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ダイナー
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ダイナーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全111件 41~60 3/6ページ
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平山氏の作品は、暗くてグロい内容が多いですが、この作品については読後感が非常に良かったです。 もちろん、いつものようにヤバイ奴らしか登場しませんが、その一人一人になぜか不思議な魅力があります。 テンポも良く、次なる展開にページをめくる手が止まることはありませんでした。 作中で登場する世界一高級な香水、ジャン・パトゥミルのパルファムを買ってみようかと思います。 | ||||
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面白いの一言に尽きます。 テンポが良くて飽きる部分がなくて、一気に読み切ってしまいました。 グロ表現に耐性のない方は以外には、ぜひ読んで欲しいです! | ||||
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活字で書かれた劇画ですよね。そして、活字で書かれた劇画としては、私はここまで面白いものを読んだ記憶がほとんどない。 「文庫版あとがき」で作書は、「読者をグウの音も出ぬほど徹底的に小説の中に引き摺り込み、窒息させるほど楽しませようする物語」として、『コインロッカー・ベイビーズ』『羊たちの沈黙』『家族八景』を挙げているけど、私は何より山田風太郎の忍法帖もの、とくに『甲賀忍法帖』を思い出しました。次から次へと特殊能力をもった異形に近いキャラが出てきて話がぐんぐん進むところが似ている。トーナメント方式で殺し合うわけではないにせよ、ヒロインも含めて、2、3行先では誰が絶命していてもおかしくないスリルがある。 そして、どなたかもレビューで書いておられるとおり、胸の悪くなるエピソードが連ねられているはずなのに、主人公ボンベロ(名前です)の料理の腕前に、こちらの食欲が昂進させられるという不思議……。これも作者の筆の力には違いない。 万人にお勧めできる小説ではないけど、とりあえず私は(表紙のハンバーガーにかぶりつくように)一息に読んでしまったし、読み終えた直後は少しだけ世界が変って見えました。 | ||||
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ヤングジャンプに、同名の漫画が連載開始しため購入。原作は漫画よりその世界観が・・・。さすが異常快楽殺人の作者。人殺しのシーンのあと肉に齧り付く描写に、飲み込まれる。ラストはフィクションならではの素晴らしい余韻。 | ||||
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スタートから終始スリリングな展開で、読む手が止まりません。 登場人物の画も浮かぶし、料理は香りや温度まで感じられ、残酷なシーンはとてもカラフルです。 ストーリーは愛情が溢れ、本当に綺麗な物語と感じました。 | ||||
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平山夢明という作家を知ったのは、youtubeで。映画評論家町山智浩関連でキューブリックの対談の動画が上がっていて、観てみたら、なかなか面白く、笑えた。平山夢明のはじけっぷりがなかなかで面白い人だと感じ、調べてみたら、作家で本を書いているひとなので、気になり、読んでみました。ある女の子に起こった不幸な話です。前半のレストランにくるまでの流れは命がけな感じでハラハラさせられました。レストランの店主に助けられて(売られた)レストランで働くことになりますが。このレストランがまた、殺し屋限定のレストランだというのがなかなか面白く、前に働いていた子は接客の仕方が下手で殺し屋に殺されたらしいというのがぞくっとさせらました。ホラー作家ではあります。 緊張感ただようサスペンスかと思いきや、やってくる殺し屋はけっこうユニークで各話ごとにでてくるキャラクターの魅力で話が展開していく感じでした。もう少し面白い話ができると思いましたが。これはこれでありでした。個性的で面白い作品です。 | ||||
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食べ物を主軸とした小説は、読者に食べてみたいと思わせる表現ができるかというのが一つの基準であるとすれば、本書のボンベロのハンバーガーには強烈に惹かれました。 一方で、匂いや食感が刺激されるとすぐにグロい表現によって食欲が減滅させられる繰り返しは、後半若干飽きました。 とは言っても、完全に絶望的と思われる状況から、機転を利かすことによって未来を切り開くカナコのたくましさは羨ましく、しかしそれは生きることへの強い執着というよりただの偶然の積み重ねだという点は気持ち良く読めました。 | ||||
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文庫本にして521ページとそこそこの厚みがありますが、一日で読んでしまいました。 大藪春彦賞と日本冒険小説協会賞のダブル受賞も納得の、エンタメアクション映画(たとえばリュック・ベッソン監督の「レオン」など)を小説世界で再現したような勢いのある作品で、とても面白いです。 文庫版後書きの「読者に対してグウの音も出ないほど徹底的に小説世界に引きずり込み、窒息させるほど楽しませようとしている物語」を目指したとの著者の言葉どおり、ぐいぐいと読み進めさせられる力を持っています。 客が全員殺し屋という会員制のアメリカ式定食屋(ダイナー)で繰り広げられる、ユニークな殺し屋たちによる血みどろのグロイ場面に食欲減退かと思いきや、それはまったく逆で、読み進めるにつれ、益々食欲がわいてくる。 料理の天才と言われる店長ボンベロの造るハンバーガーのなんと旨そうなことか。 香ばしい肉の脂が焼ける匂いが文章から漂い、胃がキュッとなる。 平山夢明の作品は本作が初めてでしたが、バイオレンスでありながら、これだけ食欲をそそることができる文章に作者の力を感じ、他の作品も読んでみたいと思わせます。 | ||||
