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告白
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告白の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全199件 141~160 8/10ページ
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文字通り「告白」で小説ではない。ただ延々とした告白があるだけ。 登場人物のからみがあるわけでもなく、小説として成立していない。 それでも異様な静けさが漂う一章は抜群に面白いと思う。 でもそれ以降は同じような事が続くだけで段々とその設定の無理さ が際立ってくるだけで疑問が残るだけだ。 決定的なのは「ありえない」と思えることが多すぎること。語り方にしても 状況にしても、まず想像してありえないとしか思えない無理が多すぎる。 別にリアリティを持たせなくても、それを本当と思わせるだけの力があれば 現実よりも面白いものが生み出せるはずなのに、これは無理な語り方で それをできずにいる。小説としての文章ではないので、幼稚さが見えるのも 残念だった。 | ||||
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本屋大賞受賞、映画化決定、という肩書きにつられ、また最初の数ページの面白さにつられ購入しました。他の方々がレビューでお書きの通り、読後感最悪です。むしろ、「最悪」すらも残りません。結局何がいいたかったのか、作者の方の意図がわかりません。この手の話だと、「命、死とは何か」「人間の本質」…など 心に疑問を投げ掛ける作品が多いのですが、最後まで何も感じることがなく、結末を迎えてしまったことが残念です。期待し過ぎた部分もあるかもしれませんが…ブックオフに売りに行ってきます。。 | ||||
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本屋大賞で気にはなっていたのですが、今回の映画化の宣伝にやられて購入しました。 ん〜、エンターテイメントですね… 映画で楽しんだ方のが良いのではないでしょうか。 確かに人間の弱さや暗さ、生きる事への苦悩などなど、それなりに盛り込んでありますが、何にせよ設定が突拍子なさすぎる… 人間の日常的な苦悩を描いた傑作はいくらでもある。 この本は“暗い話題でいかに衝撃的におもしろく読ませるか”という点では非常にすぐれているが、そこに重きをおいてしまった為に、軽い。 最初から映画にする為に書いたのでは?と思ってしまう。 これまでの本屋大賞にあった甘酸っぱい青春ものの方がよっぽど心の糧になる。 | ||||
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この本は、とにかく面白いという事を聞いて、早速読みました。 確かに、第一章はグイグイと引き込まれていきました。次はどうなるの?の繰り返しで 結局、もの凄い勢いで読み終わってしまいました。 文章には迫力があり、登場人物もかなりクセのある人ばかりで、確かに読み易くて面白い (というと語弊があるかもしれませんが)と思います。 しかし、ラストが「そんなのあり得ない・・・」と非常に不愉快で、この人はここまで してどういう神経をしているんだろう、とさえ思ってしまいました。 なので、読後感は悪くて何も残らなかったです。 個人的には、娯楽作品であり、何かを得る為に読む本だという感じはしませんでした。 | ||||
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日本の書店員は何を考えているんだ このような本がなぜ本屋大賞にふさわしいと思うのか そしてなぜ面白いと感じるのか、訳が分からない 話はまずホームルームから始まる 一人の女性教師がずっとしゃべり倒すというだけ。 下品である 話の展開は山田悠介のようにガキの下品な妄想で、 ミステリーからも物語からもセンスを感じない これが小説推理新人賞を取れたのだから、運というのはすごい 選考委員は何を考えているのだろうか? 全く意味が分からない 話が進むにつれ、作者のメッキがはがれてくる 過去あった事件を引き合わせたような展開、 キャラクター造形の単純さ、文章力の薄さ、 そこまでなら許せた ただの非力な妄想作家がいたものだと思って大目に見ておくはずだった 問題は作者の無神経で短絡な意見である 少なくとも小説には作家の性格がうつる 特に社会問題を取り上げるのならなおさらだ この作者の意見は腐っている エイズの取り上げ方にしても、家族の取り扱いにしてもそうだ しかも、それが効果として使われているわけではない。 