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虎と月
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虎と月の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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この頃過去の名作や著名人のパロディ小説にはまっている。中島京子さんの「イトウの恋」などがそれだ。 そんな中でも柳広司さんの「黄金の灰」は、シュリーマンという人物のチョイスや文体のテンポが自分にとって心地よかった。 そこで、大きな期待を持って読み始めた本書。 裏表紙の煽りにも促され読み進めるも、ストーリーや描写が軽い印象。 「まぁこれからだろう」と思っていたかわ、残り20ページほどになると、だんだんと「あれあれ、、、」と。 そして、そのまま読了。 ミステリとしてのロジックも目新しかった。 「山月記」というテーマも良かった。 ただ、「物足りなさ」をつくづく感じた。期待が大きかっただけに、少し違和感が残る。 次は、パロディ小説ではなく、ストレートな小説を試してみようか。 | ||||
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中島敦「山月記」を下敷きとした冒険物語だ。 「息子」が父親が虎になった理由を探し求めるストーリーで、そのなかでいろいろなひとたちと出会い、世の中の理不尽さや優しさを知っていく。 しかし、正直に言っておもしろいとは思えなかった。全体的に薄味だし、物語の抽象度が高すぎて、イマイチ入り込めない。 また、結末というか、トリックの部分も一般的ではない感じだし。 2014年には文春文庫になっている。 | ||||
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あの「山月記」の続きということですが、作者が違い、時代が違い、ジャンルが違うのでどうかなあ・・・と思いつつ読んでみました。 結論としては、私はそんなに楽しめませんでした。あの重厚な作品世界やテーマという点で中島敦が好きな方には微妙かも。パロディですから。作品のディテールは継承されているけれど、テーマはまったく違うし文体も軽い。ただ、山月記からの引用や教科書でおなじみの漢文作品からの引用がたくさんあってパロディ的に漢文世界が楽しめるので、中高生や国語の授業を懐かしむ向きにおすすめできるでしょう。謎解きであっと驚く方もいそうなので星三つにします。 | ||||
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あの「山月記」の続きということですが、作者が違い、時代が違い、ジャンルが違うのでどうかなあ・・・と思いつつ読んでみました。 結論としては、私はそんなに楽しめませんでした。あの重厚な作品世界やテーマという点で中島敦が好きな方には微妙かも。パロディですから。作品のディテールは継承されているけれど、テーマはまったく違うし文体も軽い。ただ、山月記からの引用や教科書でおなじみの漢文作品からの引用がたくさんあってパロディ的に漢文世界が楽しめるので、中高生や国語の授業を懐かしむ向きにおすすめできるでしょう。謎解きであっと驚く方もいそうなので星三つにします。 | ||||
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中国昔話とでもいうような簡素な文体で、一編の七言律詩をめぐった謎解きが描かれている。この律詩は中島敦の「山月記」に、実際に登場する。 リアリズムを排し、時代背景も情景も簡略化されている。文章自体の完成度や、不条理に身を置く心情の描出が魅力の山月記とは、大きく趣を異にする。 | ||||
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中国昔話とでもいうような簡素な文体で、一編の七言律詩をめぐった謎解きが描かれている。この律詩は中島敦の「山月記」に、実際に登場する。 リアリズムを排し、時代背景も情景も簡略化されている。文章自体の完成度や、不条理に身を置く心情の描出が魅力の山月記とは、大きく趣を異にする。 | ||||
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