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告白
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告白の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全562件 61~80 4/29ページ
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こんなに面白く引き込まれる小説はじめて 最後の復讐の仕方も想像以上だった | ||||
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読み終わったあと、不思議なことは悔しい気持ちがいっぱい。愛らしい娘が殺されたから、目には目を歯には歯を。復讐の爽快かと思いきや、読者の心の中に不安が溜まった。復讐の後、何が残ったか。破片だけ...最後、森口先生は本当に爆弾を研究室に設置したか。もし実際はそうしないなら、いい。 日本語が母語ではないから、この気持ちが伝えれば嬉しいと思います。 | ||||
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デビュー作とは思えないくらいの出来栄えです。 | ||||
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生徒に娘を殺された教師の復讐がテーマ。各章は一人称で書かれ、被害者遺族(教師)、加害者(生徒AB)、加害者家族や同級生の視点で夫々書かれている。それぞれの回想や心理描写から事件の経緯/動機が徐々に明かになっていく。 作品の見所①はストーリーそのもの。 復讐の手段が衝撃的で加害者の精神を蝕み、運が悪ければ死にも至る方法が選ばれている。復讐に至った経緯、その手段もHRでクラス全員に告白し、加害者たちがクラスからも虐めの対象となるように仕向けられる。衝撃の幕開けとなるが幕引きもまた凄い。またこのように加害者に真っ向から復讐を遂げるという話は珍しく(更に教師が生徒) ある種の痛快感がこの小説にはある。 見所②はストーリーの展開の仕方。モノローグ形式の為、1つの出来事に対し複数の視点から描かれており、ある出来事がどう相手に作用していたか、実はその出来事自体が巧妙に仕組まれていたなど、読み進めるうちに伏線回収され、面白い。 上述の通り読み応えは間違いなくあるが、ストーリーでは一貫して人の闇の部分が剥き出しで書かれており読後はどうしても気が滅入ってしまう。 | ||||
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amazon内容紹介より以下、 我が子を校内で亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である少年を指し示す。 ひとつの事件をモノローグ形式で「級友」「犯人」「犯人の家族」から、それぞれ語らせ真相に迫る。 選考委員全員を唸らせた新人離れした圧倒的な筆力と、伏線が鏤められた緻密な構成力は、デビュー作とは思えぬ完成度である。 第6回(2009年) 本屋大賞受賞。 * 一番驚いたのが、デビュー作である事。 マジでかッ!(笑) 構成が素晴らしいと思った。始め、『聖職者』で始まるから救いの話なのかとリードされたがそうではないんだなー、と分かってくるあたりから面白くなる。 ある犯罪を、各章ごとに違った人物の視点から描写される。 犯罪そのものは早くに分かるが、それよりも心理描写だ。リアルに突こうとしている。 淡々と語られる中に静かな怒りの炎、復讐劇。 殺人のドミノ倒しか… 最後に、諸悪の根源を裁いたという事か。己の身勝手さ。 それぞれに言い分があろう。 しかし冷静に考えた時、根源は誰、何なのか。 久々に面白くて一日で読んだ。 | ||||
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女教師のひとこと。グッと物語に引き込む力があるなと感じました。 ホラーサスペンスという感じはあまりなかったですが、 登場人物それぞれの感情が伝わってきて面白い作品でした。 | ||||
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一回読んだけど、また、読みたくなった。 | ||||
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人によって考え方、捉え方が違う。 彼は愛されたかった。彼は認められたかった。 そんなお話です。 最後の終わりか方、賛否両論有るとは思われますが、 個人的にはハッピーエンドではないのかと思われます。 | ||||
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デビュー作とは思えない濃厚さ 映画も改めて見返してみようと思う | ||||
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本屋大賞受賞という話題性もあって手に取り、一気に読んだのが10年前。 各章ごとに語り手が異なる一人称視点で綴られ、森口先生の「復讐」という衝撃的な語りによって幕を開け、それ以上の衝撃的な結末によって幕を閉じる。 「復讐」で精神を蝕まれていくAとBの対比も巧く、一方が親友だと思っていても一方は単なる下僕としか見ていなかった事実、Aのあまりに稚拙な行為から全てが始まったとは言え、美月はとばっちりもいいところだし、ウェルテルは空気読めないバカってだけで悪人ではないのに、その後の教師人生は歪んだものになりそう。 終章の森口先生の語りで成就される「復讐」の絶望感、復讐は無意味とか詭弁を垂れるドラマの主人公には絶対できない。 | ||||
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読みやすくてあっという間に読みきってしまいました。 | ||||
