匣の中の失楽

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評判

匣の中の失楽の評価:

4.00/5点 レビュー 49件。 B ランク

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平均点4.00pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全87件 41〜60 3/5ページ
No.47
(4pt)

もうひとつの謎は、謎のまま?

傑作ではあるが、小説の中の小説の解決がなく、なんかすっきりしないのです。
匣の中の失楽 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (双葉文庫)より
4575508470
No.46
(4pt)

もうひとつの謎は、謎のまま?

傑作ではあるが、小説の中の小説の解決がなく、なんかすっきりしないのです。
匣の中の失楽 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (講談社ノベルス)より
4061815873
No.45
(4pt)

本当は星3.5にしたい…

どちらが本筋かしばらくわからない作中作で、不連続線を表現しているのかと感じました…全体的な雰囲気として『虚無への供物』に対する意識はビンビン来ます…が、『虚無への供物』の方が混沌としているが、美しいと思います。

4大奇書と評される作品かは、人それぞれでしょうが、自分としては、『ドグラ・マグラ』『黒死館殺人事件』『虚無への供物』の3大奇書とは並べたくないと思います。

しかし、若干22歳で書き上げたと言われれば驚きしかありません。

作中で作中作を書いてる少年は15歳ですから、どんな頭の15歳やねんってのが一番の感想です。

若干22歳で書き上げた点、読書を惑わす作中作の点では、星5にしたいですが、『虚無への供物』へのオマージュと言われれば、『虚無への供物』の妖しい美しさを差し引いて、星3.5かな〜
匣の中の失楽 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (双葉文庫)より
4575508470
No.44
(4pt)

本当は星3.5にしたい…

どちらが本筋かしばらくわからない作中作で、不連続線を表現しているのかと感じました…全体的な雰囲気として『虚無への供物』に対する意識はビンビン来ます…が、『虚無への供物』の方が混沌としているが、美しいと思います。

4大奇書と評される作品かは、人それぞれでしょうが、自分としては、『ドグラ・マグラ』『黒死館殺人事件』『虚無への供物』の3大奇書とは並べたくないと思います。

しかし、若干22歳で書き上げたと言われれば驚きしかありません。

作中で作中作を書いてる少年は15歳ですから、どんな頭の15歳やねんってのが一番の感想です。

若干22歳で書き上げた点、読書を惑わす作中作の点では、星5にしたいですが、『虚無への供物』へのオマージュと言われれば、『虚無への供物』の妖しい美しさを差し引いて、星3.5かな〜
匣の中の失楽 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (講談社ノベルス)より
4061815873
No.43
(5pt)

不思議な感じ

なにが現実なのか、なにがフィクションなのかわからなくなる不思議な感覚。
読み終わってから(悪い意味ではなく)もやっとした気持ちがのこります。
匣の中の失楽 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (双葉文庫)より
4575508470
No.42
(5pt)

不思議な感じ

なにが現実なのか、なにがフィクションなのかわからなくなる不思議な感覚。
読み終わってから(悪い意味ではなく)もやっとした気持ちがのこります。
匣の中の失楽 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (講談社ノベルス)より
4061815873
No.41
(5pt)

匣の中の失楽

難解だが読み切ったときの充実感は、何者にも代え難いものでした。迷宮に入った自分が自分でないようなそんな心にゆさぶりを書ける作品でした。長編なので読み耽る時間が欲しいとおもいました。
匣の中の失楽 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (双葉文庫)より
4575508470
No.40
(5pt)

匣の中の失楽

難解だが読み切ったときの充実感は、何者にも代え難いものでした。迷宮に入った自分が自分でないようなそんな心にゆさぶりを書ける作品でした。長編なので読み耽る時間が欲しいとおもいました。
匣の中の失楽 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (講談社ノベルス)より
4061815873
No.39
(3pt)

奇書と騙られた凡作

竹本健治(1954-)処女長編ミステリ、1978年作。

現実内虚構たる本小説の中では、虚構内現実(小説内現実)と虚構内虚構(小説内小説)とが合せ鏡の相互干渉でその区分・階層構造が攪乱される。その機制自体が本書の最大の特徴と云えるだろう。

"「ハハン、しかし、実際には何も知らない読者としてこの小説を読むなら、それこそこの小説に描かれたふたつのストーリーのどちらが現実か、という点から考えねばならんことになるぜ」"

