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ぼくと、ぼくらの夏
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ぼくと、ぼくらの夏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 21~40 2/3ページ
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この本は、推理の形をかりた青春を歌った物語だと思う。高校生の男女を中心として、周りの関係者たちで、話が進んでいく・・・・・・。重い内容をさらりと進めて行くので、読み手によっては、配慮のない軽薄なイメージを与えてしまいかねなく、少し損な作品です。何とも言えない、青春の甘くて、切ない香りはこの作者ならではの持ち味です。大変読み易い本ですから、多くの人々に読んでほしい,傑作です。 | ||||
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タイトルが何となく良かったので、購入。内容もすごくよかった。ミステリーなのに、素敵な親子の会話で和み、時々「プッ」て吹き出すほど。高校生という、遥か昔の話なのに、違和感なく読めたのは、作者が同世代だったからかな。懐かしいような爽やかな読後感でした。 | ||||
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週刊文春 1988年 国内4位 第6回サントリーミステリー大賞読者賞 同級生の自殺の真相を追う戸川春一と酒井麻子。即席高校生探偵たちのひと夏の青春ミステリ。 ミステリとして読むと、どうも、どこかで聞いたようなストーリー。展開があらあら予想がついてしまうので合格点とはいいがたい。 資産家で刑事の(男やもめの)父をもつ春一。大物ヤクザ一家の娘 麻子。彼らや彼らを取り巻く人々ののキャラクタ設定や、彼らの恋の行方が見所なんだろう。自身を傲慢と評する春一のへらず口一歩手前のセリフや、麻子のツンケンした中に見せる可愛さが、読者の共感をよぶのかもしれない。 もっとも、モテ男の春一と、容姿端麗な麻子に対して自己を投影するのはちょっと厳しい。ノスタルジックな感慨というより、青春の奇麗な上澄み液を味わったようだ。ミステリ要素を除いていくと、あだち充さんの諸作品に近似していく。 面白く読ませていただいたのだが、この作品が好きだと公言するのは、年齢的にちょっと気恥ずかしくはある。道具立ては時代を感じさせるが、ストーリーそのものは青春小説(この語彙も恥ずかしい)としての輝きを失ってはいない。好き嫌いはどこに重点を置くかで決まってくると思う。 | ||||
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毎年、夏の終わりになると読みたくなる作品です。 いつ読んでも、何度読んでも、ここで描かれている青春は色あせることがありません。 こんなミステリアスで、コミカルで、オシャレな青春小説にはもう出会えないかも。 読み終わって、主人公たちのその後が気になって、勝手に妄想してしまう――それくらい大好きな作品です。 | ||||
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毎年、夏の終わりになると読みたくなる作品です。 いつ読んでも、何度読んでも、ここで描かれている青春は色あせることがありません。 こんなミステリアスで、コミカルで、オシャレな青春小説にはもう出会えないかも。 読み終わって、主人公たちのその後が気になって、勝手に妄想してしまう――それくらい大好きな作品です。 | ||||
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リアリティに欠ける。主人公やら担任やら父親やら母親やら元カノやら彼女やら彼女の友達やら被害者やら のほとんどが美人(イケメン)という謎設定。どんな世界だよ。高2が普通に酒、タバコ。まぁ昨今そんなもんだけど、これはやり過ぎ。特に主人公がimpracticalここまでが批判。やっぱり、評価4にするには相応の理由がある。タイトルにもあるように描写の巧み。これが、醍醐味。文に引き込まれる。テンポも良い。読んでいて気分が良い。小気味好い会話も◎それに主人公のimpracticalさやあまり多くを語らず、内に思いを秘めるあたりに戯言シリーズの主人公を思い出した。impracticalさは+要素でもある。高2という微妙な年頃の少年、少女の成長物語。青春ミステリーの金字塔である。是非ご賞味あれ。 | ||||
