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ラットマン
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ラットマンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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二転三転した挙句に明かされる真相は非常に意表を突くものでしたが、思わせぶりな表現(結局伏線でもなんでもない)や、作中の人物は気づいていても読者にとってはあとから示される「あの時こうだった」という手がかりはアンフェアに思えました。そして23年前の事件と現在の事件とがいろいろと偶然にも重なりすぎではないか?と。ここからはややネタバレはなりますが、最初のエレベーターの話も、これはなんだろう?と思いながら引き込まれたのに結局まったく事件と関係なし。いるのかなあれ?しかしもっとも気になったのは、裏表紙のあらすじにある「次々に浮かび上がるバンドメンバーの隠された素顔」という言葉です。これではメンバー全員がなんらかの後ろめたい隠し事がありそうに思えてしまい、そこを気にしながら読んだのですが、結果そんなことはまったくなくて拍子抜け。みんなただの仲良しバンドメンバーじゃねぇか、と(笑) | ||||
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独特の世界観と予測不能な展開、読みやすさで道尾秀介作品はたくさん読ませて頂いています。 この作品は少し好みとは違ったので★1にしてみました。 理由は、登場人物の人物像が全て嫌いだったからです。 ある意味、リアルでしっかりと書き込まれているからこそ、推理小説の醍醐味である誰が犯人だろう?となるべき点で、みんな犯人なら良いのに・・誰が犯人でも良いや・・と冷めてしまいました。 あと、この作品に限り、読みにくい違和感が最初から付きまといます。 | ||||
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他の方も書いてますが、ドンデン返しとはいえ想像の範囲を出ないなあという感じ。若干こじつけっぽくも見えることも多い。 東野圭吾とかと比べる方がいけないのかもしれないが、読者の裏切り方もキャラクターの行動原理の納得性もちょっと弱いよなあという感想。 当然だが文章や表現は上質で読み物としては面白いが、ミステリーとしてはもうちょっとがんばれる気はします。 | ||||
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私はあまり好きな小説ではなかったですね。小説ってのは、登場人物に感情移入ができて、初めて読者の喜怒哀楽、感動が生まれるものだと思うのですが、この登場人物の誰一人、それに当てはまらないんですよね。 なぜそう思ったのかを考えた時、この作品には、登場人物の「想い」を描いた描写があまりにも少なすぎると思うんですよ。 例えば、姫川が桂を好きになった背景描写が薄い。もっとその描写があれば、桂を必死に庇おうとした行動も読者は頷けるはずなんです。 あと、野際がひかりを殺した理由も全く同情できない。ただの自分よがりな人じゃないですか。 一番謎なのが、姫川に関心を寄せなかった母が、突然ライブ会場に来たのはご都合主義すぎると思います。 最後に、序盤に竹内からラットマンの説明があったんですが、あれは私的には省いた方が良かったのではないかと思います。登場人物が説明するより、読者が「ラットマン」の意味を読後に自分で調べて、「あぁ、なるほど。姫川が最後に言った『ラットマン』はこういう意味だったのか」と理解した方が、タイトルの意味をしみじみと感じることができるのではないかと思いました。 | ||||
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読みやすいけど、思ったほどのヒネリもなかったし正直、つまらなかった。 一番、印象的だったのがカマキリとハリガネムシのくだりで、ますますカマキリが嫌いになりました。 作者の本は2冊しか読んでませんが、前に読んだ本にも昆虫が出てきて、ひょっとして昆虫好きなんですかね? | ||||
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道尾氏にしてはまれにみる駄作ですね。他の著作と比べて頭にすっと入ってこない文章でトリックというか落ちが非常につまらないです。 | ||||
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ちょっと不思議なお話ですね。 最後まで犯人はわからないんだけど、 途中から主人公が犯人のような描写になるんですよね。 最後に怒涛のどんでん返し連発。 ある女の子が殺されて、 みんながみんなをかばってどんどんややこしい展開に。 でも誰も本人に聞けないから 勘違いしたまま話が進んじゃうんですよね。 高校生の頃からバンドの仲間と言っても みんな大事なことは言わない。 実際、友達ってこんな感じですよね。 つらい過去をわざわざ話す人なんていないし。 子供の頃に姉と父の事件で家族崩壊したことも誰も知らない。 最終的にはラットマンからいろんなことがわかって、 個人的には途中で犯人はなんとなくわかったけど、 こんな展開になるとは… つまり、主人公の男の子は全部悪い方に勘違いして、 自分をかわいそうな人間だと思っていたんですよね。 ハッピーエンドにはなりえないお話だけど、 ちょっとはいい結末になったんじゃないかと思う。 お母さん事が。 | ||||
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向日葵の咲かない夏が面白かった(読後感は悪いですが)ので、ラットマンに手を出してみました。それぞれ仕事を持つバンドメンバーが良く利用しているスタジオで殺人事件が 起こるという話が主な内容なのですが、主人公の幼少期に起こる過去の事件と絡めて主人公 の心理描写を書く所は物凄く引き込まれましたし、トリックの内容も成る程と思わせる物で 夢中になって読んでいたのですが・・・。解説にも書いてありましたが犯人が二転三転するのはいいのですが正直後付け感が否めません。伏線があり最初から練られた物なら良いのですが後付けした感じで驚くというより「えっ?何でそっちの方向に持っていくの?」という 感情の方が強かったです。道尾さんの読ませる力は凄いと思うので、あまり無理矢理読者を驚かせるような事は止めた方がいいと思います。無理がありました。 | ||||
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ありきたりの仲間の過去に超ありきたりな主人公の過去…。大体、先が読めるストーリー。つまらない、時間のムダ | ||||
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主人公の23年前の記憶が、ありゃ〜、って感じのただの勘違いだったという、稀に見る独りよがりな小説。30になるまで実の母親との内輪の会話がないとは、あまりにご都合主義の設定でしかないでしょう、これは。自分の戸籍謄本みたことないのか。何より(「光媒」の設定でも気になったけれど)母親という立場の人間に、あまりに無理解で、作者は何か個人的に恨みがあるとしか思えない。23年も放っておいて突然の電話一本で気持ちが氷解するなんてのは、あまりに読者をバカにしすぎている。姫川亮という人間に同情の余地はない。周りの気遣いなどどこ吹く風だ。こんなヤローとは、どんなに楽器がウマかったとしても一緒にバンドやれない。 | ||||
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構成は悪くないのですが、文章の稚拙さにがっかりしました。 | ||||
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同僚に「2時間で読める軽いエンタメミステリだから」と言われたので、借りて読んでみたのですが・・。 ●文章がまわりくどくてイライラ。エンタテインメントなんだから、もっとさささ〜っと読める文じゃなきゃ! ●事件が起こるまでがダラダラと長すぎ。しかも起きてからもなんの盛り上がりもなく淡々としていすぎ。 ●意図してなのかどうか知りませんが、登場人物たちの体温や匂いがまったく伝わってこないのには あきれてしまいました。(だいたい主人公の男ってどんな職業なのか書いてありましたっけ?) どんな人間なのかさっぱりつかめず、まったく感情移入できず。 ●犯人が二転三転するのもなんだかとってつけたような、言い訳じみた謎解きにはどっちらけ。 この作家の本を読むのはこれが初めてでしたが、二度と読むことはないと思います。 けっこう有名な賞をいくつも獲得しているのが不思議でなりません・・・。 | ||||
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