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少年Aの継母、美由紀が自身も幼子を持っているにもかかわらず「担任の先生の子ども死んじゃったんだー!すごーい!」というセリフはとても気分が悪かった。 心ない発言を心底軽蔑したし、自分も親なら、決してこういうことは言ってはならないと思った。 娘はこのクラスの生徒に殺されました。と衝撃的な告白から始まる復讐の物語。 復讐は悪いこと、復讐からは何も生まれないなんて正論だけど、はいそうですか、じゃあしませんなんて、娘を殺された人間が言えるのだろうか?先生と言えど親と言えど、1人の人間で、自分のことをコントロールできないほど怒りで侵された状態なら、生徒相手に復讐する気持ちは理解できる。 他人の不幸の塊みたいな話をワクワクしながら読んでしまってもいいのだろうかと、読後スカッとしたと同時に罪悪感を持った。 冒頭で美由紀を批判したが、私の中にも美由紀がいるんだなと気づいた。 | ||||
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私が湊かなえさん作品にはまるきっかけとなった、作品です。 ある事件を様々な立場の人達が証言することで、徐々に全貌が明らかになっていきます。 とても面白いです!! どんどん内容に引き込まれ、一気に読んでしまいました。 同じ事実でも、立場が違うだけで見方が全く異なってきます。 客観的に物事を見る大切さもこの本は教えてくれました。 | ||||
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担任の女性教諭のホームルームでのモノローグのみでこの章は構成されている。担任が今年限りで教職を退くという報告に始まり、自分の娘が学校のプールに落ちて事故死したこと、しかしそれは実は事故ではなく、このクラスの生徒によって殺されたのであること、そしてその生徒に対する教師の復讐がすでに完了していることが次第に明らかにされてゆく。 | ||||
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教師の子供の事故死をキッカケに、殺した生徒とその周りの心境を描いた作品。 映画を見てからしばらく経ってから読んだけど、これはすごい作品でした。小説もさることながら、これを映像化出来た監督には賞賛を送りたいです。 もちろんこの小説のテーマは「命」か「生」なのでしょうが、それだけでは語りつくせない「何か」が小説でも映画でも見事に表現されていた。この読後感のすっきりしたモヤモヤ感は中々味わえないかも…。 | ||||
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あまり本を読むのは早いほうではありませんが、これはすらすらと読み進められました。 「独りよがりが行き過ぎたときにどうなるか」ということを私に教えてくれた作品です。 恥ずかしながら、これらの人物がもつ異常性の一端が私と似ていると思う部分もあり、 登場人物が辿る末路には行きつきたくないと、反面教師的な意味で印象に残った作品でした。 もう少し各パートのページ数を増やして、登場人物の異常な内情をより多く描いてほしかった・・! という自分もたぶん異常なんだろうなぁ | ||||
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ネタばれ厳禁な作品なので内容には触れません ラストまで展開が読めず楽しんで読めました | ||||
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ネットで見たインタビュー記事によると、湊かなえさんは、デビュー作「第一章 聖職者」を、二週間ほどで書いたが、その際に鼻血を出したと語っています。 それも納得。筆者が夢中で、書くべきものを集中して書いた、その勢いや意気込みが感じられる文章で、これが面白さにつながっているのではないかと思います。 第一章は、教室と言う一つの場所で、女教師が生徒に語りかけるセリフのみで構成されているにも関わらず、ものすごく惹き込まれます。 改行がそんなに多くもなく、一人語り。なのに、退屈しない。次から次に読み進めてしまいます。 本書は、「第一章 聖職者」「第二章 殉教者」「第三章 慈愛者」「第四章 求道者」「第五章 信奉者」「第六章 伝道者」から構成されています。 ある事件のことを中心に、各章で一人ずつ「告白」します。 注意が必要なのは、全てが真実とは限らないということです。 この物語は事実の羅列ではなく、各人物の語りに過ぎないのですから。 自分の都合の良いように言葉や出来事を選んだり、あるいは嘘も紛れ込んでいるのかもしれません。 登場人物は、現実にいそうでいない者が多いですが、だからといって「非現実的」な物語とはいいきれないと思います。 現実にいそうな人物や事件の良い部分を削ぎ落として、悪い部分を極端にしたり歪曲化している、そうすることによって、実際に起きた事件や現実社会の問題の暗黒面を浮き彫りにしている、といった方がよさそうです。 (小説の中には、イニシャルで現実に起きた事件を示唆して、それについて登場人物が意見を言うような場面も出てきます) そして、人物の性格・性質の悪い部分の掘り下げ具合が半端ない(一見いい人そうでも)。この各人物の設定が綿密に筆者によりつくり込まれているからこそ、出てくるセリフが「告白」なのだと思います。 ハッピーエンドの物語よりも、皮肉や意地悪、少し嫌な気分になる物語が好きという方におすすめ。 | ||||
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初めてこの本を手に取ったのは中学一年生の時でした。小学生の頃から本好きではあったものの、それらとは一線を画すこの物語から受けた鮮烈な印象は未だに鮮明に覚えています。誰も逃げることができない悪夢に、読者も思わず引き込まれてしまうこと間違い無いと思います。読んだことのない人には是非手にとってもらいたい小説です。 | ||||
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湊かなえさんの本は、「リバース」「豆の…」に続き3冊目。 2冊とも読後感悪く(ここが一番!)、なのにしばらくは主人公たちが頭の中に 住み続けるという、今までに読んだことのない手法のミステリーです。 そもそも告白は上記2冊を読む前から気になっていて、 でも怖そうで読んでいなかったのですが、湊さんワールドに 浸ってからはもう、読みたい!のみ。 結果は…やっぱり読後感悪くていまだに二人が頭に住み着き… 湊さんの作品のすごいところは最終的に読み手にいろいろな想像を 書き立てるところで、今回もそう。描かれていない主人公がどのよ うな結末になるかは自分次第。読む価値大です。 | ||||
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