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サクリファイス
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サクリファイスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全247件 161~180 9/13ページ
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サイクルロードレース小説。 とはいえ自転車に興味のない人にも満足できるはず! 自転車レースだけでなく、ミステリー的要素もあります。 ずっと気になっていてようやく手にしましたが 期待以上に面白く、何度も胸にぐっと迫ってきました。 読んでいて情景が浮かんできて本の世界に入り込み 続きが気になって、一気読み! 最近読んだなかでも特に良かった!再読すると思います。 続編の「エデン」も早く読みたいです。 | ||||
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近藤史恵さん、7,8年前から好きです。 この作品で一気にメジャーになりましたね。 3分の2くらいまでは ほぼ、青春スポーツ小説。 めずらしいなーと思いつつ、それでも引き込まれる内容なので 読み進めていました。 3分の1で一気にミステリー! 青春スポーツ小説とミステリーが とてもうまく融合していると思います。 あとがきの評論家の方のエピソードも あわせて読むと、 ロードレースを実際される方にも違和感なく読める小説の というのがわかりました。 ただ、私はまったく知らない世界でした。 でも、楽しく読めました。 | ||||
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大げさかも知れないが、私はこの物語を読んで、一人では決して生きる事ができない私たち人間が様々な状況において、主役になる意味と脇役になる意味をどう捉えて生きていくのかという問いかけをされているように思えた。 そして、自転車ロードレースという競技が、まさにその問いかけをこれほどリアルに体現しているものだとは驚きだった。 私はこの競技について知識もないし経験もない。だから色々と言われているように、この小説に描かれているデティールが正確さを欠いていたり、実際とは異なる状況があるとしても判断はできない。だが、現実と天と地がひっくり返るほどの乖離があるとは思えないし、なによりも、著者が描いてくれた事によって自転車ロードレースの世界の精神性の高さを知り、深く心を打たれた。私にとってはそれで十分だ。スポーツとしてのリアルなこだわりを求めるならば、選手のブログを見ればいいのだ。あるいは解説本を読めばいい。 ストーリーとしては、突き抜けるような斬新さや衝撃はないがミステリーの要素が読者を引っ張ってくれるので、緊張感と期待感を持って入り込めるが、ミステリー小説ではなく、どちらかといえば青春の物語だと思う。 読み終えて久々に清々しい思いと、また胸を締め付けられるような切なさを感じた作品だった。 | ||||
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しびれたな〜。 実力のある謙虚な後輩がガムシャラに自分の100%を出し切る気持ちよさと、 爽快さがありましたね。 言ってみたいセリフですよ。 「ここはオレに任せて、先に行け!」みたいな笑。 自転車レースの試合が描かれたスポーツ物です。 自転車競技はチーム・スポーツと名のつく、 多くの競技と違った性格があるスポーツのようです。 その特異な側面を効果的に描いているのが、 サクリファイスの魅力でしょう。 サクリファイスの続編エデンでは、 読後タイトルに違和感を覚えましたが、 本作サクリファイス(犠牲などと訳されます)はまさに、 自転車競技ならではのサクリファイスを面白く描いていると思います。 左右に自転車を倒しながらペダルをこぐ躍動感などに、 私は十分にひきつけられました。 自分が知らない競技であっても、 一つのスポーツに打ち込む情熱的な姿勢に嫌悪感がなければ、 楽しめる本と思います。 文庫化されたようなので、オススメですね。 | ||||
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とある勉強会で知り合った人に薦められた一冊。 買ってみて、自転車ロードレーサーの話と気づき、「全然知らないし、ミスったかな?」とも思ったのですが、とりあえず読んでみました。 一気に読みました。 なんぞこれ?! すごく面白い。正直、自転車ロードレースのことなんかよく知らないし、読んでも詳しくはよくわからなかったけれど、ものすごく臨場感がありました。 そしてそれよりも何よりも、登場人物ひとりひとりの思惑が交錯が最終的に・・・、とネタバレを書いてしまうのは自重しますが、何度も予想を裏切られます。 そして最終的な結末は、感動による鳥肌必至です。 とりあえず、読む価値ありの一冊です。 | ||||
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サクサク読めます。 確かにミステリーといえばミステリー。 だけど青春小説の印象が強い。 ラストはちょっと熱いものがこみ上げます。 自転車ロードレースの知識が少しでもあると、もっと楽しめます(なくても可)。 | ||||
