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誘拐児
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誘拐児の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.61pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 1~20 1/2ページ
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昭和21年に発生した誘拐事件。警察は、身代金と共に犯人を取り逃がすという失態を演じてしまった。誘拐された5歳の男子の行方も杳として知れることはなかった。 15年後、一人の青年が死に際の母親から、誘拐された子供であることを告げられる。青年は、真相を知るべく、母親が縁を切った人々を訪ね歩く。青年の苦悩を知った恋人もまた、青年のために助力をするのだった…。 並行して発生した殺人事件に、過去の誘拐事件がどう絡んでいるのか、が見所。二組のライバル刑事たちが、互いの意地をかけて殺人犯の捜査をするうちに、過去の誘拐事件との接点に気付いていく…という展開。 青年、恋人、刑事たちと視点が切り替わって、点がやがて線になっていくのだ。時代背景を含め、単なる誘拐事件とその後日談に終わらせていないのが良い。 クライマックスのサプライズは予想ができてしまうし、少々、都合の良いところもあるが、濃密な人間関係を炙り出している点は、物語として大いに評価できる。 【乱歩賞】 | ||||
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よい点は、話にのめりこみやすい。読みやすい 残念な点は、場面が切り替わるため、時間をおいて読むと訳が分からなくなる。もう少しひねりがほしかった。 総評として、戦後の混乱 総評としては、何にせよ、戦後の混乱期は今とは違う時代ということが分かるが、人の心はいい意味でも悪い意味でも変わらないという感想でした | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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ミステリファンなら読みはじめてすぐ、これはそうなるよね。真相はこうだなってわかってしまいます。わかってしまっても、まさか、そんなありきたりな展開じゃないよねと思って読み進めると、わっやっぱりってなります。これで賞とかありえない。同人誌レベルな気がします。 刑事、本人、恋人、それぞれの視点から真相を追及していきますが、あまりうまくいってないです。展開がごちゃごちゃしてわかりにくいです。 でも、それなりに楽しめたので☆3。 | ||||
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ネタバレですので未読の方は読まないで下さい。 いくら何でも5歳ならそれまで育った家や両親のこと覚えてるでしょ。誘拐犯を生みの親と信じて20歳まで過ごすとか有り得ない。 つまらなくは無いけどその点でマイナスです。 | ||||
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稚拙な文章とトリック。人物も全く描けてない。無駄に原稿費やしてダラダラ伸ばした感じの間延びしたストーリー。登場人物に説明言葉喋らせ過ぎ。つまり、つまらないという事です。この作者の本はもう読まないでしょう。それともこの後成長してるのかな? | ||||
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翔田氏の江戸川乱歩賞受賞作品。 昭和30年代を舞台に戦後すぐのある児童誘拐事件を発端にした殺人事件を描いた作品。 作者がこの時点で熟年という年齢もあり、古き良き時代の乱歩賞の雰囲気がする読み応えのある作品になっている。 誘拐ものだが、誘拐そのものの過程をサスペンスにしたのではなく、その事件の余波と戦後の混乱時期を小説としてうまく描き出している。 21世紀に入ってからのイマイチな乱歩賞作品の中では安定した質を誇るお勧めできる作品だ。 | ||||
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終戦直後に発生した誘拐事件の謎が、15年後に発生した殺人事件をきっかけに解き明かされて行く… 江戸川乱歩賞受賞作ということで、期待を持って読んだのだが、単調過ぎてつまらなかった。残念。昭和の雰囲気は非常に良いのに。 | ||||
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終戦直後に起こった未解決の小児誘拐事件。 15年後、とある殺人事件をきっかけに再びこの誘拐時間が動き出す・・・ 2つのチームの視点が交互に、時には交わりながら描かれる。 実にスピーディで真相が分かりにくい描写は作者の筆力によるもの。 最後まで読者を飽きさせることなく、エピローグまで一気に読了した。 決して著名な作品ではないが、ミステリーの良書といえよう。 | ||||
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戦後の混乱期の昭和21年、5歳の男の子が誘拐された。用意周到な犯人の計画。身代金は 犯人にまんまと奪われてしまう。だが、人質の男の子はついに戻らなかった。そして15年後、 この誘拐事件は衝撃的なできごとで再び姿をあらわすことなったのだが・・・。 昭和36年、良雄は死ぬ間際の母から驚くべきことを聞かされる。「おまえは誘拐された子だ。」 実の母だと信じて疑わなかった良雄は、奈落の底に突き落とされたような絶望感を味わう。だが、 母の遺した言葉の真実性を確かめるために行動を起こす。 良雄は本当に誘拐事件の被害者なのか?犯人は、育ててくれた母なのか?それとも・・・?昭和 36年に起こった殺人事件が15年前に起こった誘拐事件の真相を暴くきっかけとなっていくのだが、 そこに見えてきたのは戦後の混乱期を必死に生き抜いた人たちの姿だった。小さな、ほんの小さな 恨みが、やがて大きな悲劇を生み出す。人間とは、何と愚かで哀れな生き物なのだろう。過去の 事件と現在の事件、登場人物たちの過去と現在、それが微妙に交錯する。そして、交錯しながら 確実に事件の核心に近づいていく。読んでいて納得できない部分もあったが、その構成は見事だと 思う。最後まで読み手を引きつけて離さない、面白い作品だった。 | ||||
