(短編集)

悪党

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評判

悪党の評価:

4.30/5点 レビュー 54件。 B ランク

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平均点4.30pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全91件 1〜20 1/5ページ
No.91
(5pt)

構成力に秀でた復讐劇

鬼畜のような犯罪を犯しながら軽い刑期で出てくる犯罪者たち。彼らに対して残された被害者
家族はその悔しさの激情をどこにぶつければいいのか。犯罪ミステリーのグランドテーマとしては
些か重いテーマでもある。この作品は、連作形式で探偵佐伯修一が、そのような被害者家族たちの
依頼を受けながら、この作品自身のより大きなテーマである、佐伯自身の「復讐劇」を描いていく。
佐伯自身も自分の姉を昔不良たちに殺害されている。3人の不良たちへの彼なりの復讐、
苦悩しながらもその復讐を遂行しようとする佐伯の凄まじい執念。作品の前半では、彼が扱う
数件の事件が描かれるが、すべて殺人被害者家族による依頼だ。描かれる加害者の多くは、
本当の意味での贖罪を果たしていない。彼らがどのような、復讐を受けるのか。構成が巧みで
うまい流れを作っている。この著者薬丸岳の作品を読むのは初めてだが、なかなか構成力に
優れた面白いミステリーを書く作者だ。
悪党 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 悪党 (角川文庫)より
4041004713
No.90
(5pt)

構成力に秀でた復讐劇

鬼畜のような犯罪を犯しながら軽い刑期で出てくる犯罪者たち。彼らに対して残された被害者
家族はその悔しさの激情をどこにぶつければいいのか。犯罪ミステリーのグランドテーマとしては
些か重いテーマでもある。この作品は、連作形式で探偵佐伯修一が、そのような被害者家族たちの
依頼を受けながら、この作品自身のより大きなテーマである、佐伯自身の「復讐劇」を描いていく。
佐伯自身も自分の姉を昔不良たちに殺害されている。3人の不良たちへの彼なりの復讐、
苦悩しながらもその復讐を遂行しようとする佐伯の凄まじい執念。作品の前半では、彼が扱う
数件の事件が描かれるが、すべて殺人被害者家族による依頼だ。描かれる加害者の多くは、
本当の意味での贖罪を果たしていない。彼らがどのような、復讐を受けるのか。構成が巧みで
うまい流れを作っている。この著者薬丸岳の作品を読むのは初めてだが、なかなか構成力に
優れた面白いミステリーを書く作者だ。
悪党 Amazon書評・レビュー: 悪党より
4048739743
No.89
(5pt)

高校生だった姉は陵辱され殺された。犯人は未成年だったため人生を謳歌している。姉の仇を追う復讐譚。

佐伯修一は元警官です。レイプ未遂事件の現場にかけつけた時に犯人に銃を向けた事で懲戒免職になり、今は探偵事務所で働いています。佐伯は15年前、3人の男に姉を性的暴行で殺された被害者遺族なのでした。
 前半は探偵として犯罪加害者の今を追跡調査します。佐伯自身もまた犯罪被害者遺族であり、この仕事には大いに力が入るわけです。

 薬丸はデヴュー作「天使のナイフ」で少年犯罪について、続く「闇の底」では幼児性愛者の犯罪について、更に「虚無」で心神喪失者の犯罪について続々と重いテーマに正面から取り組んでいます。いずれも「贖罪とは何か」と「被害者の怨念は晴らせるのか」という問題を赤裸々に描く名作という、力がある作家さんで塩味はファンなんです。本作もこの流れを踏襲しています。

 一件目の調査は息子を暴行死させた犯人・坂上洋一が何をしているのか調べて欲しいとの老夫婦からの依頼です。契約どおり2年前に出所した坂上の現状を報告する佐伯に「坂上を赦すのか?赦すべきでないのか?その判断が出来る材料が欲しい」と追加依頼をします。坂上は出所後オレオレ詐欺をしており、佐伯は被害者遺族であり赦せる材料など見付けられるわけがありません。「私なら絶対に赦せません」と告げたことがきっかけで、坂上洋一は依頼者にナイフで刺され半身不随になります。