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殺し屋ばかりがやって来る不思議レストランで働くことになった女の子の話。 内容はいつもの平山節全開なので気軽に他人にはお薦めできないが、 グロ鬼畜ストーリーのなかにもハートフル要素が小さじ1杯ぐらい入っていたりして なかなかどうして悪くない。 メシ描写が素晴らしく、腹が減ってくる事請け合いなのでお菓子を用意しておくと良いかもしれない。 | ||||
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初っぱなからフルスピードで吹っ切ってくれるこの作品。クライマックスばりの濃さが繰り広げられているが飽くまでプロローグというサービスの良さ。手のひらサイズのずっしりとした重厚感と、表紙を彩る重量級バーガーからも、この小説が如何なるお味かが想定できようなものですね。後半の失踪感は読者に読後の達成感と寂しさをきちんと与えてくれます。 | ||||
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総じて言えばLEONのような仕上がり。 気になっていたグロ表現ですが、グロ耐性が無い私でもサクサク読めるほどエグい表現はありませんでした。 各登場人物の人間性が読み進める毎に明瞭になり、様々な感情が入り混じる。 文字でこれだけアクションを表現できる才能は流石だと思いました。 あとは、料理の素材の説明会がとても香ばしく、皆さん仰っているようにお腹が減る小説ですね 笑 人間色んな欲があると思いますが、是非何かが満たされない時に読んで下さい。 | ||||
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読み始めからの容赦ない暴力描写から始まり、舞台はどこか異国のような雰囲気漂うダイナーへ。 客が全て殺人鬼だという特異なダイナーにウエイトレスとして働くことになったオオバカナコと殺人鬼たちの物語ですが、個性豊かな殺人鬼たちの内、一人でも愛着が湧いてしまったら後はもうページを捲る手が止まりません。 嵐のように、けれど淡々と進んで行くストーリーに引き込まれ、あっという間に読破してしまいました。 物語に出てくるバーガーの如く分厚い内容ですが、ぺろりと読めてしまう素晴らしい作品でした。 | ||||
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あらすじや一部レビューを見て、とてもエグい小説を予想していましたが、読み始めるとしっかりとエンターテイメントの精神を感じるので驚きました。 容赦なく食欲を刺激してくる食べ物の描写や、思いの外有能な主人公に好感を持てて、面白く読めます。 終盤の展開に若干の陳腐さを感じましたが、おすすめの小説です。 | ||||
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少しずつ、物語に引き込まれていくストーリーテリング。 登場人物たちに感情移入されていく自分のページを捲る手が止まらない。 読まずに死ねるか。 いや、生きろ。 そして読め! | ||||
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長編ですが、とても面白く飽きさせない、そしてテンポのいい文章なので一気に読んでしまいました。 面白いだけじゃない、 中身もギュッギュ〜と濃密で読み終わった後は不思議な爽やかさと満足感で胸がいっぱいになりました。 続編は??続編はないの?! おかわりください!! グロいの苦手だからといって読まずにいるともったいないです。 夢中になれる読書体験をしたい方は勇気を出して、ぜひ。 | ||||
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自棄な気持ちからいかがわしい闇バイトに手を出し ヤクザにつかまって自分の墓穴を掘っているところから始まるという 平山夢明らしいめちゃくちゃで疾走感のある物語。 日本っぽいけど日本とは思えないような殺し屋たちの集うダイナーの光景は圧巻。 出てきてすぐに死ぬキャラまで含めて印象的でない人物が一人もいない。 日本語の限界を試すような暴力的な比喩からは物理的な圧力を感じるよう。まさに文圧。 そしてまた出てくる料理の美味そうなこと! ほとんどがハンバーガーだし、飲み物はバケツいっぱいのミルクシェーキだったりする 胸焼けのしそうなものばかりなのに、腹一杯に詰め込みたくなってしまう。 一部の展開が唐突だったり、前半に比べて後半の展開が急すぎたりと 構成の雑さを感じないわけでもないが そんなのは些細なものだと思わせてしまうパワーに満ち満ちている なんともロマンを感じるラストまで含めて 平山夢明の小説でも一番好きになった作品 | ||||
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単行本、文庫版と両方購入。 文庫版になる際の、かなりの加筆修正あり。 好みは分かれるかもしれないが、単行本の方がストーリーが通っているように思う。 ボンベロのハンバーガーは「…た、食べたい!」の一言。 カナコが羨ましい… | ||||
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イッキ読みできます。 グロいけれど、キャラクターの個性の魅力が際立っており、読み終わるのが淋しかったのです。 文章が壊れていますが、読んでいくにつれ慣れます。 私のような日々の日常に何の出来事もなく過ごしている人は良い刺激になるのではないでしょうか。 要するに面白いです。 | ||||
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登場する殺し屋たちはみないいきゃらくたーだし いいフレーズもあるね おもしろいですね 残酷な描写もいいかんじですね | ||||
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純粋なエンタメ本でここまで面白い作品は希有。 とにかくいつぶっ殺されるのか分からないので常にクライマックス。 平山作品の魅力の一つは、非現実っぽい話なのに、実は現実と地続きだということ。 ただ、世界の真っ黒な部分を巧みに抉り、洗練し、パッケージしている。 こんな場所が実際にあってもおかしくないと思わせるし、 実は近所にひっそりあったりしたら、ちょっと生きるのが嫌になる。 いや、むしろ逆か。 ただ、最後の展開だけはどうかな。 「ユニバーサル〜」で既にブーたれる一般読者層が平山夢明を見限ってるのが良かったw | ||||
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