■スポンサードリンク


サクリファイス



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
サクリファイス
サクリファイス (新潮文庫)

サクリファイスの評価: 4.19/5点 レビュー 247件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.19pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全24件 1~20 1/2ページ
12>>
No.24:
(2pt)

ネタバレしています

ロードレースに興味はないが、「シークレット・レース ツール・ド・フランスの知られざる内幕」を読んだので自転車競技者によるドーピングの蔓延については知っていた。ドーピングが許せないからと事故を装って袴田を下半身不随に至らしめた石尾には嫌悪感しか無い。何故JADAに通報しない? エフェドリン混入も試合後に告発すればいいだけ。車椅子の袴田への負い目から自死を選んだのか? 話も登場人物もリアリティを感じない。読後に不快感が残った。
サクリファイス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613
No.23:
(1pt)

ロードレースを知らしめる事には感謝ですが、先は相変わらず長い(溜息)。

ロードレースを題材にして小説を書いてくれたことには感謝一杯ですが、
何かなぁ…
よくロードレースの事を調べている様に見えますが、全然分かっていません(溜息)。

明らかな間違いや疑問点の所に付箋を貼ると、第一章だけど4ヶ所もありました。
暗峠の事を書いても、その路面がどうなっているのか、筆者は全く知らないのでしょう。

第一章の3ページ目で早くも沈没(溜息)。
>だから、トレーニングだけでなく、レースの最中、相手がライバルだとしても、順番に先頭交代するのがマナーだ。ロードレースが、ヨーロッパでは紳士のスポーツと言われる所以である。

「紳士のスポーツ」とは笑止千万(溜息)。
紳士がドーピング始め不正をして優勝するでしょうか?
ツール・ド・フランスの第2回目から不正が横行していたのを筆者は知らないのでしょうか?
先頭交代して逃げたり走るのは、利害関係が一致しているからでして…

非紳士的なスポーツである一例を。

ニューサイクリング誌、1978年1月号(?)、ピエール・シャニー著、柴野邦彦訳
"Le Peloton de CYCLISME"第7回、ツール・ド・フランス4話
に載っていた話。
1951年のツールでの事です。

>私はその時そこに居たのだがかって見た事もない様な光景を目の前にした。
ユーゴ・コブレはペダルを踏むのを少し緩めると疲れたイタリアのチャンピオン、バルタリに近づいて水筒の水を差し出した。
丁度それから一ヶ月前、イタリアのロードで同じ様に気○○的な太陽の下でバルタリはコブレに水を一口やるのを拒んだのである。
その時、二人の男は一緒にアブルッツェ山脈の峠を上っていたのだがバルタリが水筒から水を飲んだ時喉のかわいたコブレが彼に水を呉れと頼んだのだ。
イタリア人は水筒を差し出す様な振りをしたが、スイス人が手を伸ばした時、彼は冷たく笑いながら水筒を空けてしまった。

バルタリは敬虔なカトリック教徒として有名でしたが、こういう事をするのです。

こんな事を知っていると、この小説、最後まで読み通すの辛い(溜息)。
ミステリーとか登場人物がどうのこうの言う前の問題です。

最後にこの小説に一番相応しいツールの逸話を。

1969年、第20ステージ、ブリーブ~クレルモン・フェラン、198㎞
ピュイ・ド・ドームの頂上がゴール。
優勝したのが最下位のピエール・マティニャン。
最終成績が86人中85位。
サクリファイス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613
No.22:
(2pt)

サクリファイス

ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすこと――。陸上選手から自転車競技に転じた白石誓は、プロのロードレースチームに所属し、各地を転戦していた。そしてヨーロッパ遠征中、悲劇に遭遇する。アシストとしてのプライド、ライバルたちとの駆け引き。かつての恋人との再会、胸に刻印された死。青春小説とサスペンスが奇跡的な融合を遂げた! 大藪春彦賞受賞作。
サクリファイス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613
No.21:
(2pt)

