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密室の鍵貸します
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密室の鍵貸しますの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 1~20 1/2ページ
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重厚さがなく、コミカルな展開でスイスイと読める推理小説です。登場人物も比較的少なく、小説を読み慣れていない人にもおすすめの作品です。 | ||||
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凄く引き込まれ…一気に読みました。 | ||||
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まずは烏賊川市の由来の前口上のたくみさ、文章のユーモアセンス、ミステリーモノでは珍しく思わず笑ってしまう。 ミステリーとしても定番の密室モノですが、あくまで読んだ感想としてはアリバイ作りの動機や人の思いみたいなものが最大のミステリーなんでしょうね、少し悲しくもありますが最後の最後までクスリと笑えて楽しかった。 | ||||
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東山篤哉の「謎解きはディナーのあとで」を手に取ってぱらぱらと読んでみたところ、面白可笑しく書いているだけで(それもわざとらしい)、なんだか軽くてくだらないと思って、読むのをやめてしまった。しかし、この本を読んで、ちょっと認識を変えないといけないかなと思ってしまった。作者がところどころで乱入してくるので、ちょっぴりごちゃごちゃしている感はまぬがれないが、結構ユーモアがあってすいすい読め、それでいて割とトリックがまともで面白いのだ。ふーん、これがデビュー作か、なかなきやるじゃん。 | ||||
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本作品は東川篤哉の長編としてのデビュー作のようです。 本作品は、東川作品の中では十分に面白い部類の作品です。東川作品にはそれなりに安定した面白さがあるとは言え、たまにキャラクター偏重のあまり、読んでいてひどい餓鬼っぽさにいらいらさせられることもあります。東川作品を無理やり「イライラ」と「オモシロ」に分けるとすれば、本作品は十分「オモシロ」に分けることができます。 さて、読み始めてしばらくしてから、テレビドラマで観たことがあるなと気が付きました。『私の嫌いな探偵』の第1話「密室の鍵貸します」と第2話「密室の鍵貸します 解決編」として放送されています。登場人物については、小説とはかなり変更されている一方で、謎やトリックの骨子は保たれています。 両方鑑賞してみたいという場合は、トリックを知らない方が興味を持続させやすいため、小説を先に読んだ方がよいでしょう。ドラマの方は、主役を演じた玉木宏や剛力彩芽が嫌いでなければ、俳優たちの演技や脚本がユニークなこともあり、トリックを知っていてもそれなりに楽しめるはずです。 | ||||
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「日常」のあらゐけいいち氏による文庫本の表紙に釣られて手に取りました。 しかし、その本格志向でありながら場面場面にユーモアを散りばめる書き方に引き込まれていきました。 トリックも奇想天外なものではないが確実で、無理のないものでした。 どことなく「日常」に似たシュールさがあるので日常ファンにもオススメです。 | ||||
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この方の代表作はやはり烏賊川市シリーズだと思ってます このシリーズはキャラも立ってますし ギャグチックであり微妙にラブ要素(ほんと微妙なラブが微笑ましいです) もあり非常に読んでいて楽しい一冊です ネタバレになるので内容は割愛します | ||||
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ユーモアミステリは好きなんですが、 登場人物たちの 会話のやり取りが、楽しめず。これはギャグミステリ?のジャンルだったのかな〜 謎はもう 解りやすいので 、あとは動機はなんだろ?て踏ん張って読み続け 刑事2人と同様に 「なんじゃ、こりゃ!」て 。やはりギャグだったのか〜 この動機には 哀しい笑いでした。 流平くんも ホント第二の被害者。 真面目に読んではいけないなぁと 免疫はついたかもなんで シリーズ物らしいので もしかして購入するかもです。 | ||||
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カッパワンからのデビュー作で有栖川有栖氏の推薦付きであった。 日常を舞台に密室とアリバイトリックを駆使した軽いユーモアミステリーでいかにも有栖川氏が好みそうな内容である。 アパートの密室とアリバイトリックがメインだが、密室トリックはおまけ程度でメインはアリバイトリックとなっている。 この映画を使ったアリバイトリックは映画好きのミステリーファンなら一度はこれ使えるかもと思ったことのあるネタだと思うが、こういう形で実際に作品として使われているのは興味深いところである。 必要以上に狙ったライトタッチはやや賛否が分かれるだろうが、デビュー作としてはかなり面白い作品に仕上がっている。 売れた謎解きのイメージでコアなミステリーファンには評判の悪い著者だが、初期の長編は有栖川有栖氏の推薦もあり、なかなか読ませる。 | ||||