ここで云う小説とは、小説内小説のことか、現実内小説のことか。読者とは、小説内読者たる登場人物たちのことか、現実の読者たる我々のことか。虚構の中の現実にとっての虚構か、現実の中の虚構にとっての現実か。meta-level/object-level の攪乱が読む者を眩惑させる。

然し、それだけと云ってしまえば、それだけなのだ。本作で当該機制は、物語の仕掛け以上にはみ出たものとはなっていないと云っていいのではないか。

現実/虚構の区分けの最たるものは、読者/小説のそれではないか。ところで、現実内現実(読者)/現実内虚構(小説)という、謂わば超越論的とも呼ぶべき隔絶そのものが、この作品の中に呑み込まれ無効化されてしまっているなどということは、全くない。虚構は現実の中で実に大人しく、遊戯的装置以上のものではない。そうであるならば、メタ・フィクションなど無意味ではないか。読者/小説の間に在る自己関係的機制を現出させることこそ、メタ・フィクションの意義であり存在理由であると私は思っている。『虚無への供物』という小説=現実内虚構は、確実に現実の読者の側に迫り出してきていたと云っていい。超越論が内在を食い破って我々に訴え出てきた。そして実はこのこと自体が、まさに、超越論の内在化なのであり、自己関係的機制というものなのだ。その創出に、本作は完璧に失敗している、或いは初めから企図されていない。この点こそが、本作がそのオマージュとされている中井英夫の傑作との決定的な差異だ。

そしてそれ故にこそ、本作には『虚無への供物』がもつ時代精神への批評性も一切無い。

本作が『虚無への供物』と並び称されるほどの作品であるとは決して思えない。三大奇書に続く第四の奇書と称されることもあるようだが、そもそも奇書の名に値するほどの代物とも思えない。小説としても際立って面白いわけではない。
匣の中の失楽 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (双葉文庫)より
4575508470
No.38
(3pt)

奇書と騙られた凡作

竹本健治(1954-)処女長編ミステリ、1978年作。

現実内虚構たる本小説の中では、虚構内現実(小説内現実)と虚構内虚構(小説内小説)とが合せ鏡の相互干渉でその区分・階層構造が攪乱される。その機制自体が本書の最大の特徴と云えるだろう。

"「ハハン、しかし、実際には何も知らない読者としてこの小説を読むなら、それこそこの小説に描かれたふたつのストーリーのどちらが現実か、という点から考えねばならんことになるぜ」"

ここで云う小説とは、小説内小説のことか、現実内小説のことか。読者とは、小説内読者たる登場人物たちのことか、現実の読者たる我々のことか。虚構の中の現実にとっての虚構か、現実の中の虚構にとっての現実か。meta-level/object-level の攪乱が読む者を眩惑させる。

然し、それだけと云ってしまえば、それだけなのだ。本作で当該機制は、物語の仕掛け以上にはみ出たものとはなっていないと云っていいのではないか。

現実/虚構の区分けの最たるものは、読者/小説のそれではないか。ところで、現実内現実(読者)/現実内虚構(小説)という、謂わば超越論的とも呼ぶべき隔絶そのものが、この作品の中に呑み込まれ無効化されてしまっているなどということは、全くない。虚構は現実の中で実に大人しく、遊戯的装置以上のものではない。そうであるならば、メタ・フィクションなど無意味ではないか。読者/小説の間に在る自己関係的機制を現出させることこそ、メタ・フィクションの意義であり存在理由であると私は思っている。『虚無への供物』という小説=現実内虚構は、確実に現実の読者の側に迫り出してきていたと云っていい。超越論が内在を食い破って我々に訴え出てきた。そして実はこのこと自体が、まさに、超越論の内在化なのであり、自己関係的機制というものなのだ。その創出に、本作は完璧に失敗している、或いは初めから企図されていない。この点こそが、本作がそのオマージュとされている中井英夫の傑作との決定的な差異だ。

そしてそれ故にこそ、本作には『虚無への供物』がもつ時代精神への批評性も一切無い。

本作が『虚無への供物』と並び称されるほどの作品であるとは決して思えない。三大奇書に続く第四の奇書と称されることもあるようだが、そもそも奇書の名に値するほどの代物とも思えない。小説としても際立って面白いわけではない。
匣の中の失楽 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (講談社ノベルス)より
4061815873
No.37
(5pt)