 2件目の調査は「16年前に弟を殺した女、前畑紀子を探してください」と19歳の早見剛から依頼を受けます。当時の紀子は子供二人をほったらかしにして二ヶ月かn放置し、速見の弟を餓死させたのです。速見は前畑の息子で奇跡的に絶望的な空腹の中なんとか生き残ったのでした。現在の紀子は再婚し、新しい家庭で幸せに暮らしています。速見は、15年ぶりに母親に対面し復讐を果たします。

こうして犯罪被害者の沿革を紹介しながら、後半では佐伯自身の自分の姉の仇3人を調査します。成功しているラーメン店の経営者、田所健一はそのうちの1人です。田所を尾行し行動を観察しもうひとりの犯人寺田正志にもたどりつきます。どうやら成功した田所を寺田がゆすっている様相です。ここに至って田所は寺田を刺し殺す事になります。
 さて仇の最後の一人・榎木和也は末期がんで余命が短いことを突き止めその病院の清掃員として近付きます。死の淵にいた榎木は死を受け入れて死ぬ事をなんとも思っていない様子でそす。佐伯は「こんな死に方では楽すぎる」と思い榎木の魂を殺す方法を画策します。真の悪党が顔を現す瞬間です。やがて物語は彼自身の復讐へ……果たして結末に待ち受けているのは希望か絶望か!?

 殺人罪を犯し犯人が服役しても、愛するものを失った被害者遺族は安らぎを得ることが出来ないことは、薬丸の他の作品でも語られている彼のテーマのようです。この重いテーマを一気に読ませる薬丸の筆致には唸らされます。
 しかも本書は読後感がいい。内容の暗さに鬱々として読み続けた読者に希望を与える好著です。
悪党 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 悪党 (角川文庫)より
4041004713
No.88
(5pt)

高校生だった姉は陵辱され殺された。犯人は未成年だったため人生を謳歌している。姉の仇を追う復讐譚。

佐伯修一は元警官です。レイプ未遂事件の現場にかけつけた時に犯人に銃を向けた事で懲戒免職になり、今は探偵事務所で働いています。佐伯は15年前、3人の男に姉を性的暴行で殺された被害者遺族なのでした。
 前半は探偵として犯罪加害者の今を追跡調査します。佐伯自身もまた犯罪被害者遺族であり、この仕事には大いに力が入るわけです。

 薬丸はデヴュー作「天使のナイフ」で少年犯罪について、続く「闇の底」では幼児性愛者の犯罪について、更に「虚無」で心神喪失者の犯罪について続々と重いテーマに正面から取り組んでいます。いずれも「贖罪とは何か」と「被害者の怨念は晴らせるのか」という問題を赤裸々に描く名作という、力がある作家さんで塩味はファンなんです。本作もこの流れを踏襲しています。

 一件目の調査は息子を暴行死させた犯人・坂上洋一が何をしているのか調べて欲しいとの老夫婦からの依頼です。契約どおり2年前に出所した坂上の現状を報告する佐伯に「坂上を赦すのか?赦すべきでないのか?その判断が出来る材料が欲しい」と追加依頼をします。坂上は出所後オレオレ詐欺をしており、佐伯は被害者遺族であり赦せる材料など見付けられるわけがありません。「私なら絶対に赦せません」と告げたことがきっかけで、坂上洋一は依頼者にナイフで刺され半身不随になります。

 2件目の調査は「16年前に弟を殺した女、前畑紀子を探してください」と19歳の早見剛から依頼を受けます。当時の紀子は子供二人をほったらかしにして二ヶ月かn放置し、速見の弟を餓死させたのです。速見は前畑の息子で奇跡的に絶望的な空腹の中なんとか生き残ったのでした。現在の紀子は再婚し、新しい家庭で幸せに暮らしています。速見は、15年ぶりに母親に対面し復讐を果たします。

こうして犯罪被害者の沿革を紹介しながら、後半では佐伯自身の自分の姉の仇3人を調査します。成功しているラーメン店の経営者、田所健一はそのうちの1人です。田所を尾行し行動を観察しもうひとりの犯人寺田正志にもたどりつきます。どうやら成功した田所を寺田がゆすっている様相です。ここに至って田所は寺田を刺し殺す事になります。
 さて仇の最後の一人・榎木和也は末期がんで余命が短いことを突き止めその病院の清掃員として近付きます。死の淵にいた榎木は死を受け入れて死ぬ事をなんとも思っていない様子でそす。佐伯は「こんな死に方では楽すぎる」と思い榎木の魂を殺す方法を画策します。真の悪党が顔を現す瞬間です。やがて物語は彼自身の復讐へ……果たして結末に待ち受けているのは希望か絶望か!?

