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名残り火
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名残り火の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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「てのひらの闇Ⅱ」とある本作が著者最後の長編となった。<正義感とか潔癖さとか思いやりとか、こういう齢になって口にするのさえ気恥ずかしいような言葉があいつほど似あう人間はいなかった>という主人公・堀江雅之の無二の親友・柿島隆志が集団暴行を受け、殺害されたところから物語は始まる。今回は、その柿島がなぜ殺されなければならなかったかを、2000年代初頭の流通業界を背景に、その闇の真相に迫るべく堀江とその優秀な協力者たちが挑んでいく結構になっている。それも、柿島とその細君の過去をめぐって話はニューヨークにまで広がっていく。しかし、そんなこととはまったく関係なく、ここでも諧謔とユーモアが正編以上に炸裂しているのが何よりうれしい。<私は無茶をしながら無様に生きている>だとか<関根の返事には、白いゴキブリが存在するとでも聞いたときのような響きがなくもなかった>(またしてもゴキブリ!)だとか<水族館でめずらしい恰好の魚をのぞくときの子どもの目つき>だとか<大入道が、重々しい声をあげた。コントラバスの太い弦を、すぐ目のまえで響かせたような声音だった>だとか、書きだせば切りがないが、中でも、今回初登場の<エーリッヒ・フォン・シュトロハイム>似のサンショーフーズの代表三上照和と<肩書のある人間を嫌悪する>ナミちゃんの、彼女の経営する「ブルーノ」での初対面時における丁々発止の顛末が最高だ。 「ふむ。いい店だ」「なんでいい店なのよ」「…いい酒と、いい音楽と、いいオーナーがいる。それだけでじゅうぶんいい店ではないのかな」「あんた、そこにまだ十分しか坐ってないじゃない。なのになんでいいオーナーだと思うわけ?」「シンプルで力強い」。から始まって、 その後、<チャーシューメン>を食いたいという三上をナミちゃんがドゥカッティの後ろに乗せて青山の美味しい店に送ることになる。<夜目にふたつの真っ赤なヘルメットが輝いた。プロレスラーがきゃしゃな人形を抱えているような>その姿が、<視界からすっかり消えるまで三十秒とかからなかった>。そして、物語の最期には、とんでもなく意外な展開へと二人を導いていくことになるのだ。 このように、メインのストーリーだけを追っていくだけでは説明し切れない魅力がこの藤原伊織作品にはある。それは、「テロリストのパラソル」を選考した井上ひさしの<活発な精神の往復運動が独特の、得難いヒューモアを生み出している。話は深刻なのに、作品のどこを切り取っても質のいい諧謔で満たされているのだ>という評言に尽くされていると思う。 前の会社の部下、大原真理をくノ一のように使っている堀江もまた不思議な運命に導かれて行く。彼は<もし彼女に美点があるとするなら、まずいちばんに即断即決と行動能力をあげるべきかもしれないな>なんてことを言っているうちは、まだこの運命を読めていなかったのだ。あれだけの難事件のからまった糸を信じられない執念と直観でほぐしていった男が、である。ナミちゃんの弟マイクから、<その後、真理ちゃんとはどの程度、進展した?このまえ彼女は離婚が秒読み段階にはいったといってたけど、あんたとのほうはかたつむり以下だって。ひょっとしたら、後退してんのかもしれないくらいわかんないって>などと言われても、後回しにしていた男だからねえ、仕方ないか。 <静かな春の雨のような印象をともな>う柿島の細君・奈穂子の繊細さと大胆さも忘れ難い。いずれにせよ、この<活発な精神の往復運動>を遺作に確認できるだけでも得難いことだ。個人的に、2022年度いちばんの読書となった。 | ||||
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著者絶筆となったハードボイルドプラスサスペンス、そして企業小説の要素も少しある、大人の読む作品。 | ||||
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古本ではあるが、新品とほとんど変わらない。普通に読むだけなら、全く問題ありません。 | ||||
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続編があるのを知り、購入。 古本なのに、とても良品で良かったです。 | ||||
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繊細ながらも豪胆。軽快ながらも重厚。イオリンが展開するのは、緻密でありながらも 極めて自然という、何とも魅力的な世界。それぞれが余韻溢れる優れた作品でした。 しかしもうイオリンワールドに浸ることはできない。この作家を失ってしまったことが 残念でなりません。 | ||||
