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(短編集)

悪党



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【この小説が収録されている参考書籍】
悪党
悪党 (角川文庫)

悪党の評価: 4.30/5点 レビュー 54件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.30pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全54件 21~40 2/3ページ
No.34:
(5pt)

早くて便利です。

書店で探したり選んだりする行為も楽しみのひとつですが、読みたい本が決まっている場合や忙しい時などは本当に有効な買物の手段です。
悪党 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:悪党 (角川文庫)より
4041004713
No.33:
(4pt)

薬丸 岳 氏は一気読み

ストーリー展開が相変わらず素晴らしいと思います。いつも一気読みです。
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4041004713
No.32:
(4pt)

引き込まれる

著者の作品を何冊か読んだ。が被害者かsら考える加害者のおろかさが、手見取るように、よくわかる。
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4041004713
No.31:
(5pt)

奪ったものと失ったもの

犯罪被害者の視点の物語を多く書いている著者。この物語も、また、重いものだった。
犯罪は当事者同士の問題ではない。殺した、殺されたで終わるものではない。
むしろ、その家族に多大な影響が広がるとき、その事件の本当の姿がぬっと顔を見せる。
被害家族も加害家族も等しく悲惨だ。

加害者当人のある男が言う、死ぬ時に奪ったものと失ったものを天秤にかける、という部分が心に残った。
人の命を奪ったものに、救いはない。
なぜなら、被害者家族が最も憎むのが、加害者本人が幸せに暮らしているのを知ることなのだから。
自分の子供を奪われた親が、奪った人間が結婚して、子供に恵まれて暮らしていたら、気が狂うほど腹が立つだろう。理屈じゃない。

だからといって、奪ったものより、失ったものの方が大きければ、それが償いなのだろうか。
法的に罪を償った後もとことん悪の道に走るのが悪党だとすれば、悪党は自分を痛めつけることで罪を償っているのだろうか。
色々なことを考えさせられる小説だった。
ただしかし、あるべき未来を奪われた被害者本人が一番無念であることは、言うまでもない。
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4041004713
No.30:
(5pt)

テーマ、ストーリー、展開、すべて良い

数年前に「天使のナイフ」を読んで以来の、薬丸作品だったが面白かった。

深いテーマについて常に考えさせられながら、こっちに揺れたりあっちに揺れたり、結局答えは出なかったが、考えて良かったと思う。
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4041004713
No.29:
(4pt)

おもしろかった。

ドラマの「刑事のまなざし」は、見て、おもしろかったが、「悪党」は、見なかったので、これにしました。ドラマが良いのは、原作がしかっりしていて、ドラマを作る人もその原作に忠実であると思いました。いつどこで、理不尽な犯罪に巻き込まれるかわからない現代。是非、一読してほしい本です。
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4041004713
No.28:
(5pt)

読み応えのあり

東野圭吾さんの本気で書いた作品(依頼があってとりあえず軽く書いたの
かなって本ではなく)や宮部みゆきさんの初期の作品が好きな人なら、
薬丸岳さんの天使のナイフ、闇の底、虚無に続き、悪党もおすすめです。
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4041004713
No.27:
(5pt)

薬丸 岳 悪党

東野圭吾・宮部みゆきの作品が好きなので両者とは異なる視点の作風が気に入りました。
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4041004713
No.26:
(4pt)

「赦し」とは・・

主人公は探偵の佐伯修一。
15年ほど前に、姉を殺されている。

佐伯は、仕事として、昔犯罪を犯した加害者の居所と現在の状況を調査する。
佐伯の調査を通し、犯罪被害者の家族の葛藤や悲しみ・苦しみが描かれている。

加害者が質素な生活をしていて、被害者に対し贖罪の気持ちを抱いていれば「赦される」のか?
加害者は、刑務所での刑期により更生するのか?
被害者家族の苦しみは年月とともに癒されるのか?