これはスゴイかも…

私はほとんどミステリーは読まないで生きてきた。故に他の作品とは比較出来ない。しかし、この作品はスゴイと思う。 何が現実で何が作中小説なのか?章が変わる度にヤラレた〜と思わされてしまった。作者はかなりの博学です。文章の格調も高い。 異次元世界のさらに異次元に連れて行かれました。
匣の中の失楽 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (双葉文庫)より
4575508470
No.36
(5pt)

これはスゴイかも…

私はほとんどミステリーは読まないで生きてきた。故に他の作品とは比較出来ない。しかし、この作品はスゴイと思う。 何が現実で何が作中小説なのか?章が変わる度にヤラレた〜と思わされてしまった。作者はかなりの博学です。文章の格調も高い。 異次元世界のさらに異次元に連れて行かれました。
匣の中の失楽 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (講談社ノベルス)より
4061815873
No.35
(5pt)

この面白さは読まないとわからない

大雑把に内容を書くと
 ・事件が起きた
 ・登場人物たちが推理した
 ・誰が(犯人)、何で(動機)、どうやって(トリック)やったかが解る
(大雑把過ぎですね)

そして読んだあとにふと思う。「何が起きたんだ?」と。

ごく稀に犯人や動機、トリックを説明しないまま終わる作品はあるが、どんな事件が起きたかが解らない推理小説はないと思う。(「虚無への供物」でも少なくとも事件の内容はわかりました)

読み直すほど、どんな事件が起きたのか解らなくなる。
これは読まないと説明できない感覚。
匣の中の失楽 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (双葉文庫)より
4575508470
No.34
(5pt)

この面白さは読まないとわからない

大雑把に内容を書くと
 ・事件が起きた
 ・登場人物たちが推理した
 ・誰が(犯人)、何で(動機)、どうやって(トリック)やったかが解る
(大雑把過ぎですね)

そして読んだあとにふと思う。「何が起きたんだ?」と。

ごく稀に犯人や動機、トリックを説明しないまま終わる作品はあるが、どんな事件が起きたかが解らない推理小説はないと思う。(「虚無への供物」でも少なくとも事件の内容はわかりました)

読み直すほど、どんな事件が起きたのか解らなくなる。
これは読まないと説明できない感覚。
匣の中の失楽 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (講談社ノベルス)より
4061815873
No.33
(5pt)

良品です

海外でも評価されているという日本の推理小説と聞き、すぐに欲しくなり注文しました。迅速に届いて本も新品同様で満足!
匣の中の失楽 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (双葉文庫)より
4575508470
No.32
(5pt)

良品です

海外でも評価されているという日本の推理小説と聞き、すぐに欲しくなり注文しました。迅速に届いて本も新品同様で満足!
匣の中の失楽 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (講談社ノベルス)より
4061815873
No.31
(5pt)

紹介文に齟齬あり

>出版社/著者からの内容紹介
>探偵小説狂の仲間うちで黒魔術師と綽名されていた曳間が殺害された。
>しかも友人のナイルズが現在進行形で書いている実名小説が予言した通りに……。
>弱冠22歳の青年が書いたこの処女作は伝説の名著となった。
>巻末には綾辻行人との対談、また秘蔵の創作ノートも同時収録。
>--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

この紹介は双葉文庫版のものです
講談社文庫版のものではありませんので、うっかり注文なさいませんように

講談社文庫版の松山俊太郎氏の解説も「ものすごい」ので、テキスト的には貴重ですから、古書ででもぜひお手元に!

作品自体は5点満点です 
初出の幻影城ハードカバー版が出てすぐに読んで、この講談社文庫版を2回読みました
次は双葉文庫版で読もうと思います
何度読んでも「くらくら」する傑作です
匣の中の失楽 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (講談社ノベルス)より
4061815873
No.30
(5pt)

紹介文に齟齬あり

>出版社/著者からの内容紹介
>探偵小説狂の仲間うちで黒魔術師と綽名されていた曳間が殺害された。
>しかも友人のナイルズが現在進行形で書いている実名小説が予言した通りに……。
>弱冠22歳の青年が書いたこの処女作は伝説の名著となった。
>巻末には綾辻行人との対談、また秘蔵の創作ノートも同時収録。
>--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

この紹介は双葉文庫版のものです
講談社文庫版のものではありませんので、うっかり注文なさいませんように

講談社文庫版の松山俊太郎氏の解説も「ものすごい」ので、テキスト的には貴重ですから、古書ででもぜひお手元に!