きれいな文体、明確な筋書きで「一気読み」できる一冊なのだが・・・

自転車ロードレースの「アシスト役」を主人公に置いた、スポーツものとしてはやや異色の小説。
あらすじでは解りづらいが、サスペンスものの要素を含んでいる。

アシスト役ならではの心の葛藤、チーム内での微妙なポジション争い、レース中の心理戦。
このあたりが話の多くを占めている。

さて、★評価としては「2」以外思い当たらない。その理由は私の中では明確なのだが、どう伝えたら良いのか難しい・・・

小説としては、受賞歴をみて解る通りに優秀な部類なのだと思う。
まずタイトル(サクリファイス=sacrifice, 自己犠牲、生贄)に完全に合致されたストーリーが編み込まれ、登場人物のキャラ付けがなされ、様々な伏線が散りばめられ、そして読みやすい文体で描写されていく。

私は滅多に小説を読まず(従って、こういった書き口調に馴れるのに20分ほどかかった)、なるほどこうやって構成するのか・・・と感心しきりだった。

描写は写実的ですっきりしており(個人的には体育館のボールのくだりなど映画の宣伝かよと嫌いで仕方ないが)、展開が早く、終盤はミステリー要素がメインとなるため、飽きずに「一気読み」に値する一冊だった。ひとつのストーリーとしては満足度が高く、面白かった。
あるいは、著者がどこで知ったのだろうか。序盤で暗峠を出してくるあたりが、わかってるじゃん・・・とゾワゾワした。
 
 
・・・しかし、
 
 
所詮は「紙の上で練り練り」のエンターテイメントに過ぎないと感じた。

私もロードレース経験者だが、ドリンクが紅茶だの、エースが二番手集団を引いているだの、
★1レビューにさんざん書かれているような細かい指摘は無粋と控えるにしても・・・
 

アシストのサクリファイスはともかく、エースのサクリファイスはおかしいだろっ!!!

結論から言えば、まず骨格としてのストーリーに文章という肉が載っているのだが、その骨格が歪みに歪んでどうしようもない。
読んでいる最中は上手な文章とともに「ほぅー」と思ったのだが、よくよく考えてみれば子供騙しかよと。

ドーピングでエフェドリンなんて欧州でもびっくりの超低級、それも犯人も混入状況も認知しており、いくらでも証言できる。それを、一度のマイナーレースで命を投げ出す?なんだそのサクリファイス、バカも休み休みに言え。

(強いて科学的に揚げ足取りをすれば、エフェドリンはどのくらいの量を飲むかもわからない経口摂取で作用域か中毒域かもわからない・・そんなのドーピングにさえならないし、普通のドーピング担当者ならすぐにうっかりドーピングor事件性を疑うことができる・・・)

ロードレースにおける死は何を意味するのか、少しでもツールドフランスなどを見たことがあるなら知っているだろう。

単にレースを止めるもの?そんなわけないだろう。

ベルナール・イノーが、ランス・アームストロングが、そのチームメンバーらが、レース中であっても命を落とした同僚にどういう態度をとっているか。そんな軽々しく投げ出すものではない。そんなサクリファイスがあってたまるか。

ストーリーの一番の骨格がねじ曲がり切っている。それをいくら肉付けしたところで、何一つ響かない。
文章の旨い下手ではない。

やっぱり、小説は小説だ。
熾烈なエース争いなら先述のイノーとグレッグ・レモンの関係なんかの方がよっぽど面白い。
アシストのサクリファイスなら、ツールの1ステージでも見れば劇的な瞬間に溢れている(その内心は伝わったり伝わらなかったりだが)。
ランス・アームストロングの7勝はどんなレベルのアシスト陣の上に成り立っていたのか(他チームならエース級なのに!)、その後のドーピング禍にアシスト陣がどんな証言をしたのか。
フェスティナはどんなことをしたのか。
サイクリストの苦悩、パンターニというヒーローがどうなったのか。