非常に難しいテーマだが、読みやすい。
読み手により、感じ方も変わると思う。
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4041004713
No.25:
(5pt)

面白いです

薬丸岳さんの作品は、テーマは似通っているかも知れませんが、どれも普通に面白いです!
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4041004713
No.24:
(5pt)

タッキー主演ドラマ

タッキー大ファン悪党の本を買いました。はまりました。スペシャルドラマ楽しみ。タッキー主演映画化DVD化にもなって欲しいです♪宜しくお願いします♪
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4041004713
No.23:
(4pt)

想像することしかできない

本書を読んで「被害者遺族の気持ちが分かった」などという人がいるとしたら、きっと私はチャンチャラおかしいと思うだろう。

 どんなに被害者側の立場に立った作品を読もうが、ニュースをどれだけ見ようが、たぶん1%もその気持ちを理解している人なんてほとんどいないだろう。
 それほど、被害者、被害者遺族の感情というのは複雑で深いものだと思う。

 だったら小説にしろ、映画にしろ、ドキュメンタリーにしろ、それを扱った作品には意味がないのだろうか?
 いや、そんなことはない。

 たとえ、0.1%、0.01%しか分かることができないのだとしても少しでも分かろうと、考える行為は無駄ではないし、とても大切なことだと思う。

 この『悪党』で初めて薬丸岳の作品に触れた人は是非、他の作品にも触れてほしい。
 そして限りなく0に近いくらいしか被害者遺族の気持ちが分からなかったとしても考えてほしい。
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4041004713
No.22:
(4pt)

犯罪と被害者の遺族の関係・・・簡単には解決されない複雑な心理がある。

反省の色を見せない婦女暴行犯の口の中に拳銃を突っ込み、引き金に指をかけたことが過剰だと警察を懲戒免職となった佐伯修一。彼は姉を強姦の末に殺されたという過去を持つ。今は同じ元警官のやっている埼玉の小さな探偵事務所に籍を置いている。
老夫婦から“息子を殺し、少年院を出て社会復帰した男を追跡調査してほしい”という依頼を受ける。その後、“犯罪加害者の追跡調査”を幾つも手がけることに。加害者と被害者遺族に対面する中で同じ犯罪被害者遺族の依頼に複雑な思いを抱えながら仕事をこなす佐伯であった。彼の眼に元犯罪者たちの姿、そして犯罪被害者遺族の姿が映る。いっぽう調査の傍ら、独自に自分の姉を暴行し殺害した犯人たちを追う佐伯。果たしてこれらの調査のなかで佐伯は何を掴んでいくのだろうか・・・。
本書は、犯罪被害者遺族の心理を描いた社会派長編作品である、
本書のテーマは、“反省しない”、“元犯罪者たち”であり、彼らに対し適応する「法律」、「刑罰」はどうあるべきか、また“遺されたひとたち”についてどう考えるかであろう。
単純に娯楽読み物と思えば上手いし、面白い。
だが、読者によっては内容の掘り下げの浅さ、中途半端さに不満が残ろう。
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4041004713
No.21:
(5pt)

薬丸さんの中では一番かも

薬丸さんの作品はテーマが重いのに、読みやすく、読み応えがありますが、ちょっと物足りなさも感じていました。今回もテーマが重いですが、主人公に感情移入出来て良かったと思います。この人が初めての人はこの作品から読んだ方が良いかも
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4041004713
No.20:
(5pt)

ドラマにしては?

読みやすかったです。
短編ぽくなっていて連続ドラマにしたら
○参者みたいな感じで良いかもです。
薬丸作品は大好きで全て読みました。
お勧めしたい1冊です。
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4041004713
No.19:
(5pt)

ドラマにしては?

読みやすかったです。
短編ぽくなっていて連続ドラマにしたら
○参者みたいな感じで良いかもです。
薬丸作品は大好きで全て読みました。
お勧めしたい1冊です。
悪党Amazon書評・レビュー:悪党より
4048739743
No.18:
(5pt)

薬丸岳4作目

「天使のナイフ」、「闇の底」、「虚夢」に続く4作目。乱歩賞受賞以来、毎年、着実に1冊ずつ新作をだされています。しかもどれも質が高く、読み始めるとグッと引き込まれ、読み続けずにはいられなくなる作品ばかりです。

今回の「悪党」は、角川書店の「野性時代」に掲載された連作で、基本、1話完結という形式になっています。

犯罪被害者家族からの依頼で加害者の追跡調査をいくつか実施していく中で、自らも犯罪被害者遺族である主人公・佐伯が、姉を殺した加害者達を追跡調査していくという形で話が進んでいきます。

加害者たちを追跡調査していく中で発覚する数々の事実を佐伯が葛藤しながら受け止めていく姿には心が痛くなります。
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4041004713
No.17:
(5pt)

