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サクリファイス
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サクリファイスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全247件 141~160 8/13ページ
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図書館で借りて読んだのだが手元に置きたくて購入。そんな一冊。 彼がバイクでレースをしており、よく私に言っていた。 「自分だけのために走るやつは勝てない。 チームメイト、メカさん、応援してくれる家族、 みんなのことを考えられる奴にしか勝利はない。」と。 この小説のキーともいえるセリフを私はじかに聞いて知っていた。 でも実際こんなことができる人はいるのだろうか。 その崇高さにうたれた・・・。 映像化はされないのだろうか。 自分なりに配役を考えてみた。 白石:林遣都 伊庭:二宮和也 石尾:松山ケンイチ 赤城:中村獅堂 袴田:小栗旬 香乃:戸田恵梨香か長澤まさみ | ||||
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評判を聞いて気になって読んでみました。面白かったです。 傑作というには一押し足りない感じですが、間違いなく秀作ではあると思います。 まず題材がロードレースという事でしたが、他の方も書いてますが織り込み方がとても上手いです。 あまり詳しくない私でも非常にすんなり読めました。説明臭さは感じません。 ストーリーもロードレースというスポーツの特性から成り立っており、ロードレースだからこその作品です。 登場人物達の個性が短いやり取りからも感じられ、人間味がありました。 何故主人公(チカ)があんなに香乃に惹かれたのかは謎ですが;(惚れっぽくて思い込みの激しそうな女なのに…) 強いて言うなら、もうちょっと犯人サイドの心理を描いてくれてもよかったんじゃ? 個人的には石尾さんがとても好きです。 最終的な真相を知ると胸に来るものがありました。 ただ、純粋なミステリ小説でも、スポーツ小説でも、青春小説でもないという微妙な部分がある気がします。 そのどれかを期待して読むと、多少なりともがっかりするのではないでしょうか。 ミステリというには弱く、スポーツ小説というには熱さが足りず、青春小説というにも疑問が残ります。 チカの性格の事もあってかさらりとしていて、夢中になってのめりこんで読む、というタイプの本ではないように思います。 書き口はかなりあっさりしているので、そういうのが好きな方にはおすすめです。 すっごく個人的な感想ですが、一時期の有栖川有栖先生の書き口に似てる感じです。 ミステリ部分も悪くないんですが、それよりキャラクター達の関係性とか人間味が際立って良くて、そこに目が行ってしまうというか…。 『幻想運河』を思い出します。分かる人には分かるはず。 | ||||
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最近ロードバイクを買ったので釣られて本書を買いました。 ロードレースはチーム競技。 チームの主軸レーサーは、レース途中までアシスト役の後ろに貼り付き、 勝負どころでアシスト役を追い越していきます。 追い越すほうと追い越されるほうそれぞれに想いがあり、 その描写が本書の醍醐味です。 また、他チーム同士でも互いに 張り付いたり張り付かれたりして一時的に協力するシーンもあって こちらも興味深いです。 ロードレースの本場は欧州であり、紳士のスポーツとも呼ばれるとのこと。 そのため「フェア」や「駆け引き」などメンタル的な要素が ほかのスポーツより強く、それが魅力的なのだと思います。 あと読みやすいことも特徴です。 3時間くらいで読み終えました。 ストーリーもサクサク進みます。 そういう面は、ボクシング小説のボックス!と似てます。 | ||||
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本当に面白い! なんでもっと早くに読まなかったんだろうと後悔した作品です。 文庫になってからではありますが、 読んで良かった。 ぐいぐい引き込まれます。 読み終わった後、タイトルがすごく沁みます。 | ||||
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近藤史恵さんは知らなかったのですが、 新潮文庫ストーリーセラーで知り、気に入り こちらの作品も購入してしまいました。 (新潮社の思惑どうりかな、、) そうロードレースに興味がない者ですが、 この作品でもグイグイ物語に引き込まれてしまいました。 多少ミステリの味つけも絶妙で、すっかり世界が気に入ってしまいました。 次作エデンも刊行されているらしいので、購入してみます。 | ||||
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スポーツバイクに購入してから、自転車ものの創作物はないかな? と思って いたらちょうど本作を見つけました。自転車好きにはおすすめできます! ロードレースの試合が話のメインとなりますが、初心者でも理解しやすい解説が なされているので、レースなんてしらん、という方でも安心です。 主人公の性格はあまり共感することができませんでしたが、お話自体はとてつも ない面白さで、一気に読み切ってしまいました。 ロードレースでミステリー。珍しいジャンルですが大成功、ですね。 | ||||