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藤原伊織は男を書く作家だ。女を書かないのか、書けないのかは、どちらであっても良い。男をくっきり描くことで、その周囲の女は浮かび上がる。それに寸分のくるいもないのなら、この方法を選択したことに傷はない。 しかし、この作品に関しては弱い。大原と、ナミちゃんがぼんやりとして見える。特に大原で顕著である。軽いノリの男たちを無駄に書き込めば、結果として大原の抱える事情の心象風景が浮かび上がる。服装やバッグの説明をしなければならないのが悲しい。ナミちゃんも三上社長との関係で簡単にまとめるのは唐突に過ぎる。 人が亡くなるのは仕方の無いことと思うよりない。この作家の寿命が費える時を動かせないとしても、健康である時間を一月でも、否、数日でも与えられたのなら、作品の完成度は高くなったのではないかと思えてならない。それとて、無い物ねだりに過ぎないのではあるが。 小さなことだが、サックスは木管楽器でラッパではない。すくなくともサックス奏者がラッパと呼ぶことはない。 経営者として成功した礼節を知る大人が、各式の高い店の表現に、敷居が高いを使うことに違和感を覚える。 どちらも校閲の仕事の範疇だ。前者は単行本化に向けた加筆、改編があった部分である。振り返ってみれば、前のシリーズでもあったような気もしている。とすると、あるいは作家の考えなのかもしれない。 | ||||
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本書は「てのひらの闇」の続編であるが、前作に引き続いて登場する女性二人が魅力いっぱいである。しかし、新登場するヒール役の男二人がまったく冴えず、知人にわなを仕掛けて傷めつけるのだが、その動機がいまいちで主人公による真相解明も盛り上がらない。女性たちにはハッピーエンドが用意されており、ハードボイルドも薄味である。 | ||||
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前作『てのひらの闇』が面白かったのでこちらの続編を購入しました。今作もとても良かった。 前作からのキャラクターも登場します。私は主人公の部下の女性キャラがかなり好きです。 この作品の続きも是非読みたかった! | ||||
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やはり藤原作品です。 もう新作を読めないと思うと残念でなりません。 何度も読みかえしたい本の一冊です。 | ||||
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殆どの作品において男性の感性が色濃いから、ハードボイルドって言われるのは仕方ないけど 男の繊細さ っていうか まぁ 男ですいません!!って潔い感じが好き。 お亡くなりになったのは凄く残念です。 もう、作品が世に出ないのですから。 | ||||
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タイトル通り、『てのひらの闇』の続編。 藤原さんの作品にはシリーズものがないので、もしご健在だったらこの続きが読めたのかと思うとやっぱり寂しい。 前作では広告会社に勤務していた主人公・堀江雅之が、会社を辞めて企業調査などの個人事務所を立ち上げています。 その彼の元に入った、友人の訃報。 街中で暴漢に襲われたという最期に疑問を持った堀江は、真実を知るために独自に調査を始めます。 コンビニチェーンをめぐる仕事上のトラブルから、奥さんの過去、親友の身辺を探ることで、真相に近づいていきます。 犯人側の内面的な話がほとんど出てこないため、動機が伝わりづらいと若干感じましたが、 登場人物の魅力やその筆致で補って余りある良作。 特に三上社長のキャラクターなんて秀逸。ナミちゃんとのやりとりも、本筋に全然関係ないけどもっと読みたいくらい! | ||||
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タイトル通り、『てのひらの闇』の続編。 藤原さんの作品にはシリーズものがないので、もしご健在だったらこの続きが読めたのかと思うとやっぱり寂しい。 前作では広告会社に勤務していた主人公・堀江雅之が、会社を辞めて企業調査などの個人事務所を立ち上げています。 その彼の元に入った、友人の訃報。 街中で暴漢に襲われたという最期に疑問を持った堀江は、真実を知るために独自に調査を始めます。 コンビニチェーンをめぐる仕事上のトラブルから、奥さんの過去、親友の身辺を探ることで、真相に近づいていきます。 犯人側の内面的な話がほとんど出てこないため、動機が伝わりづらいと若干感じましたが、 登場人物の魅力やその筆致で補って余りある良作。 特に三上社長のキャラクターなんて秀逸。ナミちゃんとのやりとりも、本筋に全然関係ないけどもっと読みたいくらい! | ||||
