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悪果
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悪果の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全46件 1~20 1/3ページ
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とても良いコンディションの商品でした。 サイトも明確で必要な情報が得られたのが決め手です。ご丁寧な対応ありがとうございました。 | ||||
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ありがとうございます。 | ||||
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安定した面白さ。 | ||||
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この作者の文章はテンポがよく、瞬く間に読み進んでしまいました。 | ||||
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黒川博行さんの本です。 大阪府警のマル暴担当刑事の堀内を主人公として、その相棒の暴力刑事伊達のお話しでした。 最初は、賭博のがさ入れからはじまるのですが、だんだんとそのガサによって、芋づる式にコトが露見していって、 それを堀内と伊達が追いかけていく、という感じの話でした。 大阪府警のマル暴は腐ってるんだなぁ、という感じでして、 警察こそがヤクザ組織で、まさに「桜田門組」のシノギの話って感じがしました。 マル暴担当の刑事は、もうほとんどヤクザ屋さんでして、 そういうヤクザのシノギの大変さが描かれていました。 主人公の堀内は、妻がマルチ商法の○ムウエイにがっつりはまっていて、家庭生活はほとんど営んでなくて、 クラブのホステスを愛人にしていて、その愛人の杏子相手に、 「教えといたろ。警察官は三とおりある。ごますりの点取り虫と、まじめなだけのボンクラと、ほんまもんの捜査ができる本物の刑事や。おれは本物のマル暴担やぞ」(272㌻) ですからね。 「本物」と書いて、「モノホン」とルビがふってあります。 仕事が出来ることが、やり甲斐と結び付いてないところから、グレていくというか、拗ねていって、そこからマル暴担で悪い人間になる、というような、転落人生が描かれているのだと思いました。 ヤクザとマル暴の堀内&伊達の、丁々発止のやりとりだとか、次から次へと話が展開していくのが、なかなか面白かったです。 個人的には、伊達の天衣無縫ぶり、暴力刑事ぶりが、ビートたけしの映画みたいで、面白く思いました。 | ||||
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面白くなくは無いのだが、疫病神の個性豊かな登場人物たちと比べると、特に主人公堀内のキャラが充分立ち上がって来ないのが、ややストレス。 | ||||
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黒川さんの小説初めて読んだが、この小説は意外にポップな感じのテンポで進んでいく。東直巳の探偵はバーにいるシリーズのような感じ。 タイトル的にシリアスな文体かと思っていたので、そういう意味ではギャップがあった。 主人公が悪い奴なので、そこいらの警察小説のように主人公に肩入れする視点では読めないが、面白い。 | ||||
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マル暴刑事2人組の暴力団・企業犯罪ストーリー。主人公の刑事はとってもストイックかつ自暴自棄。暴力団が関係する賭博現場をガサ入れするのだが、学園が関係する企業犯罪へと思わぬ展開を見せる。 リアリズムに徹したストーリーがとても面白く、一気に読んでしまいました。しかし、主人公たちは、なぜ一線を踏み外し、不正に手を染めたり企業を強請ったりするのでしょうか?背景にある転落動機や砂を噛むような結末も興味深かったです。 | ||||
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疫病神シリーズが好きで、こちらを読んだのですが、リアルに描いていて、淡々と地味目。読んでいて、途中で疲れてしまいました。比べると、疫病神シリーズは、ドタバタ・アクションのファンタジーだから、楽しめると分かりました。警察小説で同様な世界ならば、「孤狼の血」の方が、面白いです。 | ||||
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初めて黒川さんの作品を読んだのがこの悪果です。 なんて面白い!きれいごとばかりではやっていけない 人間味のある主人公の警察官たちを応援しながら物語に引き込まれました。。 | ||||
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そうですね、二宮 桑原コンビに較べるといまいちかな笑 桑原 二宮のこんとがおもろいけど 伊達とは今一 | ||||