 殺人罪を犯し犯人が服役しても、愛するものを失った被害者遺族は安らぎを得ることが出来ないことは、薬丸の他の作品でも語られている彼のテーマのようです。この重いテーマを一気に読ませる薬丸の筆致には唸らされます。
 しかも本書は読後感がいい。内容の暗さに鬱々として読み続けた読者に希望を与える好著です。
悪党 Amazon書評・レビュー: 悪党より
4048739743
No.87
(5pt)

心理描写よりも!

心理描写がどうこう言うより
心理行動を上手く書けている。
これは面白い!

ただの短編かなーと思ったが
そう来たか!と。

読み心地の良い作品でした。
悪党 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 悪党 (角川文庫)より
4041004713
No.86
(5pt)

心理描写よりも!

心理描写がどうこう言うより
心理行動を上手く書けている。
これは面白い!

ただの短編かなーと思ったが
そう来たか!と。

読み心地の良い作品でした。
悪党 Amazon書評・レビュー: 悪党より
4048739743
No.85
(4pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

安定した面白さ

面白かった。中盤より面白さ、際立つ。
悪党 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 悪党 (角川文庫)より
4041004713
No.84
(4pt)

安定した面白さ

面白かった。中盤より面白さ、際立つ。
悪党 Amazon書評・レビュー: 悪党より
4048739743
No.83
(5pt)

特にございません

読みたかった本を早々に送って頂き有難うございました。本は美麗で気持ち良く読ませて頂きました。
本好きな私にとって有難く思います。
悪党 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 悪党 (角川文庫)より
4041004713
No.82
(5pt)

特にございません

読みたかった本を早々に送って頂き有難うございました。本は美麗で気持ち良く読ませて頂きました。
本好きな私にとって有難く思います。
悪党 Amazon書評・レビュー: 悪党より
4048739743
No.81
(5pt)

読み返したくなる作品です。

ニュースや新聞で取り上げられる、身近なテーマが多いが、ストーリーにご都合主義的な部分は皆無で、現実味と緊迫感に富んでいる。
中身は濃く、展開のテンポが良いため、最後まで飽きずに読め、細部まで丁寧に作られていると感じた。
作者の他の作品も是非、読んでみたい。
悪党 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 悪党 (角川文庫)より
4041004713
No.80
(5pt)

読み返したくなる作品です。

ニュースや新聞で取り上げられる、身近なテーマが多いが、ストーリーにご都合主義的な部分は皆無で、現実味と緊迫感に富んでいる。
中身は濃く、展開のテンポが良いため、最後まで飽きずに読め、細部まで丁寧に作られていると感じた。
作者の他の作品も是非、読んでみたい。
悪党 Amazon書評・レビュー: 悪党より
4048739743
No.79
(5pt)

構成良い

面白い
悪党 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 悪党 (角川文庫)より
4041004713
No.78
(5pt)

構成良い

面白い
悪党 Amazon書評・レビュー: 悪党より
4048739743
No.77
(5pt)

面白かった。

現在もどこかで起きている犯罪。それは司法で裁かれるだけで終わりという訳ではなく、怨みを持ってしまった人に深い爪痕を残して人生を変えてしまう。とても恐ろしく、終わりがない。故に被害者のことを考えると犯罪者をますます赦せなくなる。
だが、犯罪者に寄り添うことも大事だと思った。
悪党 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 悪党 (角川文庫)より
4041004713
No.76
(5pt)

面白かった。

現在もどこかで起きている犯罪。それは司法で裁かれるだけで終わりという訳ではなく、怨みを持ってしまった人に深い爪痕を残して人生を変えてしまう。とても恐ろしく、終わりがない。故に被害者のことを考えると犯罪者をますます赦せなくなる。
だが、犯罪者に寄り添うことも大事だと思った。
悪党 Amazon書評・レビュー: 悪党より
4048739743
No.75
(2pt)

