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密室の鍵貸します
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密室の鍵貸しますの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 1~20 1/2ページ
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重厚さがなく、コミカルな展開でスイスイと読める推理小説です。登場人物も比較的少なく、小説を読み慣れていない人にもおすすめの作品です。 | ||||
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凄く引き込まれ…一気に読みました。 | ||||
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まずは烏賊川市の由来の前口上のたくみさ、文章のユーモアセンス、ミステリーモノでは珍しく思わず笑ってしまう。 ミステリーとしても定番の密室モノですが、あくまで読んだ感想としてはアリバイ作りの動機や人の思いみたいなものが最大のミステリーなんでしょうね、少し悲しくもありますが最後の最後までクスリと笑えて楽しかった。 | ||||
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東山篤哉の「謎解きはディナーのあとで」を手に取ってぱらぱらと読んでみたところ、面白可笑しく書いているだけで(それもわざとらしい)、なんだか軽くてくだらないと思って、読むのをやめてしまった。しかし、この本を読んで、ちょっと認識を変えないといけないかなと思ってしまった。作者がところどころで乱入してくるので、ちょっぴりごちゃごちゃしている感はまぬがれないが、結構ユーモアがあってすいすい読め、それでいて割とトリックがまともで面白いのだ。ふーん、これがデビュー作か、なかなきやるじゃん。 | ||||
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「日常」のあらゐけいいち氏による文庫本の表紙に釣られて手に取りました。 しかし、その本格志向でありながら場面場面にユーモアを散りばめる書き方に引き込まれていきました。 トリックも奇想天外なものではないが確実で、無理のないものでした。 どことなく「日常」に似たシュールさがあるので日常ファンにもオススメです。 | ||||
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この方の代表作はやはり烏賊川市シリーズだと思ってます このシリーズはキャラも立ってますし ギャグチックであり微妙にラブ要素(ほんと微妙なラブが微笑ましいです) もあり非常に読んでいて楽しい一冊です ネタバレになるので内容は割愛します | ||||
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カッパワンからのデビュー作で有栖川有栖氏の推薦付きであった。 日常を舞台に密室とアリバイトリックを駆使した軽いユーモアミステリーでいかにも有栖川氏が好みそうな内容である。 アパートの密室とアリバイトリックがメインだが、密室トリックはおまけ程度でメインはアリバイトリックとなっている。 この映画を使ったアリバイトリックは映画好きのミステリーファンなら一度はこれ使えるかもと思ったことのあるネタだと思うが、こういう形で実際に作品として使われているのは興味深いところである。 必要以上に狙ったライトタッチはやや賛否が分かれるだろうが、デビュー作としてはかなり面白い作品に仕上がっている。 売れた謎解きのイメージでコアなミステリーファンには評判の悪い著者だが、初期の長編は有栖川有栖氏の推薦もあり、なかなか読ませる。 | ||||
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軽すぎる? スカスカ? 笑えない? 理解できなくてうなっちゃった? 皆さんのコメントが厳しいですね(笑 本当にもう、皆様の目は節穴でございますか? 本格ものとしては多少烏賊川市ところもありますが、私は面白かったですよ。 鮎川哲也さんをはじめとして、まじめな謎解き物ばかり読んでいますが全然OKです。 文章が分かりやす過ぎると、軽く感じたりスカスカに感じたりするのかもしれませんね。 「笑えないの?」と心配される方は、ちょっと古いけど『あぶない刑事』で吹き出せる感性があれば笑えるでしょう。 きちんと謎解きはされているし、よけいなお色気シーンは無いし、テンポも良い正統派の本格推理小説です。 レビューに惑わされず、まずは読んでみる事です。 | ||||