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一人称の軽快な語り口調で進んでいく物語にいつのまにか引き込まれていた。主人公とヒロインの距離感が素敵だ。僕が高校生だった頃の、あの夏の空のことを、あの日差しの強さを思い出した。 | ||||
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一人称の軽快な語り口調で進んでいく物語にいつのまにか引き込まれていた。主人公とヒロインの距離感が素敵だ。僕が高校生だった頃の、あの夏の空のことを、あの日差しの強さを思い出した。 | ||||
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新装版で復活したのですね。 樋口有介という作家と初めて出会ったのがこの小説でした。 青春ミステリー小説でありながら、少しハードボイルドな雰囲気が最高ですね。 樋口有介の小説にある意味共通する、独特の雰囲気はデビュー作のこの頃から変わらず、大好きな作者さんです。 少し大人びた高校生の主人公に共感しました。 洒落た会話に、少しほろ苦い結末。 このから私の樋口有介氏の小説探しが始まりました。 最近ではどんどん復刊され、嬉しい限りです。 | ||||
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物語の舞台となっている、調布や府中を少し知っているので身近に感じられたのが良かった。 携帯もパソコンも無い『昭和』も良いですね。 ただ主人公はもうちょっと高校生っぽい方が良かったと思う。 事件の真相は・・・、ありえない。残念。 | ||||
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親が絶賛してたので読んでみました。 「ぼくと、ぼくらの夏」という魅力的なタイトルに青春とミステリーを合わせた物語だと聞いて、私は田舎的な場所で少年たちが犯罪と遭遇しながら成長するのかと想像してましたが、主人公は17歳で(不良ではないのに)バイクやたばこを自然に使ってるのが驚きました。 私も高2で主人公と一緒なんですが自分でも青春がなんなのか知らず、せっかく読んだので評価をつけたいんですが正直んーと思ってしまいました。 読み終わった後どこがどうだったとか細かく突っつくのは嫌いなんですが、この本は同級生の女の子が自殺するところから始まります。これだけでも想像力が膨らみます。 飛び降り自殺なんですが、靴を脱いでいるのをみて時代遅れで今の高校生らしくないと指摘するわけですが、私には普通じゃないかなと感じました。 自殺に流行があるのかしりませんが、私自身が堅物で時代に乗り遅れてるかなーとか、実際おれも青春に飢えて求めているわけで。 ヒロインはポニーテールですがここ何年間は一人も見てないことに気がついた。おかげでヒロインの女の子が想像できなったのは残念でした(これは読む人の問題だと思います)。 ミステリー面はオブラートに包みますが驚愕の展開ってわけでもなくミステリーしてます。 この点について私は、ただの犯罪捜査ではなく年頃の少年少女の敏感で複雑な精神面に焦点をあてて、なんで人が死ぬことになったのかとか、いっそ犯人という存在はいらなくて(誰が犯人だったとしても)、ただ人が死ぬということについて主人公たちがどう見つめるのかが「青春とミステリー」だと思うわけです。この点で私の予想と反していたというのが正直な感想です。 映画でいうと禁じられた遊びの感じです。 見返してみて私は批判してるつもりはないんですが、星3の理由を説明するために理由を詳しく考察した結果です。 面白かったのは、女の子の「あれ」についてちゃんと避けて通らずに書いてあったことです。新鮮な感じを覚えました。 | ||||
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読んだのが夏で良かった COOLで古さを感じさせない 開高健がかるみがしなやかと評したのに頷いた。 過程が楽しかったので好きです。 | ||||
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恋愛・ミステリ・2つが折りなす作品だが、 途中まで恋愛色が強く、後半最後(事件の全貌が明らかになった後) で恋愛にはノータッチで終了とは中途半端だ。 後日談があってもいい構成だろう。 話自体は読みやすい・父親と主人公―主人公と麻子の会話の掛け合いも テンポがよくて面白く、噴出すこともあった。 ベタな題材で、ベタな動機、面白くないというわけではないが、 格段に面白いというわけではない。 事件とは関係ない地の文や会話が面白かっただけに残念だ。★3・5 | ||||