確かに本として面白く写実的で解りやすいのだが、些細なツッコミは控えるとしても、根幹が心底納得いかない。
小説ではなく、それなりに熟知した著者が史実を語ったほうが、よほど意味があると思うがいかがだろうか。

私の読後感は「この本に何の意味があるんだ、ここから学べることはひとつもない」。

以上
サクリファイス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613
No.20:
(2pt)

犠牲になったのだ

チームのため死んでもらうーー犠牲者が死の間際に笑んだ理由は、チームや主人公が越えることのできない大役を担えることではなく作者からの開放からだろう。
サクリファイス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613
No.19:
(2pt)

リーダビリティの高い作品だが…

自転車を趣味として始めたので、自転車がテーマの作品を探してたどり着く。
続く動きのあるシーンからの物語の始まり。それが否応なく自転車レースの雰囲気を感じさせてくれる。
また大藪春彦賞を受賞しているということで、期待をしながら読み進めていく。
一章はその勢いのまま、あっという間にページを捲らされてしまう。これは傑作なんじゃないだろうか。
そんな期待感が、レースの高揚感と重なり、最初のページで違和感を覚えたことを忘れさせてくれる。
ああ、そう1ページ目の違和感を2章の冒頭で再び感じた。『オンナ』という生き物のために、『サクリファイス』。
成熟していない『オトコ』にとって、『オンナ』という生き物の論理は理解しがたく、それは時に自己否定へと繋がることもあるだろう。
そういった青臭い原動力はあってもいい。まだ主人公が23歳という年齢であるからこそ、この『オンナ』の思惑に引き摺り込まれるというのも、あり得るのかも知れない。
しかしながら、このオンナの魅力はどこにも無い。棒人形のようにあちらこちらへ物語を動かすためだけに配置されたキャラクターの間を動き回る。
主人公の『サクリファイス』へ至る説得力も無く、伊庭というライバルの存在感も無く、先輩のキャラ立ちも無く(赤城と篠崎の区別が付かない)レースの高揚感が章立てで分断されていくに従い、それらの粗が浮き彫り、作品世界から求心力が急激に失われていく。
中盤以降、ライバルかと思われた伊庭は単なるモブと化し、石尾と主人公の二人だけの世界が印象的になる。
香乃というオンナはここでも、しゃしゃり出てきて、世界観が崩壊し始めていく。石尾の過去を描こうとするが、復讐劇をする人物たちの感情があまりにもレースの分量よりも薄く、トリックやお膳立てさえ単なる1点の悲惨な事故に集約していこうとする。
その事故からの時間の経過による、各キャラクターの変化なども特に描かれない。モブとなっていくキャラクターが多すぎる。
そこで、強引な香乃の関わり方が、さらに構成を破壊し、石尾のシーンへと繋がっていくことになる。
もっと人物を整理して、石尾と主人公の関わりを深く描いた方が、物語の深みはでたのではないだろうか。
主人公が必ずしも、物事を解決する鍵を見つける必要はないだろう。伏線がほとんど書かれていないので、後出し感が強い。
リーダビリティが高いため、読み切ることができるが、まあ、そんなもんかなと、障害を扱うにしては、投げっぱなしだし、構成に難があるし、熱量を分散させているし、物足りない作品だなと思うが、シリーズ化されているので、一定の評価はあったのだろう。
レースのなかのサクリファイス。負けていこうとするものの美しさ。そう言った着眼点は悪くない。
オンナさえ、出さなければ。もっとまとまったようにも思えた。
サクリファイス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613
No.18:
(2pt)

これはないです…

何年経っても初心者なロード乗りですが、自転車好きです。
職場でツールの話(今、丁度ツールドフランスの最中ですので)になったとき、自転車が好きならこういう小説あるよと教えてもらい、評価も高そうでしたので、それはもうわくわくしながら手にとりました。
ごめんなさい…なぜこの作品が高評価なのか理解できません。
ミステリとしても、自転車競技の話としても、「これはないよ」としか感想が出てこない。
作者の方は、きっとロードレースのファンではあるのだと思いますが(作者の方が自転車乗ったことがないのは作中の描写からも想像がつきましたけど、それはまた別の話)、好きだからといって安易に作品の題材にしないで欲しかった。こんな形で自転車の世界が表現されたことが、とにかく悲しいです。
サクリファイス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613
No.17:
(2pt)