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陸上競技で将来有望だった主人公。 しかし、いつまでも拭いきれない思い。 その思いに見事答えてくれたのがロードレース。 前半では、主人公が一途にロードレースに取り組み、 成功していく過程を描く青春小説だが、一転して 後半からは見事にミステリー小説が融合されてくる。 事件の真相は後味が良くないが、それ以上に ひたむきな主人公のロードレースに対する思い。 コンパクトな小説だが、様々なことを考えさせられた。 ・他人のために自分を犠牲にすることの意義 ・他人に尽くすとは果たしてどういうことなのか? ⇒表面的な偽善は自己満足なのかもしれず、 自分の周囲に対して俯瞰的に見られる視野と 信じた道を果敢に進む勇気が必要かな? さすがに、自転車に乗ろうとは思わないが、 一度ロードレースを見てみたくなった。 続巻「エデン」も早速読んでみたいと思います | ||||
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自転車のロードレースを舞台とした青春小説。 まあ、カテゴリーについてはミステリーと言えなくもないでしょうが。 スポーツを舞台にした小説が好きな方だと、十分楽しめる作品だと思います。 ほとんどの読者がロードレースについて精通してないと思いますが、 あまりくどくならずにルール等の説明があるので、 前半からさくさく読み進められます。 中盤からはまさにアタックをかけるようにページをめくり続けました。 クライマックスの事故(事件?)については賛否両論あると思います。 自分もあまり後味がいいとは感じませんが、 一方で石尾という人物のストイックさが貫徹されてたのは好感が持てました。 サクリファイスというタイトルが直接キーワードとして文中に出てくる訳ではありませんが、 ストーリーの中に一貫してテーマとして描かれていたのも感心しました。 | ||||
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漫画「シャカリキ!」では、クライマーの主人公のかっこよさにやられましたが、この作品では「エース」でなく、そのエースを勝たせるために「アシスト」するいわば脇役にスポットライトが当てられています。 主人公は、自分が勝ちにいくことよりも誰かの為に自分の全力を出す事に喜びを覚える。 「お前はそういうのが好きなんだな。」 と彼は言われるが、誰かの勝利こそ、自分の勝利なんだという生き方もかっこいいなと思いました。 短いながらも、ラストに向け一本の道をすーっと通っていく感じが自転車レースのようで爽快でした。 | ||||
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さっと読めます。 まぁミステリーですね。ロードレースが題材になっていることを目当てに読む人が多いように思いますが、 私もその一人。 しかし、ロードレースについては背景でしかない。だから、素人は面白いと思うが、ちょっと知識のある人が読むと、 細かい部分が気になって全体が駄目であるという評価になるようです。 私は自転車競技について深い知識はないのでそれなりに楽しめましたが、軽い作品です。 ロードレースの雰囲気を楽しみたいのであれば、アニメの「茄子−アンダルシアの夏−」の方が楽しい。 | ||||
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日本人受けするテーマだし、自転車競技を知らない人、自分でスポーツをしない人がこういうのを読んだらきっと感動するんでしょう。 しかし作者はスポーツを知っていないし、内容的にもおかしいところが満載です。 色々とお勉強して書いたことは伺えますが、場違いなところで鬼の首を取ったように付け焼刃の知識をひけらかしたり、ママチャリ感覚で書いていたりして笑えます。 せめて用語くらいは正しく使ってくれないと。 とまあ、ここまでなら女流作家が背伸びして書いた薄っぺらなスポーツ物、ということで星3つくらいで許してあげられたのですが、 何だこの結末は。ちょっとあんまり。 | ||||
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「一瞬の風になれ」を読んだ直後に読んだため、 この作品にも、青春や感動、スポ根等を期待してしまった。 しかし、なんかうすっぺらい、感動もない。ミステリとしても物足りない。 登場人物も誰一人として魅力を感じなかった。 私の読解力不足? | ||||
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サクリファイスという言葉の意味は「犠牲」。 自転車ロードレースのことはまったく知らなかったので 「本屋大賞2位」(08年)のオビをみて読んでみた、いわゆるミーハー系読者なのですが、 面白かった。 ミステリーが、というより(最後にどんどん謎が解かれる展開は、モチロン面白かったですが) 自転車ロードレース自体が、こんなに面白かったんだ!という感じ。 一人の人間を勝たせるために、犠牲となる「アシスト」という役がいる。 そんな、いかにもチーム戦っぽい内容なのに、個人戦。 しかも、自転車ロードレースでの事故が予想以上に危険。 そんな一つ一つのことを丁寧に描写してあり、しかもそれが説明的ではなくて、 うまく主人公の心理描写とリンクしているのがさすがでした。 私がサクリファイスを面白い、と思ったのは、 多分ですが、もともとF−1や、スピードスケートの長距離が好きだからだと思います。 なんとなく上記スポーツと似た感じが、ロードレースにはあります。 | ||||