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文春単行本(1988年)→文春文庫(1991年)→本書。 1991年の文春文庫版を、全面改稿したのが本書である。 もともと第6回サントリーミステリー大賞の読者賞を受けたもの。このときは大賞を逃しているわけだが、おそらくストーリーがあまりにもありふれていたからだろう。この真相では、ちょっとまともに評価する気にならない。 むしろ、本書の価値は文体と女性の描き方にある。 文体は、かなり1991年版に比べて直したのだろうと思う。樋口氏の昔の文体は、あまりにもハードボイルドっぽすぎた。それが本書では、くさいというほどではない、でもロマンチックなものとなっている。読みやすいし、引き込まれる。 男性から見て魅力的な女性を描く、けれども女性の恐ろしいところも示してみせるというのも、著者の一貫したテーマだ。この点に関しては、比類のない腕前だ。だまされていると分かっていながらも、ヒロインに恋をしてしまう。 処女作でありながら、いかにもという一冊であった。 | ||||
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夏が詰め込まれているように感じます。あの独特の気分の高揚、気だるさ。 いつまでも鳴き止まない蝉の声によって完全に捕まえられたあの空気感が全編に漂っている。やっぱり夏に読んでほしいです。この作品にこめられる「夏」を肌で感じられるから。 それと、洒脱の効いた会話がすばらしい。タイトルの台詞が出てきた場面など、何箇所か爆笑してしまいました。 | ||||
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すっと世界に入っていて、変な癖も無い物語に最後まで楽しませていただきました。 青春ミステリー。登場する高校生たちがとても自然体なのが印象的。 青いわけでもないし、かといって落ち着いているわけでもない。 高校生時代ってなんとも言えない空気があって、その空気が見事に漂っていて心地よかったです。 今時の高校生たちにも一度手にとって見てもらいたい。 何か感じるものがあるといいかな。 | ||||
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すっと世界に入っていて、変な癖も無い物語に最後まで楽しませていただきました。 青春ミステリー。登場する高校生たちがとても自然体なのが印象的。 青いわけでもないし、かといって落ち着いているわけでもない。 高校生時代ってなんとも言えない空気があって、その空気が見事に漂っていて心地よかったです。 今時の高校生たちにも一度手にとって見てもらいたい。 何か感じるものがあるといいかな。 | ||||
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何となくダラダラと過ごしている毎日。 そんな夏休みのある日、同級生の女の子が死んだという情報が入ります。 クラスメイトの春一と麻子は、亡くなった女の子、訓子のことを調べ始めます。 警察は自殺と断定し、家族は事件にふれてほしくない様子。 大人たちの都合で振り回されるのはおかしいと思い、反抗し始めます。 調べていくうちに、“真実を知りたい”という気持ちと“真実を調べることで周りを不幸にしているのでは”という気持ちで揺れ動いていきます。 そして、周囲に迷惑をかけて、ふさぎ込みます。 でも、人とは、その繰り返しで成長していくものだと思います。 読み終えた時、自分の中で何かが変わり始めるのを感じます。 | ||||
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はじめて読んだ作家ですが、 おもしろかったです。 合理的な推理がしっかりあり、 すべて、出ています。 ある程度読者にも推理が楽しめるように書かれていて、 最後にどんでん返しが用意されている。 高校生を主人公にすると、 どうしても、大人びてしまう。 ま、しょうがいないのかなぁ。 同級生が自殺した。 状況証拠はすべて揃っているのに、 なぜか違和感を感じる。 納得のいくところまで、 調べてみよう。 刑事の男と、やくざの組長の女。 二人は昔、恋に落ちていた。 そのそれぞれの息子と、 娘が、また、恋に落ちていた。 そんな中、 今度は同級生は交通事故にあう。 偶然とは思えない、タイミング。 その死んだ同級生は、 事件の鍵を握る人物だった。 事件の真相には、 意外な事実が隠されていた。 まだ、 携帯も、メールもない頃、 暑い、暑いひと夏の、 大事件だった・・・。 | ||||
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新装版で復活しているのを見て、思わず買ってしまった。 久しぶりに読んでも、やっぱりいい。ミステリーをダシに、言葉がすれちがいながらも、少しずつ近づいていく少年と少女を描いた青春小説。「初恋」って、いいなぁ。 | ||||
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