星ふたつのレビューは難しい

わかり易く言えば、あさのあつこ・森絵都・三浦しをん(風が強く吹いている)・佐藤多佳子を期待してはいけない、ということ。
サクリファイス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613
No.16:
(2pt)

残念

終盤まではわくわくと読んだが最後は主要な登場人物の誰にも共感できなかった…。
そんな訳ないだろ、という気持ちでいっぱいです。
途中までは楽しめたんだけどなあ…
サクリファイス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613
No.15:
(1pt)

いくらなんでもひどすぎる

はっきり言って、サイクルロードレースをここまで馬鹿にした作品はないと思います。

アシストが、エースがなんたる者であるかということを足りない知識で必死に説明しようとしているのが見え透けて、寒い。
特に終盤は「サスペンス」中心になっていくのだが、「いくらなんでもそれはないでしょ」というツッコミを何度いれたことか...

さらに、設定や台詞がとても現実離れしていて、どのキャラクターにもまったく感情移入ができませんでした(一番ひどかったのは主人公の元彼女、あくまで個人の主観ですが)。

サイクルロードレースとサスペンス(そう呼べる代物ではないが..)を無理矢理くっつけて、ここまで無茶苦茶な物語をつくる必要性がまったく分かりません。
ロードバイク、ロードレースにまったく興味がない人、もしくは興味を持ち始めた人に勧めることは絶対にありません。

久しぶりに買って損をしたと思える作品でした。
サクリファイス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613
No.14:
(1pt)

実際のレースではありえないことばかり書かれてます

競技について間違った説明や、練習風景等の舞台裏含め、実際のレースではありえないことばかり書かれてます……読みながら非常に混乱しました。
特にラストのレースは酷い…ありえない。

いくらテンパッてたとはいえ、ボトルの中身入れっぱなしで何日も放置とかないわー。
夏だし、中が黒カビで真っ黒ですよ…

フィクションとはいえこれはちょっと……誰か競技関係者を監修につければよかったのに…
自転車競技を知らない人なら雰囲気で読めてしまうかもしれないけど…間違った知識を広めるのはちょっとどうなんでしょう。

人物描写も弱くて、魅力あるキャラとも出会えませんでした。
主人公も村上春樹の「僕」っぽいというか…

買ってしまったことを激しく後悔。
サクリファイス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613
No.13:
(2pt)

これは無い

作者はロードバイクに乗って限界までペダルを回した後,よく反省するべき。ロードレースが題材ですが,自転車乗りにはあまりお薦めできません。
サクリファイス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613
No.12:
(2pt)

無理がありすぎ。

なぜこんなに評価が高いのか分からない。
自転車競技的にはあり得ない、現実離れしすぎた展開。
そして、ヒロイン?の女性のご都合主義的な「惚れっぽさ」には無理がありすぎな展開だろ、と。
もっともロードレース関係の本を初めて読む方には丁度いいのか・・・
ロードレース経験者の方が読むなら×。
そうでない方が読むなら○。
というところでしょう。
サクリファイス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613
No.11:
(1pt)

続編に期待

う〜ん。レースシーンなどには光るところもあるんですが、私には、主人公を含む登場人物の心理がどうしても理解できず、どうしても作品の世界に入り込むことができませんでした。
チームオーダーに対する考え方もそうですが、人の生死に関する考え方は異常です。
本来なら星もつけたくないのですが、次回作に期待ということで、星1つとさせていただきました。
サクリファイス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613
No.10:
(2pt)