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かつてNHKの『週刊ブックレビュー』で東川氏のインタビューを見て、 「何となく誠実そうな人だなあ…」と好感を抱いた。 聞き手の室井滋も同じように感じている空気が、画面からは伝わってきた。 それで、本書を買って読んでみようと思ったのかといえば、そうではなくて、 実はそれ以前にタイトルと有栖川有栖氏の解説にひかれて購入済みだった。 本書はいわゆるユーモアミステリである。 ユーモアミステリというと何だか軽視されがちだけれど、 凡百の社会派ミステリよりも遙かに高度なテクニックを要するものだと思う。 確かに、中にはミステリっぽい雰囲気だけの薄っぺらい作品もあるだろう。 しかし、本書に限ってそれはない。しっかりと芯が通っている。 本格ミステリの精神に根差したトリックとプロットにこだわって書かれている。 肝心のユーモアは…まあこんなもんかな、という感じだけど(すみません)、 作者が生まじめにお笑いをやっていることが、行間からは読み取れて、 やはり好感を感じずにはいられないのだ。 今や押しも押されもせぬ大ベストセラー作家になった観があるけれど、 東川氏にはいつまでも生まじめなユーモアミステリ作家でいてほしいです。 | ||||
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発売日に買えるなんて、待っていた商品もスムーズにつきました。買ってよかった | ||||
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この作家の作品を初めて読むw しかも、デビュー作品。 まず面白い! すごくテンポもよくあっという間に読めてしまう! はじめてミステリーを読まれる方にも向いている気がする! トリックの方も感心出来た。 更にその動機・真相もなんともユーモラスww 純粋にミステリーとして楽しめて、おすすめ出来る作品です!! | ||||
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烏賊川市シリーズの第一作です。 このシリーズの先を予感させるいい味を随所に感じました。 主人公流平の紹介から、彼女に就職先が知れて振られるあたりまでの青春ドラマの書き方は切れのよいコメディで、爽快です。文体が楽しめます。 ただ殺人事件が始まってからは、丹念すぎる説明、まじめな「論理の詰めかた」に文章を注ぎこむあまり、少し単調になり、速読したくなった部分もあります。 ラストに明かされる第一の殺人事件のトリックは少しアンフェアな気もしますが、主人公が映画科出身であったことも含め、伏線をさりげなく回収しています。この手のアリバイには次からは絶対騙されないぞ、と思うくらいのインパクトはありました。 第二の殺人事件の犯人のほうは、いささか肩すかしで、「脱格」ならぬ「脱力系」か・・・と。犯人のアリバイ作りの本来の理由が、突然降って湧いたようで、そこまでは伏線になっていなかったようにも感じました。 しかしデビュー作にして、この作家の人気の意味がよくわかりました。 ひとつは、人物それぞれの暖かい味。ストレートで素直な大学生流平。とぼけたうさんくさい探偵、鵜飼。うだつの上がらなそうな刑事のふたり組 砂川と志木。いずれも肩肘張ったところがなく、どこかマイペースなおちついた重心を持ち、読んでいて気持ちがいいこと。 そしてもうひとつは、作者の「ミステリ」コンシャスの度合い。 登場人物はみな探偵小説、刑事小説を意識して、我が身と引き比べ、自分につっこんだりしていますし、作者自身も、ミステリ小説の書き方について弁解しつつ「このあたりまで来たら、もう紙数の関係で、事件が解決に向かうのはおわかりだろう」と。 「ジャンルの楽屋落ち」と「メタなツッコミ視点」が、この物語には常駐しており、それが東川作品独特のおっとりした、何とも天然なユーモアを生んでいます。 こういうパロディとメタ視点は、最近の新しい作品なら当然備えているものかもしれませんが、さじ加減が気に入りました。 ユーモア・ミステリをもって任じる作者のスタンスがよく見える佳作です。 | ||||
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烏賊川市シリーズの第一作です。ブレイク作「謎解きはディナーのあとで」にいたるまでの軌跡の第一歩として読みました。 主人公流平の紹介から、彼女に就職先が知れて振られるあたりまでの青春ドラマの書き方は切れのよいコメディで、爽快です。文体が楽しめます。 が、殺人事件が始まってからは、丹念すぎる説明、まじめな「論理の詰めかた」に文章を注ぎこむあまり、やや平板になり、速読したくなった部分も。 ラストに明かされる第一の殺人事件のトリックはえっ、と驚くもので、ややアンフェアな気もしますが納得。第二の殺人事件の犯人は、ほんとうに肩すかしで、「脱格」ならぬ「脱力系」か・・・と。 しかも犯人のアリバイ作りの本来の理由が、突然降って湧いたようでもあり、こじつけではないけれども、そこまでは伏線になっていなかったように思いました。 けれどもこの作家の人気の意味がよくわかりました。 ひとつは、人物それぞれの暖かい味。ストレートで素直な大学生流平。とぼけたうさんくさい探偵、鵜飼。うだつの上がらなそうな刑事のふたり組 砂川と志木。いずれも肩肘張ったところがなく、どこかマイペースなおちついた重心を持ち、読んでいて気持ちがいい。 そしてもうひとつはそれとも関連しますが、作者の「ミステリ」コンシャス。登場人物はみな探偵小説、刑事小説を意識して、我が身と引き比べたりしながら、自分につっこんだりしています。書いている作者自身も、ミステリ小説の書き方について弁解をしながら、書き進めており、「このあたりまで来たら、もう紙数の関係で、事件が解決に向かうのはおわかりだろう」というような文章も出てきます。言ってみれば、「楽屋落ち」と「メタなツッコミ視点」が、この物語には常駐しており、それが作者のユーモアの本質だ、ということです。そして私はこの手の、パロディとメタ視点が大好きです。 ミステリとしてひととおりうまく決まっているし、このシリーズ、さらに続きを読みたいと思います。 | ||||
