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乱反射
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乱反射の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全103件 101~103 6/6ページ
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| 人々の心理をつぶさに描くことに定評のある著者の最新作は、 普通の人々の些細な行動が、 思いがけない方向へと乱反射し『悲劇』をもたらす様子を 重厚な筆致でえがいた作品です。 本書は、細かく節に分けられており それぞれのタイトルは−44から0へ減り そこから35まで増える構成をとります。 察しのよい方はわかるかもしれませんが、 −44から0までで事件のきっかけとなる人々の日常が、0で事件そのもの、 そして、0から35で事件後の人々の対応が描かれます 事件が起きる前までの描写も 現代社会の諸相を鋭く切り取っており、それだけでもおもしろいのですが、 なんといっても本作の見所は、事件後の人々の描写。 あるものは憔悴しきり、 あるものは無関係と主張し 他のあるものは、他者に怒りを転化する 自分の何気ない行動が 他者の死を引き起こしてしまったことを知った人々の様子は 非常に読み応えがあると同時に、他人事ではすまない怖さを感じます。 その一方、誰を非難してよいのか途方に暮れる遺族は 被害者の死の原因を追究しはじめます。 しかし、やり場のない怒りに駆られ 執拗に、そして、理不尽なほどに原因探しをする彼らの様子と それを冷静に見つめる周囲や他者の対比は どうしようもなく哀れであり、ある種の喜劇すら帯びてしまいます。 とはいえ、マイナスから0へ そして0からプラスへと向かう節が暗示するように、 ラストは決して暗いものではなく、読後感に絶望的な気分は残りません。 日常のさまざまな問題だけでなく 罪や責任という深刻なテーマまでも扱いながら 決してエンターテイメント性を失わない本作。 読んでいて楽しくなることはありませんが 臆せず、気軽に楽しんでいただければ―と思います☆☆☆ | ||||
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| けっこう厳しいダメージが残りました。 どこがどう、とは指摘できないながら、どことなくダークな雰囲気の漂う一冊です。 間接的にしても非常に薄い関連しかない登場人物たちの(直接面識があるのはごく一部)、日常的な 些細な逸脱が、めぐりめぐって重大な結果をもたらしてしまう物語。 全般的な物語の構成も、個々のエピソード的な些細なモラル違反も、どれに言及してもネタばれになっ てしまって困惑中。 しかし、どうなんでしょう? なんとも救いのない物語だなと思ってしまいます(いや、『殺人症候群』とか『さよならの代わりに』とか 『愚行録』とか、比較的、救いのない話しを書かれることの多い著者ですけど:個人的な感想ですが)。 読了後、意識的には「いや〜、読んだねぇ」とか思いながら、テレビ見て、夜ご飯食べて、一服して、 非常に平静に就寝したんですが、夢を見ましたよ。地元にいる甥や姪が出てきました。 読了後、一晩たってから、いてもたってもいられなくなるとは、なんとも遅効性の毒を盛られた感が。 個人的な印象でしかありませんが、実に救いがない。 この物語を、救いがない、と感じてしまう自分は、修行が足りないと思わないでもないですが。 また、どうなんでしょう? 個人的で日常的な、些細なモラル違反の克明な描写について、予見可能性がなかったことなど、逃れ 難さ、とかテーマ性を愚考しなわけではないんですが、どうしても退職した団塊オヤジや、浅はかなエコば ばあへの怒りを覚えてしまって、修行が足りないことを自覚中。 最後に、本作の感想から強く連想した個人的な修行について。 諸々含めて、小説に対する印象だけじゃなくて、社内的事象を、因果関係で理解しつつ、その因果を、 関与した個々人の行為や人格に還元して理解する枠組みから脱し切れていないという意味で、本当に 自分は、まだまだ修行が足りないなと思いました。まる。 | ||||
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| けっこう厳しいダメージが残りました。 どこがどう、とは指摘できないながら、どことなくダークな雰囲気の漂う一冊です。 間接的にしても非常に薄い関連しかない登場人物たちの(直接面識があるのはごく一部)、日常的な 些細な逸脱が、めぐりめぐって重大な結果をもたらしてしまう物語。 全般的な物語の構成も、個々のエピソード的な些細なモラル違反も、どれに言及してもネタばれになっ てしまって困惑中。 しかし、どうなんでしょう? なんとも救いのない物語だなと思ってしまいます(いや、『殺人症候群』とか『さよならの代わりに』とか 『愚行録』とか、比較的、救いのない話しを書かれることの多い著者ですけど:個人的な感想ですが)。 読了後、意識的には「いや〜、読んだねぇ」とか思いながら、テレビ見て、夜ご飯食べて、一服して、 非常に平静に就寝したんですが、夢を見ましたよ。地元にいる甥や姪が出てきました。 読了後、一晩たってから、いてもたってもいられなくなるとは、なんとも遅効性の毒を盛られた感が。 個人的な印象でしかありませんが、実に救いがない。 この物語を、救いがない、と感じてしまう自分は、修行が足りないと思わないでもないですが。 また、どうなんでしょう? 個人的で日常的な、些細なモラル違反の克明な描写について、予見可能性がなかったことなど、逃れ 難さ、とかテーマ性を愚考しなわけではないんですが、どうしても退職した団塊オヤジや、浅はかなエコば ばあへの怒りを覚えてしまって、修行が足りないことを自覚中。 最後に、本作の感想から強く連想した個人的な修行について。 諸々含めて、小説に対する印象だけじゃなくて、社内的事象を、因果関係で理解しつつ、その因果を、 関与した個々人の行為や人格に還元して理解する枠組みから脱し切れていないという意味で、本当に 自分は、まだまだ修行が足りないなと思いました。まる。 | ||||
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