冒涜であり、下品であり、暴力である。 短絡で、あまりにも無神経だ 軽蔑にあたいする。 無神経な小説は後世には残らない 無駄な時間だった ただむかついただけだった だが一番むかついたといえば、この本が売れた世の中と 本屋大賞授賞式で恍惚とした表情で立っていた、 「私は平和な人間なので、平和でない世界を書きたい」 と興味本位で語る、無神経な湊かなえ氏本人に対してかも知れない 最後に一言 興味本位で首を突っ込んで知った風な口をきくな。 | ||||
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絶賛の嵐の中、映画化いやがおうでも興味がわいたが、読んでこれほど不快感な小説ないです。くだらない下馬評に騙されるな | ||||
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この本の第一章は凄い。頭から汗が出ます。でも第2章以降は・・・ 話の整合性を取るために、段々無茶な方向に進んで行きます。 何がそんなに嫌なのか?これは読んだ人それぞれだと思いますが、 自分は読み終わった後、最後の結末(これは最悪です。意味分かりません) を見て深いため息をつきました。 本当に第1章で終わりにしておけば、記憶に残る短編だったのに・・・ と残念でなりません。 | ||||
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文章は読みやすく、 展開も登場人物の視点を変えながら 一気に進めてくれます。 告白すると、驚きには欠けました・・ 人工甘味料で味付けされた様な安っぽい人物描写と、 現実から微妙に剥がされていくミエミエな感じが耳障りで 何とも言えない後味の悪さが残ったのは、私だけでしょうか? | ||||
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一時期、インターネット上で流行った「絶望の世界」という小説に 世界観もプロットも似ている気がする。 文体も似ているし、作者が同じなんじゃないかとまで思う。 | ||||
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まずこの本を買われた方には読み方について選択の権利がある。 恐らく第一章のみが作者の書きたかった短編であり、続く第二章と第三章は、書こうと思えば続編が 書ける事に気づいた編集者に勧められ、小説雑誌に掲載。そして単行本発売の為に続く三つの章を 書き下ろした格好になっている。そういった構成の全六章である。 選択と言った意味はここで、第一章だけを読み本を閉じてもよいと言う事。 しかもそれは読者があらゆる無限の創造を巡らせる最高の短編と言える。 続けて読んだ方。その無限の創造を作者が埋める作業を行うことになる。 リアリティは薄れる一方で、各キャラクターも人格分裂したかのように一貫性がなくなり 次第にステレオタイプ化するなかで溜飲が下がるのか、後悔するのか。 まずこの選択があることだけはお伝えしたい。 | ||||
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最近本屋に行くと大々的に宣伝されていたので話の種にくらいの気持ちで読みました。 お金と時間の無駄でした。 文章構成として、語り口調など珍しい技巧を用いている点は評価できますが、とにかく話の構成がひどい。 物語の背景として、エイズ、びっくり財布の仕組みなどについて描こうとするも知識が全くないのか読んでいて呆れた(自分は理工、医学系出身者です) 自分の知らないことを知ったかぶりして書くのはやってはいけないこと。ものすごく不快でした。 苦痛に我慢しながらなんとか最後まで読み進めるも、最後の結びの言葉の行間から『どう?うまくまとめたでしょ。』みたいな感じの著者の得意げな顔が浮かんでしまい、自分自身苦痛で顔を歪めてしまいました。 人間の負の部分を描きたかったのだろうが、小説で実際の事件を引き合いに出したりするのは著者や編集者の倫理観を疑う。 他にもっと書くことあるだろう。 次回作に期待とすら思わない。 糞本の代名詞 | ||||
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第一章は個人的には事件の様子を事細かに知ることができとても良かったと思います。しかし、次からは長々しい話が多過ぎて少し読みあきてくる場面も多々ありました。映画化されたようなのですが、Rー15になったらしく、確かに少し陰湿過ぎて子供には読ませたくないなという部分もありました。 | ||||