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この「密室の鍵貸します」という小説は、分類としては、本格ミステリに属する。解説が、有栖川有栖である時点で、間違いなく、本格ミステリの仲間と認識されていることが分かる。誰がなんと言おうと、それは動かない。 ただ、それほどミステリとして面白いトリックがあるということはない。わざとバラしているのではないかと言えなくもないくらい、堂々として、逆にミスリーディングに違いないと思うほど、分かりやすいオチになっている。自慢ではないが、ミステリのトリックの90%ほどは分かってしまった。だから、個人的にはそんなに満足はできなかった。やっぱり、意外性がある方が面白いと感じる。本格ミステリはそこまで好きではないので、推理できることよりも騙されるほうが快感なのである。(Mか?) この本の特徴とはなにか。ひと事で言うと、ユーモアである。特徴がユーモアって、ユーモアのない本なんてあるの?って思った方々、本格ミステリは実はユーモアと何故か縁遠いのである。 小説としての体を保ってさえいれば、あとはどうでもいいというのが本格ミステリなのだ。ユーモアなんて入れるスペースは基本ないのだ。それが本格ミステリのいいところでもあり、悪いところでもある。だから、読みやすい、とっつき易いという本格ミステリは、実は少なく、貴重でもあるのだ。 「探偵の掟」という東野圭吾の小説は物凄いユーモアがあったが、これは初心者というより、ミステリをよく読んでいる人向けのユーモアでもあった。この小説も若干そういう読み慣れた読者を想定しているが、ネタ自体が王道であるので、より初心者向けと言える。 この小説の何がユーモア足りうるか。それはキャラクターである。探偵役やら警察やらが、全然立派な人間じゃなく、ちょっとマヌケなのである。ちょっと身近に感じる登場人物のドタバタな展開が楽しいユーモアにつながっている。楽しいと純粋に思えるところに、この小説の価値がある。 ミステリのトリックだけが唯一重要なファクターである、救われざる本格ミステリよみとは違う、普通の面白さを求める人達にとっては、こういう本こそ、ミステリなのだ。そういう意味で、取っ付き易いこの小説に価値が有るのだ。 | ||||
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※※※ 真相に触れているレビューです。未読の方はスルー推奨 ※※※ 不遜を覚悟で評価させてもらうと、デビュー作だけあって、ちょっと全体の構成や文章に無駄が多く(人物の視点が変わっただけで、ほぼ同じシーンの繰り返しが多かったり、早く話を進めて欲しいところでどうでもいい会話がダラダラと続いたり)、ページ数は普通なのに読むのに変に時間が掛かった。とは言え、これだけミステリーが世に氾濫している中で、先の展開を読ませないロジカルな本格ミステリーを書けるのはスゴい。 ただ、幾つかの細かい伏線が重大な意味を持っていた事が分かる終盤の謎解きシーンなど、感心させられる部分も多い反面、「え、そんなコトだったの?」とガッカリさせられた伏線(茂呂が飛び降り現場で何かを目撃したシーンなど)があったり、茂呂が刺された時に誰にも助けを求めずに、わざわざ自室に戻って絶命した事や(そもそも自分が刺された地点で計画は破綻しているし、まして自室で死んだら事件が複雑化するだけで戸村流平に迷惑が掛かるだけなのに)、ビデオも時計は誤魔化せても再生時間(のデジタル表示)をどうやって誤魔化したんだろうとか、たまたま事件のあった夜に雷が落ちて停電したとか、あの人物があっさり罪を認めたのは何故なのか(特に証拠や目撃証言は何も無いはず)等々、重要な部分にいくつかの突っ込み所やご都合主義が見られるのが残念。 | ||||
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今更ながら気になっていた作家のデビュー作を読みました。 私は本格ミステリーに詳しくなくトリック自体も物語の一部に過ぎないと思っているのでトリック抜きの評価になります。 読んでいて終始気になったのはそのコミカルさ。 私は日常の謎などの場合はむしろコミカルなほうが好きなのですが、今作のユーモラスさは苦手でした。 容疑者になってしまった主人公の状況は切迫しているにも関わらず主人公を含めた登場人物の言動が軽すぎたり、所謂神の声が頻繁に入ってきたり物語への没入感を妨げていると感じました。 登場人物のコミカルさだけならまだよかったのですが、神の声は入りすぎて邪魔でしかたなかった。 読者に手掛かりをフェアーに提示して謎解きを楽しむという「本格ミステリー」の場合、物語への没入感は関係ないのかもしれませんが個人的にはその部分で致命的でした。 | ||||
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軽すぎる? スカスカ? 笑えない? 理解できなくてうなっちゃった? 皆さんのコメントが厳しいですね(笑 本当にもう、皆様の目は節穴でございますか? 本格ものとしては多少烏賊川市ところもありますが、私は面白かったですよ。 鮎川哲也さんをはじめとして、まじめな謎解き物ばかり読んでいますが全然OKです。 文章が分かりやす過ぎると、軽く感じたりスカスカに感じたりするのかもしれませんね。 「笑えないの?」と心配される方は、ちょっと古いけど『あぶない刑事』で吹き出せる感性があれば笑えるでしょう。 きちんと謎解きはされているし、よけいなお色気シーンは無いし、テンポも良い正統派の本格推理小説です。 レビューに惑わされず、まずは読んでみる事です。 | ||||