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私はミステリーなる物を日頃読みません。(ミステリーとは別なのでしょうが)ホラー映画を見たあと背中に感じるあの気配が苦手ですので。この著者のことも知りませんでしたし、趣味でロードバイクに乗っていてそっち方面の小説だと思い購入しました。これがミステリーか。嫉妬、尊敬、憎しみ。ミステリーを取り巻く要素がなるほど自転車ロードレースには満載なわけです。ロードレースがテーマのミステリー、面白い。「事故か、自殺か、それとも―。」おそらくミステリーの基本だと思いますが、ロードレースを舞台にしてそれを表現するとは。本当のサクリファイス(犠牲)が誰なのか、最後の最後まで分かりません。読む人にもよるかも知れません。前半はロードレースをテーマにしたスポーツ小説のように読めましたが、もしかすると様々な伏線が張られていたのかも。ミステリー初心者の私には気が付きませんでした。まだ一度しか読んでないので、もう一度読んでも違った視点で楽しめそうです。内容には大満足ですが、自転車に乗るのが少し怖くなったので星4つです(笑) | ||||
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歴代の本屋大賞の第1位と第2位の一覧を見てみると、わたし的には、「なぜ、この作品が?」と首を傾げたくなる作品も少なくないのだが、この「サクリファイス」は、文句なく面白かった。世の中に溢れる長編ミステリというものは、大概が、さまざまな小細工を弄して物語のテンポが遅くなるのに比例して本が分厚くなり、読むのに時間が掛かるものと相場が決まっており、その冗長さにうんざりさせられることも少なくない。しかし、この作品には、無用な小細工がなく、物語自体がサイクルロードレース並に快適に疾走していくので、わずか280ページで完結し、ラストまで一気に読めてしまうのが、まず、非常にありがたかった。もちろん、肝心の中身が面白くなければどうにもならないのだが、そもそも、たとえページ数が少なくても、面白くなければ、快適に、一気に読めるということはないわけであり、この作品は、少ないページ数の中に、面白さが凝縮されているのだ。 この作品では、第1章に先立つ冒頭の1ページ目で、いきなりレースの途中での惨劇が描写されており、読者は、否が応でも、誰が、いつ、なぜ、惨劇に遭うのかを常に意識しつつ、物語の展開を追っていくことになる。そんな読者のさまざまな推測を承知のうえで語られる惨劇の真相は、当然のことながら、一筋縄では行かないレベルのものであり、それまでに伏線として張られていた登場人物の人物像をも見事に覆すものとなっている。この作品が素晴らしいのは、そうした結末が、単に読者の推測を外すためだけの底の浅いものに終わっておらず、登場人物の人間ドラマが重ね合わされているところだ。 ただ一点、この惨劇の真相については、「現実に、人は、ここまでのことをするものだろうか?」という、やや現実離れしたところがあるのは事実なのだが、そこに至る過程と人物描写がしっかりと書き込まれているので、これはこれで良しとしたい。 近藤史恵は、この作品の続編である「エデン」は勿論のこと、他の作品も読んでみたいと思わせるだけの筆力のある作家だと思う。 | ||||
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主人公の陸上出身のロードレーサーは、自らエースになりたいのではなく、サポートに回ることに自分の嗜好を見いだす。が、実は能力が高く、回りの評価は自己評価以上に高い、という部分が読んでいて痛快に感じる。特に、元カノの主人公に対する評価を聞く場面で、「どんなに高い期待をかけても、やすやすと達成してしまう」ように見えるところが最高。 | ||||
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ツール・ド・フランスなどの自動車ロードレースを舞台にした話です。自転車ロードレースにおいて、エースはアシストの犠牲の上に成り立っている。だからこそ、エースは、チーム戦術の成功について責任を負うポジションなのであろう。アシストは、エースを勝たせるために走るのである。本書は、多少短いかなという印象がある。淡白な印象があるが読みやすいのかなと思う。自転車ロードレースのことを知らなくても読める本だと思う。自転車ロードレースは、個人競技のようであるながら、団体競技のような面白さがあるなあと思いました。主人公の白石誓は、山岳レース(特に下り)に強いアシストの選手である。石尾が起こした3年前の事故の噂を聞くが、あくまで、エースの石尾のアシスト役に徹するのである。8章になってやっとミステリーの要素が出てくるのである。石尾が事故にあって死亡したのである。何で事故がおきたのか?それは、3年前の事故と結びつくことがあるのか?やっぱり犠牲というものがミステリーを解く鍵になるのかなと思う。 | ||||
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まず漫画を読み、エデンを読んだ後に本作品を読みました。自分ならこうするのに、こういうふうに言うのに・・・チカに???これに尽きます。しかし、認めてしまうんですよねチカの事、最後には。不器用で誤解も受けやすい、もどかしいチカがなんか好きです(信念はあると思いますけど)。最後まで真相は想像の域を出ないという捕らえかたで、自分としては読み終えました。続編のエデンではサクリファイスの出来事が、色々な複線となってつながっていきます。こういうのけっこう好きです。ロードレースとしての読み応えもあり、ツールが好きなら楽しめるとお薦めします。是非、続編のエデンも併せて読まれることを・・・チカのことが、もっと好きになりますよマジで。 | ||||
