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サクリファイス
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サクリファイスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全247件 121~140 7/13ページ
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自転車競技でアシスト役を果たす白石誓。 自分の勝利とチームの勝利との葛藤の中、欧州遠征で起こる悲劇。 その裏に隠された真実とは? 自転車競技というやや珍しい競技を題材にしているが、 その心配は不要で、悲しくも、すがすがしいスポーツ小説。 障害者ラグビーの話題も出てくるが、 「one for all,all for one」の精神を描く本書の伏線としてであろう。 タイトルに含まれる含蓄も多い良作小説。 | ||||
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マイナーだが面白い本を紹介してくれ、といわれたら必ずこの本の名前を挙げるようにしている。 とはいえ、最近はマンガ化もされたようでもうメジャー? ほんの数ページでロードレースの世界に引き込まれる語り口がすばらしい。 ミステリ要素は蛇足とは言わないが、なくても成立している。 誰に薦めても面白かったといわれるので、鉄板と読んでいいかもしれない。 続編も早く文庫化して欲しい。 | ||||
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作者はロードバイクに乗って限界までペダルを回した後,よく反省するべき。ロードレースが題材ですが,自転車乗りにはあまりお薦めできません。 | ||||
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なぜこんなに評価が高いのか分からない。 自転車競技的にはあり得ない、現実離れしすぎた展開。 そして、ヒロイン?の女性のご都合主義的な「惚れっぽさ」には無理がありすぎな展開だろ、と。 もっともロードレース関係の本を初めて読む方には丁度いいのか・・・ ロードレース経験者の方が読むなら×。 そうでない方が読むなら○。 というところでしょう。 | ||||
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う〜ん。レースシーンなどには光るところもあるんですが、私には、主人公を含む登場人物の心理がどうしても理解できず、どうしても作品の世界に入り込むことができませんでした。 チームオーダーに対する考え方もそうですが、人の生死に関する考え方は異常です。 本来なら星もつけたくないのですが、次回作に期待ということで、星1つとさせていただきました。 | ||||
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日本では、自転車のロードレースなど話題にならず、それをテーマに据えた小説もほとんど見当たらない。 解説によると、著者はロードレースファンとあるが、なるほど、レースの場面はとてもリアルに描かれていた。 反面、人が好すぎる主人公にイラッとすることも。キャラクター造形は決して上手いとは思わなかった。 この作品をミステリーと括るのも違和感がある。確かに謎解きも行われるが、本作はやはりスポーツ小説。 ライバルとの駆け引きや勝負への想いなど、スポーツ物ならではの醍醐味はそれなりに満喫できたかな。 | ||||
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ロードレースにはエースとアシスト、という役割がある、くらいのことは知っていたけれど、それ以上の知識はなく、物語に入り込めるかなあと思いながら読み始めたが、あっという間に違和感なくこの世界に入り込めた。 ロードレースとはなんと過酷なスポーツだろう。日本人が好きそうなスポーツなのになあ。エースを勝たせるために自分の勝利を捨てて”犠牲”になるアシスト。個人競技のようで、団体競技。団体競技のようで個人競技。なんとも不思議なスポーツだ。 テレビでもあまり放映されないから、ツール・ド・フランスの名前くらいしか知らなかった私でもすんなりと読めて、一緒にコースを走っているような疾走感を味わえた。ただ・・・もう少し石尾さんの人物像、キャラクターにもう少し踏み込んで描いて欲しかったと思う。そうしないと、”惨劇”の原因が思い切り”フィクション”になってしまう。もう少し物語として完成されたものにするならば、読み手がもっと感情移入できるよう、石尾さんのストイックさをこれでもか、と描いてあった方が、ラストに納得がいったかな、と思う。 | ||||
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自転車レースという、素人から見ると地味な題材ですが、素人をも引き込むような文章力が秀逸です。 これを読んで「自転車に乗ってみたい」と思いました。 でも、話の展開としては、無理があるように思います。 なので☆マイナス1です。 | ||||
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「感動をよぶドラマチックな小説」というレビューが多いようですが、私はそうは思いません。 これはギャグ小説です。 最後に明かされる動機を読んで、大笑いしましょう。 | ||||
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自転車ロードレースの面白さを余すところなく伝えてくれる作品です。プロトン、アシスト、エースなど自転車界の栄光と暗部をうまく描いています。この本を読むと、ツール・ド・フランスやブエルタ・ア・エスパーニャを観戦したくなります。もちろん、アニメの「茄子 アンダルシアの夏」でもいいのですが。 | ||||
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読み終わった時、怒りを通り越して悲しくなった。 こんなものだと思われてしまうのは、本当に悲しい。 この小説は高い評価を受けていますが、本格的に自転車競技に関わっている人になればなるほど「あり得ない」ことがはっきり分かって、厳しい評価になると思います。 ミステリーとして、幾ばくかの無理を押し通してでも、物語を構築しなければならないことを理解はします。ですが、それにしてもあまりに無茶。経験者として、突っ込みどころは無数にあります。その点で、例えば医療モノの海堂尊などと比べ、雲泥の差があるように感じます。 ツールのドーピング・スキャンダルもあって、ダークな部分に注目が集まったのは悲しい。さらに、こうした物語で「そういうものだ」と思われてしまうのは、本当にやりきれない思いです。 こういう感じ方をする人間がいることも、知って欲しいと思います。 そして読み終わったら、 それが命を引き替えにするほどの事なのか? 大事な人を、明らかに邪悪な者にゆだねて平気でいられるか? 冷静に問うて欲しい。 | ||||
