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将軍の娘



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【この小説が収録されている参考書籍】
将軍の娘
将軍の娘〈上〉 (文春文庫)
将軍の娘〈下〉 (文春文庫)

将軍の娘の評価: 4.27/5点 レビュー 15件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.27pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

ネルソン・デミルの佳作

ネルソン・デミルは、「王者のゲーム」など秀作を多く世に出しているストーリーテラーである。彼の作品というだけで期待がもてる。

その彼の持ち味である人間臭さを全面に出したのが本作品である。

上巻は、将軍の娘であり全米陸軍のイメージガールとも言えるアンキャンベルの変死体が発見された事実から始まる。たまたま基地に別件の操作で潜入していた陸軍犯罪捜査官ブレナー准尉が捜査を開始、同じく偶然に居合わせた同僚かつ昔の恋人シンシア准尉とともにそれこそ寝食を忘れたように捜査を開始する。

猟奇的な犯罪現場から滲み出す酷悪な事実。複雑な人間関係を解体しながら、主人公の推理が冴える
複雑なピースの状況証拠を積み上げ真犯人を追いつめていく手法はいかにもデミルらしい。捜査の主権がFBIに移管するという時間的リミット直前までもつれるが、最後は、心のひだを一枚一枚白日に晒すように追い詰めていく。ともすればメンドくさい手法で読み方もじれったく、やや論理性より情緒性に重きを置かれる傾向にあるが、本作品では巧なキャラクター設定も奏功して成功している。
将軍の娘Amazon書評・レビュー:将軍の娘より
4163147500

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