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万人受けする小説だと思います。スポーツと絡めたミステリーというのが、また新感覚でとてもいいです。取り上げられているスポーツは、あまりメジャーではないロードレース。知れば知るほど、その特殊な「犠牲」のもとに成立する勝利のありかたに、心理的なかけひきに、奥深さを感じます。あまり知られていないスポーツだからこそ、そのルールのひとつひつや、レースの運び方に新鮮な驚きがあり、物語にとって実にいいエッセンスになっています。ただ、表紙が地味なので、誰かの紹介が無ければ素通りしてしまう人も多いでしょう。じわじわ口コミで広がるタイプの小説だと思います。読んで気が滅入るタイプの小説ではなく、むしろ読後感は良いので、たくさんの人に薦めることができます。 | ||||
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49歳のロードバイクファン5年生です。 本屋さんで表紙を見て、ロードバイクもののミステリー小説なんてどう表現するんだろうと思いながら購入しました。 出だしから、これはロードバイクファンにしかわからない内容だと思いましたね。 それだけに共感もあるしそれぞれの場面が頭の中一杯に広がってきました。 主人公の白石誓にしても共感が持て、日本人一般的な性格ですし、非常に親近感がある。 映画化してほしいですね。 映像化するともっと迫力が出ると思うし、ロードバイクファンも増えることでしょう。楽しましてもらいました。 | ||||
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主人公でない2人のいくつかの行動がミステリーのポイントとなのですが どれもリアリティーが感じられません。 素人にも自転車競技の面白は伝わって来ました。 (もっと深い競技なのかも知れませんが) という訳でミステリーでなくスポーツ小説としては面白かったです。 | ||||
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ロードレースの記録、そして その影で起こるミステリー。 一応ミステリー要素はあるものの 大体犯人も用意には割れますし、 せいぜいわからないのはトリック程度でしょう。 とにかく爽快な小説です。 特に各々のレースはまるで自分が 走っているかのような錯覚を覚えるほど。 まるで風が突き抜けていきそうな感じです。 メインはあくまでもレースのほうです。 アシストとして活躍する主人公と その仲間たち。 そしてリーダーに隠されたある過去… 面白いです。 ただし、残念なことに登場人物に いわばKYで言葉は悪いですが 「尻軽」な女性がいるのは残念。 最後まで彼女はかわいそうな人でしたわ。 その描写はその手の女性が嫌いな人は スルーしていいです。 重要なファクターは何一つありませんので。 | ||||
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自転車レースの面白さを織りまぜた良質なミステリー、それがこの本の位置づけです。 自転車レースを知らなくても結構楽しめるぐらい、完成度の高いものだと思います。 ですが、自転車レースの各人の役割とかある程度知っているとより一層面白い作品だと思います。 ネタバレになってしまいそうなのでこのあたりで。 | ||||
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スポーツモノというよりは、スポーツを通して人生の生き方を問うような作品内容でした。 主人公と主人公を囲む登場人物達の様々な生き方が、一人一人丁寧に描かれており、 それぞれに違った結末を迎えます。 何に重きをおいてどのように生きるべきか? 考えさせられるものがあります。 | ||||
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前作とは異なりサスペンスはなく、レース中心の話とのことだったので、前作で初めてロードレースに触れたド素人の私に読めるだろうかという不安があった。説明くさい台詞でつまずいて、読む気をなくすのではないかと思っていた。そんな心配はすぐに消えた。ぐっと惹きこまれて、1日で読み終えてしまった。ロードレースを知らない私が、なぜ疑問を抱いたり、ルールに引っかかったりせずにさらりと読めるのか不思議だ。それがこの本の魅力なのだと思う。 | ||||
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スポーツ、特にサッカーや野球、アメフトなんかをやってる人に読んでもらいたい。 読めばきっと何かが解ります、大切な何かが。 | ||||
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面白い!引き込まれる!買って損なし! どんどん引き込まれていきますよ!ホンマ、いっぺん読んでみなはれ!! | ||||
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