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推理小説としてみると偶発的要素で片付けられている部分が多すぎ。 二人組の刑事たちの追走も読みごたえがなく 本当に退屈しました。 これは完全に駄作でしょう。 そのうえ時代背景が戦後の混乱期ということもあり、 イメージがとらえにくかった。 | ||||
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ダメダメな作品が多い乱歩賞作品の中では、やや無理もあるが二転三転ありまあ楽しんで読めるレベル 終戦直後の描写はそれなりだが、昭和36年といった感じは全くなく、脳内で平成の話として読んでいた もう少しストーリー途中で犯人の存在感を描写してくれていたら、もっと楽しめた | ||||
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江戸川乱歩賞受賞作と言うことで期待を持って読みましたが、やや期待はずれという感じでした。 複数の視点から同時進行的にストーリーが語られていくスタイルですが、意図的な時期のずらしによる錯覚を狙うようなことはなく、やや淡々と話が進んでいきます。謎解きに至る大詰めの部分もやや推理に飛躍がないかと思わせられるような、あたふたした展開があります。 何よりも不思議に思ったのは、本作品は昭和36年の話となっているのですが、2008年に刊行された作品で何故そんな時代の話を書かねばならないのか、そのような拘りがある割には、昭和36年の話なのか平成の話なのか、そのあたりの"時代の匂い”のようなものが全く伝わってこないことです。舞台設定を昭和36年にしたのは、戦後混乱期の昭和21年に起こった事件との関わりが主題となる上、その昭和21年の事件の時効完成前の時期を描きたかったということでしょうから、やむを得なかったのでしょうが、それならばもう少し昭和36年らしい雰囲気を描いて欲しかったです。 意欲作だとは思うのですが、私にはやや消化不良の感が残りました。 | ||||
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昭和20年代から30年代に掛けての誘拐事件を巡る話を、推理仕立てにしたもの。物書きとして、プロの方だけに描けるかたです。壺を心得ていることは流石ですが、車に例えると、あまりに安全運転過ぎて、いくらか面白みに欠ける処も有りますが安心して読める作品です。 | ||||
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江戸川乱歩賞のわりにはちょっと残念。。。 自分が誘拐されてたら、そんなに母親嫌かな〜 だって育ててくれたじゃんって思い主人公に感情移入できませんでした。 戦後の事件とその15年後という事で、今からしたら両方昔なわけでなんで15年後にしたのかな〜と思いました。時効だけのため? | ||||
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戦後の庶民生活に関する描写はとてリアルで、引き込まれました。なかなか犯人が分からないストーリー展開ということもあり、最後まで一気に読めました。 ただ、事件の謎を追う刑事が2組いて、それぞれが別ルートで謎を究明していく展開は、多少読者を混乱させるように思います。 また、主人公の母親が、誘拐された少年を保護するに至る経緯など、ちょっと書き込み不足な気もしました。 でも個人的には面白かったので、☆4つです。 | ||||
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天童さんがエピソードの豊かさがいい小説みたいな書評を書いてましたけど、うなずけます。しかし、後半のストーリーがわかりにくい。小包の話もできるのか疑問。真犯人があまりにも唐突すぎる気がしました。でも人情味あふれるいい話だと思います。 | ||||
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天童さんがエピソードの豊かさがいい小説みたいな書評を書いてましたけど、うなずけます。しかし、後半のストーリーがわかりにくい。小包の話もできるのか疑問。真犯人があまりにも唐突すぎる気がしました。でも人情味あふれるいい話だと思います。 | ||||
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プロローグで昭和21年を舞台にした状況が手にとるように描かれているものの、 昭和36年に移ると時代設定が生きていない。 加えて警察の捜査が犯人を追い詰める気迫に欠けているので、ラストに向け謎解きが盛り上がらない。 誘拐されたまま別の人生を生きることになった誘拐児の苦悩が、子が親を求める気持ちとしての本能が伝わってこない。 話の展開で会話に「どういう意味ですか」を過剰に使用して展開させるので、話が安直になりキレが無い。 つまり、どうしようもなくつまらない。 これが第54回江戸川乱歩賞受賞作ということで、江戸川乱歩賞そのものの評価も落とす。 | ||||
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プロローグで昭和21年を舞台にした状況が手にとるように描かれているものの、 昭和36年に移ると時代設定が生きていない。 加えて警察の捜査が犯人を追い詰める気迫に欠けているので、ラストに向け謎解きが盛り上がらない。 誘拐されたまま別の人生を生きることになった誘拐児の苦悩が、子が親を求める気持ちとしての本能が伝わってこない。 話の展開で会話に「どういう意味ですか」を過剰に使用して展開させるので、話が安直になりキレが無い。 つまり、どうしようもなくつまらない。 これが第54回江戸川乱歩賞受賞作ということで、江戸川乱歩賞そのものの評価も落とす。 | ||||
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