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StorySellerで番外編を読んだのが購入のきっかけ。自転車のロードレースが舞台というのは新鮮だった。ミステリーというより普通の小説として読んだ方がいい。ラストに明かされる犠牲の重さには賛否両論あろうが、この競技への愛情と、愛するがゆえの憎しみの交錯するドラマが描かれていると感じた。愛情と憎しみは紙一重、愛情の対極の無関心ではいられないからこそ、犠牲を強いり、また犠牲ともなれる。競技への愛情を強く受け継ぎ、逞しく飛翔していって欲しいと願う結末だった。 | ||||
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リーダ足る者の覚悟、責任の取り方がひしひしと伝わって来る物語でしたハードボイルド小説と言っても良いと思います | ||||
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ツール・ド・フランスはCSで見ています。ジロやブエルタも見ます。 ただ延々と自転車が走るシーンが数時間にわたって放送されています。興味のない方は、すぐにチャンネルを変えてしまうでしょう。もし時間があるならば、1時間いや30分だけでも見て下さい。日本にはない美しい風景の中を選手達が走り抜けます。解説も楽しいです。コース途中のあるお城などの観光名所も映し出されます。その華やかなロードレースの裏側にきっとこの小説のようなストーリーを各選手達が背負っているのかもしれません。「サクリファイス」はめんどくさくなく、気負ってる部分もなく、あっという間に読み切ってしまいました。 自分もロードレーサーを持っています。天気が良い日は通勤に使用します。この本を読んで興味を持たれた方は、是非自転車屋さんに行って実物に触れてみて下さい。ドロップハンドルは見た目ほど怖くありません。すぐ慣れます。さぁ、あなたもロードレーサーの仲間入りです! | ||||
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本書の背表紙の解説に青春小説とサスペンスの融合と書いてあったので、一体どんな事件がおきるのかとワクワクしながら読み始めました。読み始めて半分、何も起こりません。読み始めて3分の2、何も起こりません。しかし全く裏切られた感じはありません。どちらかと言うとこのまま何も起きることなくすばらしい青春小説として完結して欲しいと願ってさえいました。それくらい自転車ロードレースを舞台とした本書は面白いものでした。そして終盤、何かが起きました。しかしそれは本書を青春小説としてより引き立てるエッセンス的な事件です。読み終えたあとにスッキリする最高の青春小説でした。 | ||||
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自転車ロードレスは経験があるので読んでみたくなって購読しました。2点で感心しました。 ひとつはロードレースを知らない人のために説明があるとのことで私はうっとうしかったらいやだなと思っていたのですが、なんとスムーズに織り込んで進めていることかと驚きました。小説家でない素人の私がどうこう言うレベルではないですね。 もうひとつはサクリファイスとの題名で、サスペンスも堪能しながら読み進んだのですが、結論が普遍的であったので、また感心しました、感動しました。 妻に貸したら一日で読んでしまいました、もったいない。自転車ロードレースを知らない人の多い日本でもっと読んでほしいと思ったのでプラスして5点にさせていただきました。 | ||||
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結論から言うと面白かったし感動した。いい作品だ。 舞台となる自転車のロードレースについては漠然としか知らなかったが、エースとアシストで全く役割が違うことや、平地と峠の走りわけなど、読んでいるうちにイメージがわいて来た。そして何と言っても自転車競技の爽快なスピード感を肌で感じることができたのもよかった。 ただ、本書は爽やかな青春小説ではない。自転車を漕ぐ選手達は各々が野心、嫉妬といった葛藤を抱えて走っている。本書の面白さはサポート役として走る主人公の目から見たこれらの微妙で複雑な人間感情とそこから起きる事件だ。 自分のライバルになりかねない若手に対してはどのような手をつかっても蹴落とす怖い人間といわれるチームのエース石間。石間の座を狙う同期の伊庭。この二人の対立で物語が進むと思いきや、終盤の大事故に続く意外な展開は見事。 欲を言えば、主人公の白石はもう少し貪欲になってほしかった。あっさりして野心のないところが持味なので仕方がないが、どうやら本人がいうほど才能がないわけでもなさそうだし。続編も出たようなのでこの後の彼がどうなったのか読むのが楽しみだ。 | ||||
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謎解き云々はさほど重要ではないため,ミステリー作品としては疑問符がつく.無論,スポコンものでもない. 自転車レースというマイナーな競技を取り上げながら,端的な言葉で説明が上手くなされているため,世界に入り込みやすかった.団体競技における「エース」と「アシスト」.織り成されるヒューマンドラマを楽しめる良質な作品だ. | ||||
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