、彼女の特異な記憶能力と再生能力、並列処理の能力、 さらには、気に入った人格を自分の中に再構築し、その人格に情報処理 をさせる・・というあたり、「他者」という概念を揺さぶられます。感情より理性の勝っている感の強いスーパーな女史ですが、 この本で彼女の人間味も孤独も深く深く感じ取れます。 人類のはるかな未来とか宇宙の果てにしばしぶっ飛びたい人は 必読。 | ||||
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悔しい。正直なところ、私には一回読んだだけでは分からない部分が多かったです。まるで、森博嗣の考えだけがちりばめられているようで、読んでいると、ふわふわして、寄りかかるところが無いような感じでした。流れるというよりも、流されていく文章。なんなんでしょう?なぞがいくつあるんだか、こんなにも分からないミステリィは初めてです。誰の視点なのか、いつなのか、どこなのか、何が目的なのか、といったことがものすごくこんがらがってしまいました。私の洞察力が足らないだけかもしれませんが・・・。いろんな風に受け取れるところが、流されるポイントなのだとは思います。さすがに冬です。また季節が巡るのかな?と、興味津々です。森さんのことだから、今後の短編にも期待。 | ||||
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「秋」は、S&Mのなつかしさに一息。そして季節は巡り「冬」になったが・・・ここまで話を広げるかと思う人が多いのでは。森 博嗣のおもしろさはストーリーテリングではなく、登場人物の魅力や文章表現にある。この「冬」を荒唐無稽ととるか、感激するかで森博嗣ファン度がわかる一冊。私は星の通りの森博嗣ファン度でした。 | ||||
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手にとって読みましょう。 まちがって、あなたにとってこの本が最初の森作品の場合、「すべてがFになる」から読みはじめることをオススメします。 脳みそを突付かれまくります。 発売日に近所の書店で平積み3段だった本書は、四日後には完売してました。 マニアックな作品かなと思ってたんですが、認識が甘かったようです。 一般受けもしてるんですね。 | ||||
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秋を読み、この四季で森作品の全てが終わってしまうのではないか、頂点を迎えるのではないかと懸念していましたが…四季は大人になっても生きることを選んでいたようです。本能にインプットされた欲望と本能が壊れた動物ならではの衝動。 飽いてもパターンが限られても自分から切り捨てないこと。萌絵や犀川の懸命さ、生命の美しさも内包して生き続ける四季。 矛盾を破棄するのではなく。器の大きい人ほど、大人になるのに時間がかかる…器の大きいものに満ちるのは時間がかかる。注がれる量を変えられないのなら時間を制御しよう、そこが凡人の思考と四季の行動の違い。新しいシリーズはどうなっていくのでしょう?何が関与し刺戟しあうのでしょうか? | ||||
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