薬丸岳4作目

「天使のナイフ」、「闇の底」、「虚夢」に続く4作目。乱歩賞受賞以来、毎年、着実に1冊ずつ新作をだされています。しかもどれも質が高く、読み始めるとグッと引き込まれ、読み続けずにはいられなくなる作品ばかりです。
今回の「悪党」は、角川書店の「野性時代」に掲載された連作で、基本、1話完結という形式になっています。
犯罪被害者家族からの依頼で加害者の追跡調査をいくつか実施していく中で、自らも犯罪被害者遺族である主人公・佐伯が、姉を殺した加害者達を追跡調査していくという形で話が進んでいきます。
加害者たちを追跡調査していく中で発覚する数々の事実を佐伯が葛藤しながら受け止めていく姿には心が痛くなります。
悪党Amazon書評・レビュー:悪党より
4048739743
No.16:
(4pt)

犯罪被害者の心模様。

姉を殺された主人公たる犯罪被害者遺族の心の中を筆者は、「ゆかりを殺した人間への憎しみや、平気で人を傷つけ犯罪に手を染める者への怒りであふれている。憎しみは激しい焔となって心の中を焼き尽くす。その焔によって私は多くの人を傷つけてきた。」「私の心の中にある焔は時間が経てば自然と鎮まっていくものだろうか。それとも、私が死ぬまで燃えさかり続けるものなのか。」と表現します。

 父の言葉として、「いつでも笑っていいんだぞ。いや、笑えるようにならなきゃいけないんだぞ。おれたちは絶対に不幸になっちゃいけないんだ。」とも。

 その一方で10年の刑を終えて出所して暫く経った実行犯に「(遺族に)何を書いたとしても言ったとしても嘘っぱちになっちまいます。俺は別に事件に関して反省もしていないし、」誰かに謝りたいって気持ちもまったくありません。」と語らせ、当時の現場も描写します。

 この怒りを読者も共有する形で物語は進むのですが、果たしてこんなに長期間、遺族は怒りを維持し続けられるものなのか?
 そうであるなら、それこそ遺族は死ぬまで救われないのではないか?
 
 実行犯の死刑中止を法務相に訴えた原田正治氏の『弟を殺した彼と、僕』を読んでいるから、私がこう思うというだけではなく、原田氏の言う「赦し」をもってせねば、いそれこそ死ぬまで遺族は救われる時が来ない。

 その時をどう迎えるよう周囲が導き、遺族自身もどう受け止めるのかまでを小説に求めるのは酷というものでしょうが、小説であるが故にそのあたりにももっと踏み込んで欲しかった。

 踏み込めば、こんなにスラスラとは読めないのでしょうがね。
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4041004713
No.15:
(4pt)

犯罪被害者の心模様。

 姉を殺された主人公たる犯罪被害者遺族の心の中を筆者は、「ゆかりを殺した人間への憎しみや、平気で人を傷つけ犯罪に手を染める者への怒りであふれている。憎しみは激しい焔となって心の中を焼き尽くす。その焔によって私は多くの人を傷つけてきた。」「私の心の中にある焔は時間が経てば自然と鎮まっていくものだろうか。それとも、私が死ぬまで燃えさかり続けるものなのか。」と表現します。
 父の言葉として、「いつでも笑っていいんだぞ。いや、笑えるようにならなきゃいけないんだぞ。おれたちは絶対に不幸になっちゃいけないんだ。」とも。
 その一方で10年の刑を終えて出所して暫く経った実行犯に「(遺族に)何を書いたとしても言ったとしても嘘っぱちになっちまいます。俺は別に事件に関して反省もしていないし、」誰かに謝りたいって気持ちもまったくありません。」と語らせ、当時の現場も描写します。
 この怒りを読者も共有する形で物語は進むのですが、果たしてこんなに長期間、遺族は怒りを維持し続けられるものなのか?
 そうであるなら、それこそ遺族は死ぬまで救われないのではないか?
 
 実行犯の死刑中止を法務相に訴えた原田正治氏の『弟を殺した彼と、僕』を読んでいるから、私がこう思うというだけではなく、原田氏の言う「赦し」をもってせねば、いそれこそ死ぬまで遺族は救われる時が来ない。
 その時をどう迎えるよう周囲が導き、遺族自身もどう受け止めるのかまでを小説に求めるのは酷というものでしょうが、小説であるが故にそのあたりにももっと踏み込んで欲しかった。
 踏み込めば、こんなにスラスラとは読めないのでしょうがね。
悪党Amazon書評・レビュー:悪党より
4048739743

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