犯罪証例がやや多くてくどい

「探偵事務所に勤めている佐伯修一は、犯罪被害者遺族から調査依頼を受ける。社会復帰をはたした犯罪加害者を探してほしい、とのことだった。加害者を見つけ出した修一は、依頼人から更にこう頼まれる。あの男を赦すべきか、赦すべきでないのかが知りたい。赦すべきならばその材料をみつけてほしい、との旨だった。難しい判断だが、修一の答えはもう決まっていた。なぜなら、修一自身も姉を殺された過去がある犯罪被害者遺族だからだ。しかも、この依頼を切っ掛けに、修一は犯罪加害者のその後を調査する仕事をほかにも手掛けることになる。加害者と被害者遺族とじかに接触する機会を重ねることになって、被害者遺族の無念、加害者への怒りをより強く感じるようになっていく。修一は姉を殺した犯人を追うことを決意する。」とストーリーは展開していきます。
『悪党』には数多く殺人事件が扱われています。何人もの加害者、被害者遺族が登場します。それぞれの事件に、それぞれの事情があり、犯罪の数だけ違った悪党が生まれることは理解できます。しかし、証例の数が多くてくどい気がします。もっと減らして、その分、姉を殺した犯人の追跡調査にもっとスポットライトをあてた方のが、より興味を持って読み進められたように思います。
最後の行く末が、加害者への復讐で被害者遺族の思いをとげることが出来た、というありきたりの話しだけではなく。被害者遺族がマスコミや世間とどのように対峙していくのか?また、どのように幸せを掴んでいくのか?どう立ち直っていくのか?その過程も描いて欲しかった。その方がより厚みのあるストーリーになったと思います。
悪党 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 悪党 (角川文庫)より
4041004713
No.74
(2pt)

犯罪証例がやや多くてくどい

「探偵事務所に勤めている佐伯修一は、犯罪被害者遺族から調査依頼を受ける。社会復帰をはたした犯罪加害者を探してほしい、とのことだった。加害者を見つけ出した修一は、依頼人から更にこう頼まれる。あの男を赦すべきか、赦すべきでないのかが知りたい。赦すべきならばその材料をみつけてほしい、との旨だった。難しい判断だが、修一の答えはもう決まっていた。なぜなら、修一自身も姉を殺された過去がある犯罪被害者遺族だからだ。しかも、この依頼を切っ掛けに、修一は犯罪加害者のその後を調査する仕事をほかにも手掛けることになる。加害者と被害者遺族とじかに接触する機会を重ねることになって、被害者遺族の無念、加害者への怒りをより強く感じるようになっていく。修一は姉を殺した犯人を追うことを決意する。」とストーリーは展開していきます。
『悪党』には数多く殺人事件が扱われています。何人もの加害者、被害者遺族が登場します。それぞれの事件に、それぞれの事情があり、犯罪の数だけ違った悪党が生まれることは理解できます。しかし、証例の数が多くてくどい気がします。もっと減らして、その分、姉を殺した犯人の追跡調査にもっとスポットライトをあてた方のが、より興味を持って読み進められたように思います。
最後の行く末が、加害者への復讐で被害者遺族の思いをとげることが出来た、というありきたりの話しだけではなく。被害者遺族がマスコミや世間とどのように対峙していくのか?また、どのように幸せを掴んでいくのか?どう立ち直っていくのか?その過程も描いて欲しかった。その方がより厚みのあるストーリーになったと思います。
悪党 Amazon書評・レビュー: 悪党より
4048739743
No.73
(5pt)

読後感は想像と違い悪くない

展開に気分が悪くなる思いもあるが、現実的で、読後感は想像と違い悪くない。ドラマ化される意味がわかった。
悪党 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 悪党 (角川文庫)より
4041004713
No.72
(5pt)

読後感は想像と違い悪くない

展開に気分が悪くなる思いもあるが、現実的で、読後感は想像と違い悪くない。ドラマ化される意味がわかった。
悪党 Amazon書評・レビュー: 悪党より
4048739743