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(短編集)
他人事
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他人事の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全61件 21~40 2/4ページ
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でも、中身はグロい。グロいし、ゲンナリ。これを読んで、どうなるか? 教えません。あなたも、読み終わった私のように、なってほしいので。 ああ、とりあえず明日も生きてみよう。 | ||||
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作品の全編に通底しているテーマは不条理な悪意や暴力 映画のファニーゲームの厭さに似ていると言えば通じる人には通じるでしょうか 作者は、喚起力のある文章と巧みな比喩で読者の頭に「絵」を描かせるのが非常にうまい 見たくも、想像したくもない、嫌な「絵」が次から次へと出てくる 文章だから、匂いや痛みまで鮮明に表現されて、目を閉じても、耳を塞いでも、いつまでも、嫌な「絵」が頭の中に残っている 映像よりも強烈なスプラッタ小説があるとは知りませんでした。ホラー映画より恐ろしい女の貌を文章で表現できることも こんな作品が書けるのはきっと平山先生だけでしょう | ||||
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平山先生の本で一番最初に読んだ一冊。 何度読んでも最高に刺激的。理不尽さがリアルで怖い。 | ||||
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今朝読み終えたばかりなのに、もう各話のタイトルも内容も忘れかけています。これは記憶力の問題もあるけど、自己防衛本能で脳が記憶を拒否しているせいではないかと思います。 著者の本では、「ダイナー」がぴかイチで、「デブを捨てに」とかもグロい中に救いがありましたが、これは本当に真っ黒の内容。よくこんなどす黒い毒を吐き出せますよねと、感心はしました。 知らない漫画家さんの解説が実に論理的でよかったです。 | ||||
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気色の悪い理不尽な話を読んで不快感や胸糞な気分に浸るには上出来な小説で、収録されている話もそういう意味では面白いと思う。然しながら、それはただの不愉快な理不尽話にすぎなくて、某大型掲示板に投稿されるような胸糞話以上の何者でもないと思う。いわゆる不条理文学のような深さもなければ、そこに見出される哲学もない。示唆することが無いかと言えばそうではないが、露骨に汚い描写や非現実的な設定などがそのことを考えるのを邪魔するので、読書層であろう中高生に問題意識を生むのには少々下手くそかと思う。場合によっては逆効果やもしれない。 実際これを読んだのは中学生の頃で、その頃は不愉快ではあったが面白く感じていたと思うが、「こんな事に会うのは嫌だなあ」という感想以上に思うところはあまりなかった。そして読解力の上がった大人になってからでは、内容があざといというか、やりすぎなもので、読んでも白けてしまうだけだろう。そしてその内容の浅いところを考えると、どうしても読むのであれば一度のみ読めば十分だ。 | ||||
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最高w クソすぎるw それに共感出来るのがマジでクソ。あらためて「(このクソさが自分にもあるんだよなぁ)」と思ってから「(なんか今の社会が出来上がってるのってスゴイな!!?)」と謎の感動が生まれる名作です。 | ||||
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内容が浅く怖くない。 シリアルキラーやC級スプラッタ映画への憧れが強くて既知感満載。驚きも恐怖もない。 「不愉快でしょ?」 「狂ってるでしょ?」と いちいちドヤ顔されてウンザリ。小粒。 傑作「異常快楽殺人」でみられたノンフィクションに平山テイストを散りばめて見世物小屋よろしく盛り上げたあのいちばんくわしいジャガーバックス的カタルシスはここにはありません。 | ||||
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これを絶賛する人と深い関係になれるでしょうか。 著者も絶賛する人もこのような場面に出くわしたら、同じ行いをするのだろう。と思いながら読むのが苦痛だった。 それを象徴するのが相模原の事件でしょう。犯人の考えに少なからず賛成する意見が見られた様子が、そのまんまこの本に反映されている。(もちろん事件は出版の後ですが) フィクションであれば出版が許されるのでしょうか。 絶歌のようにノンフィクションであれば出版停止になるのでしょうか。 ノンフィクションであればまた見解が変わるのでしょうか。 そうであれば、それこそ良識の想像力に乏しい方が絶賛するのでしょう。 何にしても子供達の目には触れさせたくない本です。 | ||||
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今までの作風から実話会談と思って購入、しかし内容は創作??という風に感じて興味の逸れた一冊になりました。がっかり残念。 | ||||
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まさにこの一冊は「理不尽」という言葉が似合う一冊です。 当人に非はないの拷問のような事をされながら殺される、そういう物語が詰め込まれた、 理不尽でグロくて、そして一遍読むごとにドッと疲れる短編集です。 読み終えてもスカッとする事はない、不快な気持ちが残り続けます。ですが、それもまた平山作品の面白みだと思います。 | ||||