作品自体は5点満点です 
初出の幻影城ハードカバー版が出てすぐに読んで、この講談社文庫版を2回読みました
次は双葉文庫版で読もうと思います
何度読んでも「くらくら」する傑作です
匣の中の失楽 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (双葉文庫)より
4575508470
No.29
(5pt)

霧の中の迷宮への誘い

本書は竹本健治の処女作であり、おそらく現在のところ最高傑作であろう。
本格ミステリにチャレンジして、一応ミステリとしての形をなしている。
ミステリ好きによるミステリ好きのための作品といえる。
もちろん「幻影城」連載作品だから、当然であろう。

「黒死館」や「虚無」を彷彿とさせるようなペダントリィが満載だが、それもけして難解なものばかりではない。
難解なのは本書の構成であり、どこに真実が有るのかに、読者はとまどうわけである。
著者の目的はこの読者を迷わせるところにあり、本来ならもっときれいに着地するはずだったのであろう。
それがこのような形になった背景はもちろんあるのだろうが、それも含めて著者の意図を読み解くことが、本書の最大の面白さであろう。

ストーリーの表面上の解決がつく分、ミステリとしてのストーリーの厚みはそれほどない。
しかし、それを補ってあまりある先達へのチャレンジ精神という、若さだけが持ち得る熱気が満ちあふれている。
私の初読は作中人物たちと同年配のときであり、連載をリアルタイムで読んだのち、幻影城刊行のハードカバーを熱病に罹ったような気分で読んだことを覚えている。
講談社文庫版は何度か読み直し、その年代ごとに感じるものがある。
特に現在は、登場する若者達すべてに対して、とても暖かい目で見ることができる分、各人の心理的な動きに対する著者の配慮を楽しむことができた。

さまざまな年代の人に読んでほしい作品であるが、特に作中人物たちと同年配の若者達には、ぜひ一度この迷宮に立ち入ってほしいと思う。
ただし、著者の意図した真実は、作中人物と同じように霧の中を彷徨っているのである。
匣の中の失楽 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (双葉文庫)より
4575508470
No.28
(5pt)

霧の中の迷宮への誘い

本書は竹本健治の処女作であり、おそらく現在のところ最高傑作であろう。
本格ミステリにチャレンジして、一応ミステリとしての形をなしている。
ミステリ好きによるミステリ好きのための作品といえる。
もちろん「幻影城」連載作品だから、当然であろう。

「黒死館」や「虚無」を彷彿とさせるようなペダントリィが満載だが、それもけして難解なものばかりではない。
難解なのは本書の構成であり、どこに真実が有るのかに、読者はとまどうわけである。
著者の目的はこの読者を迷わせるところにあり、本来ならもっときれいに着地するはずだったのであろう。
それがこのような形になった背景はもちろんあるのだろうが、それも含めて著者の意図を読み解くことが、本書の最大の面白さであろう。

ストーリーの表面上の解決がつく分、ミステリとしてのストーリーの厚みはそれほどない。
しかし、それを補ってあまりある先達へのチャレンジ精神という、若さだけが持ち得る熱気が満ちあふれている。
私の初読は作中人物たちと同年配のときであり、連載をリアルタイムで読んだのち、幻影城刊行のハードカバーを熱病に罹ったような気分で読んだことを覚えている。
講談社文庫版は何度か読み直し、その年代ごとに感じるものがある。
特に現在は、登場する若者達すべてに対して、とても暖かい目で見ることができる分、各人の心理的な動きに対する著者の配慮を楽しむことができた。

さまざまな年代の人に読んでほしい作品であるが、特に作中人物たちと同年配の若者達には、ぜひ一度この迷宮に立ち入ってほしいと思う。
ただし、著者の意図した真実は、作中人物と同じように霧の中を彷徨っているのである。
匣の中の失楽 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 匣の中の失楽 (講談社ノベルス)より
4061815873