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最初の女教師の「告白」も、途中で出てくる日記の「告白」もすべて同じ調子の文体。こうしたことは、編集の段階で、編集者が意見するはずなのに。「本屋大賞」がどういうレベルなのかよく分かった気がします。 | ||||
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小説の好みは人それぞれだし,育ってきた環境が違うのだから,共感するポイントも違います. この小説は私の好みではありませんでした. 心理描写が原因だと思います. 人間の心とはこんな単純で大雑把か?それぞれの人物の葛藤や,徐々に変化していく感情の変化が細かく描写されておらず,私の期待とははずれていました. そのためか,人間臭さを感じられず,共感したり,リアリティを感じて恐くなったりすることもなく,自己中心的な登場人物に腹立だしささえ感じられませんでした. 最後まで入り込めないまま,無理やり異常さを表現したくて爆弾で無差別殺人+復讐でジ・エンドといった感じ. これは,一人の人物に絞らず複数の人物の視点から事件を描いているので,細かな心理描写が省かれてしまっているのでしょう. しかし,物事を深く考えずに決断してしまうことも登場人物の生い立ちや過去の経験がそうさせている,と著者は伝えたかったのかもしれません. 捉え方はいろいろですからね. でも第一章と三章は心理描写も含めて,楽しく読みました. 言いだすときりがないくらい細かな不満があるのですが,きりがないのでこんな感想で終わらせておきます. | ||||
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本屋大賞ってどんなものなのか興味があって読みましたが、一章から最後の章に向けて失速していくので、途中で読むのを投げ出したくなった。最後まで読みましたが、読まなくてもよかったです。 | ||||
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読んでいてこんなに不愉快だった本はこれまでありませんでした。はじめての星1つといたします。 ある事件に関わった人々の主観的な告白が順にでてくるという構成になっています。 そこに作者の考えや視点は明示されてはいません。しかし、これは悲惨な事実をつきつけて読者に判断をゆだねるといったドキュメンタリーではないのです。ですから、こういうものを創作したというところに作者の意図があるはずです。 少年の事件やいじめがあきらかに現実をモデルにしているのに対し、娘を殺された女性教師の言動はオリジナルであり、そこにこそ作者の思いがこめられていると思われます。 それは、人を殺すことで目立とうとする少年に対する、またそれを騒ぎ立てることで彼らを調子にのらせているマスコミその他の人々に対する怒り、といったものでしょうか。 そうした考え方自体はめずらしくありませんが、それを娘を殺された女性にやらせているというところに、作者のずるさを感じました。 告白者それぞれが他人を非難して自己を正当化しようとすることに辟易しますが、やはり一番酷いのは森口先生であり、それを創作した作者である、と思いました。 こうした作品を作ること自体、森口先生の非難する「目立つことが動機の犯罪」と重なるものがあるのではないでしょうか。 この本を買ってしまい、売り上げに貢献してしまったことを後悔しています。 | ||||
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話題の湊さんの作品が文庫化されたので 飛びつくように買いました。 最初の展開は、とても面白く、 引き込まれましたが、 後の数名の回想シーン・・・・。 何度この話読まされるのやら、という感じでした。 知的な登場人物、それぞれの観点から人生観を語るのはいいのですが 罪のない小さな子供が殺害されるシーンは一度でいい。 何度も出てくることで、嫌悪感が蓄積されます。 感情移入をあえて避けているとしたら 子供の部分はいらないな〜。 逆に、ほかのグロいシーンは受け入れられますし。 と、いうわけで、読み飛ばす箇所がたくさんあったので あっという間に読み終わり。残念感をぬぐうために、 映画化の話を全部読んでしまいましたよ。 | ||||