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確かに、読み物として面白い。いっきに、読み終えてしまう。さて、読後の印象は、はたしてスポーツものの清涼感はあるのだろうか。なにか、違う様な、なにか重たいものが心にのこるような...。必ずしも、ストーリーも完全ではなく、少し違和感を感じる部分もある。どうして、と素朴に疑問が残る部分もあるが、それでも読み手を楽しませる作品であることには間違えない。おそらく、続編を読み続ければ、読後に感じた違和感も、心の中に吸収されるのだろう。ただ、確かに面白い一冊であることは、間違えない。 | ||||
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まず、一般的でない自転車ロードレースの世界を 押し付けるわけでなく、ポイントを押さえた説明で 淀みなく語る手法が秀逸。 大前提として、ロードレースそのものの理解が読者に 出来ないと、内容が響いてこないから、これが 素晴らしい。 次に、登場人物の設定が、全てにおいて際立っていて、 内容に深みを与えている。 そして、謎解き部分も、伏線から、読者への適度な ミスリード、どんでん返しもちょうどいいバランス。 最後には、現実的にありうるかという突っ込みは あるが、この世界ならではの真相が、涙を誘う。 タイトル名が重く響いてくる。 主人公の設定も、現代っぽくてなかなか視点が 希有なもの。 文庫本280Pに、これだけの内容を詰め込んだ著者 には敬服せざるを得ない。 自己存在感、自己犠牲、衰えと禅譲の葛藤、自分の 限界を知る苦悩、愛する者・モノへの類まれなる思慮。 袴田を放置したところだけは、詰めが甘いと思ったが、 3年前の出来事が、事故か事件かが永遠にわからなくなった 以上、仕方がないところか。 「償い」か「人生をかけた崇高なるモノへの犠牲」か。 概して、読むのに時間がかからず、読後の満足感も あり、自分の知らないロードレースの世界を堪能 させて頂いた、人心の深さを知る、出色のバランス小説である。 | ||||
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これだけの薄さで、 これほどの濃さ。 読み始めるとあっという間に読んでしまいます。 この薄さによくここまで詰め込んだなと思いました。 また、日本ではあまり有名でない自転車レースですが、 この本を読むと、俄然興味を持つようになるかもしれません。 次作の、エデンも大変気になります。 | ||||
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いやはや、これをミステリーと評するのはちょっと抵抗があるものの、確かに「謎解き」部分があるので否定も出来ない。 ただし、それが邪魔にならないで「自転車の仕事」というものをきっちり&面白く描けていることに関してすばらしい作品だと思う。 自己犠牲という言葉の題名どおり、自転車レースの仕事というものは、勝負師でなければならないのと同時に自己犠牲を伴う競技で、日本人にはそのルールや勝利を手にするという意味があまり理解されない&されていない状況をきっちり描ききっているのでそのあたりを「納得できない」というよりも「そういう世界もあるんだぁぁぁ」と思って読んでいただくほうが面白さが増大するし、すばらしい世界に足を踏み入れた感じを受け取ることが出来るだろうと思う。 読書家を自認し、スポーツは苦手な人ほどこの世界に一度入ってほしい。 アスリートという名前でありながら自分のみの賞の獲とくだけには決して働くことのないモノたちの姿を思い浮かべてページを開き、読み終わったら自宅で埃を被った自転車にまたがって本屋まで行って欲しい。そして風とペダルの重さを感じて作品をかみ締めながら新しい本を探しに行く幸せを感じて欲しい。 そういう作品です。 | ||||
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それ程長くないこのページ数で これほど見事にオチをつけ キレイにまとめた小説はなかなかないでしょう その中でも日本人に馴染みのない ロードレースというスポーツの解説を ジャマにならない程度に挟みつつ 上手く話を展開させ読み終わった後 ロードレースについて知った気にさせてしまう 作者の技量には感服しました | ||||
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最近読んだ小説の中でダントツに面白かった! スポーツ小説を中心に読み漁っていたんですが、これはスポーツの描写もすばらしかったし、さらに心の動きもよく分かって、ミステリで初めて泣きそうになりました。 決して長い文章ではなく、さらに多くの人にとって未知の部分が多いロードレースという分野で、ここまで心をひきつけられるのは、本当にすごいと思います。 久々に、本当に買ってよかった小説です! | ||||
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ロードレースに文字通り命を懸ける男たちのドラマ。描写が上手く、手に汗を握る感じ。もっと読みたいと思うほど。是非もっと書いて欲しいです。 しかしですね、自己犠牲が主題ですが、この結末は。。 どうしてここまでしなければいけないのか、腑に落ちない。良く分からない。復讐は分かる。しかし、競技のため、チームメートのため、或いは何かのために、自分を犠牲にすうる競技だとしても、ここまでやるのか。 最後まで、納得できず、最後がなければ星5のところ、2に格下げ。戦前の特攻隊なんかとダブってしまい、今でも違和感ぬぐえず。 | ||||
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2008年度、第5回本屋大賞2位の作品。 この著者の作品を読むのは初めてだったのですが、 とにかく一文一文が洗練されていて魅力的だったために、前半で否応なく引き込まれました。 ただ後半のストーリー展開は意見が割れるところだとは思うのですが、 それはそれとして、前半を読むだけでも一読の価値は充分にあると思います。 | ||||
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最初の書き出しから一気に引き込まれます 失礼な言い方かもしれませんが、それほど期待していなかっただけにその完成度に驚きました これは続編にあたる『エデン』も購入しないといけませんね(笑) | ||||
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