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藤原さんの作品の主人公ってどうしてこんなに格好いいのだろう? ハードボイルドというように、突っ張ってもいないし、人と無理に距離をつくろうともしないけど、人との付き合い、礼儀を大事にする。 まさに仕事のできる男。孤独に見えて、本人はそれでいて結構幸せ、そして人が周りに自然に集まり、男女とわず彼に惹かれていく。 こんな素敵な人と仕事ができたら、と妄想に走ってしまった。 作品はいつもながら期待を裏切らない。 たしかに連載小説を加筆、校正しないで出版したので少々饒舌すぎた部分(連載だから仕方ない)がある、単行本になる前本来だったらやるべき作業が抜けていたにもかかわらず、その力量はさすが! 社会人として突っ張らずに一匹狼で生きる男の姿にほれました! | ||||
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たった今、読み終えたところです。 突然亡くなる、主人公の長年の友であり、前職の同僚であり上司。 前作では、お互いが前職を退職したところで終ってますが、 その友が突然亡くなるという事件を発端に物語が始まります。 ウィットの効いたジョーク、シリアスな物語の展開に、所々に挿入 されるユーモアで、大変読み進みやすいです。 また、登場人物が全て必要不可欠で且つ、無意味な人物は出てきません。 そして、それが極めて自然なシナリオになっており、それぞれの人物像も それぞれのキャラがお互いの言動、行動で示されていて、説明ぽくない ところもよいです。 前作から読めば、それぞれの登場人物が懐かしく、思い入れがあって、 さらに楽しく読めるでしょう。かならず前作から読んでください。 お勧めです。 さらに言えば、大原みたいな部下が欲しいですね(苦笑)。 | ||||
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たった今、読み終えたところです。 突然亡くなる、主人公の長年の友であり、前職の同僚であり上司。 前作では、お互いが前職を退職したところで終ってますが、 その友が突然亡くなるという事件を発端に物語が始まります。 ウィットの効いたジョーク、シリアスな物語の展開に、所々に挿入 されるユーモアで、大変読み進みやすいです。 また、登場人物が全て必要不可欠で且つ、無意味な人物は出てきません。 そして、それが極めて自然なシナリオになっており、それぞれの人物像も それぞれのキャラがお互いの言動、行動で示されていて、説明ぽくない ところもよいです。 前作から読めば、それぞれの登場人物が懐かしく、思い入れがあって、 さらに楽しく読めるでしょう。かならず前作から読んでください。 お勧めです。 さらに言えば、大原みたいな部下が欲しいですね(苦笑)。 | ||||
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藤原伊織の小説ははっきり言ってワンパターンだ。それでも、新作が出ると必ず手に取ってしまう。だから、新作がもう読めないってのは、やっぱり淋しい。 藤原伊織の小説の主人公には、いつも反発を感じる。この小説の言葉を借りれば、“ニヒルなガキ”っていうキャラ。年齢の設定は様々だけど、アウトローを気取りつつも表面的には無難なリーマン生活を送っていて、ある事件をきっかけに大きく日常を逸脱する行動に出る。動機は友情だったり、自らの矜持だったり、過去の清算だったりするんだけど、やっぱ全共闘世代ならずとも、こうしたコンテクストが多くの人々の琴線に触れるってことは、みんな現状の自分に満足していない、若かりし頃の理想とか、思いが達せられず、悶々と燻っているものがある、とはいえ今ある生活を無にすることなんか出来ないってことなんだろうな。僕が藤原伊織の小説の主人公に反発を感じるのは、このあからさまなノスタルジー、センチメンタリズムである訳だけど、その一方で手に取ってしまうのは、ダサいな、かっこ悪いな、と思いつつも、カタルシスを感じるからだ。しかも、広告業界とかマーケティングといった著者お得意のディティールや、こなれた文章やプロットが物語を制御していて、めめしさをカモフラージュしてるんだよな。だから、「藤原伊織読んでます」みたいなこと言っても、あまり恥ずかしくないっていうか。 藤原伊織はワンパターンって言ったけど、もうひとつ、常に一定のクオリティーを保ってるってところが、エンターテインメントとしては評価できる。とはいえ、本作は藤原伊織ワールドの総決算とも言えた「シリウスの道」に比べると数段小説としてのクオリティーは落ちる。なんか登場人物のキャラ設定にリアリティーがなくて、プロットにも切れがない。死んだ友への線香代わりのもらい煙草は別として、藤原作品の主人公が煙草吸わないってのも残念だな。 | ||||