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同じものを読んでも感じ方って人それぞれなんだと、少し驚いています。 特に絶賛している人の感性が正直よく分かりません。 少なくとも私にとっては、どこが面白いのか分かりませんでした。 全6章のうち、1章から5章まで、同じ内容を語り手を代えて、何度も聞かされ・・・ それもいくら何でも設定が無理だろうという内容。特に最終章。ハッキリ言って、いくら何でもそれはないでしょ、普通。娘を殺された元教師が電話で語るのですが、あの電話を辛抱強く最後まで聞く筈がないでしょう!いきなり電話を切るのがおちです。でもそれでは物語にならず・・・リアリティー皆無。 無理に無理を重ねて、無理矢理強引にラストにもっていった感じがします。 読書時間の無駄。 せめてもの救いは、単行本でなく、文庫本を買ったことです。 | ||||
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暇つぶしにはなるが、得るものは少ない。 はじめの三割あたりは、胸糞が悪くなるような少年の『悪』と教師の『リンチ』を描いていて、期待感があったが、 少年の犯罪動機をマザーコンプレックスに収斂させていくのと並行して、白けていった。 日本人の描く悪というのは、所詮この程度なのだろうか。 実在の犯罪者をモデルにしたハリウッド映画等では、 純粋な悪に理由や動機など説明可能なものはないということが繰り返し描かれている。 それらに比べると、ぬるい感じは否めない。 結局、この作品は、 「青臭い中学生を、中途半端な女教育者が本気で叩きのめす様子が、エスカレートしたレベルで描かれている」 というだけの話である。 純文学に通じるような深みは一切ないのはもちろん、エンターテインメント小説としても中途半端。 ワールドレベルの純粋悪と復讐の物語に慣れた現代の鑑賞者にとっては、 うんざりするようなローカルな世界の小競り合いが描かれているようにしか感じないのではないか。 どこを取っても突き抜けている感じがなく、非日常性に乏しいのだ。 個人的に、中学生というのは自意識は肥大してバランスを失い、とても醜いものだと思うが、 醜かった自分と同級生の低レベルなやりとり、たかが中学生にタイタイになって叩きのめしにくる糞教師など、 うんざりな「かつての日常」を思い出して、読後感もすこぶる悪かった。 「エンターテインメント小説」にしては、取り上げている題材が重過ぎる、というのも難点だ。 では、純文学にまたがるジャンルレスな小説として見れるか、といっても…疑問である。 芥川の「藪の中」と同じ手法をとりながら、単純な着地点を拵え、事件の物語性は単相的な次元に留まっている。 そもそも、『悪』とそれに連なる『不幸』『被害者の苦しみ』には着地点というものがないのである。 突き詰めれば突き詰めるほど、憎む対象は溶解していって、怒りはその標的をひとつずつ失っていくものではないか。 わざわざ「オチ」をつけるあたり、エンターテインメント小説というカテゴリに自己限定しているようで、いかにも浅い。 これだけ重い題材を選んだのなら、どういう分野の作家であろうと、相応に深めるべきだと思う。 ましてや、実際にあった少年の凶悪事件を所々で参照するなら、「人間存在としての根源的な悪を問う」みたいな レベルまで作品を深める責任みたいなものさえ発生するだろう。 この作品が「本屋賞」に留まったのも、そのバランスの悪さにあると思う。 随分酷評したが、文章や構成は上手い。暇つぶしにはなったので、星二つ。 追記 単行本レビューの星一つの評価の方々が書いていることは、大体わたしの思うところと一致する。 こういう作品は、世に出してはならんと強く思う。作者よりも、出版社・編集者や選考者の良識が問われる。 軽々しく実際の事件を題材に使っているのがけしからん。関係者を傷つけるのは間違いない。 なんやらの色紙に作者が「因果はめぐる」と書いているのをみたが、 まさしく、そうだろう。 真摯に人生の苦しみに立ち向かう人間の尊厳や文学そのものに対する冒涜のつけはどこかで払わなくてはならない。 | ||||
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以前から気になっていたところ、文庫化されていたので思わず買ってしまったのですが、ちょっと後悔…。久しぶりにここまで後味の悪い本に出会いました。ちゃんと単行本のレビューを確認してから読めば良かった。映画化されるということですが、私は多分観ることはないでしょう。 | ||||
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