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虚夢
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虚夢の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全70件 1~20 1/4ページ
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精神疾患者にわが子を殺された無差別殺人事件の被害者である夫婦を起点にして物語が進んでいく。テーマにあるのは日本法律である「刑法39条」精神に異常のあるものが犯罪を犯しても罪に問われない。一瞬、不合理とも思われる日本の法制度にメスをいれて物語が構成されている。このテーマも非常に難しいテーマで薬丸岳は常に正面から向き合っているのがわかる。「あなた自身が物語の当事者だったらとどうしますか?」と自らに問いかけられた時の答えは? | ||||
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刑法39条の問題を題材としている小説は決して少なくない。描かれる被害者や家族の思いは、どれも同じよう苦しくつらい。 本作は、そんなよくある題材でありながら読み進めずにはいられなくなる。絡みあう、それぞれの物語がそうさせるのだろう。そして、最後に用意された爆弾に驚かされる。 | ||||
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精神病について、考えさせられました。殺人をしたのに、罪にならないのは、やはりおかしいと思う。被害者が浮かばれない。そして、再犯の可能性が非常に高い。罪を犯させないために、精神病者にどのような対応をしていくべきか、社会全体で考えていくべき問題だと思います。現在の刑法について、考えさせられる作品です。また、母親の子供への愛も強く感じました。 | ||||
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とても考えさせられる小説でした。それぞれの人が持っている心の病であったり、過去であったりが絡み合っていくさまは、締め付けられるほどのものでした。名作だと思います。 | ||||
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法では裁けない精神病を患った犯罪者。 わずか4年で社会復帰できてしまうこと、遺族はもちろん、本人にも辛いことだと思う。 親として、夫として、どう向き合うのか…。 何度読んでも答えは出ません。 でも、考えること、向き合うことが大切だと教えてくれる本です。 | ||||
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一気に読みました。最後まで、どんな展開になるかドキドキしました。 納得のエンディングでしたが、どう終わっても、きっと、読後感は、最悪。 犯人を憎むこともできず、正義の味方もいない、物語でした。 なんだか、やるせないです。 小説としては、素晴らしく、楽しめました。 | ||||
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精神科医だからといって本当にその人が心神喪失状態かどうか分かるのか?―という疑問について。私自身も鬱等で長く精神科にかかっていますが、患者の病状について本当に理解している医者なんて、まずいないと思います。それを自分の人生を賭ける程の覚悟で確認しようとする被害者の母親も凄いけど(そんな人は現実にはいませんよね)、本当に病気で自分で自分が罪を繰り返してしまう事を心の奥底では怖れていたのであろう加害者と、加害者にそうとは知らず惹かれ、庇い乍らもその2度目の罪を彼を刺す事で阻止した訳あり女性も、言いようのない苦しさを抱えて生きているのがひしひしと伝わってきました。ものの哀れを感じさせる秀逸な作品。 | ||||
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引き込まれて一気に読みました。 | ||||
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読み終わって精神障害の人が同じ時間、場所に複数人居ること違和感があったが、そうではなく振り返るとそこに至る経緯が緻密に計算されていた様に思う。 精神障害の方は間違いなく社会的弱者ではあるが、犯罪者になった時点で健常者と同じ裁きを受けるべきだと自分は思う。償いつつ再犯を防ぐ意味でも。 他の作品も読みたくなった一冊でした。 | ||||
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ストーリーの展開の速さと読みやすさで一気読みできます。物語は悲しく、強い問題提起をしています。 | ||||
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面白い | ||||
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作者は巻末の引用文献の多さからしてもわかるように、精神疾患についてよく調べ、勉強してから執筆したことが伺える。 精神科医を主人公の親友という立場で登場させ、統合失調症の患者の犯罪率の低さにも言及させている。 しかし、小説全篇を流れるムードを堰き止める役割は果たしていない。これでは、統合失調症への偏見を助長しかねない。 身近にいる精神疾患を持つ人がカミングアウトしたとき、「怖い」と内心思ってしまう人が増えてしまうのではないか? 薬丸作品は好きだし、これからも読み続けると思うが、この作品については少し疑問が残る。 | ||||
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ダウンロードして読み始めて最初の殺人と首のごみ箱に入っいた辺りからなんだか怖くなってまだ読む勇気が有りますせん。 精神的に落ち着いたら読んでいきたいです。 怖そうですか読みたいです!! | ||||
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犯行時の責任能力がテーマです。刑法では心神耗弱、心神喪失で刑が減刑若しくは無罪となるのですが、ミステリーにすると面白く展開しなければならないので、刑法39条の是非だけを問うことはできません。しかし、登場人物それぞれの視点で物語が進められており、隠された事実もあって、興味を損なわない良作だと思います。 | ||||
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この方の本は好きで他にも読んでいますが、いつも止まらなくなり、一気に読み終えるまで読んでしまいます。 | ||||
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注文してからあっという間に届きました。早速読んだら、寝ることも忘れ、夢中になって読み終えました。 薬丸岳の本は考えさせられる。 | ||||
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始めから息がつまるような導入。79ページ後半から80ページ前半では号泣、終始息がつまるような内容。ラストに近づくにつれ涙が止まらない、終わりは安堵する内容になっています。感情移入するという方はおススメです。一気読みだと思います。 | ||||
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薬丸作品にどハマり中で、4作目に読みました。 被害者と加害者のどちらも描かれており、どちらにも同情できる点が、薬丸作品の面白いところ。読む人によって見解が分かれ、自分なりの答えを探して読めるのでまったく飽きません。 ぜひ、薬丸作品に触れてみてください。 あと、序盤はそうでもない主人公が、徐々にかっこ良くなるのも良いですね。 | ||||
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この本のおかげで、刑法39条の存在意義を考えるきっかけを得ました。佐和子にもゆきにも幸せになってほしい…社会と司法と人の心にある邪悪のせいでひどい過去を持ってしまい、もともと天使のような心を持っていた人たちの人生も命も狂わせてしまう。 でも、これは一方通行だけではなくて、回り回ってくる場合もある…。いま目の前にある邪悪の奥に、その邪悪の邪悪があって、目の前の加害者はそもそも被害者だったら…そのときは、やはり、主観が入ってしまい、この人はOKこの人はNGと区切れるのか。区切るのは不可能なのかと。司法だけで区切る方法がこの39条なのかと、考えながら読み進めていました。 最後まで読んで、個人的な意見としては、39条には懐疑的です。 続編で、三上と佐和子のその後を見たいと思いました。 | ||||
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テーマがとて興味深い。精神疾患を持つ人による犯罪や少年によって起こされた事件の処罰について色々な考え方があり議論を呼んでいる。ストーリーとしては途中で察しがついてしまうが脇役として登場していた人物のシュチュエーションを最後の方に紹介する事で疑問がほぼ解決してしまった後の読者の興味が半減するのを防いでいる。 ただ、小説とはいえ身の回りに精神を病んだ人間がこんなにもいるとなると健全な精神を保つ者のほうが生きづらいな。と、思った。 | ||||
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