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京極夏彦氏の「厭な小説」という、読んで字のごとくイヤな小説がありますが、 平山夢明氏が書いたこの本はそれのさらに斜め上をいく厭さを誇ります。 平山氏が書く小説の登場人物たちはゴミより軽い命なのが常ですが、 本作はそれが特に顕著だと思われます。 「他人事」 車が横転、転落して瀕死の重傷を負った家族のそばを 一人の男が通りかかる。 主人公は助けを求めるも、男は声だけで姿を一切見せず、 あまつさえなにかと理由をつけては主人公の願いを拒み続ける。 そうこうしているうちに娘も妻も死に絶えて……。 「倅解体」 家庭内暴力を繰り返す引きこもりの息子に悩まされ続けてきた老夫婦が、 ついに耐えかねて息子の殺害を計画するのだが……。 「おふくろと歯車」 義理の父親に虐待されているガールフレンドを命からがら救った主人公。 心身ともにボロボロで虫の息である彼女との逃避行の先に待つものは……。 「仔猫と天然ガス」 脚が不自由な一人暮らしの中年女性に理不尽極まりない暴力の嵐が突然降りかかる……。 ミヒャエル・ハネケ監督の超問題作である映画「ファニーゲーム」の平山夢明バージョン。 「人間失格」 重い病気で余命いくばくもないヒロインが一人の男性と出会い、 彼のやさしさに少しずつ惹かれていくが……。 かの太宰治の代表作とはなんの関係もない、まさにタイトルどおりの最低な物語。 これらを含んだ全部で14の胸くそ悪いエピソードが収録されています。 どの話も救いなどかけらもありません。 よくぞここまでひどい話をこんなに考えたものだと感心すら覚えます(褒めてます)。 星を5つつけておいてなんですが、平山氏のファンの方以外は、 絶対にこの本を読んではいけません。一生後悔しますよ……。 | ||||
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グロいけど、ささーっと読んじゃいました!面グロかったです!! | ||||
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引き込まれていくものとそうでないものがはっきりしていました。 他人同士の間に芽生える感情を無駄にしない作品には嬉しさを感じ、続きが気になる平山ワールドの描写がとても良かったです | ||||
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十四編収録。どれも短いので、他の短編集に比べると状況説明がほとんどなく、核の部分だけをむき出しで表現した感じだ。 いやあ、いいなあ。ある意味現役作家の中で最高だ。いや最低か。最低で最高だ。色とりどりの宝石箱のようだ、という表現は美しすぎるかな。 とんでもないオチにのけぞるのもあれば、逆転も転換もなく嫌なまま淡々と終わるのもある。 どれがそうかは書かないが、心が黒く染まる感じが気持ちいい。印象に残った作品をいくつか挙げると、 表題作は、事故で転倒した車の中の話。傍らの男が助けてくれないのはなぜだろう。夢に見るほど嫌な話だ。 『おふくろと歯車』DVオヤジ対若いカップル。世界一不快な純愛もの。 『仔猫と天然ガス』どんな話なのか、タイトルからは想像もできない。「不良が公園で仔猫を拾う」などという話が好きな人に読んでほしい。プロレス。 『恐怖症召還』これのみ少年漫画ぽくてカッコいい。と言ってもチンピラが身障者をいじめる話だから、少年誌には載せられないけど。 『しょっぱいBBQ』『虎の肉球は消音器』は、自虐的純文学風味の不条理小説とでもいうのか。新境地かも。 『クレイジーハニー』は萌え系スプラッター。歌がいい。 『人間失格』タイトルに偽りなし。太宰のアレより、ずっといい。 富樫義博の解説つき。「平山さんの小説が歓迎される世の中は、むしろ平和な証拠だ」。 自分の仕事は半端なくせに、いいこと言うじゃないか。お、私にも悪意が伝染したかな。 | ||||
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前にメルキオールの惨劇を読んで非常に面白かったので 今回この作品を読んでみました。 ですが ただただ暴力を振るうだけのモノもあり読んでいて不快でした。 平山さんの作品が好きな方でもこれは読み手を選ぶと思います。 | ||||
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1編目の「他人事」を読み終わった後「なんなんだろう、この味わったことの無いグロテスクで気味の悪い感じは…」といった感想を持っていた。 しかし、2つ3つと読み進めていくうちに、この普段味わうことのない不気味さであったり、無意味で不条理な暴力や、人間の見えない「黒い部分」を上手く描写している文章の虜になっていた。 最も衝撃をうけたのは「人間失格」のラスト2ページ。 是非、読んで頂きたい。 | ||||
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暴力をB級バカ映画っぽく書かせたら右に出るものはいない、平山先生の短編集第三弾。 個人的には『クレイジーハニー』の、慰安婦ロボットに実は○○させてた、という黒すぎる描写が気に入りました。 一般受けこそしないかもしれませんが、氏の短編集大好きです。 次も楽しみにしています。 | ||||
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万人受けしない残虐と不条理に塗れた豪華14編。平山夢明ワールドの集大成。 http://on-the-road.co/?p=836 | ||||
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この作家の本は初めて読みましたが、漫画家が解説を担当するだけあって文章が何処か漫画やライトノベルっぽい感じだなと思いました。 おそらく暴力親父やニートといった悪役達の言動があまりにも理不尽すぎてまるで化け物のようでリアリティが感じられなかったからだと思います。 表紙からもっと深刻な話を想像してたのですが、実際は笑ってしまう程のクズがたくさん出てきて読んでて不快を覚えると同時に何故か愉快にもなる、まるでどこまでも悪趣味な冗談がひたすら書かれてるような感じの本でした。 登場人物達の無関心さには、赤の他人が事故に遭ったり貧乏な暮らしに耐えてても大して気に留める事の無い現実の私達の在り方にも通ずる所が多々あり、周りの人々の痛みに鈍感な登場人物達がそれ故に制裁を受ける事になる話には考えさせられるものがありましたが、あまり重くて現実味のある話は期待しない方が良い本だと思います。 | ||||
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