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瞬間移動死体
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瞬間移動死体の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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1997年に講談社ノベルスとして出たものの文庫化。 ノン・シリーズの一冊で、西澤氏お得意の超能力を題材にしている。使われているのは、テレポーテーション。といっても万能ではなく、制限付きであるところがミソ。練り込まれたトリックで、あっといわせるラストもさすが。 なのに、なんだかすっきりしない作品だった。良く出来ているのだが、面白くない。理由は分からないのだが・・。 まあ、手を抜かずにきっちり構成された作品なので、読む価値はあるだろう。 | ||||
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作者お得意のSFと本格を融合させたユーモアあふれるミステリーです。テレポートは結構ややこしいですが、判りにくいというほどではありませんでした。しかし、主人公のコイケさんの造形はいいですね。怠ける為なら何でもするという愉快なキャラクターが全体の雰囲気を決めています。奥さんとの倒錯した愛情関係なども含めてかなり複雑なプロットを組んでいますが、そこはさすがに西澤氏。ひねりとドンデン返しもなかなか効いていて、着地も見事に決まっています。 | ||||
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西澤保彦の初読だった『七回死んだ男』の巻末、本人によるあとがきで、 氏の著作の評価について、物によって相当なばらつきがあると いうようなことが書いてあって、『うそ~、こんなに面白い物を書く作家の作品が、まさか!』と思ってその後何作か読み進めてきたのだが、最近その意見に納得している部分がある。前述の『七回死んだ男』に相当唸らされただけに、 『とは言っても、ほかのもそこそこは面白いはず・・・』 と読んできたのだが、、、 本書に関しては、読まなくても損はなかった、という感じ。(苦笑) 確かに瞬間転移(いわゆるテレポーテーション)の能力についての 決まりごとや限度などについての設定は、さすがに隙がない。 だからといって、物語の背景自体がふざけているというか、 極端というか、今ひとつ入り込んでいけない雰囲気だった。 主人公が殺意を持つに至ったとされる発言にしろ、 当たり前すぎるというか、ここでこそ突飛なひねりがあってもいいのでは。 『だから~せざるを得なかった』などという推論などに対しても、『ええ~?ここでこの人がこういう状況に陥ったら、絶対にそんな行動に出ないでしょ!』 と突っ込みを入れたくなるような箇所がいくつかあった。 | ||||
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