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天使のナイフ
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天使のナイフの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全175件 41~60 3/9ページ
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いろいろなサブストーリーが複雑に絡み合って最後の方まで一本にならないのですが、最終的に納得感ある結論に導かれていると思います。少年法に対する議論と言う根底に流れるメッセージも明確でブレがない作品です。 | ||||
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一気によみました。読み終わった感想は悲しい話ですね。 謎解きとしても面白いと思います。 | ||||
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衝撃的な内容でした。しばらくは感動に浸れます。 この本がきっかけで、薬丸岳さんのファンになりました。 | ||||
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山口県光市母子殺人事件を彷彿させられる。被害者遺族を苦悩に追いやる少年法とは何のためにあるのか、何をもって真の更正というのか。江戸川乱歩賞をぶっちぎりで受賞しただけに、複雑に絡み合ったストーリーが次から次へと展開されるが、重い題材にもかかわらず読みやすい文章のため、息つく間もなく引き込まれ一気に読んでしまった。デビュー作品とのことだが、他の作品も是非読んでみたい。 | ||||
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少年犯罪と向き合う作品。 被害者側と加害者側と。 双方の主張、抱える問題、苦しみを描き切った作品だと思います。 そして薬丸さんお馴染みの最後の仕掛け。 その時、全てが繋がりました。 | ||||
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あとがきに記述されている『もう一つの物語』が作中に散りばめられていなければ星五つもつけていなかったでしょう。 1969年に未成年ながら陰惨な事件を起こし、少年法に守られながら弁護士になった少年A。 彼の現在に迫ったノンフィクション作品『心にナイフをしのばせて』はそのセンセーショナル内容が話題を呼び八万部を越えるベストセラーとなった。 『被害者家族への示談金未納や横暴な態度』少年Aは一人間としては家族を持ち、弁護士という職業につき更生したと言える。 しかし、被害者への贖罪という点から見ればどうだったのだろうか? 『天使のナイフ』という虚構の中で描かれている未成年達がしのばせていたナイフは、確かに現実に存在している。 一度、狂気と血に染まったナイフをどう拭い、放棄させ、被害者と向き合うのか? 改めて考えさせられると同時に、ミステリーとしての物語も完成度の高い作品だった。 | ||||
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少年法を扱いつつ、事件の真相を多重構造にしているのが作品の魅力。 そして喪失感を時間軸の中で味合わせることに成功しているのも◎ | ||||
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単純な子供っぽい理由で妻を殺された桧山。犯人は13歳の3人の少年であった。 桧山は、一生少年らを恨み続けなければならないような現在の少年法の在り方に疑問を抱き、事件後彼らがどう過ごしたか調べる。 だが、単純に見えたその事件には不可解な部分が多く存在することが分かり、謎を解き明かしていく。 後半、絡み合う負の連鎖に胃がキリキリさせられる。伏線の回収はお見事。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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この作家は、ミステリとしての仕掛け、人物描写、社会問題の三つのバランスがうまくとれている。伏線回収と種明かし、人の織り成す喜怒哀楽、深刻なテーマへの問題提起とを、同時に味わえる贅沢な読書時間になる。 本書は特にテーマとして「贖罪」「更生」「少年法」を軸にしている。つい先日、少年Aが手記を出版したりホームページを作って有料メルマガを開始しようとしたり、少し前には女子高生コンクリート殺人事件の首謀者が恐喝相手に「俺はあの事件の首謀者だ」と言って脅しをかけるなど、触法少年を守るために声高に主張される「更生」というのは一体どんなものなのだろうと考えさせられることが多い。 主人公は28歳の男性で、4歳の娘がいる。妻は3年半前に中学生の男子3人組に殺された。事件から3年半後、娘と二人で一生懸命に生活している中で、3人組のうちの一人が殺害される。しかも、事件現場が自分の職場の近くであったため、警察からは疑いの目を向けられてしまう。こうして物語はスタートし、退屈させられることなく一気にラストまで引っ張られた。 | ||||
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少年法絡みの小説はやたらと社会性を全面に出すことが多いけど、本書は見事にエンタメ性重視してるなぁと感じる。 この著者の表現したいことは至ってシンプルでわかりやすく、おそらく誰もが感じていることで、 罪を犯した人間を更正させる過程の中では、心からの反省と償いの気持ちを持たせるよう導いていかなければならないということ。 人を殺しても「反省している態度をみせなさい、罪が軽くなるから」そう弁護士に諭され、裁判官は「更正の余地あり、反省の色がうかがえる」と甘い判決。 その後はちょっと厳しい学校のような集団生活。 かつて自分の知人は少年鑑別所から帰ってきて開口一番「ハクがついた!」と得意げに言っていた。 国が法律で定めたこのシステム自体に欠陥がある。 許しを得るのは誠心誠意謝ってから、、でもまず犯した罪の重さを学ぶ機会すら国は与えない。 簡単に許されたらそりゃ自覚もくそもない。 色々な立場から加害者と被害者、贖罪、を描いた小説ではあるが、やっぱりリアリティに欠けてしまい、おもしろおかしい推理ものになっちゃった印象。 東野圭吾の『さまよう刃』の方が少ない登場人物の一人一人に説得力があったと思う。 けど一気読みできるくらいのテンポの良さはあった。 | ||||