これはギャグです。

「感動をよぶドラマチックな小説」というレビューが多いようですが、私はそうは思いません。
これはギャグ小説です。
最後に明かされる動機を読んで、大笑いしましょう。
サクリファイス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613
No.9:
(1pt)

こんなものだと思われるのは悲しい…

読み終わった時、怒りを通り越して悲しくなった。
こんなものだと思われてしまうのは、本当に悲しい。

この小説は高い評価を受けていますが、本格的に自転車競技に関わっている人になればなるほど「あり得ない」ことがはっきり分かって、厳しい評価になると思います。
ミステリーとして、幾ばくかの無理を押し通してでも、物語を構築しなければならないことを理解はします。ですが、それにしてもあまりに無茶。経験者として、突っ込みどころは無数にあります。その点で、例えば医療モノの海堂尊などと比べ、雲泥の差があるように感じます。

ツールのドーピング・スキャンダルもあって、ダークな部分に注目が集まったのは悲しい。さらに、こうした物語で「そういうものだ」と思われてしまうのは、本当にやりきれない思いです。
こういう感じ方をする人間がいることも、知って欲しいと思います。

そして読み終わったら、
それが命を引き替えにするほどの事なのか?
大事な人を、明らかに邪悪な者にゆだねて平気でいられるか?
冷静に問うて欲しい。
サクリファイス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613
No.8:
(2pt)

結末に違和感。ロードレースの描写はすごいが。自己犠牲って何?

ロードレースに文字通り命を懸ける男たちのドラマ。描写が上手く、手に汗を握る感じ。もっと読みたいと思うほど。是非もっと書いて欲しいです。

しかしですね、自己犠牲が主題ですが、この結末は。。

どうしてここまでしなければいけないのか、腑に落ちない。良く分からない。復讐は分かる。しかし、競技のため、チームメートのため、或いは何かのために、自分を犠牲にすうる競技だとしても、ここまでやるのか。

最後まで、納得できず、最後がなければ星5のところ、2に格下げ。戦前の特攻隊なんかとダブってしまい、今でも違和感ぬぐえず。
サクリファイス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613
No.7:
(1pt)

かなりひどい

日本人受けするテーマだし、自転車競技を知らない人、自分でスポーツをしない人がこういうのを読んだらきっと感動するんでしょう。
しかし作者はスポーツを知っていないし、内容的にもおかしいところが満載です。
色々とお勉強して書いたことは伺えますが、場違いなところで鬼の首を取ったように付け焼刃の知識をひけらかしたり、ママチャリ感覚で書いていたりして笑えます。
せめて用語くらいは正しく使ってくれないと。
とまあ、ここまでなら女流作家が背伸びして書いた薄っぺらなスポーツ物、ということで星3つくらいで許してあげられたのですが、
何だこの結末は。ちょっとあんまり。
サクリファイス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613
No.6:
(1pt)

後味悪い

「一瞬の風になれ」を読んだ直後に読んだため、
この作品にも、青春や感動、スポ根等を期待してしまった。
しかし、なんかうすっぺらい、感動もない。ミステリとしても物足りない。
登場人物も誰一人として魅力を感じなかった。
私の読解力不足?
サクリファイス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613
No.5:
(2pt)

脳内スポーツ小説

ロードレースがテーマのミステリということで買ってみたが、正直がっかりした。
ストーリーは他のレビューに譲るが、レース描写に臨場感や迫力がなく、プロスポーツの真剣さが伝わってこない。主人公がレース中に「喉が渇いていることに気づいて、あわててボトルを手に取る」なんて、水分補給の重要性をナメている時点でプロ失格だろう。
文庫版の解説に、作者は「ロードレースをリアル観戦したこともなく、ロードバイクにも乗ったことありません」とあり、納得。せめて真面目に取材してほしい。
ミステリ小説として読んだとしても、人物の造型は雑だし、オチが現実離れしている。同じことやってみろと言われても、自分には絶対できない自信がある。
サクリファイス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サクリファイス (新潮文庫)より
4101312613

スポンサードリンク

  



12>>
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!