■スポンサードリンク
ラットマン
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ラットマンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
散々ミスリードに振り回され、もう無いはずと安心してた所で刑事の 『申し訳なかったと泣いてたよ、〇〇や△△、そして誰より✕✕にね』のとこでポケモンのヤドンの顔になりましたw(多分主人公も) 作者の仕掛けた罠にことごとく嵌っておきながらですが…何か物足りなかったです。読者を一緒に巻き込む様な不安や狂気とかがあればもっと好きになったかもしれません。 お話がちょっとコントみたいに感じたのは、登場人物がみんな良い人達だったからでしょうか。イヤミスとか怖いの苦手な方にお勧め出来そうと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
★3.4/2022年75冊目/6月14冊目/『ラットマン』(光文社文庫/光文社)/道尾 秀介/P.333/2010年/590円+税 #読了 #読了2022 またいいように騙された。最後に2、3回オチのようにどんでん返しが用意されている。毎回、道尾作品を読むときは、分かりやすく騙されないぞ〜、と思いながら読むのだが、ストーリーに魅せられるうちに、思考を引っ張られて見事に著者の意図にはまってしまう。まぁそれがミステリの面白いところでもある。本作はどちらかというと地味で湿っぽいストーリー構成になっており、他の作品ともまた違う味が出ている。何でも自分で勝手に思い込んで、良かれと行動しない方がいい時もある。疑問に思ったことは口に出して本人に質問すべし。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
文章は良いです。物語として興味深い。 ただ全体にこじつけ感が強くあり、変にこねくり回し過ぎかなとも思います。 また登場人物の行動に整合性が無く、ミステリー要素のために無理やり取らされてる行動に見えてしまいます。特にスタジオーナーの行動原理が不可解。 流石にこれを「どんでん返しが凄い」などと喜んではいけませんね。 家族間の複雑な関係・感情の描き方が良かっただけに残念です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
みんながみんな勘違いって、どうかと思う。 この一言。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
インパルスの板倉さんのオススメか何かで目にして購入。あっと驚く展開ではなかったものの、登場人物の心理が揺れ動く様がしっかり描写されてて読みやすかったです。 物語としては、殺人に至る動機の弱さや、主人公の過去の話でも必要かな?と思ったり、少し強引な印象が残りました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
(以下、ややネタバレ含みます) 色んな人が色んな勘違いをしてたね、という内容。確かに、読んでいる最中は、おー、そうだったんだー、と面白いように感じていたのですが、読み終わった後に反芻して抱いた感想は、「要は色んな人が色んな勘違いをしてたってことね」というもの。もちろんそれが好きな人はいいと思うのですが、なんというか、やられたーという印象ではなかった。また、展開も結局は無難なもので最初からそうかな、と思っていたものだった。タイトルのラットマンもまあ工夫している気もするが、それそんなに重要だった?という気もする。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
もう個人的な好みなので申し訳ないですけど、 二転三転する展開とその説明にもうくどくなっていきました。 もっと物語部分を楽しみたかったが、なんか仕掛けのほうが目立ってしまって、、、 こうゆうのが好きな人は好きなんでしょうね トリックを楽しみたい人とか。 そんなに説明で色々収束させなくても読者の想像にもう少しまかせてもらってもいいのに、と読んだあとの最初の感想。 人一人死んでいるのにその死が軽いんですよね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリー小説だしきっちり殺人事件も起きますが、なぜだか全体的にミステリー感の薄い一冊という印象を受けました。どちらかといえば一種の青春小説だと思って本作を読んだ方が楽しめるかもしれません。 痛い作品から優しい作品までなんとも振り幅のでかい作家ですが、本作は優しい道尾秀介。「カラスの親指」とか好きな方は合いそう。不穏な表紙、あらすじに反して読後感もよかった。 感情移入しにくい登場人物しかいないのはこの作家に限ってはいつものことなので置いといて。 本作のトリック自体はわりと単純でそう凝ったものはなく、実際中盤付近ですべて明かされるので推理することはフーダニット一点のみ。しかしこれがミソで、その都度間違いないと思われていた犯人が登場人物の主観によって一転二転するのが面白い。タイトルに関連付けているのも上手いですね。 文章はさすがに読みやすく読了まであっという間でした。物悲しくも希望を感じさせるラストが好印象。しかしミステリー要素が薄いこともあり、登場人物に共感できない分読んでいてだれる部分も多々あったので差し引き☆3。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
内容としてはそこまで難しくなく、一週間、空いた時間があればスラスラと読めるボリュームです。 前半はぐだりますが、途中から展開が早くなるので一気に読みたくなります。 登場人物にあんまりリアリティがないかな。。。と思ってしまいました。 タイトル「ラットマン」の意味が的を得たラストと、張り巡らされた付箋の華麗な回収具合はスッキリします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