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最後まで読んで、はっとさせられる仕掛け。 意外性を評価して星5つをつけました。 現実味がないと思うのは、あまりに人間関係が絡まり過ぎていて、しかもあまりに殺人が起こりすぎること。 こんなに殺人が続いていれば、普通、マスコミは大騒ぎになりますよね。 少年犯罪というものが、その後どのような経緯をたどり、どう結末を迎えていくのか。 現在の少年法の限界と関係者心情に思いを巡らせる一作品。 ストーリーでは、主人公とともに徐々に過去の謎や疑問を暴く楽しみを味わえます。 | ||||
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アマゾンのレビュアーさんの意見は概ね安心して読めますね。 某ショップサイトとは大違いです。やはり、「レビューを書くとおまけプレゼント!」とかやらないから良いんでしょうね。 と、脱線はおいておいて。 何名かの方がご指摘の通り ・登場人物が薄い ・詰め込みすぎ この2点は私も引っかかりました。 ミステリーは確かにどんでん返しの良し悪しが作品評価のかなりのウェイトを占めますが、それ以外の部分もやはり大事な訳です。 登場人物のキャラが薄く、何か物語に引き込まれないんです。魅力的な人物がいるわけでもないし、うーん・・・。 その分、本のページ数は他のミステリーと同様ぐらいありますので、即ち、話の展開がそれを補いすぎているという感じです。 話の中で、警察も無能すぎますね。ネタバレになるから書きませんが、現実感の無さに少し醒めたのも事実。 | ||||
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更生とは何か。難しいテーマながら綿密な調査と圧倒的な筆力によって最初から最後まで一気に読ませる面白さは文句なしの☆5です。 未成年が犯罪を犯すと罪が軽くなる、恥ずかしながら少年法に関してはそれくらいの知識しか持ってなかった私にとって本作はかなり衝撃的な内容でした。 被害者視点と加害者視点、更生した者と更生できなかった者、相反するどちらの立場もエピソードを交えバランスよくまとめ上げられていて、程度の差こそあれ両方に共感できる構成になっています。 私個人としては少年法なんて必要ないという意見で、それは読み終わった今も変わりませんが、少年法や更生や未成年の犯罪というものに関して見方が大きく変わりました。 唯一欠点を挙げるとすれば他の方も指摘している通りいくらなんでも関係者が多すぎるという点でしょうか。 しかし終盤で点と点が線になる感覚はそれなしでは味わえないため、多少リアリティに欠けていてもその違和感を上回るエンタメ性があったことで個人的には☆を下げるほどの欠点とは思いませんでした。 テーマは重いし法律の専門用語ばっかりで堅苦しい小説なんじゃないの?という読む前のイメージをいい意味で裏切ってくれます。ミステリー性よりは人間ドラマが光る一冊。 | ||||
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推理仕立て、思ったより少年犯罪の闇に切り込んではいないし、犯罪被害者の心の動きを追っているものの、宮部みゆきの作品のように、心をつかまれるような深さも無い、 色々な要素を詰め込んでいるが、全てが中途半端で終わってしまった、意外な犯人を持って来ているが、少し無理がある設定で、現実感も無い、 | ||||
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少年犯罪をテーマにしたミステリ。(?) 「犯罪加害者も被害者も、遠く見知らぬ画面の向こうの他人ではなく、家族や友人や親しい身近の人間かもしれないし、なによりあなたがそのどちらかまたは両方に成り得る」ということを改めて警告してくれる作品と受け取りました。 | ||||
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作品のテーマのわりに、簡単な文章で、よみやすかったが、そのかわり、やはり読後感のたよりなさは、いたしかたないところか、著者の作品は、この作品が初めてで、今後、読んでいくかまよっている。 | ||||
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常々問題になる少年犯罪について、被害者側の面からみたサスペンスといったところでしょうか。少年たちにより、妻を殺害された主人公。その犯人である少年たちが殺されていくことにより、事件の謎が明らかになっていきます。 物語としてはちょっと偶然に偶然が重なりすぎて、ご都合主義な部分もあり冷めてしまう部分もありましたが、少年犯罪がかかえる問題を知るという意味でもこの本を読むことの意味はあると思います。 | ||||
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1時間程度でさらっと読めて、まあまあ面白かったけど、 なによりとにかく未成年で犯罪犯した人多すぎ。 んなことあるかいと思わず突っ込みを入れたくなるほど。 あと、貫井さんのキャラがありがちなのが気になった。 総評として、エンタメとしては非常によい出来では。 | ||||
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他の人も述べている通り、物語が先行していて、登場人物が紙切れのように薄いです。娘を放ったらかしにして、やたらと事件に首を突っ込む主人公には辟易しました。物語を作るためだけに、登場人物を動かしたことがうかがえます。意外性を求めた結果、登場人物はただの駒となったのでしょう。人間らしいと思える人物が非常に少ないです。 ただ、少年法についての描写は素晴らしいので、社会問題を取り扱った作品として読むことは良いと思います。 | ||||
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