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藤原伊織に関しては、特にコメントすることはないです。 皆さんご存知のとおりかと思います。 この本は著者の遺作にあるわけですが、やはり人物の描写やストーリー展開は、 藤原伊織のスタイルが十分に展開されていて、 読んでいてやはり引き込まれる作品になっています。 尚、この作品の背景は、本の紹介にもあるとおり、流通業界です。 非常によく調べてあると思います。ほぼ実態に近い記述もあります。 おそらくこれから推敲して、多少ぼかす予定もあったのではないかと思いますが・・・ 会長が非常に表向きは厳しいが、礼儀にはちゃんとしているとか、 FCの加盟店とトラブルになっているとか、 外部からの招聘が事業部以上でよくあるとか、 SVの仕組みや組織構成や、業界(というか個社)の慣行等もほぼそのままですね。 このようなCVSで本社が四谷(作品では麹町)にあるということで、 モデルは間違いなくS・Eだと思われます。 登場人物は藤原伊織、独特の雰囲気で登場していますが、 展開されるの事件のプロットは実際にありそうな話ではあります。 ほんとにあったかもしれませんねー。実際、表ざたにはならない事件は 結構おきていますし。 丁寧に調べた上での、軽快かつ重厚な語り、は藤原伊織のスタイルそのものです。 これが遺稿なのはつくづく惜しいです。合掌。 | ||||
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いちおうの完成はみているものの、著者は途中まで加筆訂正中だったという。 その頭で読んだせいかもしれないが、ところどころ、「ん?」と ひっかかる箇所がないでもない。 しかしそれでも、そこらへんのお手軽ミステリなど足下にも及ばない出来である。 「遺作にして最高傑作」と帯にあるが、決してオーバーではない。 「てのひらの闇」の続編という形で、主人公も同じだが、 まったく別物として読んでもかまわない。 ただできれば、「てのひらの闇」を先に読んでからのほうがいい。 というのも、主人公・堀江の人物造形が、 「名残り火」単体ではやや不完全だからだ。 このままでも十分に藤原伊織の世界と物語の面白さを堪能できるのだが、 著者が納得のいく形で、推敲を終えた段階で世に出してあげたかった一冊である。 合掌。 | ||||
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いちおうの完成はみているものの、著者は途中まで加筆訂正中だったという。 その頭で読んだせいかもしれないが、ところどころ、「ん?」と ひっかかる箇所がないでもない。 しかしそれでも、そこらへんのお手軽ミステリなど足下にも及ばない出来である。 「遺作にして最高傑作」と帯にあるが、決してオーバーではない。 「てのひらの闇」の続編という形で、主人公も同じだが、 まったく別物として読んでもかまわない。 ただできれば、「てのひらの闇」を先に読んでからのほうがいい。 というのも、主人公・堀江の人物造形が、 「名残り火」単体ではやや不完全だからだ。 このままでも十分に藤原伊織の世界と物語の面白さを堪能できるのだが、 著者が納得のいく形で、推敲を終えた段階で世に出してあげたかった一冊である。 合掌。 | ||||
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逝去されたばかりの著者の、(一応の)完結を見た最後の作品です。 それだけに、作品を純粋に評価するのは難しいところがあります。 文体、登場人物、構成などは間違いなく「藤原伊織」その人のものであり、レベルは凡百のミステリー作家などを凌駕していますし、著者への余計な思い入れがなくても最後までぐいぐい引っ張っていかれます。 ただ・・・これは無いものねだりかも知れませんが、「テロリストのパラソル」、「ひまわりの祝祭」、短編集「雪が降る」に比べると、失われていく過去への思いという切なさ、主人公がひたすら自己の誇りのために厳しく自分を律する姿、本当は望んでいない犯罪へと走っていく敵=かつての友の哀しさ・・・など、この著者でなければ描けない数々のものは失われているように思えてなりません。 週刊誌の連載、という制限の中では、主な読者層である勤め人の願望(仕事はできるが阿らない、そういう男の価値を理解できる若い女性に慕われる、など)をある程度具現し、業界の内情(今回はコンビニ業界)なども取り込む必要があったのでしょう。その中でこれだけのレベルを維持できるのは流石、という見方もあるでしょうが、物足りなさも正直覚えます。 なにより、軸となる犯行の動機(ネタバレになるので詳しくは書けませんが)が破綻こそしていませんが納得しにくいこと、伏線のいくつかがそれと分かってしまうことなどが残念でなりません。 連載終了後、著者は推敲を進めていたとのことなので、全部が終わっていれば不満の多くは解消されたのではと、叶わぬ期待も抱いてしまいます。著者が誠実に作品に向かい合っていたことだけは確信が持てますので、ファンの方なら迷わず一読を・・・。 | ||||
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