過去に起こった事件と現在に起こった事件、その二つの事件の真相が二転三転とするところは 悪くないのだが、それを推理する為の情報が極めて少なくミステリとしてはいまいちで やられた感も薄い まあ道尾氏らしい作品なので、他の作品を気に入った人なら楽しめる作品だろう | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何で急にそんな展開? しかも謎ばかり。後半まで謎が解けない。 途中から急に刑事もの?話の展開がちょっとおかしい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読みやすかったし面白かったです。 最後はあっという間に展開して謎が明かされ、少し駆け足過ぎる気がしました。 ただ、あまり惹かれる登場人物がいなかったせいか淡々と読み終わってしまった感じです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
毎回道尾氏のラストには驚かされる。今回もそうだった。だが正直二転三転しすぎていて、やや興ざめしてしまった感は否めない | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読者の騙し方が非常に巧みで、二転三転する話の展開に思わずうならされます。 タイトルの「ラットマン」も、オチを知るとああなるほどと納得。 最後の救いにはじんと来ました。 でもこの作品の主人公とヒロインにいまいち共感できないというか、 被害者に対する愛のなさが寒々しくて、あんまり魅力的な人物に見えません。 自分の好みには合わない話だったなと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
事件の起こりが結構遅く、全体として終盤まで淡々とした展開だったので ハズレかなと感じてしまった作品。 でもこれから読む人は最後まで我慢して読んでほしい。 最後の二転三転するオチには大満足できるんじゃないでしょうか。 ただ、物足りなさも残ります。 私も"コイツが犯人だ"と考えて最後に騙された口ですが、 それにしても各人が殺人したと思わせる動機が、ミステリー作品にしては、 あっさりしすぎで、承服しづらい。 また、"ラットマン"(=思い込み)を多用しすぎている。 姉と母の間に起こったことについて言うと、 "夢の中の出来事"として転嫁するには無理やりすぎる。 またそれが二段ベッドの下で行われているのに、階下と勘違いしてしまう亮も、 同じである。 オチは好きだが、それまでの過程はオチのために、 いろいろくっつけて構成された作品、というのが正直なところです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
道尾さんが直木賞をとられたので、どんな作品を書くんだろうと思い、読んだ初めての道尾小説。バンドの仲間内で起きた、殺人。主人公が隠す、家族の中の暗い過去、なくなった恋人のお腹にいる赤ちゃんの父親はだれ…などなど。最後の方は、どんでん返しにつぐどんでん返し、鮮やかではあるけれども、「え、また??」と、ちょっとしつこさも感じた。でも文章はクール、少しずつ手の内を見せていく進め具合が、にくいね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人それぞれの思い込みがぶつかったり、すれちがったりするところに物語は生まれる。それは今に始まったことではもちろんないのだけれど、誰もが意識していなかったその「起因」に焦点を当てたのがこの小説の眼目である。 過ぎた青春をひきずっている善人たちの日常に出来事や事件が淡々と起き、登場人物たちは静かに疑い、静かに苦しんでいく。キャラが皆基本善人ゆえにさしたる盛り上がりはないのだが、その中にもそれぞれのトラウマや、各々のラットマンが生んだ悲劇が丁寧に描かれていると感じた。共にした一夜へのそれぞれの思いの違いが起こす事件は哀しい。個人的にも世代による女性への認識の差、というくだりには考えさせられた。ただあまりに露骨なミスリーディングには首を傾げたくなるし、真相が二転三転する展開は「過ぎたるは及ばざるがごとし」であろう。 全員が行きすぎなくらいの善人と化して終わるこの小説の評価がこれほど高いのは、日々の軋轢に疲れた読者達の望む世界がそこにあるからなのだろうか。読後、優しい気持ちになりたい方にはお勧めです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本来は単純だった事件(事故)が人の想いや誤解により複雑化していく。 エレベーターを舞台にした作中作や、洋楽のコピーバンドのエピソードなどで過剰に演出をしているが、案外メインストーリーは単純かも。 「ラットマン」という心理学用語を持ち出してきて、もっともらしく大げさに言っているが、単なる思い込みによる誤解ではないのか? とにかくこの著者は演出が巧みだ。エンターテインメント性の高いミステリーだった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
このレビューは読んでから1年以上たってから書いてます。 まず覚えてるのは、ミステリーとしてのトリックのネタですね。 だからきっとこの小説の一番おもしろいのは、ミステリーとしての話の展開かと。 逆にいえば登場人物については、あまり思い出せないので、その点は弱かったのかと。 今、ざっと目を通しても主役とあと二人しか思い出せないぐらい・・・。 スゴイとは思わないですが、ミステリーが好きな方で興味があれば読んでみてください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
暗くて、かなり淡々としたストーリー展開でした。文章はそんなに飛び抜けては…という感じですが、読みやすくはありました。最後のほうでたたみかけがあって、そこで、面白味はあるものの、そこまでがやや退屈ではありました。いかにも若い作家が好みそうな暗さも、拒否反応を起こすほどではなかったのですが、まあ、しょうがないかなという感じで読んでしまいました。長編にしてはちょっと短いほうですが、これぐらいの長さでよかったと思います。もっと長かったら、この内容ではさすがに最後まで読めるかどうか。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!