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「謎解きはディナーの後で」でこの作家の推理小説に対する真摯な態度を感じたので読むことにしたが、相変わらず丁寧な作りが好感。 トリック的にはかなりありきたりなのだが、それに若干のひねりを加え、マニアをうならせる作りはさすが。 多少トリックの弱さ、トリック作りの力不足はあるものの、読者を舐めない丁寧さは、他のクソ作家に見習わせたい。 犯人やトリックは多分大抵の読者に見破られるハズ。でも、伏線がしっかりしているので馬鹿にされることはないだろう。かくいう自分も、時間調節の手段が分からなかったのだが、まさかアレの為にあんなことをしていたとはね。 | ||||
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2つの殺人事件と,それに巻き込まれた大学生. 密室あり,アリバイトリックあり,逃亡劇あり,古典的な謎解きありと 盛りだくさんなミステリーである. どことなく赤川次郎がブレイクしたころを思わせるテイストがなつかしい. 肩ひじ張らずに読める作品でありながら トリックは現代のミステリーとして十分なクオリティを備えている. 動機もなかなかに現代的かつユーモアセンスがあっていい. 完成度の高いユーモアミステリーといってよいだろう. | ||||
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ソフトタッチで軽い文面。ミステリーなので殺人事件は起こるもののドロドロした後味の悪い感じは全く無い。 読者のご想像にお任せします的な何か尺前としない感じも無いし普段ミステリを読まない人にオススメ。 突然、作者が読者に語りかけてきたり、ユーモアが散りばめられていながら、しっかりとトリックも入っている。 私的には全部入りミステリと言った感じ。 謎解きはディナーの後でよりも個人的には秀作。 みなさまも是非いかがわしい世界へ。 | ||||
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本当にこれがデビュー作?と、疑うくらいテンポが良い作品です。私は『謎解きはディナーのあとで』が東川作品の入り口で、著者のシリーズものに興味をもち本作を購入しました。やはりというべきか・・・、コメディー感は最高です。登場人物が極端に少ないので、他でありがちなミステリ作品のように「あれ?この人誰だっけ??」と、ページを遡る必要が無いので読み進めが楽です。私のように記憶力が弱い人間に大変やさしい構成になっています。とはいえ、しっかりミステリ作品として仕立て上げられています。しかしこの作品、読み終えた後に若干の物足りなさを感じます。腹八分目と言うことでしょうか?早速次作の『密室に向かって撃て!』を購入してしまいました。やられました。 | ||||
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有栖川有栖の46の密室と動機の部分で少し似たようなところがあって 楽しめました。 | ||||
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いちいち表現や語り口が古臭くて漫画ちっく、昭和の頃に夢中になった同系統の本(赤川次郎のユーモアミステリなど)を思い浮かべつつ読み進みましたが、ラスト近くなるとおっ?と意表を突かれまくりでした。これぞミステリの醍醐味。有栖川さんを信じて良かった。 | ||||
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冗長でつまらないと評判の映画『殺戮の館』のビデオ を、先輩といっしょに、彼の部屋で鑑賞した戸村流平。 ビデオ鑑賞後、風呂に入った先輩がなかなか出てこないことを不審に思った 流平が、様子を見に行くと、なんと先輩は、服を着たままで、刺殺されていた。 現場は、ドアと窓が内側から施錠された密室状況で、流平と死体以外、誰もいない。 対処に困った流平が、友人に電話をかけると、さらに悪いニュースを聞かされてしまう。 なんでも、流平を手ひどく振った元カノが、何者かに殺されたため、動機の点 で、流平が第一容疑者として浮上し、警察は彼を捜し始めているのだという。 このままでは、二つの殺人事件の犯人にされてしまう。思い余った流平は……。 巧みな伏線の配置とその回収、そして真相究明のためのユニークな手がかりが特長の本作。 完全防音のホームシアターでのビデオ鑑賞、というシチュエーションに仕掛けられた作者 の企みには、素直に驚くと同時に、映画好きだからこそ出る発想だなあ、と感心しました。 あと、トリックが煩雑で、動機が突拍子もないのは気にならないですが、 アクシデントが発生したにもかかわらず、計画を続行した犯人の行動が、 結果的に動機と矛盾した事態を生んでいるというのは、不可抗力という ことでいいのでしょうか? | ||||
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