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かつてNHKの『週刊ブックレビュー』で東川氏のインタビューを見て、 「何となく誠実そうな人だなあ…」と好感を抱いた。 聞き手の室井滋も同じように感じている空気が、画面からは伝わってきた。 それで、本書を買って読んでみようと思ったのかといえば、そうではなくて、 実はそれ以前にタイトルと有栖川有栖氏の解説にひかれて購入済みだった。 本書はいわゆるユーモアミステリである。 ユーモアミステリというと何だか軽視されがちだけれど、 凡百の社会派ミステリよりも遙かに高度なテクニックを要するものだと思う。 確かに、中にはミステリっぽい雰囲気だけの薄っぺらい作品もあるだろう。 しかし、本書に限ってそれはない。しっかりと芯が通っている。 本格ミステリの精神に根差したトリックとプロットにこだわって書かれている。 肝心のユーモアは…まあこんなもんかな、という感じだけど(すみません)、 作者が生まじめにお笑いをやっていることが、行間からは読み取れて、 やはり好感を感じずにはいられないのだ。 今や押しも押されもせぬ大ベストセラー作家になった観があるけれど、 東川氏にはいつまでも生まじめなユーモアミステリ作家でいてほしいです。 | ||||
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全体的に凡作よりちょっと上程度の内容で、密室物としては大した作品ではないが、 ノリがいいので読むのは難しくない 登場人物は憎めない奴ばかりでユーモラス。ぱっぱと事件が始まってあっさり終わる ミステリとして悪くないネタもあるにはあるが、それを期待して読む作品ではないだろう 気軽に読むにはちょうどいい一冊 | ||||
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ヘリウム並みに軽い文章なので合わない人には読み進めるのが苦痛でしかありません。笑えた所も数回ありますが、ふざけすぎていてリアリティも何もあったものではありません。 トリックや動機なども軽さゆえになりたつものですので、万人受けは間違いなくしないでしょう。会話など楽しんで読める方にはお勧めできます。 | ||||
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発売日に買えるなんて、待っていた商品もスムーズにつきました。買ってよかった | ||||
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作者に才能ないんだから中身が無いのはしかたないにしても、タイトルの「パクリ」(「アパートの鍵貸します」ビリー・ワイルダー監督)はまずいでしょう。 こんな駄作がビリー・ワイルダーの傑作と似た名前であることに怒りを感じます。 ここの出版社は馬鹿なの? | ||||
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この作家の作品を初めて読むw しかも、デビュー作品。 まず面白い! すごくテンポもよくあっという間に読めてしまう! はじめてミステリーを読まれる方にも向いている気がする! トリックの方も感心出来た。 更にその動機・真相もなんともユーモラスww 純粋にミステリーとして楽しめて、おすすめ出来る作品です!! | ||||
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烏賊川市シリーズの第一作です。 このシリーズの先を予感させるいい味を随所に感じました。 主人公流平の紹介から、彼女に就職先が知れて振られるあたりまでの青春ドラマの書き方は切れのよいコメディで、爽快です。文体が楽しめます。 ただ殺人事件が始まってからは、丹念すぎる説明、まじめな「論理の詰めかた」に文章を注ぎこむあまり、少し単調になり、速読したくなった部分もあります。 ラストに明かされる第一の殺人事件のトリックは少しアンフェアな気もしますが、主人公が映画科出身であったことも含め、伏線をさりげなく回収しています。この手のアリバイには次からは絶対騙されないぞ、と思うくらいのインパクトはありました。 第二の殺人事件の犯人のほうは、いささか肩すかしで、「脱格」ならぬ「脱力系」か・・・と。犯人のアリバイ作りの本来の理由が、突然降って湧いたようで、そこまでは伏線になっていなかったようにも感じました。 しかしデビュー作にして、この作家の人気の意味がよくわかりました。 ひとつは、人物それぞれの暖かい味。ストレートで素直な大学生流平。とぼけたうさんくさい探偵、鵜飼。うだつの上がらなそうな刑事のふたり組 砂川と志木。いずれも肩肘張ったところがなく、どこかマイペースなおちついた重心を持ち、読んでいて気持ちがいいこと。 そしてもうひとつは、作者の「ミステリ」コンシャスの度合い。 登場人物はみな探偵小説、刑事小説を意識して、我が身と引き比べ、自分につっこんだりしていますし、作者自身も、ミステリ小説の書き方について弁解しつつ「このあたりまで来たら、もう紙数の関係で、事件が解決に向かうのはおわかりだろう」と。 「ジャンルの楽屋落ち」と「メタなツッコミ視点」が、この物語には常駐しており、それが東川作品独特のおっとりした、何とも天然なユーモアを生んでいます。 こういうパロディとメタ視点は、最近の新しい作品なら当然備えているものかもしれませんが、さじ加減が気に入りました。 ユーモア・ミステリをもって任じる作者のスタンスがよく見える佳作です。 | ||||
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