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夜を急ぐ者よ



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夜を急ぐ者よの評価: 3.00/5点 レビュー 7件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

キザなハードボイルド

ハードボイルドは好きだけど、たまにやけにキザな感じの作品があって感情移入できないことがある。「キザな作品」というのは、設定がつくりものっぽくて、主人公が不自然にヤセ我慢して、現実感がない作品のこと。「不自然なヤセ我慢」というのは、主人公のポリシーが見えないので、なぜ我慢するのかわからない、ということ。残念ながら、本書もそんなキザなハードボイルド。
  爆弾テロにかかわり、刑を受け、その後、定職につけずに闇の仕事をするようになった男。敵対組織に追われ、沖縄に逃げてきたら、昔の恋人に会い、なぜか彼女と彼女の知人が逃亡の手助けをしてくれる。全共闘崩れみたいな設定だけど、主人公に思想的ポリシーがあるわけでもない。
  佐々木譲、好きな作家だけど、初期の習作、なんでしょうね。
夜を急ぐ者よ (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:夜を急ぐ者よ (集英社文庫)より
4087465985
No.1:
(2pt)

全体の流れや雰囲気は悪くないのだが、結局何がテーマだったのか分からないまま、エンディングを迎えてしまう。

佐々木譲の初期の作品。個人的には、著者の第二次世界大戦、歴史物がお気に入りです。今回の作品は、昼のメロドラマのようです。最初にエンディングがあって、書き始めたというよりも、書き始めた結果特にどんでん返しやハッピーエンドが思いつかなくて、最後まで来てしまったように思います。うーん、こんな結末かという残念感が読後に残りました。

 パスポートの身代わりなら、順子の〇〇でっていう、アクロバティックなアイディがで思いつきました。全体の雰囲気や流れは悪くないのですが、登場人物の人間性やセリフがもっとかっこ良ければ、感情移入できたも知れません。
夜を急ぐ者よ (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:夜を急ぐ者よ (集英社文庫)より
4087465985

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