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疫病神シリーズは全て読み「文福茶釜」など短編集も面白く読めましたが、これはつまらなかったです。7割ぐらい読み進めてやっと少し面白くなってきたものの、終盤はまたグダグダ。 堀内と伊達のコンビも会話が面白いわけでもなし、頭がキレるわけでも人情溢れるわけでもなし、魅力を感じませんでした。お互い信用してないというわりに、堀内は警察手帳を失くしてすぐ伊達に頼るし。しかも伊達の喧嘩の描写や終盤の堀内の口調など、疫病神シリーズの桑原とほぼ同じです。 あと引っかかったのが、小説に登場するネイリスト志望の女について堀内に「他人の爪に色を塗って金をもらえると思っているのだからこの女はめでたい」とか感想言わせてるところです。 それ言うなら「小説家は嘘の話を書いて金もらえると思ってるんだからめでたい」ってなると思いますけどね。 テンポが悪く物語に入り込めないせいもあって、そういう偏見みたいなのも気になりました。 | ||||
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大阪府警今里署のマル暴担当刑事・堀内は、淇道会が賭場を開くという情報を拇み、開帳日当日、相棒の伊達らとともに現場に突入し、27名を現行犯逮捕した。取調べから明らかになった金の流れをネタに、業界誌編集長・坂辺を使って捕まった客を強請り始める。だが直後に坂辺が車にはねられ死亡。堀内の周辺には見知らぬヤクザがうろつき始める…。黒川博行のハードボイルドが結実した、警察小説の最高傑作。 | ||||
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黒川作品「疫病神」シリーズと肩を並べる「堀内伊達」シリーズは、同じ大阪を舞台とする不思議な時系列。 どこかでこのコンビ同士がすれ違っているのでは?と想像するとさらに面白い! | ||||
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相変わらずのスピード感で面白い!黒川作品のハードボイルド感にははまります! | ||||
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ヤクザの資金の作り方、警察の裏金の作り方などは、ノンフィクションのような読み応え。 (警察の裏金について内部告発などの書籍も世の中にでている。) リアルな下地がある一方、窮地に追い込まれた主人公、堀内の加速する暴走っぷりはエンタテイメントとして爽快。 映像化してほしいような欲しくないような。。綿密なプロットなので2時間の映画じゃ収まらないし、5話くらいの連続ドラマがいいのかなあ。 でも警察内部の負の部分の描き方がリアルすぎて放送できないから、そういう部分はカット&美化されちゃうだろうし 悪い大人とわかってても、ついつい堀内&伊達コンビを応援したくなったら、続編「繚乱」もおすすめ。 | ||||
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「疫病神シリーズ」以外の黒川の作品を初めて読む。この作品では、大阪府警今里署(実在しないらしい)の暴担刑事堀内と相棒の伊達が主人公だ。刑事 として高い能力を持つ堀内だが、昇級試験で出世することは鼻から望んでいない。彼の関心は、自分の担当する事件で如何に「シノギ」を見つけて金を手に 入れるかということ。彼はネタ元と組んで、脛に傷を持つワルたちから金をせしめ、高級なクラブでは一人5000円しか金を払わず、新地のホステスを金の力で 自分の女にする。伊達は、堀内ほど頭は回らないが、柔道の猛者らしく「大阪一喧嘩の強いデカ」だ。彼らが、自分たち以上のワルたちから金をせしめるべく 奔走する。その筋運びはスピーディで、リアルで、めちゃくちゃ面白い。だが、「疫病神シリーズ」での桑原、二宮コンビに見られる大阪らしいユーモアや、会話の妙は この作品では少ない。作品の終盤になると、二人の行動、特に堀内が転げ落ちるようにめちゃをやり始める。当たり前と言えばそれまでだが、この二人の 主人公にはハッピーエンドは用意されていない。ちょっと切ない。この刑事たちはワルだが、もっとワルたちはそれなりに生き残るのに。こういった所が、黒川の 作品のいいところなんだろう。「現実はそんな甘ないよ」という黒川の声が聞こえてくるようだ。 | ||||
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主人公と柔道が強いその相棒の関西弁コンビがユーモラスでキャラが立っていてよい。 殺人者に対して殺人を見逃すかわりに金を請求して、私腹を肥やす警察が本当にいたら怖い。 小さなことで私腹を肥やすのはよいとして、殺人罪は立件して欲しかった。 | ||||
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黒川作品の関西ローカルを十八番とするハードボイルド路線。 疫病神シリーズとはまた違った刑事という角度で、ウラがわの出来事を臨場感たっぷりに描写しています。 本書では、巧妙なからくりがあり、ページを重ねるごとに、緻密に真相が絞り込まれていき解明していきます。 同じくコンビを組みながらストーリーが進んでいき、キャラは少し違ってきますが、ピッタリの呼吸が伺えます。 登場人物がどんどん増えていきますが、人物像の姿かたちをリアルに捉え描き切ることで、しっかりと位置づけすることができます。 これに加えて、文章の歯切れがいいので、映画のカットのように、シーンごとに情景が浮かび上がってきます。 なにはともわれ、徹底的に、かね、かね、かねと、ここに登場する人物すべてがいろんな形で物欲にもまれ、どろどろしているところをストレートな表現でうまく描写しています。 | ||||
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日本の湿度を感じるピカレスクハードボイルド。一読の価値がありますよ。 | ||||
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